2016年11月のエントリー 一覧

2016/11/27 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り
  • 稍重
    見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 キタサンブラック 牡4 57.0 武豊
1 02   ビッシュ 牝3 53.0 幸英明
2 03 ゴールドアクター 牡5 57.0 吉田隼人
2 04 ルージュバック 牝4 55.0 戸崎圭太
3 05   イキートス 牡4 57.0 ファーガ
3 06   ラストインパクト 牡6 57.0 川田将雅
4 07   ワンアンドオンリー 牡5 57.0 田辺裕信
4 08   イラプト 牡4 57.0 ブドー
5 09 ディーマジェスティ 牡3 55.0 蛯名正義
5 10   トーセンバジル 牡4 57.0 内田博幸
6 11   フェイムゲーム セ6 57.0 北村宏司
6 12 サウンズオブアース 牡5 57.0 M.デムーロ
7 13   ヒットザターゲット 牡8 57.0 小牧太
7 14 レインボーライン 牡3 55.0 ルメール
8 15   ナイトフラワー 牝4 55.0 シュタル
8 16 リアルスティール 牡4 57.0 ムーア
8 17 シュヴァルグラン 牡4 57.0 福永祐一
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
内枠から押し出され気味の01が作るスローペース。直線の上がりの競馬が濃厚。
信頼度
C
上位拮抗
有力各馬の実力の差は紙一重。上がりがかかるか、瞬発力勝負かの展開ひとつで結果も大きく変わりそう。
予想本文 

~ 大ポカ注意 ~
 好メンバーが揃った今年ジャパンカップ。主力上位の選択に非常に迷いが生じる混戦模様を呈する。特に堅実な安定勢力でありながら、キタサンブラックのダービー、ゴールドアクターの天皇賞・春、リアルスティールの安田記念と、揃って大ポカをやらかしてる過去があるだけに今ひとつ全幅の信頼を置けないのがその理由か。

 主力互角の難しい一戦だが、リアルスティールに賭けてみる。気難しい馬だけに2400mは正直不安があるし、外枠も歓迎材料とは言えない。ただ、菊花賞2着の実績があるように、うまく折り合いさえつけば、この距離が長いということはないはず。安田記念の大敗こそあるが、常にG1で安定した実績で、ぶっつけで臨んだ前走は人気薄でもしっかり2着をキープ。当然今回の状態はさらなる上積みがあり、海外G1を勝ったコンビで悲願の国内G1をゲットできるか。

 菊花賞3着後、条件級から破竹の勢いで有馬記念まで獲ったゴールドアクターの強さと成長力には脱帽するしかない。天皇賞・春でのまさかの大敗があったものの、いくつかの不利があったことは事実だし、それを除けば負け知らず。今は現役最強馬といっていい位置にいる。中山巧者のイメージが強いが、昨年のアルゼンチン共和国杯勝ちがあり、父はこのレースの勝ち馬。特に気にする必要もないだろう。当日天候が微妙なため、重馬場実績がある点も心強い。

 今回のレースはキタサンブラックが作るといっても過言ではないだろう。ここのところ1枠を良く引き、その都度勝利しているだけに、今回も心強い。逃げても後続馬と変わらぬ脚色を使い、加えて差し返す勝負根性を持つ点がこの馬の素晴らしいところ。その点が大敗なく安定した成績に結びついている。連軸としては理想的なのだが、周囲にその特性がバレている状態で東京2400mで目標にされる点では少々不安もある。また、京都大賞典が僅差だったことも気になるが、叩いての上積みは大きそうで、その点で相殺したい。

 前走、京都大賞典ではその脚色が目立ったサウンズオブアース。キタサンブラック、ゴールドアクターらとはすでに勝負付けが済んだ印象を持っていたが、この前走内容でその評価を改めた。引き続き、M.デムーロ騎手をヤネに迎え、一叩きされ、その状態も更に上向くとあらば、その期待は大きく膨らむ。

 菊花賞では4着と人気には応えることのできなかったディーマジェスティだが、その高い実力は未だ健在。初の古馬との対戦となるが、最強世代といわれた3強の一角。何ら臆する所はなく、加えて斤量差も味方する。長く良い脚を使うタイプのため、スローからの瞬発力には分が悪いが、東京コースとキタサンが引く流れなら、そこまで極端にもならないだろう。

 宝塚記念こそ9着も、こちらもずっと堅実なレース振りのシュバルグラン。特に前走アルゼンチン共和国杯では、スローの上がり勝負で33秒台キレを見せたことが大きい。大外枠は痛いが、ここも好勝負が期待できる。

 札幌記念の1、2着馬のその後の活躍を見ると、レインボーラインの菊花賞2着は大いに頷ける結果。ルメール騎手への鞍上強化で3歳は3強だけではないところを見せつける良いチャンスが巡ってきた。

 近年はなぜかジャパンカップは牝馬が勝っている。それはスローの瞬発力勝負の傾向と連動していると言ってもいいだろう。ならば前走大敗したとはいえ、ルージュバックは見直すべき。特に東京コースでは警戒すべき怖い存在。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

16
→03,01,12,09,17,14,04
(42点)
2着ながし:
16
→03,01,12,09,17,14,04
(42点)
 実力均衡のメンバーが揃い、加えて海外参戦馬という不確定要素も加わり、非常に難しいレースとなった。キタサン、ゴールド、リアルあたりは実績的には申し分ないが、今ひとつ信用しきれない面もある。これらの優劣をつけることは難しく、展開一つといったところ。思わぬ伏兵の可能性も潜んでおり、軸馬一頭を決めて、そこから流したい。その中では人気面も多少考慮し、リアルスティールを抜擢する。3連単1着流しで勝負。
2016年11月20日(日) / 京都 1600m 芝・右 外 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[8] 16  ☆ ミッキーアイル   牡5 57 浜 中  1:33.1  3
2[4] 8  ○ イスラボニータ   牡5 57 ルメー  アタマ  2
3[7] 15  △ ネオリアリズム   牡5 57 ムーア  3/4     7
4[3] 6     ダノンシャーク   牡8 57 松 山  3/4     14
5[1] 2  ◎ サトノアラジン   牡5 57 川 田  アタマ  1
6[4] 7  ▲ フィエロ      牡7 57 戸 崎  ハナ    5
7[8] 17  ☆ ガリバルディ    牡5 57 福 永  1/2     9
8[5] 10  △ マジックタイム   牝5 55 シュタ  3/4     8
9[2] 4     ロードクエスト   牡3 56 池 添  クビ    6
10[1] 1     ディサイファ    牡7 57 武 豊  クビ    10
11[7] 14     クラレント     牡7 57 岩 田  1/2     15
12[6] 12  ☆ ウインプリメーラ  牝6 55 アッゼ  1.1/4   13
13[6] 11     テイエムタイホー  牡7 57  幸   1.1/4   18
14[7] 13     ダコール      牡8 57 小 牧  1.3/4   16
15[8] 18     サンライズメジャー 牡7 57 四 位  クビ    17
16[3] 5     ヤングマンパワー  牡4 57 バルザ  クビ    4
17[2] 3     スノードラゴン   牡8 57 大 野  7      12
18[5] 9     サトノルパン    牡5 57 Mデム  大差    11
  
払戻金 単勝 16 590円
    複勝 16 230円 / 8 180円 / 15 440円
    枠連 4-8 830円
    馬連 8-16 1590円 / 馬単 16-8 3390円
    3連複 8-15-16 8360円 / 3連単 16-8-15 40290円
    ワイド 8-16 600円 / 15-16 2100円 / 8-15 1220円
  

感想と言い訳?!

 ここ最近の傾向であるマイル戦でもスローペースという状況で、ミッキーアイルが逃げ切りました。スプリント戦からのペースの違いにうまく調整してきた結果が実を結んだといえるでしょう。ただ、ゴール前での斜行で後続馬の着順にかなり影響してしまいました。本命サトノアラジンもその被害馬の一頭。この影響がなければ…と悔やまれるところですが、とはいえ、それでも3着入線くらいまでかと思われます。最内枠からの競馬が災いしたともいえるでしょう。

 馬券は外れましたが、予想としては概ね満足できるものでした。不利も競馬なので、こればかりは仕方ありませんね。

2016/11/20 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コーナーまで余裕があり、ペースは緩みがち。だが、その分、後半の流れの緩急が大きく、4コーナーから直線に向けての攻防はシビア。内回りコースとの合流地の広い部分を活かせる差し馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ディサイファ 牡7 57.0 武豊
1 02 サトノアラジン 牡5 57.0 川田将雅
2 03   スノードラゴン 牡8 57.0 大野拓弥
2 04   ロードクエスト 牡3 56.0 池添謙一
3 05   ヤングマンパワー 牡4 57.0 バルザロ
3 06   ダノンシャーク 牡8 57.0 松山弘平
4 07 フィエロ 牡7 57.0 戸崎圭太
4 08 イスラボニータ 牡5 57.0 ルメール
5 09   サトノルパン 牡5 57.0 M.デムーロ
5 10 マジックタイム 牝5 55.0 シュタル
6 11   テイエムタイホー 牡7 57.0 幸英明
6 12 ウインプリメーラ 牝6 55.0 アッゼニ
7 13   ダコール 牡8 57.0 小牧太
7 14   クラレント 牡7 57.0 岩田康誠
7 15 ネオリアリズム 牡5 57.0 ムーア
8 16 ミッキーアイル 牡5 57.0 浜中俊
8 17 ガリバルディ 牡5 57.0 福永祐一
8 18   サンライズメジャー 牡7 57.0 四位洋文
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
SH
スローハイ
16が引くが、例年の傾向からも流れはスローで瞬発力勝負必至。
信頼度
D
波乱含み
各馬の実力が均衡していることもさることながら、上がりの勝負となるだけに、コーナーでの流れひとつ。
予想本文 

~ ポスト・モーリス ~
 マイル王モーリスが中距離路線に転向したことで空位の座を巡る戦いとなったマイルCS。昨年のこのレースでモーリスに敗れた2,3,4着馬が揃って顔を揃えた。1年を経過してもいずれも主力を形成し、昨年の再戦ムードも漂う。

 京都外回りならサトノアラジンの強力な末脚は信頼してよいだろう。東京の安田記念でも脚を余したが、モーリスでも届かなかった展開に加え、直線は狭いところでスムーズとは言えなかった。末一手の不器用さはあるものの、前走スワンSでは1400mを余裕を残して悠々差し切り。今の力なら確実に首位争いできるはず。内枠が少々気がかりで、ここをどう捌くかが鞍上の手腕にかかる。

 イスラボニータは折り合いに難しい面を抱えるが、マイル戦ならその不安も少ない。事実、皐月賞馬だが、マイル戦で安定した実績を残しており、ヤネを変えて臨んだ秋初戦も上々の結果。先行しても末もしっかりしているため、大きくは崩れることはない。このメンバーならやはり安定勢力の一角といえよう。

 今回はフィエロの取捨が難しい。もう7歳だけに夏を超えての始動戦敗退は、出遅れがあったとはいえ大きく影を落とす。ただ、見た目的には衰えを感じさせる要素はないし、一叩きされ確実に調子も上向き。勝ちきれない弱みはあるが、マイルG1の常連勢力でありここでは力上位には違いない。

 G1馬クイーンズリングの2着が光るマジックタイム。牝馬特有のキレを持ち、末脚が売り。そのため、スローになっての上がり勝負なら牡馬とも太刀打ちできる。ただ、差し比べになると他にも破壊力ある差し馬が揃っているだけに、好位中団あたりにつけたい。

 今回のメンバーはモーリスに敗れた馬ばかり。ならばどんな条件であれ、モーリスに土をつけたネオリアリズムを軽視はできない。札幌記念では逃げを売って後続完封したが、本来は控えることができる脚質。中距離をこなす下地があることにも好感が持てる。

 ガリバルディも決め手を有するだけに食い込みがあるかも。おそらくスローな流れとなるため、最後方からの直一気は難しいが、外枠はかえって競馬がしやすそう。

 単騎逃げ見込めるミッキーアイル。すっかりスプリンター色が強いがNHKマイルCホースで本来はマイラーといいていいだろう。ただ、その脚質的にマイルには向かないが、持ち前のスピードは一級品。うまくレースをコントールできれば勝機はある。

 京都コースでウインプリメーラが面白い。京都の複勝率は80%、マイル戦も得意で京都金杯の勲章もある。もちろん今回相手は強いが、前走勝利で弾みをつけた今の勢いが怖い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=08
→07,10,15,17,16,12
(36点)
混戦模様ではあるが、前走の勝ちっぷりからサトノアラジンを信頼したい。相手にはフィエロと多少迷いがあったが、イスラボニータの安定感を取りたい。
この2頭から3連単マルチながしで勝負。1,2番人気からのながしなので、それ一本でヒモを手広くいきたいところ。
今回、人気どころでは重賞連勝中のヤングマンパワーや3歳馬ロードクエストを見送ってはいるが、オッズ次第でこのあたりも押さえておきたい。
2016年11月13日(日) / 京都 2200m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳以上 / 牝(国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 3  ▲  クイーンズリング  牝4 56 Mデム  2:12.9  3
2[5] 9      シングウィズジョイ 牝4 56 ルメー  クビ    12
3[1] 1  ◎  ミッキークイーン  牝4 56 浜 中  1.1/4   2
4[8] 15  △  パールコード    牝3 54 川 田  3/4     5
5[7] 13      プリメラアスール  牝4 56  幸   1.1/4   14
6[2] 2  △  マリアライト    牝5 56 蛯 名  1/2     1
6[6] 10  ☆  シュンドルボン   牝5 56 吉田豊  同着    6
8[5] 8  ○  タッチングスピーチ 牝4 56 ムーア  1.1/4   4
9[4] 7  ☆  マキシマムドパリ  牝4 56 武 豊  クビ    7
10[7] 12      アスカビレン    牝4 56 松 田  ハナ    10
11[6] 11      デンコウアンジュ  牝3 54 松 山  1.1/4   9
12[3] 5      メイショウマンボ  牝6 56 池 添  3/4     13
13[3] 4  ☆  ヒルノマテーラ   牝5 56 四 位  1/2     8
14[4] 6     Bプロレタリアト   牝5 56 杉 原  2      15
15[8] 14      シャルール     牝4 56 福 永  1      11
  
払戻金 単勝 3 610円
    複勝 3 230円 / 9 1200円 / 1 150円
    枠連 2-5 720円
    馬連 3-9 13710円 / 馬単 3-9 22570円
    3連複 1-3-9 20680円 / 3連単 3-9-1 158930円
    ワイド 3-9 3670円 / 1-3 520円 / 1-9 4640円
  

感想と言い訳?!

 スタート少し遅れたクイーンズリング。ただ、ひと夏越して見せた逞しさは本物だった。直線狭いところを素晴らしい脚色で抜け出し、見事に勝利をもぎ取りました。2着には先行粘って、あわや?!の場面も演出したシングウィズジョイ。本命ミッキークイーンは内にささるところも見せてはいましたが、よく3着に入ってくれました。

 1番人気マリアライトはやはりちょっと元気ないですね。コーナーでしごかざるをえない苦しい競馬になりました。

 予想としてはハズレなんですが、乗り替わりルメールはやはり怖かったので、馬券は押さえていました。予想以上に配当がついて、大当たりの先週よりも大きな儲けに…(^^;

2016/11/13 3歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝2200m
    外・右回り

  • 見込み
コーナーまでの直線が長く、前半はスロー。基本的には先行有利。後方待機馬は早めのスパートが要求される。ここが遅くなると、逃げ馬の逃げ切りを誘発してしまう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ミッキークイーン 牝4 56.0 浜中俊
2 02 マリアライト 牝5 56.0 蛯名正義
2 03 クイーンズリング 牝4 56.0 M.デムーロ
3 04 ヒルノマテーラ 牝5 56.0 四位洋文
3 05   メイショウマンボ 牝6 56.0 池添謙一
4 06   プロレタリアト 牝5 56.0 杉原誠人
4 07 マキシマムドパリ 牝4 56.0 武豊
5 08 タッチングスピーチ 牝4 56.0 ムーア
5 09   シングウィズジョイ 牝4 56.0 ルメール
6 10 シュンドルボン 牝5 56.0 吉田豊
6 11   デンコウアンジュ 牝3 54.0 松山弘平
7 12   アスカビレン 牝4 56.0 松田大作
7 13   プリメラアスール 牝4 56.0 幸英明
8 14   シャルール 牝4 56.0 福永祐一
8 15 パールコード 牝3 54.0 川田将雅
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
例年どおりのスローペースも、それゆえ差し馬勢の仕掛けも早く、近年は前残りは難しい。
信頼度
D
ヒモ穴注
有力馬に不安あるものの、例年堅めの傾向。ただ、混戦模様で、ヒモ荒れの可能性は高い。
予想本文 

~ 秋G1シリーズ後半戦 ~
 秋のG1シリーズも後半戦を迎え、古牝馬を交えた牝馬最強決定戦、エリザベス女王杯がその皮切りとなる。3歳女王こそ不在も、4歳、5歳の代表馬が揃い、伏兵勢も彩りを添える。

 一頓挫明けでもミッキークイーンを本命。休養明けは今ひとつのところがあるだけに、捻挫の影響もさることながら、今回のぶっつけローテはマイナス材料には違いない。それでも、このメンバーなら。昨年のJCこそ8着とはいえ、実は勝ち馬とはコンマ3秒差。それ以外は完全連対で、やはり連軸としての信頼はかなり厚い。春はマイル戦中心だったが、本来はミドルディスタンスでこその馬。最内枠が、吉凶どちらに転ぶがのリスクはあるが、無様な競馬はしないはず。

 最近は凡走続きも京都外回りなら、タッチングスピーチの末脚はやはり脅威。ここ数戦は思うような結果が出ていないが、力の衰えではなく、得意の舞台での復活は濃厚。ただ、それでも極端に後ろからの競馬はやはり苦しい。そのあたりを強化された鞍上の手腕に委ねたい。

 クイーンズリングはG1レベルでは大敗を喫しているため、強気にはなりにくい。だが、今回、多くのメンバーが出ている府中牝馬Sを制覇し、ここにきて一段と成長を遂げた姿を見せた。引き続き好調をキープしており、京都、右回りに不安もない。

 本来は本命候補であろう、マリアライトを評価下げた。前走オールカマーは昨年と同じく5着であり、不安はないはずなのだが、その時の様子がどうにも気がかり。特に根拠があるものではないのだが、ちょっと覇気がないように見えた。当日の気配によって変わるが、現時点では地力を買っての押さえ評価どまりとしたい。

 前走、馬体絞れて一気に戴冠の目もあったパールコード。多少、うまく乗った感はあるが、秋華賞で好走した3歳馬はやはり警戒しておきたい。前走と同じ形で運べれば、斤量面の有利も活かして再度、上位は狙える。

 追い切り評価抜群のシュンドルボン。このところはずっと重賞でそれなりの実績を残しており、好位差しのできるタイプで今回の舞台は向くはず。前走増えた馬体重が輸送で戻るようなら、期待をかけても良さそうだ。

 重賞2着の実績に加え、ずっと堅実なレースを続けているヒルノマテーラ。前走は今回と同じ京都コースで33秒の末脚を駆使して、大外一気を決めた。ここ数戦は追い込みが主戦法も、前での競馬もでき、スローの上がり勝負は得意。

 マキシマムドパリは未だ条件馬の身ながら、秋華賞ではミッキークイーンの3着の実績もある。相手なりに走るタイプで混戦模様の今回ならチャンスもある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=08
→03,02,15,10,04,07
(36点)

01=03
→08,02,15,10,04,07
(36点)
実績、地力では、マリアライトだとは思うが、ここはミッキークイーンで勝負したい。不安要素は抱えるものの、牝馬限定戦ならこの馬の安定感を頼りにしたい。ヒモ争いは熾烈で、どの馬にもチャンスはありそう。手広く逝くにはやはり3連単 2頭軸マルチで、相手はタッチングスピーチとクイーンズリングから。
2016年10月30日(日) / 東京 2000m 芝・左 / 曇・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 8  ◎ モーリス      牡5 58 ムーア  1:59.3  1
2[7] 12  ○ リアルスティール  牡4 58 Mデム  1.1/2   7
3[8] 14  ▲ ステファノス    牡5 58 川 田  1.1/4   6
4[2] 3  ☆ アンビシャス    牡4 58 横山典  1      4
5[3] 5     ロゴタイプ     牡6 58 田 辺  アタマ  9
6[4] 6     アドマイヤデウス  牡5 58 岩 田  ハナ    11
7[5] 9  △ ルージュバック   牝4 56 戸 崎  クビ    3
8[6] 11     ヒストリカル    牡7 58 田中勝  1.1/4   12
9[8] 15  ☆ ラブリーデイ    牡6 58 ルメー  1.1/4   5
10[4] 7     サトノノブレス   牡6 58 シュタ  3/4     10
11[2] 2     クラレント     牡7 58 内 田  1      14
12[1] 1  △ エイシンヒカリ   牡5 58 武 豊  ハナ    2
13[6] 10     カムフィー     牡7 58 蛯 名  3/4     15
14[3] 4     サトノクラウン   牡4 58 福 永  1/2     8
15[7] 13     ヤマカツエース   牡4 58 池 添  クビ    13
  
払戻金 単勝 8 360円
    複勝 8 150円 / 12 350円 / 14 240円
    枠連 5-7 1510円
    馬連 8-12 2420円 / 馬単 8-12 3700円
    3連複 8-12-14 7430円 / 3連単 8-12-14 32400円
    ワイド 8-12 900円 / 8-14 630円 / 12-14 1760円
  

感想と言い訳?!

 なんとまぁ、見事に◎-○-▲で本線的中してしまいました。が、モーリスの軸は不動ではあったんですが、どうも2着の予感が拭えず、つい、リアルスティールの方を頭でしこたま買ってしまいました。くぅ~残念。が、それでも大きく勝てたので、これ以上は欲張りかもしれません。とにかくも勝ったのはモーリス。期待通り、ある程度前につけながらの競馬ぶりで、直線では余裕すら感じる楽勝でした。そして、2着には復活のリアルスティール。本来の地力を考えれば驚く結果ではありませんでした。

 敗戦組では、エイシンヒカリとルージュバックが大敗しました。エイシンは負けるときはこんなものかもしれないですが、ルージュの方は少々案外な結果となりました。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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