マイルCS 一覧

2022年11月20日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・良
3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 10  ○  セリフォス     牡3 56 レーン  1:32.5  6
2[2] 3      ダノンザキッド   牡4 57 北村友  1.1/4   8
3[3] 6  ☆  ソダシ       牝4 55 吉田隼  1/2     2
4[6] 11  △ Bソウルラッシュ   牡4 57 松 山  ハナ    5
5[2] 4  ◎  シュネルマイスター 牡4 57 ルメー  クビ    1
6[4] 7  △  ジャスティンカフェ 牡4 57 福 永  クビ    7
7[7] 13      エアロロノア    牡5 57  武   ハナ    11
8[4] 8      ロータスランド   牝5 55 岩田望  クビ    15
9[5] 9  ☆  ピースオブエイト  牡3 56 Cデム  クビ    12
10[1] 1      マテンロウオリオン 牡3 56 横山典  1.1/4   10
11[8] 15  ▲  ダノンスコーピオン 牡3 56 川 田  クビ    4
12[1] 2      ウインカーネリアン 牡5 57 三 浦  1/2     9
13[8] 17      ファルコニア    牡5 57 池 添  1.1/4   13
14[3] 5  ☆  サリオス      牡5 57 ムーア  ハナ    3
15[6] 12      ホウオウアマゾン  牡4 57 坂 井  1/2     14
16[8] 16      ハッピーアワー   牡6 57 川 又  2      16
17[7] 14     Bベステンダンク   牡10 57 藤岡佑  1.1/4   17
  
払戻金  [単 勝]  10 920円
        [複 勝]  10 330円/ 3 520円/ 6 220円
        [枠 連]  2-5 1410円
        [馬 連]  3-10 11870円
        [ワイド]  3-10 2980円 / 6-10 1170円 / 3-6 2240円
        [馬 単]  10-3 19920円
        [3連複]  3-6-10 20530円
        [3連単]  10-3-6 142650円
  

感想と言い訳?!

 3歳馬、セリフォスが強豪メンバー相手に、外一閃。道中行きたがる素振りはまだ見せていましたが、レーン騎手がしっかり抑え込み、コーナーは大外回しながらも、混戦の馬群を外から差し抜けました。前走からの斤量増が懸念され、人気ももう一つだっただけにそれが逆に旨味ともなっていました。春からの成長は目覚ましく、今後もマイル路線を牽引してくれそうです。

 内で厳しいだろうと思って軽視したダノンザキッドだったのですが、狭く荒れた馬場を絶妙なコース取りで2着。3着以降に至ってはハナ、クビの大接戦。ソダシは先行した分、飲み込まれるかと思いましたが、しっかり3着に残るあたり、さすがの貫禄をみせました。

  一方、本命シュネルマイスターは直線やや窮屈な場面もありましたが、セリフォスと同じようには上がってこれず、直線で伸びを欠きました。良馬場だったといえ、水を含んだ馬場が合わなかったのかもしれません。馬群に沈んだダノンスコーピオン、サリオスらもおそらくその影響はあったでしょう。

 終わってみれば、およそ納得の結果も、絶妙に買いづらい3頭の組み合わせでした。馬連は万馬券なので、結局、3連系でソダシと心中した人だけが取れた馬券のように思えます。的中した方はおめでとうございます!私はまたまた無惨に散りました。笑

2022/11/20 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り
  • 稍重
    見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   マテンロウオリオン 牡3 56.0 横山典
1 02   ウインカーネリアン 牡5 57.0 三浦
2 03   ダノンザキッド 牡4 57.0 北村友
2 04 シュネルマイスター 牡4 57.0 ルメール
3 05 サリオス 牡5 57.0 ムーア
3 06 ソダシ 牝4 55.0 吉田隼
4 07 ジャスティンカフェ 牡4 57.0 福永
4 08   ロータスランド 牝5 55.0 岩田望
5 09 ピースオブエイト 牡3 56.0 Cデムーロ
5 10 セリフォス 牡3 56.0 レーン
6 11 ソウルラッシュ 牡4 57.0 松山
6 12   ホウオウアマゾン 牡4 57.0 坂井
7 13   エアロロノア 牡5 57.0 武豊
7 14   ベステンダンク 牡10 57.0 藤岡佑
8 15 ダノンスコーピオン 牡3 56.0 川田
8 16   ハッピーアワー 牡6 57.0 川又
8 17   ファルコニア 牡5 57.0 池添
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
今の阪神は7週目で芝が相当荒れている。瞬発力勝負になりがちな舞台だが、パワーも相当に要求される。
信頼度
C
実力伯仲
実力を伴う好メンバーが揃った。高いレベルの勝負が期待できそうだが、当日の天候が心配。
予想本文 

~ 待ち望む京都開催 ~
 3歳馬と古馬、牡馬に牝馬と、各路線のマイル一線級が顔を揃え、どの馬が勝つか興味が尽きない今年のマイルCS。それだけに有利不利のない状態で競ってほしいものだが、生憎、天候が微妙な状態。加えて、今の阪神はかなり芝が傷んでおり、特に内側はかなり厳しい。京都競馬場改修で、阪神開催が続けば仕方のないところだが、2023年3月の京都開催が待ち遠しくもある。

 かなりの強者が揃ったが、それでも本命はシュネルマイスターか。前走はやや驚きのスプリントG1参戦。9着という結果だが、道中こそペースについていけていなかったものの、外枠の不利がありながら、直線ではよく追い上げており、休養明け後の力落ちは感じなかった。当然、適距離では見直されるべきであり、昨年、悪路を通りながらグランアレグリアとともに追い込んだ実績は、ここでは格上といえる立場だろう。問題は、やや内すぎる枠を引き当てたことだが、鞍上が鞍上だけに、そこは任せても良さそうだ。ひと叩きされ、状態も申し分なく、万全の体制で挑戦者を迎え撃つ。

 早くも2番手候補から頭を抱えたが、セリフォスを相手筆頭にしたい。NHKマイルでは、行きたがる気性が先行してしまい、早めに内を突いたものの、やはり最後は外差しに屈してしまった。しかし、続く安田記念では、古馬一線級を相手に、ハイレベルなレース内容の4着。休み明け前走においても、しっかりと3歳マイル王に雪辱を果たしてみせた。ただ、今回は前走より斤量が増えることになる。確実に前走より厳しい戦いを強いられるが、追い切りではラスト11.3の時計を叩き出し、不安を覆すだけの状態の良さを披露している。強力な鞍上も得たことも大きく、阪神マイル戦の方がこの馬には向くであろう点も評価し、より上位に抜擢した。

 その同世代のライバル馬、セリフォスとは前走で1勝2敗となったダノンスコーピオン。ただ、前走では相手の斤量が軽く、ハンデがあった。今回は五分の勝負で、ほとんど差のなかった前走から巻き返す余地は十分。思えば両馬とドゥデュースで決まった朝日杯FSのレベルの高さは、その後の各馬の活躍で頷けるものとなった。正直、力量的には、まだ古馬勢の方が若干上にも感じるが、今回、有力古馬は内枠に寄っているだけに、同馬にはかなりチャンスがあるように思える。昨年のこのレースのように、外差しに徹すれば、内でもがく他馬を出し抜けるのではなかろうか?もちろん前方の先行馬が内を開けるような競馬になると苦しくなるし、決して雨も歓迎ではないので、できれば良馬場で臨みたいところ。

 このメンバーの中では実績的には見劣りするジャスティンカフェ。しかし、重賞未勝利でもG1級の力はあるとみる。また、荒れ馬場や重馬場にも対応できるパワータイプで、距離もマイルがベスト。今回の舞台はうってつけのはず。脚質的に枠も気にならず、外からの直一気の追い込みが可能。特に秋初戦の前走は、G1馬を相手に堂々と渡り合う、さらなる地力強化を感じさせる内容。得意距離、得意コースに舞台を移すのであれば、G1であっても楽しみの方が大きい。

 同様にソウルラッシュも荒れた阪神のマイル戦なら浮上してくる。安田記念では力の差を感じさせる内容だったが、前走ではセリフォス、ダノンスコーピオンらの新鋭3歳馬を相手に同レベルの大接戦を演じてみせた。また、この馬は、同じ阪神マイルが舞台のマイラーズCでの豪快な差し切り勝ちも印象に残っている。ルーラーシップ産駒らしく、重馬場を苦にしない点も雨が降るようなら大きな武器になりそう。

 毎回取捨を悩ませてくれるのがソダシ。最近は完全白毛でなくなり、母ブチコ化していることも話題になったが、成長しても馬体、成績ともに順調で、懸念された早熟性は薄れたといってよさそう。阪神マイルG1 2勝を含み、マイル戦4戦無敗、ダートもこなせるため、今の阪神の荒れ馬場にも順応しそうとあれば、上位人気は必至。それゆえ、逆に強気にはいけなくなるが、この馬には多くの人の愛が注がれており、馬もそれに応えるもの。やはり大舞台では怖い。

 サリオスの前走、毎日王冠の走りは見事なものだった。直線詰まって仕掛けが遅れたが、逆にそれが幸いしたのか、最後にもう一伸びして、他馬を出し抜いた。不調と呼ぶほどではないものの、長らく勝利から遠ざかっていた同馬にとっては、非常に大きな勝利となった。右トモ不安を抱え、短いレース間隔と、右回りの阪神コースには一抹の不安はある。だが、かつて朝日杯FSを勝ったコース。加えて、その時のコンビ復活ともなれば、必然的に意気も上がる。その分、人気を嫌って少し評価を下げてはいるが、もちろん首位争いレベル。

 穴っぽいところでは、底知れぬ3歳馬、ピースオブエイトが面白そうだ。無敗で挑んだダービーは惨憺たる結果に終わったが、その後は立て直しを図り、前走では脚質転換ともいえる後方からの競馬で、強い相手によく伸びてきた。馬場が悪くなっても平気なタイプで、何と言っても魅力ある鞍上も得た。再び力を試される機会となるが、ここで先物買いは悪くない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

04=10
→15,07,11,06,05,09
(36点)

04=15
→10,07,11,06,05,09
(36点)
別路線を選んだシュネルマイスターだが、昨年の実績からも主役を務めると見る。そこに毎日王冠組、富士S組が挑戦するという情勢だが、富士Sの3歳2騎を上位評価としたのは、世代的な力量を意識したものではない。古馬勢の壁も相当に厚く、各馬の実力はかなり拮抗している。それだけに、馬場、展開、天候、鞍上の力量など、他のファクターを重視した。
シュネルマイスターを軸とし、外から差し込んで来そうな馬をからめる戦略。その相手にセリフォス、ダノンスコーピオンを抜擢し、3連単2頭軸マルチながし馬券で勝負したい。ただ、当日の天候次第で馬場が極端に悪化するようなら、3歳の2頭は苦しく、変更する可能性もあることは付け加えておく。
2021年11月21日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・良
3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[6] 12  ◎  グランアレグリア  牝5 55 ルメー 1:32.6  1
2[2] 3  ▲  シュネルマイスター 牡3 56 横山武 3/4     2
3[7] 13  △  ダノンザキッド   牡3 56 川 田 1/2     5
4[4] 7  ○  インディチャンプ  牡6 57 福 永 ハナ    6
5[1] 1  ☆  ホウオウアマゾン  牡3 56 坂 井 1.1/4   7
6[2] 4  △ Bサリオス      牡4 57 松 山 クビ    3
7[4] 8      ダーリントンホール 牡4 57 和田竜 1/2     10
8[3] 5      サウンドキアラ   牝6 55  武  クビ    11
9[6] 11  ☆  カテドラル     牡5 57 戸 崎 クビ    8
10[3] 6      ケイデンスコール  牡5 57 岩田康 クビ    12
11[8] 16      レインボーフラッグ 牡8 57 小 崎 1/2     16
12[5] 10      ロータスランド   牝4 55 田 辺 3/4     9
13[5] 9  ☆  グレナディアガーズ 牡3 56 池 添 1.3/4   4
14[1] 2      クリノガウディー  牡5 57 岩田望 クビ    14
15[7] 14      リプレーザ     牡3 56  幸  5      13
16[8] 15     Bサウンドカナロア  牡5 57 藤岡康 3      15
  
払戻金  [単 勝]  12 170円
        [複 勝]  12 110円/ 3 140円/ 13 300円
        [枠 連]  2-6 270円
        [馬 連]  3-12 370円
        [ワイド]  3-12 190円 / 12-13 630円 / 3-13 970円
        [馬 単]  12-3 540円
        [3連複]  3-12-13 1960円
        [3連単]  12-3-13 5460円
  

感想と言い訳?!

 もっと前に行くと思ったグランアレグリアは、まさかの後方からの競馬で、道中は正直諦めてムードでした。ですがさすがルメール騎手ですね。直線までには外を回すロスを最小限に抑え、戦える位置まで押し上げました。ここからは馬の方が応える必要がありましたが、この距離でのグランアレグリアの末脚は本当にすごい。グイグイと伸びて見事に有終の美を飾りました。

 2着以下も有力馬による混戦で見応えがありました。シュネルマイスターも同じく後方にいたんですが、馬群を割っての2着はさすがでした。気持ち的にはインディチャンプに頑張ってほしかったんですが、最後は瞬発力勝負になり、この展開はちょっと厳しかったですね。それでもよく頑張りました。

2021/11/21 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ホウオウアマゾン 牡3 56.0 坂井
1 02   クリノガウディー 牡5 57.0 岩田望
2 03 シュネルマイスター 牡3 56.0 横山武
2 04 サリオス 牡4 57.0 松山
3 05   サウンドキアラ 牝6 55.0 武豊
3 06   ケイデンスコール 牡5 57.0 岩田康
4 07 インディチャンプ 牡6 57.0 福永
4 08   ダーリントンホール 牡4 57.0 和田竜
5 09 グレナディアガーズ 牡3 56.0 池添
5 10   ロータスランド 牝4 55.0 田辺
6 11 カテドラル 牡5 57.0 戸崎圭
6 12 グランアレグリア 牝5 55.0 ルメール
7 13 ダノンザキッド 牡3 56.0 川田
7 14   リプレーザ 牡3 56.0
8 15   サウンドカナロア 牡5 57.0 藤岡康
8 16   レインボーフラッグ 牡8 57.0 小崎
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
近年、このレースはスローが続く。 1、10が逃げる展開が予想されるが、それでも早い流れにはならず、末脚一手では分が悪い。
信頼度
C
軸馬信頼
本命馬中心のレース。他馬については混戦。極端な波乱は考えにくいが、有力各馬にチャンスあり。
予想本文 

~ 躍動する3歳世代 ~
 秋一連の混合G1を3歳世代が席巻。同世代の強さをまざまざと見せつけている。このマイルCSSにも有力3歳馬が大挙参戦。引退を控えた女王に挑戦状を叩きつけたが、ここからは斤量の恩恵は1キロ差。その勢いを保てるかどうかが問われる。

 このメンバーなら負けられぬグランアレグリア。ここが引退レースとなるだけに有終の美を飾りたい。ただ、囁かれるは中2週の強行ローテ。前走、天皇賞・秋も獲りに行った仕上げだっただけに、その反動が心配されている。ただ、それは絶対視されていた安田記念が中2週だったことに起因しており、当時は途中で追いきれない一頓挫があった。今回は、むしろ一叩きされた上積みに期待したい。ベストの距離に戻ったこの舞台。骨っぽい3歳馬に挑まれることとなるが、マイルG1、4勝の実績は伊達ではない。前走と同じく好位からの差し切り勝ちに期待する。

 年齢的にもう上積みは厳しいとはいえ、やはりマイルでのインディチャンプの堅実さは信頼がおける。安田記念では、堂々と早め先頭に立ち、一瞬は押し切るかとさえ思わせたが、長い直線で最後一気に3頭にかわされて4着。今回はそれ以来の実戦となり、敗れた相手は順当に秋1戦を終えての対戦となる点はやはりハンデとなる。だが、東京の安田記念よりも、阪神の方がこの馬にとっては向く舞台。近走は勝ちきれていない結果も伴って、人気的な旨味があることは大きい。6歳馬ゆえ、間隔が空いていることはどうしても気になるところだが、国内レース全戦4着以上の堅実さをここは信頼したい。

 立ち向かうは3歳の新鋭、シュネルマイスター。世代限定のNHKマイルCを制したことよりも、あの時期で古馬と戦った安田記念での3着の評価が高い。ひと夏を越し、そこで敗れたダノンキングリーに、すぐさまリベンジしてみせた毎日王冠は素晴らしく、さらなる進境を示した。名実ともに3歳マイル王といっていい素材が、統一マイル王の座に挑む。状態も文句なし。ただ、気になるのは後ろから早い上がりで攻める脚質。安田記念や毎日王冠のように東京コースでは大きな武器となるが、初となる阪神コースでは前に届かない可能性も少し残されてはいる。

 サリオスは昨年のこのレースから、どうにも結果が出せないでいる。コントレイルと覇を競った春、そして秋初戦の毎日王冠も勝利し、万全の状態で挑んだ昨年のこのレース。大外枠も響いて最後方からの競馬となってしまった。これではこのレースは勝てない。その後未勝利のままだが、強力メンバーで特異な馬場であった大阪杯を除けば、実質の敗戦は安田記念のみ。ただ、この敗戦が問題で、不利はあったとはいえ、直線の勢いはまるでなかったことは気がかり。今回もその時敗れたメンバーが揃っている。まだ1戦だけでは断じられないため、去年のこのレースの状態まで戻っているならば、一変も期待できるか。

 ホープフルSを勝った直後は、現3歳世代はダノンザキッドを中心に回ると思われたが、弥生賞の3着からケチがついた。思い返せば、その際敗れた2頭はともにG1ホースなった訳だから、そう恥ずべきことでもない。イレ込みひどく大敗した皐月賞と骨折休養を経て、マイル戦へ矛先を変えての参戦。前走4着の結果は微妙と言わざるを得ないが、従来とは異なる後方からのレースに対応してはみせた。ペース慣れ見込める今回は、少し見直すべきかもしれない。

 昨年の2歳チャンプ、グレナディアガーズ。フランケル産駒は成長力にやや疑問が残るものの、ここ阪神コースでは2戦2勝。前走案外も、折り合いさえつけば、叩いた効果と、得意舞台で復活も期待できる。

 安田記念での6馬身差12着の大敗は気になるところだが、それ以外のGⅢレース4戦を1勝2着3回の堅実さを見せたカテドラル。このレースでは安田記念より時計はかかるはずで、その堅実さで戦えるはず。軽視はできない。

 やはり3歳馬は怖く、最内ホウオウアマゾンも侮れない。マイルを中心に堅実な成績。G1では大敗しているだけに、大きなことはいえないが、阪神マイルは向くはずで、逃げて粘れる展開になれば面白い一頭。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

12=07
→03,04,13,09,11,01
(36点)

02=03
→07,04,13,09,11,01
(36点)
女王グランアレグリアに、3歳新鋭馬が挑む形だが、古豪インディチャンプが間に入る形を狙ってみたい。グランアレグリアの軸はやはり不動で、インディチャンプ以外はやはり3歳馬が中心。その中でもやはりシュネルマイスターが筆頭格か。馬券はグランアレグリアから、この両馬を介した3連単マルチながし。
2020年11月22日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 曇・良
3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[2] 4  ○ グランアレグリア   牝4 55 ルメー  1:32.0  1
2[4] 8  △ インディチャンプ   牡5 57 福  永  3/4     3
3[4] 7  ☆ アドマイヤマーズ   牡4 57 川  田  クビ    5
4[6] 11     スカーレットカラー 牝5 55 岩田康  1      13
5[8] 17  ◎ サリオス           牡3 56 デムー  クビ    2
6[8] 16     ヴァンドギャルド   牡4 57 戸  崎  1/2     8
7[8] 15     ペルシアンナイト   牡6 57 大  野  3/4     11
8[1] 2  ▲ レシステンシア     牝3 54 北村友  1      4
9[1] 1     ベステンダンク     牡8 57 藤岡佑  クビ    16
10[7] 14     サウンドキアラ     牝5 55 松  山  1/2     7
11[3] 5     メイケイダイハード 牡5 57 酒  井  3/4     15
12[6] 12     アウィルアウェイ   牝4 55 藤岡康  3/4     14
13[2] 3     ケイアイノーテック 牡5 57 津  村  ハナ    10
14[7] 13     タイセイビジョン   牡3 56 石  橋  アタマ  12
15[3] 6  ☆ ラウダシオン       牡3 56   武    アタマ  6
16[5] 10     ブラックムーン     牡8 57   幸    1.1/4   17
17[5] 9     カツジ             牡5 57 池  添  5      9
  
払戻金 単勝 4 160円
    複勝 4 110円 / 8 190円 / 7 200円
    枠連 2-4 370円
    馬連 4-8 620円 / 馬単 4-8 790円
    3連複 4-7-8 1610円 / 3連単 4-8-7 4480円
    ワイド 4-8 280円 / 4-7 320円 / 7-8 830円
  

感想と言い訳?!

 このレース、予想外…というか、残念だったことが2つ。1つはレシステンシアが引きつけてのスローな逃げを打ったこと。久々が影響したのでしょうか。この馬はハイペースで逃げてこそと思います。その煽りを食らった形にもなってしまったかもしれませんが、なんと言ってもサリオスの位置取り。確かに後ろから競馬しておもしろそうとは思いましたが、さすがに有力馬が軒並み先行してる中で、あの位置は無謀では?あの位置から外を回って、差しきれるような甘いメンバーではなかったです。上がり最速の脚を繰り出しながら、その脚を余しての敗戦はなんとももどかしい気持ちになりました。

  一方、勝ったグランアレグリアは素晴らしい競馬っぷり。直線、前が詰まりながらも慌てることなく外に出し、決してバテていない先行馬をあっという間に差し切るんですから、スプリンターズSに続いて、ものすごいものを見せられました。

  インディチャンプとアドマイヤマーズについても、人馬ともしっかり仕事をした良い内容でした。あと、スカーレットカラーの頑張りも目を引きましたね。

2020/11/22 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ベステンダンク 牡8 57.0 藤岡佑
1 02 レシステンシア 牝3 54.0 北村友
2 03   ケイアイノーテック 牡5 57.0 津村
2 04 グランアレグリア 牝4 55.0 ルメール
3 05   メイケイダイハード 牡5 57.0 酒井
3 06 ラウダシオン 牡3 56.0 武豊
4 07 アドマイヤマーズ 牡4 57.0 川田
4 08 インディチャンプ 牡5 57.0 福永
5 09   カツジ 牡5 57.0 池添
5 10   ブラックムーン 牡8 57.0
6 11   スカーレットカラー 牝5 55.0 岩田康
6 12   アウィルアウェイ 牝4 55.0 藤岡康
7 13   タイセイビジョン 牡3 56.0 石橋脩
7 14   サウンドキアラ 牝5 55.0 松山
8 15   ペルシアンナイト 牡6 57.0 大野
8 16   ヴァンドギャルド 牡4 57.0 戸崎圭
8 17 サリオス 牡3 56.0 Mデムーロ
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
差し馬がゆったり勝負できるゆえ、ペースは比較的緩みがちだが、先行強力馬も揃うため、それなりには早まるか。
信頼度
B
本命戦
有力馬のレベルが高く、伏兵馬の介在は難しそう。実力馬が上位を占める可能性が高い。
予想本文 

~ 豪華絢爛1 ~
 グランアレグリアとサリオスの激突。他馬も決して2強とは呼ばせないG1馬8頭参戦の強力ラインナップ。来週にも豪華絢爛なジャパンカップが控えるが、マイル戦のここも負けず劣らずの豪華絢爛ぶり。入場制限が惜しまれる歴史的レースが目白押し。

 グランアレグリアの完璧さを認めつつ、それをさらに上回るという期待感をもって臨みたい3歳馬、サリオス。生憎大外となってしまったが、阪神外回りならそれほど大きなマイナス材料ではないだろう。この馬は本質的にはマイラーであることは間違いない。それでもダービーでのコントレイルに引け取らぬ内容は。初の古馬との対戦の前走も、多少もの足りない相手とはいえ、完勝し、輸送も経験済み。気になるのはやはり今の阪神コースで、グランアレグリアを背にしてマークを受けること。本来脚質的には自在なので、むしろ後ろからの競馬も面白いが、リスクも伴う。そのあたり手替わりとなった鞍上がどう捌くのかも見もの。

 グランアレグリアの安田記念でアーモンドアイをねじ伏せた実力は疑いようのないもの。加えて前走での一頭次元の違う差し脚。持てる能力は間違いなく短距離界トップだろう。ただ、この馬がいつも懸念されるのが、やはり気性的な難しさ。そういう意味では前走のスプリント戦はこの馬にとってはやりやい面もあった。だが、一方で最初ついていけなかったように、距離適性としてはやはりマイルが向いているとも思えた。過去の取りこぼしは前で競馬をしてリズムを壊したもの。差す競馬が定着し、大人になった今なら不安点は少ない。むしろ、時計早く、瞬発力勝負の差し有利な今の阪神コースは絶好の舞台といえよう。

 その脚質からどうしても目標にされがちだが、レシステンシアもマイルなら相当に強い馬であることは間違いない。ここは骨折明けで相手が揃いすぎたここは少々苦しい。しかし、まだ成長途上の3歳牝馬。こちらもデアリングタクトというとんでもない馬に隠れてしまっているが、逃げながら最速な脚を繰り出す、破格の能力の持ち主。もちろん阪神マイルは得意の舞台。マイルの持ち時計もサリオス以上。休養明け克服が絶対条件とはなるが、このメンバーに対し、この評価でも違和感はない。

 昨年の覇者インディチャンプはぶっつけでここに挑むことになったのは痛いところ。叩き良化型の戦績だけに、いきなりでフルの力を出しきれるかにはさすがに不安が残る。加えて、このメンバーだとなおさらだ。とはいえ、実績はもちろんトップクラス。特に時計の早くなる大舞台のG1でこそ、その良さが出るタイプ。先日の出走回避も筋肉痛によるもので、現在は状態そのものには不安はない。当然、主力の一角を担うことは間違いない。

 アドマイヤマーズは海外含むマイルG1を3勝と、その派手な実績に比べると、やや地味な印象がある。やはりややジリ脚であることが災いしてか、ここ2走が今ひとつだったことがその原因だろう。しかし、この馬はグランアレグリアには2度土をつけている無敗の3歳チャンプ。力のいる阪神コースは極端に瞬発力勝負にさえならなければ、存外、向いているコースかもしれない。ここは真価をはかりたいところ。

 NHKマイルC馬、ラウダシオン。朝日杯FSこそサリオスに完敗したものの、この馬のマイルでの力も相当なもの。NHKマイルでは逃げるレシステンシアを追い落とし、古馬と初対戦となった前走も余裕の残しの状態で2着とまずまずの結果。やはり3歳馬はひと叩きされていると信頼感もぐっと増す。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

17=04
→02,08,07,06
(24点)
結局はルメール騎手の選んだ馬が本命となってしまうのが、ここ一連の流れだが、それでもここはサリオスに本命を打つ。コントレイルというライバルさえいなければ、相当の成績を残した大器。一方、グランアレグリアもちょっと負ける姿が想像できないほどの充実度と完成度。かなりのメンバーが揃っているものの、ちょっとこの2頭は、複勝圏内を外すということを想像できない。1、2番人気から流すのは不本意ではあるものの、ここは逆らわずこの2頭軸での3連単マルチながしとする。便宜上、マルチながしとはしたが、賭ける金額にはメリハリをつけたい。
2019年11月17日(日) / 京都 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 5  △  インディチャンプ   牡4 57 池  添  1:33.0  3
2[7] 14  ◎  ダノンプレミアム   牡4 57 川  田  1.1/2   1
3[4] 7     Bペルシアンナイト   牡5 57 マーフ  クビ    6
4[2] 3     Bマイスタイル       牡5 57 田中勝  1/2     10
5[1] 1  △  ダノンキングリー   牡3 56 横山典  クビ    2
6[6] 11      カテドラル         牡3 56   武    3/4     13
7[5] 9  ☆  クリノガウディー   牡3 56 藤岡佑  クビ    12
8[1] 2  ☆  グァンチャーレ     牡7 57 松  岡  1.1/4   11
9[2] 4      レッドオルガ       牝5 55 岩田望  クビ    15
10[8] 15  ○  ダイアトニック     牡4 57 スミヨ  クビ    4
11[4] 8      プリモシーン       牝4 55 ビュイ  1/2     9
12[7] 13      タイムトリップ     牡5 57   幸    1      17
13[3] 6      フィアーノロマーノ 牡5 57 藤岡康  クビ    14
14[6] 12      モズアスコット     牡5 57 和  田  クビ    7
15[8] 17  ▲ Bレイエンダ         牡4 57 ルメー  1/2     8
16[5] 10  ☆ Bアルアイン         牡5 57 ムーア  3.1/2   5
17[8] 16      エメラルファイト   牡3 56 石  川  3/4     16
  
払戻金 単勝 5 640円
    複勝 5 190円 / 14 130円 / 7 290円
    枠連 3-7 860円
    馬連 5-14 840円 / 馬単 5-14 2040円
    3連複 5-7-14 3200円 / 3連単 5-14-7 16580円
    ワイド 5-14 370円 / 5-7 1090円 / 7-14 570円
  

感想と言い訳?!

 信頼できそうなのはダノンプレミアムくらいだなぁ…と思ったとおりの結果となりました。比較的上位決着で決まりましたが、なかなか当てづらい結果でした。勝ったのは、池添騎手の代打騎乗となったインディチャンプ。1番人気、ダノンプレミアムを問題にしない完勝劇でした。マイラーとしての資質が高く、一度叩いた効果も大きかったです。あとは今年はしんどいかと思っていたペルシアンナイトの3着も立派でした。京都マイルは走りますねー。

2019/11/17 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コーナーまで余裕があり、ペースは緩みがち。だが、その分、後半の流れの緩急が大きく、4コーナーから直線に向けての攻防はシビア。内回りコースとの合流地の広い部分を活かせる差し馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ダノンキングリー 牡3 56.0 横山典
1 02 グァンチャーレ 牡7 57.0 松岡
2 03   マイスタイル 牡5 57.0 田中勝
2 04   レッドオルガ 牝5 55.0 岩田望
3 05 インディチャンプ 牡4 57.0 池添
3 06   フィアーノロマーノ 牡5 57.0 藤岡康
4 07   ペルシアンナイト 牡5 57.0 マーフィー
4 08   プリモシーン 牝4 55.0 ビュイック
5 09 クリノガウディー 牡3 56.0 藤岡佑
5 10 アルアイン 牡5 57.0 ムーア
6 11   カテドラル 牡3 56.0 武豊
6 12   モズアスコット 牡5 57.0 和田
7 13   タイムトリップ 牡5 57.0
7 14 ダノンプレミアム 牡4 57.0 川田
8 15 ダイアトニック 牡4 57.0 スミヨン
8 16   エメラルファイト 牡3 56.0 石川
8 17 レイエンダ 牡4 57.0 ルメール
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
マイル戦としては、ペースが遅い傾向の同レース。今年はさらに遅くなりそう。先行勢注目。
信頼度
C
上位拮抗
抜けた馬こそいないが、なかなかの実力馬が顔を揃えた。その差は僅かで鞍上の手腕も問われる。
予想本文 

~ 実力均衡 ~
 マイル戦としては緩いペースで進み、上がりの勝負となりがちなこのレース。加えて京都外回りということもあってか、それほど大きく荒れることも少ない。ただ、ここ5年で1番人気は4回も飛んでおり、なかなか的中が難しいレースとなっている。今年もG1馬はそれなりに顔を揃えたものの、その実力差は僅か。展開ひとつで結果も大きく左右されそう。

 前走、アーモンドアイには大敗の結果となったが、休養明けながらしっかりと2着をキープしたダノンプレミアムにはやはり一目を置きたい。ときどき大ポカもあるので油断はできないが、春の安田記念と違い、上がりの勝負となるマイルCSはこの馬には向くはず。実際に同じ舞台のマイラーズCでの快勝がそれを後押しする。

 スワンSは連動性がいまひとつのところもあるが、ダイアトニックを相手筆頭に据えたい。マイル戦の実績は今ひとつゆえ、距離延長は気になる。しかし、条件戦を含むとは言え、京都コース5戦全勝の実績は信頼に足るもので、前につけて突き放すのはこのレースでも通用する戦法。

 面白そうなのが大外枠のレイエンダ。ちょっと距離は短いと思われるが、前走で対応できることを証明した。レイデオロの全弟という良血馬で、追い切りの動きも軽快。関西の遠征がどう出るかだが、再びの主戦の名手を背に一発やらかしそうな雰囲気が漂う。

 この馬が1番人気では?と予想していた3歳エース、ダノンキングリー。主戦騎手の欠場も多少影響したかもしれない。ただ、前走のレースぶりは圧巻で、まさかの出負けに、先行有利の流れとなった中での勝利は相当強い内容。本来はやはり前目での競馬が良いように思える。今回どのような位置取りでレースをするかがポイントとなりそう。

 インディチャンプも主戦交代が気になるところだが、休養明けを叩いて調子はかなり良さそう。マイル春秋連覇も十分視野に入るほどの仕上がりをみせた。東京コースに良績が目立つが、もちろん京都マイルは願ってもないところ。前走の3着は斤量差もあり、気にする材料ではない。

 高齢馬でもグァンチャーレは不気味。一戦叩いて迎えた適性舞台。実績の割に人気がなく、展開的に前に行く点も好ましい。なにより馬券的旨味が大きい。

 マイルはやや忙しいが、アルアインはまだ見限るには早計か。得意距離での前走の大敗はいただけないが、大型馬が一叩きされた上積みは必ずあるはず。名手を背に反撃体制。

 クリノガウディは気性的にどうも実力が発揮できていない印象。ただ、近走は随分落ち着いてきており、加えて輸送のない京都では一変の可能性を秘めている。穴馬としては非常に面白い存在。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

14=15
→17,01,05,02,10,09
(36点)

14=17
→15,01,05,02,10,09
(36点)
中2週のローテは気になるが、ハイレベルだった天皇賞で力を示したダノンプレミアムを信頼したい。ただ、移行はなかなか多士済々のメンバーで混戦模様。多少冒険して、ダイアトニック、レイエンダの外枠2頭から、3連単マルチ流し勝負。印こそ回らなかったものの、ペルシアンナイト、モズアスコットらの実績馬も不気味な存在で、ヒモ相手は可能なかぎり広げておきたい。
2018年11月18日(日) / 京都 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  ▲ ステルヴィオ    牡3 56 ビュイ  1:33.3  5
2[1] 2  ☆ ペルシアンナイト  牡4 57 デムー  アタマ  3
3[2] 3  ◎ アルアイン     牡4 57 川 田  1.1/4   4
4[8] 16     カツジ       牡3 56 松 山  アタマ  16
5[5] 10     ミッキーグローリー 牡5 57 戸 崎  クビ    8
6[3] 6     ジュールポレール  牝5 55 石 川  クビ    10
7[7] 13     レッドアヴァンセ  牝5 55 北村友  クビ    13
8[3] 5     ヒーズインラブ   牡5 57 藤岡康  1/2     17
9[5] 9     ウインブライト   牡4 57 松 岡  ハナ    14
10[7] 14  △ エアスピネル    牡5 57 福 永  ハナ    7
11[8] 18  ☆ ケイアイノーテック 牡3 56 藤岡佑  3/4     9
12[7] 15  △ アエロリット    牝4 55 ムーア  ハナ    2
13[4] 8  ○ モズアスコット   牡4 57 ルメー  ハナ    1
14[4] 7  ☆ ロジクライ     牡5 57 Cデム  クビ    6
15[2] 4     ブラックムーン   牡6 57 浜 中  ハナ    18
16[6] 11     ジャンダルム    牡3 56  武   3/4     11
17[8] 17     ロードクエスト   牡5 57 横山典  1.1/4   12
18[6] 12     レーヌミノル    牝4 55 四 位  2.1/2   15
  
払戻金 単勝 1 870円
    複勝 1 310円 / 2 230円 / 3 240円
    枠連 1-1 3200円
    馬連 1-2 3220円 / 馬単 1-2 6350円
    3連複 1-2-3 5480円 / 3連単 1-2-3 29790円
    ワイド 1-2 1140円 / 1-3 1130円 / 2-3 670円
  

感想と言い訳?!

 先行からうまく抜け出したアルアイン。それを外からの馬群が急襲すると思いきや差してきたのは内から。それも、ステルヴィオとペルシアンナイトの外国人ジョッキーの駆る2頭。狭いところを捌いて割って出てきました。ああいう騎乗を事もなげにやってみせるところがすごいところですね。
 一方、人気のモズアスコットは大敗していまいました。4コーナーでの不利が響きました。でも本命アルアインはギリギリの3着でしたから、これでよかった…のかも?!(笑)

2018/11/18 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コーナーまで余裕があり、ペースは緩みがち。だが、その分、後半の流れの緩急が大きく、4コーナーから直線に向けての攻防はシビア。内回りコースとの合流地の広い部分を活かせる差し馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ステルヴィオ 牡3 56.0 ビュイック
1 02 ペルシアンナイト 牡4 57.0 Mデムーロ
2 03 アルアイン 牡4 57.0 川田
2 04   ブラックムーン 牡6 57.0 浜中
3 05   ヒーズインラブ 牡5 57.0 藤岡康
3 06   ジュールポレール 牝5 55.0 石川
4 07 ロジクライ 牡5 57.0 Cデムーロ
4 08 モズアスコット 牡4 57.0 ルメール
5 09   ウインブライト 牡4 57.0 松岡
5 10   ミッキーグローリー 牡5 57.0 戸崎圭
6 11   ジャンダルム 牡3 56.0 武豊
6 12   レーヌミノル 牝4 55.0 四位
7 13   レッドアヴァンセ 牝5 55.0 北村友
7 14 エアスピネル 牡5 57.0 福永
7 15 アエロリット 牝4 55.0 ムーア
8 16   カツジ 牡3 56.0 松山
8 17   ロードクエスト 牡5 57.0 横山典
8 18 ケイアイノーテック 牡3 56.0 藤岡佑
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
本来、ハナにこだわるタイプでもない15が引く流れとなりそう。例年にくらべるとゆったりと流れ、直線の瞬発力勝負か。
信頼度
C
実力伯仲
マイルで安定感のある馬も揃い、高いレベルでの混戦模様。
予想本文 

~ 豪華メンバーのマイル戦 ~
多くのG1馬が顔を揃え、近年のマイル戦としては珍しい豪華な顔ぶれ。牡牝、世代とも粒ぞろいで目移りするところだが、有力馬には軒並み外国人ジョッキー。そろそろ日本人騎手の活躍もみたいところ。

 そこで日本人ジョッキーから選んだ訳ではないが、秋叩き3走目を迎えるアルアインを本命視する。長い間、勝利からは遠ざかってはいるが、G1を主としたハイレベルのレースで常に堅実に駆けてきた。この馬はキレで勝負するイメージこそ少ないが、このレースに群を抜く実績をディープ産駒であることを忘れてはならない。鞍上手変替わりも魅力。

 マイル戦連対パーフェクトの怪物の仔、モズアスコット。鞍上も今やモンスター級の勢いの名ジョッキーが数ある手駒の中からこの馬を選んだ。当然、最有力候補としての注目を浴びることになる。前走は思わぬ敗戦を喫したが、休み明けとしては文句ない内容。マイル春秋連覇も。

 今ひとつに終わった春のクラシックから、マイルに路線変更してきたステルヴィオ。前走では休養明けながら鋭い末脚を披露。ルメール騎手からの乗り替わりとなるが、ロードカナロア産駒で、実績ある距離に戻った今回、再びの快進撃も。

 勝ちきれないレースが続くエアスピネルだが、マイル戦での堅実さは相変わらず。メンバーが揃った今回でも気後れはない。4歳勢に勢いがあるだけに5歳世代の意地を見せてほしいところ。

 春の3歳マイル王ケイアイノーテックは大外枠となったが、このレースではむしろ外枠は好走例が多い。一叩きされての上積みは見込めるところで、このメンバーでもチャンスはある。

 ここ2戦は、不利もあって十分な力を出し切れていない昨年の覇者、ペルシアンナイト。後方からの競馬を身上とするため、ゆったり目の予想される今回のペースが気になるが、一叩きの上積みもあり、連覇があっても驚けない。

 ロジクライの前走は鞍上の力量も感じたが、2番手から抜け出す非常に強い勝ち方。前走と同じく、先行して押し切る前走と同じ競馬ができれば、その底力はやはり脅威。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

03=08
→01,15,14,18,02,07
(36点)

03=01
→01,15,14,18,02,07
(36点)
ハイレベルな実力伯仲状態で、なかなか悩ましいところ。軸としての要素が強いが本命にはアルアインを据える。中距離の下地のある馬のマイル戦参戦はこのレースの好走条件にもあう。問題は相手だが、人気でもモズアスコットとなるだろう。印は回らなかったがミッキーグローリー、ジャンダルムなども面白いヒモ穴候補だ。ひとまず馬券はアルアインから、モズアスコットとステルヴィオで3連単2頭軸マルチで。

このページの上部へ

Profile

bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

About

中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

サイト内検索

月別アーカイブ

  1. 2023年4月 [1]
  2. 2023年3月 [2]
  3. 2023年2月 [2]
  4. 2022年12月 [10]
  5. 2022年11月 [6]
  6. 2022年10月 [8]
  7. 2022年6月 [4]
  8. 2022年5月 [9]
  9. 2022年4月 [7]
  10. 2022年3月 [2]
  11. 2022年2月 [2]
  12. 2021年12月 [10]
  13. 2021年11月 [7]
  14. 2021年10月 [7]
  15. 2021年6月 [4]
  16. 2021年5月 [10]
  17. 2021年4月 [6]
  18. 2021年3月 [2]
  19. 2021年2月 [2]
  20. 2020年12月 [11]
  21. 2020年11月 [6]
  22. 2020年10月 [7]
  23. 2020年6月 [5]
  24. 2020年5月 [9]
  25. 2020年4月 [6]
  26. 2020年3月 [2]
  27. 2020年2月 [2]
  28. 2020年1月 [1]
  29. 2019年12月 [8]
  30. 2019年11月 [7]
  31. 2019年10月 [7]
  32. 2019年9月 [1]
  33. 2019年6月 [4]
  34. 2019年5月 [9]
  35. 2019年4月 [6]
  36. 2019年3月 [4]
  37. 2019年2月 [1]
  38. 2019年1月 [1]
  39. 2018年12月 [9]
  40. 2018年11月 [7]
  41. 2018年10月 [6]
  42. 2018年9月 [1]
  43. 2018年6月 [5]
  44. 2018年5月 [8]
  45. 2018年4月 [6]
  46. 2018年3月 [3]
  47. 2018年2月 [2]
  48. 2017年12月 [10]
  49. 2017年11月 [7]
  50. 2017年10月 [6]
  51. 2017年9月 [1]
  52. 2017年7月 [1]
  53. 2017年6月 [4]
  54. 2017年5月 [8]
  55. 2017年4月 [7]
  56. 2017年3月 [2]
  57. 2017年2月 [2]
  58. 2017年1月 [1]
  59. 2016年12月 [8]
  60. 2016年11月 [6]
  61. 2016年10月 [7]
  62. 2016年7月 [1]
  63. 2016年6月 [4]
  64. 2016年5月 [8]
  65. 2016年4月 [6]
  66. 2016年3月 [1]
  67. 2016年2月 [2]
  68. 2016年1月 [1]
  69. 2015年12月 [8]
  70. 2015年11月 [6]
  71. 2015年10月 [7]
  72. 2015年6月 [4]
  73. 2015年5月 [9]
  74. 2015年4月 [5]
  75. 2015年3月 [2]
  76. 2015年2月 [2]
  77. 2014年12月 [8]
  78. 2014年11月 [8]
  79. 2014年10月 [6]
  80. 2014年6月 [5]
  81. 2014年5月 [9]
  82. 2014年4月 [5]
  83. 2014年3月 [2]
  84. 2014年2月 [1]
  85. 2013年12月 [7]
  86. 2013年11月 [8]
  87. 2013年10月 [6]
  88. 2013年9月 [1]
  89. 2013年6月 [4]
  90. 2013年5月 [8]
  91. 2013年4月 [6]
  92. 2013年3月 [2]
  93. 2013年2月 [2]
  94. 2012年12月 [8]
  95. 2012年11月 [7]
  96. 2012年10月 [7]
  97. 2012年9月 [1]
  98. 2012年6月 [5]
  99. 2012年5月 [7]
  100. 2012年4月 [6]
  101. 2012年3月 [2]
  102. 2012年2月 [2]
  103. 2012年1月 [1]
  104. 2011年12月 [8]
  105. 2011年11月 [6]
  106. 2011年10月 [9]
  107. 2011年7月 [1]
  108. 2011年6月 [4]
  109. 2011年5月 [8]
  110. 2011年4月 [5]
  111. 2011年3月 [3]
  112. 2011年2月 [2]
  113. 2010年12月 [8]
  114. 2010年11月 [7]
  115. 2010年10月 [7]
  116. 2010年6月 [4]
  117. 2010年5月 [10]
  118. 2010年4月 [4]
  119. 2010年3月 [2]
  120. 2010年2月 [2]

地方競馬購入(楽天競馬)

データ分析(KLAN)

Adsence