ジャパンカップ 一覧

2022年11月27日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6  ▲  ヴェラアズール   牡5 57 ムーア  2:23.9  3
2[7] 15  △  シャフリヤール   牡4 57 Cデム  3/4     1
3[2] 3  △  ヴェルトライゼンデ 牡5 57 レーン  クビ    4
4[4] 8  ☆  デアリングタクト  牝5 55 マーカ  1/2     5
5[7] 14  ◎  ダノンベルーガ   牡3 55 川 田  2.1/2   2
6[3] 5      グランドグローリー 牝6 55 ギュイ  クビ    14
7[1] 2      オネスト      牡3 55 ルメー  クビ    6
8[6] 11      カラテ       牡6 57 菅原明  クビ    13
9[4] 7      テュネス      牡3 55 ムルザ  1.3/4   7
10[8] 17      ユーバーレーベン  牝4 55 デムー  ハナ    10
11[5] 10  ☆  ハーツイストワール 牡6 57  武   クビ    12
12[6] 12      シャドウディーヴァ 牝6 55 松 山  1/2     16
13[2] 4      トラストケンシン  牡7 57 丸 田  3/4     18
14[7] 13  ☆  テーオーロイヤル  牡4 57 菱 田  1.3/4   8
15[1] 1      シムカミル     牡3 55 ブノワ  ハナ    11
16[5] 9     Bユニコーンライオン 牡6 57 国分優  クビ    15
17[8] 18  ○  ボッケリーニ    牡6 57 浜 中  2.1/2   9
18[8] 16     Bリッジマン     牡9 57 石 川  4      17
  
払戻金  [単 勝]  6 450円
        [複 勝]  6 160円/ 15 140円/ 3 240円
        [枠 連]  3-7 470円
        [馬 連]  6-15 940円
        [ワイド]  6-15 380円 / 3-6 560円 / 3-15 530円
        [馬 単]  6-15 1920円
        [3連複]  3-6-15 2360円
        [3連単]  6-15-3 9850円
  

感想と言い訳?!

 予想より若干前掛かりもスローペースの中、上位陣は後方待機馬が独占する上がりの競馬なりました。中でもヴェラアズールは見事。馬も馬ですが、ムーア騎手も凄かった。相当ごちゃついた中で我慢しながら、切れる末脚を最後まで温存し、ゴールまで導きました。彼でなければこの結果は得られなかったようにも思いますが、G1の舞台でもメンバー最速の上がりを記録するヴェラアズールはもちろんすごい。人気も嫌って今回は見極めの場としましたが、前評判どおりの素晴らしい競馬っぷりでした。またエイシンフラッシュ産駒のスター誕生もうれしいです。

 2着シャフリヤールは、もう少し枠が内だったら…という内容。道中思ったより後ろにいたので心配しましたが、しっかりと伸びてきました。あと、4着デアリングタクトも苦しい位置からすごい伸びで、マーカンド騎手の鬼気迫る追いっぷりは、この後の反動が気になるほど。3着のヴェルトライゼンデも含め、またしても上位を外国人ジョッキーが独占。特にこういう叩き合いの展開だと外国人ジョッキーは強いですね。逆に馬の方はというと、海外参戦馬は全滅。結構なメンバーだっただけに、やはり日本の競馬場は独特で、素直に通用しそうにはありませんね。

 尚、本命に推したダノンベルーガは、希望通り前の競馬をしてくれましたが、結果、仕掛けが早くなってしまった形で、一旦は先頭に躍り出るも、後方からの末脚に賭けた有力馬に飲み込まれました。ゴール前では勝ち馬にかわされ、急に手綱を引かれていたのも心配です。

2022/11/27 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   シムカミル 牡3 55.0 ブノワ
1 02   オネスト 牡3 55.0 ルメール
2 03 ヴェルトライゼンデ 牡5 57.0 レーン
2 04   トラストケンシン 牡7 57.0 丸田
3 05   グランドグローリー 牝6 55.0 ギュイヨン
3 06 ヴェラアズール 牡5 57.0 ムーア
4 07   テュネス 牡3 55.0 ムルザバエ
4 08 デアリングタクト 牝5 55.0 マーカンド
5 09   ユニコーンライオン 牡6 57.0 国分優
5 10 ハーツイストワール 牡6 57.0 武豊
6 11   カラテ 牡6 57.0 菅原明
6 12   シャドウディーヴァ 牝6 55.0 松山
7 13 テーオーロイヤル 牡4 57.0 菱田
7 14 ダノンベルーガ 牡3 55.0 川田
7 15 シャフリヤール 牡4 57.0 Cデムーロ
8 16   リッジマン 牡9 57.0 石川
8 17   ユーバーレーベン 牝4 55.0 Mデムーロ
8 18 ボッケリーニ 牡6 57.0 浜中
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
09の単騎逃げ濃厚。例年通りスローな流れで、5番手までのいわゆるダービーポジションをとった馬に利がありそう。
信頼度
C
波乱含み
信頼の置ける確たる本命馬は不在。未知の外国馬も参戦し、波乱要素内在。
予想本文 

~ 天皇賞・秋 敗者復活戦? ~
 凱旋門賞馬アルピニスタをはじめ、海外組の回避馬が続出。加えて日本馬もドゥデュース、イクイノックスら多くのG1ホースが揃って有馬記念へと矛先を変え、ジャパンカップは空洞化してしまった。勝ち馬が抜けた天皇賞・秋の再戦ムードも漂うが、それでも海外参戦馬がそれなりにいてくれるおかげで、ジャパンカップとしての体裁は保つことができたと言えよう。

 今年、今一つ勝ちきれないメンバーが揃ったが、やはり勢いのある3歳世代からダノンベルーガが筆頭を務めよう。クラシックを含むG1 3連戦を一歩届かない結果に終わってはいるが、運のなさもあってのもので、強い3歳世代のトップ級の実力の持ち主。同期の他3歳馬が軒並みG1を奪取していったが、なんとかこの馬もここでG1タイトルを手にしておきたい。休養明けの前走、天皇賞・秋は逃げたパンサラッサを捉えきれずに3着も、猛追してその差はごく僅か。そのひと叩きを経て、さらに斤量が55キロに減って挑むこの舞台は取りこぼせない。ただ、近2走でみせた直線で末一手にかける戦法では苦しく、ここはそれなりに前で競馬してほしいところ。

 G2 4連戦をすべて3着以内にまとめたボッケリーニをここで抜擢したい。前走、ヴェラアズールに敗れたことで人気は控えめだが、2戦全勝のこの舞台はこの馬にはプラスとなるはず。極端な上がりの競馬となれば分が悪そうだが、G1のそこその早い流れでスタミナを要した後での追い比べなら、このメンバー相手でも面白い勝負ができるはず。6歳ながら、まだ成長の見込める晩成型。持ち前のしぶとさで馬券に絡んでくれるようなら、配当的にも旨味がある。大外枠となったが東京2400mならそこまで気にする材料でもない。

 以前はダートを走っていたエイシンフラッシュ産駒のヴェラアズール。しかし、芝に転戦後、躍進を続け、あっという間にこの舞台に上り詰めた。芝ダート兼用タイプというより、もともと脚元不安からダートを使ってきて出世が遅れてきた。その馬が芝解禁でいよいよ本領発揮。い芝のレースは常にメンバー最速という驚異的な末脚を持ち、状態も絶好調。加えて鞍上には世界的名手を迎えることができた。これで人気を集めないはずがなく、当日は1番人気もありそう。その加熱ぶりに少し冷静になりたいのが、まだ早い時計の中での経験がないことと、おそらく予想されるスローの流れで、先行馬も簡単に止まらないであろうこと。もちろん杞憂に終わるかもしれないが、現時点で絶対視までは、少し気が早い点がここにある。

 海外帰りの復帰戦を無難にこなしたシャフリヤール。昨年のこのレースの3着で、ダービー馬。やはり東京コース、それも2400mはベストで、この舞台で大崩れする姿は想像しにくい。ひと叩きされ、身が入った今なら、前走からの前進は必至。海外でも安定した成績を残し、国内でも5着以下なしの堅実さはこの混戦メンバーではやはり頼もしい存在。比較的、前で競馬できる点もこのレース向きの脚質。距離も伸びた方が落ち着いたレースができるだろう。

 ヴェルトライゼンデは前走こそ案外な内容だったが、2走前には先のエリザベス女王杯馬、ジュラルディーナに勝利。当時の鞍上、レーン騎手ともコンビ復活で、意気があがる。ダービー3着の実績があるが、皐月賞、菊花賞では大敗しており、やや当てにならないところもある。ただ、左回りでは安定した成績をしてしており、さらに直線長い東京コースは、よりこの馬の末脚が活きる舞台であるはず。前走からの巻き返しは見込めそうだ。

 デアリングタクトにとって、前走のエリザベス女王杯は気の毒な条件だった。勝ちきれないレースが続くが、条件的に恵まれていないことも事実で、まだ巻き返す余地は残っている。だた、それだけに前走の消耗が余計で、中1週の厳しいローテが今回どうでるか。また、今回、主戦騎手から手替わりしている点も結果がどうでるか、注目したいところ。

 4連勝でダイヤモンドSを制し、続く春の天皇賞でも3着でスタミナ自慢を見せつけたテーオーロイヤル。休養を挟んでの秋2戦は、今一つの結果に終わってしまった。ただ、2走前のオールカマーは外を回った不利があり、前走は前を塞がれ、他馬と接触する不利があった。この2戦を度外視すれば、まだ底割れとは言えず、その戦績は脅威。このメンバー相手なら、時計がかるようならチャンスありそうだ。

 春の天皇賞では大敗も、堅実な末脚をもつハーツイストワール。ここは相当な相手強化とはなるが、東京2400mは3.1.0.1の得意な舞台でもある。鞍上とも好相性で、見劣りする実績を今の充実度とコース相性で相殺を目論む。こちらも時計がかかった混戦になれば、上位に顔を出してくる可能性も。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:
14
→18,06,15,03
(36点)

軸2頭マルチ:

14=18
→06,15,03,08,13,10
(36点)
正直なところ、☆印群は上位馬とは少し差を感じ、◎~△のあたりでの決着の可能性が高いように感じる。その中でも、ややムラがありそうではあるが、55キロの恩恵のある3歳馬、ダノンベルーガを軸に据え、ボッケリーニを相手に高配を狙いたい。馬券はこの2頭からの3連単マルチ馬券と、ダノンベルーガからの1頭軸マルチで△までの4頭を抑えたい。印が回らず、思い切って外国馬をすべて外したが、配当的に旨味があるようなら、多少ケアしておきたい。
2021年11月28日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  ◎  コントレイル    牡4 57 福 永  2:24.7  1
2[4] 7  ○  オーソリティ    牡4 57 ルメー  2      3
3[2] 4  △  シャフリヤール   牡3 55 川 田  1.1/2   2
4[6] 12  ☆  サンレイポケット  牡6 57 鮫島克  3/4     10
5[3] 6      グランドグローリー 牝5 55 Cデム  3/4     8
6[7] 14  △  ユーバーレーベン  牝3 53 デムー  クビ    5
7[6] 11      シャドウディーヴァ 牝5 55 横山典  1/2     11
8[8] 18      ジャパン      牡5 57  武   クビ    9
9[5] 9  ▲  アリストテレス   牡4 57 横山武  1      4
10[3] 5      キセキ       牡7 57 和田竜  1      7
11[2] 3  ☆  ブルーム      牡5 57 ムーア  1/2     6
12[8] 16      ユーキャンスマイル 牡6 57 藤岡佑  1      14
13[7] 13      モズベッロ     牡5 57 池 添  1.1/2   16
14[7] 15      マカヒキ      牡8 57 藤岡康  クビ    12
15[5] 10      ロードマイウェイ  牡5 57 三 浦  3      18
16[1] 1     Bムイトオブリガード 牡7 57 柴田善  クビ    15
17[4] 8     Bウインドジャマー  セ4 57 北村宏  アタマ  17
18[8] 17  ☆  ワグネリアン    牡6 57 戸 崎  クビ    13  
払戻金  [単 勝]  2 160円
        [複 勝]  2 110円/ 7 140円/ 4 120円
        [枠 連]  1-4 530円
        [馬 連]  2-7 530円
        [ワイド]  2-7 210円 / 2-4 150円 / 4-7 330円
        [馬 単]  2-7 670円
        [3連複]  2-4-7 510円
        [3連単]  2-7-4 1780円
  

感想と言い訳?!

 コントレイルが立派に有終の美を飾りました。福永騎手の涙には、やはり相当のプレッシャーがあったことを物語ってました。さらなるマイナス体重で、パドックでの姿は極限そのものといった状態。レース前からあれほど勝てる雰囲気を感じたことは過去そんなにありません。実際文句のつけようのない完勝でした。
 
 一方で同様にシャフリヤールのパドックでの姿もものすごく、直前で一気に人気を集めました。こりゃ、この2頭の一騎打ちかなぁとも思いましたが、負けじとオーソリティが割って入りました。というか、さすがにルメール騎手。完璧な騎乗で、あれで負けたら仕方がないと思える内容でした。
 
 それにしても…3連単で1700円ですか?笑 せめて、サンレイポケットがからんでくれたらなぁ…とも思いましたが、まぁ、ここはこれでよいでしょう!

 あと、マカヒキのおかげでダービー馬が4頭揃う珍しいレースになりましたが、ワグネリアンの方はちょっと困った結果となりましたね。

2021/11/28 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 12R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ムイトオブリガード 牡7 57.0 柴田善
1 02 コントレイル 牡4 57.0 福永
2 03 ブルーム 牡5 57.0 ムーア
2 04 シャフリヤール 牡3 55.0 川田
3 05   キセキ 牡7 57.0 和田竜
3 06   グランドグローリー 牝5 55.0 Cデムーロ
4 07 オーソリティ 牡4 57.0 ルメール
4 08   ウインドジャマー セ4 57.0 北村宏
5 09 アリストテレス 牡4 57.0 横山武
5 10   ロードマイウェイ 牡5 57.0 三浦
6 11   シャドウディーヴァ 牝5 55.0 横山典
6 12 サンレイポケット 牡6 57.0 鮫島駿
7 13   モズベッロ 牡5 57.0 池添
7 14 ユーバーレーベン 牝3 53.0 Mデムーロ
7 15   マカヒキ 牡8 57.0 藤岡康
8 16   ユーキャンスマイル 牡6 57.0 藤岡佑
8 17 ワグネリアン 牡6 57.0 戸崎圭
8 18   ジャパン 牡5 57.0 武豊
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
それなりに先行勢は好位を取りに行くはずで、ある程度は流れう。
信頼度
C
軸馬信頼
本命馬の軸は信頼度は高そうだが、人気も一本かぶり気味。ヒモ荒れに期待したいところ。
予想本文 

~ 無勝の三冠馬 ~
 昨年のジャパンカップは歴史に残る夢の舞台だった。そこに挑んだ3歳三冠馬のコントレイルは先輩女帝に敗れてしまった。そこからまさかここまで未勝利になるとはさすがに予想外。ただ、レースに出たのは3戦のみ。そして、勝利こそないが、異なる条件の厳しいレースですべて上位入線を果たした。決して恥ずべき内容ではないのだが、それでも、ここはなんとしても勝利して、引退を飾りたい一戦となる。

 「負けられぬ」ただその一言で、渾身の仕上げをみせているコントレイル。正直、頭としては懐疑的な気持ちもあったが、これなら!と思える素晴らしい内容の追い切り内容で、強い3歳世代や未知の外国馬が相手でも、自信の本命に据えたい。3冠達成後の3戦はいずれも厳しい戦いとなったが、ここまで決して崩れなかった。東京コースはこの馬には最もやりやすいコース。不良馬場の大阪杯以降、無理をしないローテも、今こそ実を結んでくるはず。例え人気でも、ここは軸不動か。

 東京コースで、しかもこの鞍上なら!というのがオーソリティ。G1で2度の大敗があるが、アルゼンチン共和国杯を連覇。特に前走は斤量を背負いながらの貫禄勝ち。東京コースの中距離舞台であるなら、G1の舞台でも期待度は高い。比較的、前で競馬ができる点も好印象で、加えてこの鞍上なら、好位抜け出しから危なげない競馬ができそう。中2週と、間隔が詰まっている点は多少気になるところ。

 コントレイルと菊花賞で接戦を演じたアリストテレス。ここにきて、かなり状態が上向きになってきている。前走ではマカヒキの激走に屈したとはいえ、粘るキセキを競り落とし、存在感を再度発揮。父エピファネイアと同じく、少し気性面で難しいところが見受けられるが、東京コースなら存分に力を発揮できるはず。

 強い3歳世代のダービー馬シャフリヤール。ダービーで下したエフフォーリアは先日、コントレイルを下し、天皇賞制覇した。三段論法的には当然の筆頭候補も、復帰前走が案外の結果。ただ、重馬場の中、自慢のキレを活かせなかった点は言い訳できる。良馬場でこのメンバーなら胸を張れることは間違いないが、このレースは東京でも、後方からの競馬は厳しい展開になりがち。その点、この馬は少々分が悪く、人気も考え、一歩引く評価とした。

 53キロの斤量がやはり魅力のユーバーレーベン。いくらなんでも負けすぎの前走ではあるが、全く競馬になってなかっただけに、逆に一叩き後の一変も期待できる。オークスと同じ舞台ではあるが、このメンバーでさすがに直一気の展開は望みづらい。ある程度前につける必要はあるだろう。オークス馬はこのレースで活躍がみられているだけに要注意。

 海外参戦馬ブルームも気になる。極悪馬場の凱旋門賞で大敗後、続くBCターフでしっかりと巻き返してみせた。返す刀で強行ローテの参戦だが、現着後は意外に身軽い姿を披露。血統的にも、追い込み脚質的にも、日本の早い時計への対応がどうかだが、そこは日本をよく知る鞍上だけに…。

 ミスター東京2400のジャンポケ産駒のサンレイポケット。6歳にしてジリジリと地力アップが伺える奥手の長距離型。前走の天皇賞・秋では、あれだけのメンバーを相手に4着と大健闘。ここも引き続き。

 不調が続くワグネリアンだが、前走のマイル戦出走はいいきっかけとなるかも。もともとこのレースでの好走実績もあり、鞍上手替わりも手伝って、スムーズなら復活の可能性も…。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭1着ながし:

02
→07,09,04,14,03,12,18
(42点)

軸1頭2着ながし:
02
→07,09,04,14,03,12,18
(42点)
意外と難しいメンバーが揃ったが、素直にコントレイルを信頼。単勝勝負は怖いものがあるが、連軸としてはまず信頼に応えてくれるだろう。しかし、やはり心情的には先週のグランアレグリアと同じく、有終の美を飾って欲しい。対抗格が難しいこともあり、ここは3連単1頭ながしで勝負。一応2着固定も押さえておきたい。
2020年11月29日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 曇・良
3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[2] 2  ▲ アーモンドアイ     牝5 55 ルメー 2:23.0  1
2[4] 6  ◎ コントレイル       牡3 55 福  永 1.1/4   2
3[3] 5  ○ デアリングタクト   牝3 53 松  山 クビ    3
4[1] 1  ☆ カレンブーケドール 牝4 55 津  村 ハナ    5
5[8] 15  ☆ グローリーヴェイズ 牡5 57 川  田 クビ    4
6[2] 3     ワールドプレミア   牡4 57   武   3      7
7[4] 7     ミッキースワロー   牡6 57 戸  崎 クビ    10
8[3] 4     キセキ             牡6 57 浜  中 2      6
9[7] 12     マカヒキ           牡7 57 三  浦 クビ    11
10[5] 8     ウェイトゥパリス   牡7 57 デムー 2.1/2   9
11[6] 10     パフォーマプロミス 牡8 57 岩田望 1      12
12[7] 13     ユーキャンスマイル 牡5 57 岩田康 1      8
13[6] 11     クレッシェンドラヴ 牡6 57 内  田 2      14
14[5] 9     トーラスジェミニ   牡4 57 田  辺 1.3/4   15
15[8] 14     ヨシオ             牡7 57 勝  浦 大差    13
  
払戻金 単勝 2 220円
    複勝 2 110円 / 6 110円 / 5 120円
    枠連 2-4 350円
    馬連 2-6 330円 / 馬単 2-6 610円
    3連複 2-5-6 300円 / 3連単 2-6-5 1340円
    ワイド 2-6 170円 / 2-5 190円 / 5-6 220円
  

感想と言い訳?!

 歴史に残るレースに相応しい素晴らしいレースでした。コントレイル、デアリングタクトには、現役最強馬に勝って世代交代を告げてほしいところでもありましたが、アーモンドアイが見事に退け、引退の花道を飾りました。正攻法でしっかり受けての勝利は完勝といっていいでしょう。キセキがうまく流れをつくってくれたとはいえ、3強の中で最も先行しながらも抜かせませんでした。やはり東京コースは鬼の強さですね。まさかフサイチパンドラの仔がここまでになるとは感慨深いものがあります。

 敗れた牡牝3歳3冠馬も見事な競馬ぶり。コントレイルは上がり最速でアーモンドアイとは位置取りの差も多少影響したか。ただ最後は苦しがったところをみると、今回は相手が一枚上でしょう。中山の有馬記念での対決がみたかったですね。デアリングタクトも3着争いをきっちり制したところはさすが。直線内へ切り込まざるを得なかったのが少々悔いが残ります。コントレイルとの再戦が再び訪れることを期待したいです。

 カレンブーケドール、グローリーヴェイズも古馬の貫禄みせる立派な走りでした。結果、1~5番人気での決着となりましたが、これはこれでいいと思います。

2020/11/29 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 12R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 カレンブーケドール 牝4 55.0 津村
2 02 アーモンドアイ 牝5 55.0 ルメール
2 03   ワールドプレミア 牡4 57.0 武豊
3 04   キセキ 牡6 57.0 浜中
3 05 デアリングタクト 牝3 53.0 松山
4 06 コントレイル 牡3 55.0 福永
4 07   ミッキースワロー 牡6 57.0 戸崎圭
5 08   ウェイトゥパリス 牡7 57.0 Mデムーロ
5 09   トーラスジェミニ 牡4 57.0 田辺
6 10   パフォーマプロミス 牡8 57.0 岩田望
6 11   クレッシェンドラヴ 牡6 57.0 内田博
7 12   マカヒキ 牡7 57.0 三浦
7 13   ユーキャンスマイル 牡5 57.0 岩田康
8 14   ヨシオ 牡7 57.0 勝浦
8 15 グローリーヴェイズ 牡5 57.0 川田
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
互いが牽制しあう様子見の道中。スローに落ち着く可能性はかなり高い。ただ、今の東京は外差しが決まるだけに差し馬も勝負できるはず。
信頼度
B
三つ巴
これまで絶対本命だった3頭の決戦。必然的に3強構成となるが、他馬の食い込みもないとはいえない。
予想本文 

~ すべての競馬ファンのために ~
 すべての競馬ファンにとって、これほど楽しみな一戦いがあるだろうか。個人的にはトウカイテイオーが奇跡の復活を遂げた38回 有馬記念こそ、至高のレースと思っていたが、それを超える牡牝の無敗の三冠馬と8冠現役最強馬の激突。そもそも無敗の三冠馬が並んで枠に入る事だけでも、ものすごいことだし、このレースで少なくともどちらかは無敗の記録がストップすると思うと、残念でもある。それにしても、色々な条件が重なったからとはいえ、このレースに顔を揃えてくれた各陣営には感謝しかない。観客制限のあることが本当に口惜しいが、このレースは伝説のレースとしていつまでも後世に残るだろう。

 コントレイルはなんと調教遅れ。激闘だった菊花賞の疲れが囁かれ、暗雲が立ち込めている。無敗3冠馬では、あのシンボリルドルフですら敗北を喫したJCの舞台。しかし、それでもこの歴史的レースにおいて、この馬こそ本命に据えたい。調教遅れについては相手が走る馬だったとはいえ、事実、疲れもあったのだろう。しかし、直前追いではしっかりと持ち直してきた。この馬の素晴らしさはどんな展開でも、実に力強い足取りでしっかり差し切れるところにある。馬が競馬を知っているかのような安定感のある強さが魅力。ただ、やはり怖いのはアーモンドアイ。菊花賞ではルメール騎手のアリストテレスとのデットヒートには肝を冷やされた。それが今度は現役最強馬だ。さらに後ろから差してくるデアリングタクトにも気を使う必要があり、これまでで最も厳しいレースになることは間違いない。しかし、それでもここできっちりとアーモンドアイを打倒し、世代交代の狼煙を景気よくあげてほしいところだ。

 3歳牝馬ゆえ、3強の中では実績、人気的には下回るデアリングタクトだが、秋華賞からJCへのローテはここ2年連続で連絡みの今や鉄板のローテ。斤量的に恵まれる3歳牝馬はそれが理由で劣ることがないどころか、むしろ有利点になる。それが無敗の3冠馬となれば、なおさら。時計的にも他2頭に全く気後れする要素はない。ローテーションに余裕があり、しっかりとここに向けて仕上げることができた。キレのある確実な末脚はここでも見ることができるだろう。おそらく3強の中では1番後ろからの競馬となる。良くも悪くもそれが鍵となりそう。漁夫の利を得る差し切りも、争いに参加すらできない置いてけぼりのケースもありえる。特にジャパンカップは前目の位置をキープする、いわゆるダービーポジションが有利なだけに、仕掛けどころが重要。

 牡牝無敗3冠馬を前にしても、アーモンドアイが実績上位で1番人気であることに異論はない。2400mの世界レコードホルダー、3着以下の大敗はリズムを崩した有馬記念の一戦のみ。事実これまでの予想でも、すべて本命にしてきたほど。有終の美を9冠目でかざることはこの馬にとって悲願となる。加えてG1コレクターたる鞍上自身が、3冠馬2頭のために今年はクラシック無冠に終わった。ここでの思いは並々ならぬものだろう。ただ、それでもここで3歳2強に印を譲ったのは、やはり天皇賞・秋からの間隔の短さ。もちろん、前走が休み明けだったこの馬には叩き2走目の上積みがあることは重々承知しているのだが、この2レースを連勝するのは相当に難しい。ただ、3歳2騎とは初対戦。そのレベル差は不明。もしその力量が大したことなければ、当然この馬の圧勝で幕は閉じることになるだろう。

 どうしても3強に目がいくが、決してヒケとらぬ実力馬のグローリーヴェイズ。春の天皇賞2着、海外G1制覇と今年かなり地力を強化し、前走も危なげない勝利。完全に充実期を迎えており、今の状態なら3強の一角崩しも十分狙える。

  昨年2着のカレンブーケドールも負けてはいない。勝ちきれないレースが続いているが、大舞台でも実に堅実な成績。クロノジェネシスがいなければもっと注目されていていいはずの馬。4歳牝馬代表として、上下世代には負けられない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
1着ながし:

06
→05,02,15,01
(12点)
3強対決が注目されるが、それとは別に世代の強さの真価も問われる一戦でもある。先週、天皇賞・秋ではサリオスが敗れ、エリザベス女王杯では3歳馬はウインマリリンの4着が最高だった。今年の3歳世代は実はレベルが低いのでは?という周囲の声をかき消すには、コントレイルが果たすべきことは勝利するしかない。これだけのレース半ば願望的にこの3強で印どおりのワン・ツー・スリーが理想ではあるが、3強のうち1着を当てるレースともいえるので、ここはコントレイルの3連単1着ながしとする。もちろん金額には差をつけたい。
2019年11月24日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 曇・重
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 5  △  スワーヴリチャード 牡5 57 マーフ  2:25.9  3
2[1] 1      カレンブーケドール 牝3 53 津  村  3/4     5
3[2] 2  ◎  ワグネリアン       牡4 57 川  田  1.1/2   2
4[8] 14      マカヒキ           牡6 57   武    1.3/4   12
5[4] 6  △  ユーキャンスマイル 牡4 57 岩田康  クビ    4
6[4] 7     Bダイワキャグニー   牡5 57 石  橋  クビ    14
7[7] 13  ☆ Bエタリオウ         牡4 57 横山典  1.1/2   9
8[3] 4  ☆  ムイトオブリガード 牡5 57 ルメー  1.1/4   7
9[6] 11  ☆  シュヴァルグラン   牡7 57 スミヨ  クビ    8
10[5] 9      ルックトゥワイス   牡6 57 デット  1.1/2   6
11[5] 8  ○  レイデオロ         牡5 57 ビュイ  5      1
12[2] 3      ウインテンダネス   牡6 57 田  辺  5      15
13[8] 15  ▲  ジナンボー         牡4 57 ムーア  1.1/2   11
14[6] 10      ダンビュライト     牡5 57 松  若  クビ    10
15[7] 12      タイセイトレイル   牡4 57 デムー  3.1/2   13
  
払戻金 単勝 5 510円
    複勝 5 180円 / 1 280円 / 2 170円
    枠連 1-3 2050円
    馬連 1-5 2900円 / 馬単 5-1 4810円
    3連複 1-2-5 2900円 / 3連単 5-1-2 19850円
    ワイド 1-5 880円 / 2-5 490円 / 1-2 700円
  

感想と言い訳?!

 重馬場の中、荒れた内をついてのスワーヴリチャード!マーフィー騎手の好騎乗光るレースとなりました。馬もよく応えました。一叩きの効果も大きかったです。

 2着には軽量利した3歳牝馬のカレンブーケドール。最近、どうも最後に捨てた1頭が来る悪い流れです。人気を嫌って軽視してましたが、やはり3歳牝馬は買いですね。本命ワグネリアンはなんとか3着死守。さすがの鞍上でした。ただ、レイデオロやジナンボーは全くで…とくにレイデオロの敗戦は深刻ですね。

 あと、もう一頭述べておきたいのがマカヒキの激走!最後方からの追い込みは、とても見応えありました。

2019/11/24 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カレンブーケドール 牝3 53.0 津村
2 02 ワグネリアン 牡4 57.0 川田
2 03   ウインテンダネス 牡6 57.0 田辺
3 04 ムイトオブリガード 牡5 57.0 ルメール
3 05 スワーヴリチャード 牡5 57.0 マーフィー
4 06 ユーキャンスマイル 牡4 57.0 岩田康
4 07   ダイワキャグニー 牡5 57.0 石橋脩
5 08 レイデオロ 牡5 57.0 ビュイック
5 09   ルックトゥワイス 牡6 57.0 デットーリ
6 10   ダンビュライト 牡5 57.0 松若
6 11 シュヴァルグラン 牡7 57.0 スミヨン
7 12   タイセイトレイル 牡4 57.0 Mデムーロ
7 13 エタリオウ 牡4 57.0 横山典
8 14   マカヒキ 牡6 57.0 武豊
8 15 ジナンボー 牡4 57.0 ムーア
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
逃げ馬揃うもスロー必至。先行内枠が有利で、ダービーポジションの維持必要。
信頼度
D
混戦
実力伯仲の混戦模様。復活賭ける実績馬に、新鋭が挑む構図。どの馬にもチャンスはあり、流れを制するものに勝機。
予想本文 

~ 史上最低のジャパンカップ?! ~
 ジャパンカップ始まって以来の外国招待馬ゼロ。アーモンドアイを始め、日本のスターホースも海外参戦に赴くなど、なんとも寂しいレースに。この要因のひとつにあまりに異常な日本の高速馬場が挙げられているが、それだけが理由でもないだろう。ひとまずジョッキーに関しては多数参戦してくれてはいるので、「人のジャパンカップ」として体裁は保てそうだ。

 実績馬が揃うも、今ひとつ結果のでないメンバーが揃ったので難しいところだが、ワグネリアンを中心視。勝ててこそいないが、一線級のメンバーで常に上位入線をキープしており、一定の地力の高さは見せている。前走の天皇賞では外枠の影響に加え、位置取りがやや後ろすぎた嫌いがあった。今回はスローも踏まえ、ある程度前での競馬が理想。そのあたりは乗り替わった鞍上に期待したいところ。

 こちらも悩めるダービー馬、レイデオロ。遠征帰りの宝塚記念の敗戦はともかく、復帰戦となったオールカマーでのジリ脚っぷりはいただけない。今年はいいところなしだが、東京コースでは無類の強さ。加えてリフレッシュ後の一叩きで調子が戻っているなら、このメンバーなら随一の実績馬。この馬にとっては今回は正念場。しっかり復活した姿を見せてほしい。

 実績こそ見劣りするものの、ジナンボーは魅力的。前走、ユーキャンスマイルに敗れるも、差し有利な流れの中、先行しながら速い脚を使う、非常に良い内容。直線長い東京コースだが、名手に追われ、渋とさが発揮できる舞台。血統背景もしっかりしており、相手が揃っても、ヒケ取らぬ勝負ができるはず。

 このレースはおあつらえ向きのスワーヴリチャード。休養明けの前走が案外も、叩いて調子は上向き。ずば抜けたキレこそないが、長くいい脚を使えるタイプで重馬場も苦にしない。距離が伸びるのもプラスで、この舞台なら信用度は高い。

 好調さでいえば、ユーキャンスマイル。菊花賞後ステイヤー路線で好成績を収めつつ、新潟記念で鮮やかな勝利。続くG1、秋の天皇賞でも上位に食い込んだ。差し一手の脚質が気になるも、いまの勢いは無視できぬ存在。

 切れる脚がないというのが1勝馬から脱却できない理由のひとつ、エタリオウ。今回は幸い馬場が悪く、時計のかかる可能性がありチャンス到来。どこまで積極的な競馬ができるかがカギ。

 英国でのレースが多く久々の登場となるシュヴァルグラン。鞍上も強力で、この舞台は得意中の得意の舞台。高齢馬でも決して油断はできない。

 前走、アルゼンチン共和国杯での勝ち方が理想的だったムイトオブリガード。軽やかな追切過程も好感が持て、このレース向きの脚質。一発の期待にあふれる。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=08
→15,05,06,13,11,04
(36点)

02=15
→08,05,06,13,11,04
(36点)
今回はかなり難しい。勢いのある新興勢力に対し、実績馬がどこまで調子が戻っているか判断がつかない要素が多すぎる。加えて天候状態も思わしくなく、どの馬にも均等にチャンスがありそう。軸すら迷うところだが、減点の少ないワグネリアンの堅実さを信頼。相手には復活賭けるレイデオロ、新進のジナンボー。上位BOXといきたいところだが、ヒモ荒れも期待して、3連単2頭軸マルチで手広く勝負したい。
2018年11月25日(日) / 東京 2400m 芝・左 / 晴・良
サラ系3歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 1  ◎ アーモンドアイ   牝3 53 ルメー  2:20.6  1
2[5] 8  ▲ キセキ       牡4 57 川 田  1.3/4   4
3[7] 11  △ スワーヴリチャード 牡4 57 デムー  3.1/2   2
4[6] 9  △ シュヴァルグラン  牡6 57 Cデム  クビ    5
5[4] 5     ミッキースワロー  牡4 57 横山典  2      8
6[3] 3  ○ サトノダイヤモンド 牡5 57 モレイ  クビ    3
7[2] 2     ハッピーグリン   牡3 55 服部茂  1.3/4   14
8[8] 14     ウインテンダネス  牡5 57 内 田  クビ    10
9[3] 4     サトノクラウン   牡6 57 ビュイ  2      9
10[4] 6     サンダリングブルー セ5 57 ベリー  5      7
11[7] 12     カプリ       牡4 57 ムーア  1.3/4   6
12[6] 10     ガンコ       牡5 57 蛯 名  3.1/2   11
13[8] 13     ノーブルマーズ   牡5 57 高 倉  3      12
14[5] 7     サウンズオブアース 牡7 57 田 辺  2.1/2   13
  
払戻金 単勝 1 140円
    複勝 1 110円 / 8 160円 / 11 150円
    枠連 1-5 600円
    馬連 1-8 590円 / 馬単 1-8 700円
    3連複 1-8-11 960円 / 3連単 1-8-11 2690円
    ワイド 1-8 230円 / 1-11 240円 / 8-11 470円
  

感想と言い訳?!

 2.20.6…アーモンドアイが叩き出したこのレコードタイムにはただただ呆れるばかり。アルカセットが更新するまで、東京2400mのレコードはホーリックスとオグリキャップの伝説の2.22.2。これがなんと2秒近くも更新される日が来るとは、まさか思いもしませんでした。しかし、記録更新したのはアーモンドアイだけではない。6着のサトノダイヤモンドまでもがレコードタイムで走っている。高速になりすぎた日本の硬い馬場。これでは海外勢はますます来てくれなくなるだろう。

 もちろんアーモンドアイの強さは大いに讃えられるべきではあるが、一つの問題も投げかける結果となりました。

2018/11/25 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 アーモンドアイ 牝3 53.0 ルメール
2 02   ハッピーグリン 牡3 55.0 服部茂
3 03 サトノダイヤモンド 牡5 57.0 モレイラ
3 04   サトノクラウン 牡6 57.0 ビュイック
4 05   ミッキースワロー 牡4 57.0 横山典
4 06   サンダリングブルー セ5 57.0 Fベリー
5 07   サウンズオブアース 牡7 57.0 田辺
5 08 キセキ 牡4 57.0 川田
6 09 シュヴァルグラン 牡6 57.0 Cデムーロ
6 10   ガンコ 牡5 57.0 蛯名
7 11 スワーヴリチャード 牡4 57.0 Mデムーロ
7 12   カプリ 牡4 57.0 ムーア
8 13   ノーブルマーズ 牡5 57.0 高倉
8 14   ウインテンダネス 牡5 57.0 内田博
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
例年の傾向に加え、今回のメンバー構成では、スロー必至。直線長いとは言え、差し切るには相当の力が必要。前残り注意。
信頼度
C
順当
大きな波乱はなさそう。しかし、少数頭ゆえに絞り込みが難しい一戦。
予想本文 

~ 女王から女帝へ ~
 3歳牝馬三冠、アーモンドアイがジャパンカップに挑む。迎え撃つ古馬勢だが、国内組はそこそこといったところだが、いかんせん少数頭。近年は日本馬が強くなり、海外からの大物参戦が少なくなってきたことは残念でもある。

 どうにか逆らいたいとは思いつつも、やはりアーモンドアイが主役となろう。3歳牝馬と古馬とでは本来力の差は思っている以上にあるはず。それは3冠牝馬であっても例外ではない。しかし、この常識をジェンティルドンナが覆してしまった。それも絶頂期のオルフェーヴルに土をつけて。アーモンドアイがジェンティルドンナ級であるかどうかはともかく、迎え撃つメンバーの顔ぶれを見渡せば、やはり中心とせざるを得ない。斤量差のハンデがなくても、同じ評価を下したかもしれないほど。しかし、それでもやはり頭固定でいけるかと言われると、躊躇も伴う。

 3歳女王の挑戦を撥ね除けるのであるのならば、この馬であってほしいと希望も含めてのサトノダイヤモンド。長らく不振にあえいだが、前走、京都大賞典で久しぶりの勝利を手にした。その内容も堂々とした横綱相撲で好感の持てる内容。まだ、完全復活と言うには足りない印象があるが、ジリ脚気味の弱点を先行抜け出しで対応できるようになった点は評価したいし、今回のレースにもマッチする。かつての主戦騎手を再度振り向かせるような好走を期待したい。

 レベルの高い毎日王冠、天皇賞・秋を連続3着したキセキ。秋三戦目とはなるが、状態は実に良さそうで、引き続き期待したい。特に前走では自らが引いて3着に粘ったのは素晴らしく、更に距離が伸び、スローな流れになるならば今やトレードマークの粘り腰をみせてくれよう。

 スワーヴリチャードは、本来ならもっと評価してもよいのだが、いかんせん前走が負けすぎ。無論、不利があってのものだし、鞍上も無理をさせなかった点があるので、額面通りには受け取れないが、2桁着順からの巻き返しとなると、データ的には苦しいところがある。とは言え、得意の東京コース。前走のような無様な結果にもなるまい。

 ジャパンカップといえば、シュヴァルグラン。昨年と同ローテであるが、宝塚記念をパスしているだけに、その分長い、休養明けを叩き2戦目。当然、少なからず変わり身があるはずで、なにより、得意の東京2400m。さすがにここは警戒せざるを得ない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチ:

01
→03,08,11,09
(36点)

馬券対象の3着ということを頭に入れると、やはりアーモンドアイの主軸は不動か。ただ、少数頭ゆえ馬券戦略はかなりの絞り込みが必要。しかし、いかんせん3歳牝馬。1着流しで勝負するには不安も伴うため、今回はヒモを削って、軸一頭マルチ流しで勝負したい。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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  112. 2011年2月 [2]
  113. 2010年12月 [8]
  114. 2010年11月 [7]
  115. 2010年10月 [7]
  116. 2010年6月 [4]
  117. 2010年5月 [10]
  118. 2010年4月 [4]
  119. 2010年3月 [2]
  120. 2010年2月 [2]

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