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 ■ パドックと馬体重

 パドックでの馬の直前の気配、調子、出来などの判断は非常に難しく、こうすれば良いという指針も特にありません。 とにかく、パドックで馬を見るということが出来るには、経験が非常に大きなウエイトをしめます。気長に勉強しましょう。(笑)

 ただ、追いかけている馬がいる場合は別です。いつも同じ馬をみているなら、その馬が走った時や、そうでなかった時のパドックでの様子は記憶しているでしょう。それは大きな武器なので多いに利用してください。ただ必ずしも、走ったり走らなかったりした原因が調子のみだったとは断定できないことも頭にいれておいてください。

 パドックでの相馬眼を養うには非常に時間をかけ、経験が必要です。さらにいうなら、日頃から馬に接している人間でない限り、会得するのはほぼ不可能に近いともいえるでしょう。

 しかし、馬体重は数字で表れます。我々のような普通の人が判断できるのはこのあたりが限界なんじゃないかなと思います。馬体の大きな増減は必須チェック項目と言えるでしょう。特にしばらく休みがあった休養馬がどのくらいの仕上がりで出てきたかを知るには馬体重は格好の目安となるでしょう。

 馬体重の影響は馬によって様々です。基本的には10キロ以内の増減は気にしなくてもいいといえますが、例えば、前走ギリギリまで絞っていた馬のマイナス2キロと、関東、関西の遠征後のマイナス2キロとは大きく意味が違います。

 適性馬体重を知るには過去の馬柱から判断するしかありませんが、新聞、予想、厩舎のコメントからなどからも、そのヒント(増えた方がよいのか、減った方がよいのか)は得られるはずです。

 このように、パドックでは判断不可能だった、その厩舎の本気度、馬の仕上がり、馬の調子を馬体重から、ある程度は判断することができます。


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