2021年12月のエントリー 一覧

2021年12月28日(火) / 中山 2000m 芝・右 内 / 晴・良
2歳 / 牡牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 5  ○ キラーアビリティ  牡2 55 横山武  2:00.6  2
2[5] 8  △ ジャスティンパレス 牡2 55 Cデム  1.1/2   4
3[2] 3  ☆ ラーグルフ     牡2 55 丸 田  1.1/4   8
4[7] 13  △ フィデル      牡2 55 川 田  3/4     7
5[5] 9     ボーンディスウェイ 牡2 55 石 橋  アタマ  10
6[6] 10     マテンロウレオ   牡2 55 横山典  ハナ    9
7[2] 2     アケルナルスター  牡2 55 柴田大  ハナ    12
8[1] 1     シェルビーズアイ  牡2 55 松田大  1      13
9[3] 4     グランドライン   牡2 55 三 浦  1      11
10[8] 15     アスクワイルドモア 牡2 55  武   3/4     5
11[7] 12  ☆ オニャンコポン   牡2 55 菅原明  1.1/4   6
12[4] 6  ◎ コマンドライン   牡2 55 ルメー  クビ    1
13[4] 7  ▲ サトノヘリオス   牡2 55 岩田望  クビ    3
14[6] 11     クラウンドマジック 牡2 55 岩田康  2      15
15[8] 14     タイラーテソーロ  牡2 55 内 田  5      14
  
払戻金  [単 勝]  5 310円
        [複 勝]  5 140円/ 8 240円/ 3 490円
        [枠 連]  3-5 1130円
        [馬 連]  5-8 1270円
        [ワイド]  5-8 510円 / 3-5 1100円 / 3-8 2270円
        [馬 単]  5-8 2160円
        [3連複]  3-5-8 7680円
        [3連単]  5-8-3 27610円
  

感想と言い訳?!

 キラーアビリティが力通りに押し切りました。先行して好位置につけて、横綱相撲のほぼ完璧な競馬でした。これまで示していた力量に競馬センスも身につけて、強いところをみせつけました。横山武騎手はこれでなんと年間G1 5勝。すごいです。

 2着はジャスティンパレス、3着ラーグルフと、概ね有力馬での決着になりましたが、残念だったのは1番人気のコマンドライン。スタートで後手を踏み、道中はそのまま内に閉じ込められた挙げ句、ぶつけられてしまうという、中山2000mでもっとも厳しい状況に。早々とレースが終わってしまいました。

2021/12/28 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタートとゴール前の2度の坂越えがあるタフなコース。スローペースになりやすく、内回りゆえ多数頭なら差し馬は捌くのに苦労することもあり、器用さと力のある先行馬が圧倒的に有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   シェルビーズアイ 牡2 55.0 松田
2 02   アケルナルスター 牡2 55.0 柴田大
2 03 ラーグルフ 牡2 55.0 丸田
3 04   グランドライン 牡2 55.0 三浦
3 05 キラーアビリティ 牡2 55.0 横山武
4 06 コマンドライン 牡2 55.0 ルメール
4 07 サトノヘリオス 牡2 55.0 岩田望
5 08 ジャスティンパレス 牡2 55.0 Cデムーロ
5 09   ボーンディスウェイ 牡2 55.0 石橋脩
6 10   マテンロウレオ 牡2 55.0 横山典
6 11   クラウンドマジック 牡2 55.0 岩田康
7 12 オニャンコポン 牡2 55.0 菅原明
7 13 フィデル 牡2 55.0 川田
8 14   タイラーテソーロ 牡2 55.0 内田博
8 15   アスクワイルドモア 牡2 55.0 武豊
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
各馬折り合いに専念したい2歳戦。ペースは緩むはず。最終直線での上がり勝負が濃厚。
信頼度
D
混戦
キャリア浅い2歳戦。何がおきるかわからないところはあるが、ある程度の割り切りも必要。
予想本文 

~ クラシック登竜門 ~
 前身の阪神でのラジオたんぱ杯のころから、やはり朝日杯よりもクラシックレースで活躍する馬が揃いがちなこのレース。中山のホープフルSへG1昇格することでよりその傾向は顕著になった。ただ、今年に限っては朝日杯FSよりも地味に映るメンバー構成。狙いは早熟タイプより、先を見越して活躍できる馬の見極めが重要となりそう。

 噂に違わずコマンドラインの大物感はさすがだ。マイル戦しか経験していないが、朝日杯ではなく、こちらに駒を進めたように、見据える先はクラシック戦線。前走で負かしたスティルナティーアが阪神JFで敗れているだけに、今回の相手との力関係は未知の部分もあるが、ここまで見せた姿は非常に完成度が高く、大きく崩れることはないだろう。

 単に力だけでは本命馬を凌ぐかもと思わせるキラーアビリティ。デビュー戦の敗戦が不可解に思えるほどの2走目の圧勝がインパクトを残した。続く次走も2着には敗れたが、同タイム決着で、3着とは大差。上がり勝負にも自信はあるはずで、折り合いさえつけば、必ず最後は伸びてくるはず。

 近2走、連続レコード勝ちのサトノヘリオス。スピードだけでなく意外と器用さも備えており、デビュー戦こそ躓いたが、ここにきての完成度は高い。馬群を割る根性もあるので、先団からの叩き合いでの抜け出しが狙えそう。

 2戦2勝のジャスティンパレスは、戦ってきたメンバーが弱く、タイムももうひとつ。ただ、まだ余裕残しの状態で、上積みの余地は十分。もう少し絞れて来た方がよさそうだが、初の輸送もあるので難しいところ。当日の気配と馬体重は気にしておきたい。

 新馬勝ち休養後、いきなりの重賞で3着のフィデル。急仕上げの感は否めなかっただけにこの結果は上々。時計的にはさらなるレベルアップが必要にはなるが、中距離先行型で、このレースは条件が揃っている。

 名前で話題を集めたオニャンコポンだが、なかなかどうして2連勝。先行して抜け出す競馬っぷりは安定感がある。中山2000mの実績もすでにあり、ここも連下争いには加わってきそう。

 今回と同条件の芙蓉Sのを勝ったラーグルフも怖い。モーリス産駒でペースがあがっても確実に繰り出せる末脚が武器。内回りで包まれることなく抜けてこれれば、面白い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

06=05
→07,08,13,12,03
(30点)

06=07
→05,08,13,12,03
(30点)
オープン勝ちどまりの馬が多く、彼我の実力差が図りづらいメンバー構成。1番人気確実なコマンドラインだが、それでもこういう混戦状態では軸として信頼したい。相手はキラーアビリティとサトノヘリオスが務める。3連単2頭軸マルチで勝負。
2021年12月26日(日) / 中山 2500m 芝・右 内 / 晴・良
3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 10  ◎ エフフォーリア   牡3 55 横山武  2:32.0  1
2[3] 5  △ ディープボンド   牡4 57 和田竜  3/4     5
3[4] 7  ▲ クロノジェネシス  牝5 55 ルメー  1/2     2
4[5] 9  ○ ステラヴェローチェ 牡3 55 デムー  1/2     3
5[8] 16  ☆ タイトルホルダー  牡3 55 横山和  1.1/2   4
6[6] 11     アリストテレス   牡4 57  武   3      9
7[7] 13  △ アカイイト     牝4 55  幸   1/2     6
8[2] 3     モズベッロ     牡5 57 池 添  2.1/2   14
9[4] 8     ユーキャンスマイル 牡6 57 藤岡佑  1/2     16
10[8] 15     キセキ       牡7 57 松 山  クビ    7
11[3] 6     ウインキートス   牝4 55 丹 内  4      12
12[6] 12     シャドウディーヴァ 牝5 55 横山典  ハナ    13
13[1] 2  ☆ パンサラッサ    牡4 57 菱 田  1/2     8
14[1] 1     ペルシアンナイト  牡7 57 Cデム  3/4     11
15[2] 4     メロディーレーン  牝5 55 岩田望  3.1/2   15
16[7] 14  ☆ アサマノイタズラ  牡3 55 田 辺  1.1/4   10
  
払戻金  [単 勝]  10 210円
        [複 勝]  10 110円/ 5 280円/ 7 130円
        [枠 連]  3-5 1000円
        [馬 連]  5-10 1740円
        [ワイド]  5-10 540円 / 7-10 170円 / 5-7 730円
        [馬 単]  10-5 2070円
        [3連複]  5-7-10 1440円
        [3連単]  10-5-7 7180円
  

感想と言い訳?!

 去りゆく諸先輩に「次は任せろ!」と言わんばかりの文句のつけようのない完璧な勝ち方のエフフォーリアでした。位置取りが思ったより後ろでしたが、終始、クロノジェネシスを見ながら、最後は自らが動いてねじ伏せました。鞍上の横山武騎手も前日の騎乗停止処分にはヒヤリとさせられましたが、慌てない堂々たる騎乗ぶりでした。なんというか、こういう若さが残る点も逆に彼の魅力でもありますね。

 一方、クロノもさすがのラストラン。ステラヴェローチェを副軸にしてたため、直線ではもらった!と思ったのですが、前を塞がれながらも、しっかり差し返してみせました。必ず馬券になってくれるのは競走馬の鏡。本当に素晴らしい名馬でした。サンデーサイレンスの血があるとはいえ、種牡馬相手に苦労しない血統で、いずれデビューしてくる仔が今から楽しみです。

 2着に入ったディープボンド。思惑通り上がりのかかるお誂え向きの流れになってくれました。やはり地力はありますね。勝ち馬以外の3歳世代も押さえ、4歳世代の意地をみせてくれました。ステラヴェローチェ、タイトルホルダーの3歳2騎もちょっと最後は息切れしましたが、十分力量を示しましたし、悔いのない結果だったといえるでしょう。

2021/12/26 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
スタートはいきなりコーナーからで、内回りのコーナー6回、直線短く、急坂があるという、G1レースの中ではもっともトリッキーなコース設定。外枠不利は言うまでもなく、内枠の先行馬が有利。ただ、1番人気の信頼感は意外に高い傾向がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ペルシアンナイト 牡7 57.0 C.デムーロ
1 02 パンサラッサ 牡4 57.0 菱田 裕二
2 03   モズベッロ 牡5 57.0 池添 謙一
2 04   メロディーレーン 牝5 55.0 岩田 望来
3 05 ディープボンド 牡4 57.0 和田 竜二
3 06   ウインキートス 牝4 55.0 丹内 祐次
4 07 クロノジェネシス 牝5 55.0 C.ルメール
4 08   ユーキャンスマイル 牡6 57.0 藤岡 佑介
5 09 ステラヴェローチェ 牡3 55.0 M.デムーロ
5 10 エフフォーリア 牡3 55.0 横山 武史
6 11   アリストテレス 牡4 57.0 武 豊
6 12   シャドウディーヴァ 牝5 55.0 横山 典弘
7 13 アカイイト 牝4 55.0 幸 英明
7 14 アサマノイタズラ 牡3 55.0 田辺 裕信
8 15   キセキ 牡7 57.0 松山 弘平
8 16 タイトルホルダー 牡3 55.0 横山 和生
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
大外を引いた16が出鼻を叩いてくる。内には大逃げ馬もおり、ペースは例年よりは早まるか。
信頼度
C
上位互角
秋一連のG1とは、大きく変わるコース設定。実績馬は概ね信頼できるが、付け入る隙もある。
予想本文 

~ 受け継がれた使命 ~
 もしダービーを勝っていたら、菊花賞に進み、三冠馬の可能性も十分にあったエフフォーリア。矛先を変えた天皇賞・秋では、前のグランアレグリアを差し、後ろから迫るコントレイルを凌ぎ切った。この2頭はそれぞれ次走でG1を制し、有終の美を飾ってターフを去った。さらに今年は引退ラッシュが相次ぎ、クロノジェネシスも含め、7頭ものG1馬が引退を表明。次世代に残る者が背負う責務として、ここは成すべき使命がある。

 斤量の恩恵があったとはいえ、あれだけのパフォーマンスをみせられると、やはりエフフォーリアの本命は不動。小回りの中山2500mは飛びの大きなこの馬には窮屈には違いない。一方、皐月賞を完勝したように前に行ける脚質は紛れが少なく安定した競馬が望めるはず。デキとしては前走がピークで、ここは余力での出走となる上、中山の2500mは予想以上にスタミナを要する。細々と不安点あるが、それらを打ち消す地力を見せてほしい。強いとされる3歳世代の筆頭格として、ここで恥ずかしい競馬はできない。

 対抗格に同じく3歳馬、ステラヴェローチェを抜擢したい。朝日杯2着に加え、三冠レースを3、3、4着。この世代において、高い実力を備えていることは明白。同父バゴ産駒、クロノジェネシス同様の大舞台での安定した底力を持つ。ただ、問題はその脚質。追い込みに近い、差し脚質で、コーナー6回の中山の内回り2500mでは、相当器用に立ち回らないと前には届かない。理想は3~4コーナーからのまくり差しだが、それでは外を回すロスがついてまわる。幸い、今年はおそらくペースが早くなるはず。展開不問で確実に差してくる末脚に期待したい。

 コントレイルが退き、必然的に古馬代表筆頭格となるクロノジェネシス。グランプリ4連覇をかけ、先の2頭に続き、有終の美を飾るため、当然の本命視と意気込みたかったところだが、どうも陣営のトーンが上がってない。凱旋門賞での大敗が心身ともに影響したか、本調子ではないとのことだが、追い切り状態をみた私見では、それほど悪いようにも思えない。前方で競馬ができる馬だけに、小回りのこの舞台は絶好ではあるが、それでも、やはり不安は拭えない。宝塚記念では、海外帰りでも即結果を出したが、ここは一歩引いて、この馬の決して崩れぬ安定感に委ねる形をとりたい。

 一方、クロノジェネシスとともに凱旋門賞に出走したディープボンドは好調そのもの。凱旋門賞は大敗だったが、欧州の不良馬場で無理しなかったことも大きい。キズナ産駒特有のムラっ気があるところはあるが、菊花賞、天皇賞・春を始め、長距離実績は十分。長距離レース特有の持続性のある流れとなれば、そのスタミナが物を言う。

 「アカイはアカイでも…」と、前走のエリザベス女王杯はややフロック気味の勝利と見られがちなアカイイト。しかし、ここまで階段を登るかように、しっかりと積み重ねてきた実績があり、ここにきて一気に素質開花が進んでいるとも見える。さらにレベルが上がるレースとなるが、それに負けない成長が加わるならば、決して侮れぬ牝馬といえよう。

 2連勝中のパンサラッサの逃げ残りも面白そう。ロードカナロア産駒だけに、さらに伸びる距離には不安が残るし、さすがにG1レベルだと相手も強い。しかし、大逃げを打っての粘り込みが、この舞台で存外ハマる可能性はある。

 菊花賞大敗のアサマノイタズラの巻き返しも警戒したい。G1実績こそないが、重賞レースでみせる一瞬の切れ味は、常に大駆けの怖さがある。現状、状態もよく一発ムードが漂う。早い流れとなることが必要条件にはなる。

 菊花賞馬タイトルホルダーは大外枠が何より痛い。ただ、前走逃げの手も打ったように、先行脚質ゆえ、スタート好発進を決め、コーナーまでの短い間の先団争いを制すれば、最強世代の菊花賞馬の地力はやはり怖い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

10=09
→07,05,13,02,14,16
(36点)

10=07
→09,05,13,02,14,16
(36点)
次年度への期待も込め、エフフォーリアを主軸。完成度高く、融通も効くため、敗れたとしても大崩れはないと思える。その点ではクロノジェネシスも譲らないが、今回は調子イマイチとみて、間に3歳の実績馬、ステラヴェローチェが割って入るとみる。馬券はエフフォーリアから、3連単マルチながし。オッズ次第では、エフフォーリア1着ながしまで絞り込む必要はあるかも知れない。
2021年12月19日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
2歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 9  △  ドウデュース    牡2 55  武   1:33.5  3
2[3] 4  ○  セリフォス     牡2 55 Cデム  1/2     1
3[4] 7  ◎  ダノンスコーピオン 牡2 55 松 山  1/2     4
4[2] 3  ☆  アルナシーム    牡2 55 池 添  1.3/4   8
5[7] 13  ▲  ジオグリフ     牡2 55 ルメー  ハナ    2
6[7] 12      トウシンマカオ   牡2 55 戸 崎  ハナ    9
7[6] 11  △  ドーブネ      牡2 55 吉田隼  3      5
8[5] 8     Bプルパレイ     牡2 55 デムー  1/2     6
9[8] 14      トゥードジボン   牡2 55 藤岡佑  1/2     13
10[6] 10  ☆  スプリットザシー  牝2 54 和田竜  クビ    12
11[3] 5      ヴィアドロローサ  牡2 55 鮫島克  1.3/4   10
12[4] 6  ☆  オタルエバー    牡2 55  幸   クビ    7
13[2] 2      セッカチケーン   牡2 55 団 野  クビ    14
14[1] 1      カジュフェイス   牡2 55 秋山真  1.1/2   11
15[8] 15      シンリミテス    牡2 55 国分優  大差    15
  
払戻金  [単 勝]  9 780円
        [複 勝]  9 200円/ 4 120円/ 7 230円
        [枠 連]  3-5 690円
        [馬 連]  4-9 1060円
        [ワイド]  4-9 420円 / 7-9 1070円 / 4-7 410円
        [馬 単]  9-4 3000円
        [3連複]  4-7-9 2350円
        [3連単]  9-4-7 14840円
  

感想と言い訳?!

 過去2戦に続き、この舞台でも横綱相撲で差し切りをみせたドウデュース。ハーツクライ産駒で早熟ということはないだろうし、マイル以上の距離でも楽しみがもてる新星誕生ですね。武豊騎手にも待望のG1勝利!それも、最後まで残っていたこのレースの戴冠にはただただ感動するばかりです。それにしてもホープフルSの新設がもう少し遅ければ、全G1制覇だったのが口惜しいですが、サクッと来週もとっちゃうかもですね。

 全体的には概ね波乱のない結果。1人気セリフォスも力のあるところをみせましたし、何より本命にしたダノンスコーピオンが頑張ってくれました。ちょっと直線窮屈なところがありましたが、ジリジリと伸びるこの馬の良さが出たように思います。ジオグリフは後方に位置したことと、大外回ったロスが響きましたが、上がりは最速タイ。次走も楽しみです。

 それにしても、今年のG1は固いレースが続きましたねー。おかげで勝率は良いのですが、なかなか厳しいです。かといって大波乱も困りますけど 笑

2021/12/19 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カジュフェイス 牡2 55.0 秋山真
2 02   セッカチケーン 牡2 55.0 団野
2 03 アルナシーム 牡2 55.0 池添
3 04 セリフォス 牡2 55.0 Cデムーロ
3 05   ヴィアドロローサ 牡2 55.0 鮫島駿
4 06 オタルエバー 牡2 55.0
4 07 ダノンスコーピオン 牡2 55.0 松山
5 08   プルパレイ 牡2 55.0 Mデムーロ
5 09 ドウデュース 牡2 55.0 武豊
6 10 スプリットザシー 牝2 54.0 和田竜
6 11 ドーブネ 牡2 55.0 吉田隼
7 12   トウシンマカオ 牡2 55.0 戸崎圭
7 13 ジオグリフ 牡2 55.0 ルメール
8 14   トゥードジボン 牡2 55.0 藤岡佑
8 15   シンリミテス 牡2 55.0 国分優
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
広く、坂もあるコースのため、ゆったりと構えがち。マイル戦としてはスロー傾向。
信頼度
B
軸馬信頼
本命馬の安定感には一定の信頼。脇も有力馬が固め、波乱は考えにくいがヒモ穴の突っ込みは要警戒。
予想本文 

~ 伝説の新馬戦 ~
 昨今は調教技術の進化も伴い、競走馬のデビューがどんどん早くなってきている。ダービーまでに完成度を高めるため、そして、お披露目的な意味合いもあって、6月の新馬戦に素質馬が集中することがある。今年も6/20 阪神5Rの新馬戦は評判馬がずらりと揃い、後に「伝説の新馬戦」になるかも…と注目を集めていた。そこを勝ったのはダノンスコーピオン。だが、その新馬戦組の他馬のその後は今ひとつ。順調に連勝を重ねた同馬のG1戦での走りに注目したい。

 過去2戦はいずれも接戦のダノンスコーピオン。ただ、芯ある強さを感じさせる内容で、スパッと切れるタイプではないが、追って、しっかりと最後まで伸びてくる。それでいて、33~34秒台でまとめる上がりはメンバー最速。総じて真面目な優等生タイプの印象だが、前走ではやや行きたがる素振りも。走り慣れた阪神コースで、今回のレース展開には合致するはず。主戦騎手乗り替わりとなり、時計実績ももう一歩のところがあるが、レースレベルが上がれば、それに応じた時計で対応してくるとみての本命抜擢。

 セリフォスは2走前の新潟2歳Sが秀逸。時計的にもこの時期の2歳馬らしからぬもの。続く前走のデイリー杯では、力を信じての大外ぶん回しでの競馬。ただ、2着馬の思わぬ抵抗に辛勝ではあった。手前が逆になっていたので、もしかすると右回りは苦手かもしれない。それでも、きっちり重賞2連勝を果たし、世代トップをアピール。まだまだ荒削りなところも目立つ馬だが、現時点での地力はやはり抜けているように思える。

 前走、小回り札幌で出遅れながら、道中捲くって外差し完勝のジオグリフ。札幌で弱めのメンバーが相手だけに額面通りに受け取れないが、4馬身差の完勝で強い競馬をしてみせた。デビュー戦でのメンバーもなかなかハイレベル。未知の部分があるとはいえ、地力的に劣っているということはないだろう。血統的には距離短縮もプラスに働くはず。

 初戦は出遅れて追い込み勝ちを決めたかと思いきや、2戦目は逃げてそのまま押し切ったドーブネ。自在性と奥深さがあるディープインパクト産駒。母系からは距離的にやや不安な面はあるが、新馬戦の内容が素晴らしく、この大舞台でも気後れなく力を発揮してきそう。気性面でまだ幼さが残っているが、それゆえに伸びしろも多く見込める一頭。

 2戦2勝の無敗馬ドウデュース。いずれもクビ差の勝利ではあるが、着差以上に中身のある内容。完成度の高い、よくまとまった上手な競馬で、まだ余力があるかのようにも感じさせた。一方で現時点ではややスケール感には乏しく、小さくまとまってしまっている印象もあるので、秘めた能力の開放による、さらなるスケールアップを期待したい。

 アルナシームの巻き返しも面白そう。新馬戦の内容は楽に抜け出す好内容での完勝。続く東スポ杯では、6着に敗れたが、休養明けと20キロの馬体増があり、レースも折り合いがつかないバラバラの内容。もともと非常に小柄な馬だけに、さらなる馬体増は歓迎できるが、気性面での成長がほしい。それが叶えば一発も。

 オタルエバーの逃げ残りもないとは言えない。今回は同型が多く、ハナを切るかどうかまでは断定できないが、前でしぶとく粘れる上にスピードも兼ね備えるタイプ。今年は京都代替えの影響もあり、芝の傷みが激しい阪神コースは差し馬有利の傾向が顕著。しかし、このレースは本来、先行馬有利で、そこを踏まえると一考の価値はある。

 阪神JF除外となり、こちらに回った牝馬のスプリットザシー。牝馬限定新馬戦の1戦だけでは何とも言えないが、その時計は優秀で、このメンバー相手でも無下に一蹴できない。またこの時点でG1に挑む陣営の強気姿勢も買いたい。先行有利とされる中、無欲の差しが功を奏する展開となる可能性も十分。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

07=04
→13,11,09,03,06,10
(36点)

07=13
→04,11,09,03,06,10
(36点)
単純にここまで披露された内容での判断なら、やはりセリフォスが抜けていると感じるが、いかんせん、まだ底の見えない2歳馬戦。それもホープフルSとの分化で、マイル色が強くなった同レースなら、何が起きるかわからない要素も多い。それゆえ、すでに阪神で2勝の実績があり、堅実さを買ってダノンスコーピオンを軸に据えたい。相手はやはりセリフォス。底を見せていないジオグリフも絡めて3連単マルチながしで手広く押さえたい。
2021年12月12日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
2歳 / 牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 10  ☆  サークルオブライフ 牝2 54 デムー  1:33.8  3
2[6] 11  △  ラブリイユアアイズ 牝2 54 団 野  1/2     8
3[7] 13  △  ウォーターナビレラ 牝2 54  武   1/2     4
4[8] 17  ○  ナミュール     牝2 54 Cデム  クビ    1
5[1] 1      ナムラクレア    牝2 54 浜 中  1.3/4   6
6[8] 16  ▲  ベルクレスタ    牝2 54 松 山  3/4     5
7[4] 8  ◎  ステルナティーア  牝2 54 ルメー  ハナ    2
8[3] 5      スタティスティクス 牝2 54 和田竜  ハナ    9
9[6] 12      アネゴハダ     牝2 54  幸   1/2     11
10[4] 7      キミワクイーン   牝2 54 内 田  1.3/4   10
11[7] 14      サク        牝2 54 酒 井  1.1/4   15
12[5] 9      シークルーズ    牝2 54 岩田望  3/4     14
13[2] 4      トーホウラビアン  牝2 54 太 宰  1.1/4   18
14[7] 15  ☆  ダークペイジ    牝2 54 横山和  クビ    12
15[3] 6  ☆  タナザウィング   牝2 54 国分恭  1.1/4   16
16[8] 18      パーソナルハイ   牝2 54 藤岡康  1/2     7
17[1] 2      ナムラリコリス   牝2 54 泉 谷  1.1/4   13
18[2] 3     Bヒノクニ      牝2 54 長 岡  アタマ  17
  
払戻金  [単 勝]  10 560円
        [複 勝]  10 190円/ 11 770円/ 13 240円
        [枠 連]  5-6 7580円
        [馬 連]  10-11 12470円
        [ワイド]  10-11 2580円 / 10-13 620円 / 11-13 3440円
        [馬 単]  10-11 16540円
        [3連複]  10-11-13 16850円
        [3連単]  10-11-13 114300円
  

感想と言い訳?!

 印はつけていたものの、展開的に厳しいかなと思っていたサークルオブライフが前走と同じように、先団を外からまとめて差し切る鮮やかな競馬を見せました。一方、1番人気は弟デムーロのナミュールでしたが、痛恨の出遅れと外枠が響き、追い上げ届かず。決して力負けではなく、まだ、決着はついたとはいえないでしょう。

 後は、強めに買っていたラブリイユアアイズが頑張ってくれました。しかし、肝心の本命、ステルナティーアが馬群に沈む結果に…。道中、派手にぶつけられ、ポジションを落としたところを包まれて、少々気の毒な展開となってしまいましたね。

2021/12/12 2歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ナムラクレア 牝2 54.0 浜中
1 02   ナムラリコリス 牝2 54.0 泉谷
2 03   ヒノクニ 牝2 54.0 長岡
2 04   トーホウラビアン 牝2 54.0 太宰
3 05   スタティスティクス 牝2 54.0 和田竜
3 06 タナザウィング 牝2 54.0 国分恭
4 07   キミワクイーン 牝2 54.0 内田博
4 08 ステルナティーア 牝2 54.0 ルメール
5 09   シークルーズ 牝2 54.0 岩田望
5 10 サークルオブライフ 牝2 54.0 Mデムーロ
6 11 ラブリイユアアイズ 牝2 54.0 団野
6 12   アネゴハダ 牝2 54.0
7 13 ウォーターナビレラ 牝2 54.0 武豊
7 14   サク 牝2 54.0 酒井
7 15 ダークペイジ 牝2 54.0 横山和
8 16 ベルクレスタ 牝2 54.0 松山
8 17 ナミュール 牝2 54.0 Cデムーロ
8 18   パーソナルハイ 牝2 54.0 藤岡康
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
外回りコースで、最後に余裕があるからか、各馬ゆったりとすすめがち。好位から早い上がりが繰り出せる馬に利。
信頼度
D
実力伯仲
キャリア少ない2歳戦。彼我の実力比較は困難。将来性よりも現時点での完成度を重視。
予想本文 

~ 香港とともに ~
 先日、日本馬として初めてブリーダーズC制覇の快挙を果たしたラヴズオンリーユーをはじめ、豪華メンバーが香港シリーズに参戦。どうしても注目度はこちらが高くなるが、来年牝馬クラシックを占う意味でも必見のレース。何より実力差未確定の2歳牝馬によるフルゲート18頭のレース。馬券的にも楽しめそう。

 本命にはスティルナティーア。前走、サウジアラビアRCでは2着と敗れ、まだ1勝馬の身。しかし、敗れた相手は来年のクラシック有力候補馬となるであろうコマンドラインだ。決して恥ずべき敗戦ではなく、むしろ人気的には旨味が増した。とはいえ、ルメール騎手が駆る以上、高い人気にはなるが、1番人気でないのなら、ここは積極的に狙ってみたい。デビュー戦では32秒台の末脚を披露し、ある程度の自在性もある。牝馬同士のここならば、まず勝ち負けとなるはず。

 ナミュールが前走、赤松賞でみせた1.33.8のタイムは2歳牝馬としては破格の時計。それも余裕残しでのゴールで、かなり衝撃的な内容だった。折り合い面にも不安があるようにはみえず、早い上がりもある。初の阪神コースもおそらく問題ないだろう。前走を見る限りでは、地力はNo.1で、ここにC.デムーロ騎手が跨るとなれば、1番人気もうなずける。ただ、逆に言えば材料はその前走のみ。多数頭での外枠ということと、人気も嫌って1歩引いてみた。とはいえ、この評価以下にも下げることはできなかった。

 同じく東京コースを好時計をマークしたベルクレスタ。2着と敗れたが、展開的に足元をすくわれた形で、勝ち馬よりも同馬の方を上位に評価したい。完成度の高い安定した競馬ぶりと奥深そうな血統も魅力で、将来性と成長力に期待が持てる。毎年、このレースはスローで流れる傾向があるので、いかな阪神外回りでも、ある程度の先行力が必要。その点、この馬はクリアできそうで、叩き合いに生き残れば、上位入線は期待できる。

 ウォーターナビレラは、3戦無敗馬としては控えめな評価だし、実際、人気も思ったほどない。しかし、前走の内容は秀逸で、ナムラクレアに完全に差される流れながら、そのまま押し切ったのは、相当な地力差があってのもの。スローなら切れる脚もあり、マイル戦も不安はそれほどない。ただ、展開的には目標にされやすく、追い切りの状態も今ひとつに見え、この評価止まりとした。

 前走の初重賞3着は見どころ十分のラブリイユアアイズ。馬群をじっと我慢し、外に出てからは追撃馬の勢いに合わせ、渋太く伸びてきた。ここはさらにレベルが上がり、マイルへの対応も要するが、先行しての我慢比べの展開に持ち込めれば、チャンスはあるはず。

 1勝馬ながら、タナザウィングはどうか。本格化はまだ先のように思えるが、秘めた素質は高そう。前走では早め先頭に立つ中、並ばれそうな所を何度も差し返した勝負根性には光るものがあった。一気の相手強化でも、ここで青田買いは悪くない。

 前走、目の覚めるような追い込みで重賞勝利をかっさらったサークルオブライフ。エピファネイア産駒で、ややムラがありそうな部分もあるが、スローにならずに流れる展開になれば、前走同様の大駆けも。

 2戦2勝だが、マイル戦となると折り合い懸念が残るダークペイジ。距離が伸びた上に、このメンバー相手では厳しいところもあるが、阪神実績はあり、人気的にも一発穴狙いとしては面白そう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

08=17
→16,13,11,06,10,15
(36点)

08=16
→17,13,11,06,10,15
(36点)
まだ底が割れてない2歳牝馬戦ではあるが、上位評価勢は他馬はと水を空けている感もある。その中でも特に、ステルナディーアとナミュールは顕著な存在。そのどちらを本命にするかには迷いも生じたが、ステルナディーアの方が人気的に旨味があり、より安定した競馬も望めるとみて中心視。馬券としてはこの2頭からの3連単マルチながしが本線。相手をベルクレスタに変えても狙ってみたい。
22021年12月5日(日) / 中京 1800m ダート・左 / 曇・良
3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6  ◎  テーオーケインズ  牡4 57 松 山  1:49.7  1
2[7] 13  ○  チュウワウィザード 牡6 57 戸 崎  6      3
3[6] 11      アナザートゥルース セ7 57 坂 井  3/4     14
4[2] 4  ☆  インティ      牡7 57  武   クビ    9
5[2] 3      サンライズノヴァ  牡7 57 松 若  1.1/4   13
6[5] 9  ☆  オーヴェルニュ   牡5 57 福 永  アタマ  5
7[8] 15  ☆  メイショウハリオ  牡4 57 浜 中  アタマ  10
8[4] 8     Bスワーヴアラミス  牡6 57 松 田  1.1/4   15
9[3] 5      エアスピネル    牡8 57 藤岡康  3/4     11
10[1] 2      カジノフォンテン  牡5 57 デムー  2      7
11[8] 16  ▲ Bカフェファラオ   牡4 57 ルメー  ハナ    4
12[1] 1  △  ソダシ       牝3 54 吉田隼  1.3/4   2
13[5] 10      ケイティブレイブ  牡8 57 内 田  クビ    16
14[6] 12      クリンチャー    牡7 57 川 田  2      8
15[4] 7  △ Bサンライズホープ  牡4 57  幸   3/4     6
16[7] 14      ダノンファラオ   牡4 57 横山武  10      12
  
払戻金  [単 勝]  6 330円
        [複 勝]  6 140円/ 13 150円/ 11 1150円
        [枠 連]  3-7 600円
        [馬 連]  6-13 610円
        [ワイド]  6-13 280円 / 6-11 4570円 / 11-13 5540円
        [馬 単]  6-13 1100円
        [3連複]  6-11-13 17650円
        [3連単]  6-13-11 52660円
  

感想と言い訳?!

 混戦予想を覆す、テーオーケインズの6馬身差の圧勝劇。前走と違い、今回は見事なスタートを切り、後はスローペースの中、好位から満を持しての抜け出し。ダートレースにもかかわらず、直線はスッと言う感じであっという間に後続をちぎり捨てました。2着にはチュウワウィザードが意地を見せましたが、いかんせん、勝った相手が強かった。帝王賞に続く敗戦で、ちょっと水を空けられた感じはします。

 まぁ、ここまではいいのですが…問題は3着の14番人気アナザートゥルースの激走!これには参りました。メイショウハリオを押さえた以上、その敗戦組には目もくれていませんでした。乗り替わりの坂井騎手がやってくれました。

 注目のソダシはやはり荷が重かったか、惨敗。しかし、可能性を広げるための今回のダート挑戦は支持したいです。カフェファラオも力を発揮できませんでしたが、個人的にはサンライズホープがここまで通用しなかったことの方がちょっと予想外でした。

2021/12/5 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中京
  • ダート
    1800m
    左回り

  • 見込み
道中は緩い下りを含めた平坦コースも、ゴール前に急坂。直線も長く底力が問われる。一方でコーナーが4回あり、器用さも要求される。インを回って直線まで我慢することが勝利への理想形。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ソダシ 牝3 54.0 吉田隼
1 02   カジノフォンテン 牡5 57.0 Mデムーロ
2 03   サンライズノヴァ 牡7 57.0 松若
2 04 インティ 牡7 57.0 武豊
3 05   エアスピネル 牡8 57.0 藤岡康
3 06 テーオーケインズ 牡4 57.0 松山
4 07 サンライズホープ 牡4 57.0
4 08   スワーヴアラミス 牡6 57.0 松田
5 09 オーヴェルニュ 牡5 57.0 福永
5 10   ケイティブレイブ 牡8 57.0 内田博
6 11   アナザートゥルース セ7 57.0 坂井
6 12   クリンチャー 牡7 57.0 川田
7 13 チュウワウィザード 牡6 57.0 戸崎圭
7 14   ダノンファラオ 牡4 57.0 横山武
8 15 メイショウハリオ 牡4 57.0 浜中
8 16 カフェファラオ 牡4 57.0 ルメール
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
近年スローが続き、先行馬有利のこのレースもだが、今年はやや早いメンバーが揃った。差し馬にも出番はある。
信頼度
D
混戦
実績馬に好不調が入り混じり、芝主戦組もちらほら。一筋縄ではいかないメンバー構成。
予想本文 

~ クロフネインパクト2 ~
 ソダシが周囲の期待にも応えてダート挑戦。母ブチコもダートで活躍した馬だが、なんといっても父のクロフネ。ダート転向後の武蔵野Sでの圧勝劇は今でも忘れられぬ強烈なインパクト。娘のソダシにも当然期待がかかるが、ただ、いきなりのG1となると、やはり未知の怖さも残るのは否めない。それでも期待せずにはいられない心情もよくわかる。

 3連勝で帝王賞戴冠後、1番人気で注目された前走を、4着に敗れてしまったテイオーケインズ。スタートで後手を踏み、さらにかかってしまい、本来の競馬ができなかった。また、小回りの金沢だったことも影響が大きかった。それゆえ、今回の中央への舞台変わりでの巻き返しは期待が持てそう。帝王賞までの3連勝は馬場が渋った中でのものなので、開幕週の良馬場への対応には、多少心配な点も残ってはいる。

 昨年の覇者で、ドバイWC2着の金看板を持つチュウワウィザード。しかし、海外帰国後、その初戦となる帝王賞で期待を裏切ってしまった。その後、骨折が判明し、故障明けの前走で3着と、まずますの結果を残した。少々ズブいところをみせたが、最後までしぶとく伸びており、まだ地力健在をアピール。ここで叩いた効果はあるはずで、前走よりスムーズな反応をみせるなら、その上位の地力が物を言う。

 大外枠と微妙に長いこの距離がどうかのカフェファラオ。特に気性面に問題がある馬ゆえ、折り合いがつくことは最重要になる。昨年のこのレース6着と敗れたが、その後、フェブラリーSを好時計で制覇。続く、かしわ記念ではまさかの敗北を喫したが、地方の深い砂を苦手としたともいわれている。前走の芝2000m参戦が良い方向に向けば、わずか1ハロンの距離の壁なら克服可能か。いずれにせよ、名手の手腕に依存することにはなる。

 サンライズホープが進境著しい。下位クラスから連勝し、僅差ながら前走で初重賞GET。追い切りでも好調さが伺える好ましい内容。トビが大きなパワータイプで、中京コースの成績も抜群。他の実績馬が今ひとつ波に乗り切れていないだけに、多少実績不足でも、付け入る隙は十分ある。

 初ダートのソダシ。血統的にダートがこなせることは間違いないが、パワーが要求されるダート戦。3歳牝馬が1800m戦で、古馬を相手にするのは並大抵のことではない。人気がなければ面白いが、それは望めそうになく、ならば、ここは本線から外すのがセオリー。ただ、芝以上に適性をみせれば圧勝だってありえるだろうし、そうでなくとも、それなりに通用するのではと思える。後は本来の課題である、力まずにレースを進められるかどうかの一点に尽きる。

 オーヴェルニュはなんといっても中京3戦3勝の実績が売り。うちレコード勝ちも含まれ、このコース設定は願ってもないところ。他場では大敗も多く、それゆえに、前走大敗はそれほど気にならない、むしろ旨味のある要素で、ここでの一変はありえる。

 中央でレースを続けたメイショウハリオも地味ながら近走は非常に堅実な成績を残している。特に前走は、今回も顔を揃えた面々を相手に、直線で力強い伸びを見せていた。G1の流れについていけることができれば、なかなか侮れない。

 まだ見限れぬのがインティ。ずっと未勝利が続いているが、どうにか控える競馬をものにできてきている。まだ、勝利には結びついていないものの、安定した成績を残せるようになってきた。ここもヒモ争い候補として、連下には加えておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

05=13
→16,02,18,10,11,17
(36点)

05=16
→13,02,18,10,11,17
(36点)
初ダートのソダシはやはり注目が集まるだろう。圧勝すれば、それはそれで手放しで喜びたいところだが、馬券戦略としては、やはりヒモ候補の一角にすぎない。かといって、それほど強い本命馬がいないことも事実。前走の敗戦に少々不安を覚えながらも、近走の充実度を買って、テーオーケインズを本命とする。相手には実績馬、チュウワウィザードとカフェファラオの2頭。これらを3連単マルチながしで挑みたい。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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