朝日杯FS 一覧

2022年12月18日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
2歳 / 牡牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手   着差   人気
1[1] 2  ○ ドルチェモア    牡2 55 坂 井 1:33.9  1
2[6] 12  ◎ ダノンタッチダウン 牡2 55 川 田 クビ    2
3[7] 14  △ レイベリング    牡2 55 横山武 クビ    3
4[1] 1     キョウエイブリッサ 牡2 55 川 須 1.1/4   16
5[3] 5     バグラダス     牡2 55 吉田隼 3/4     8
6[2] 3  ☆ オールパルフェ   牡2 55 大 野 3/4     4
7[4] 7  ☆ オオバンブルマイ  牡2 55 ルメー 1/2     5
8[6] 11  △ ティニア      牡2 55 福 永 1      7
9[8] 16  ☆ コーパスクリスティ 牡2 55 イーガ 1/2     6
10[4] 8     グラニット     牡2 55 松 山 1/2     9
11[5] 9     ニシノベストワン  牡2 55 藤岡佑 クビ    15
12[2] 4     ドンデンガエシ   牡2 55 横山典 1/2     11
13[7] 13  ▲ スズカダブル    牡2 55 鮫島克 1/2     12
14[3] 6     ミシェラドラータ  牡2 55 酒 井 クビ    17
15[5] 10     ウメムスビ     牡2 55 角田河 2      14
16[8] 15     フロムダスク    牡2 55  武  1/2     13
17[8] 17     エンファサイズ   牡2 55 藤岡康 クビ    10
  
払戻金  [単 勝]  2 310円
        [複 勝]  2 130円/ 12 140円/ 14 210円
        [枠 連]  1-6 560円
        [馬 連]  2-12 550円
        [ワイド]  2-12 260円 / 2-14 520円 / 12-14 490円
        [馬 単]  2-12 1070円
        [3連複]  2-12-14 1280円
        [3連単]  2-12-14 4570円
  

感想と言い訳?!

 予想された通りハイペースとなり、差し馬台頭を促す展開も、好スタートを切ったドルチェモアがそのまま押し切り勝ち。迫る後続馬に着差以上に危なげない勝ちっぷりを見せつけました。そして2着に本命、ダノンタッチダウン。一旦内に切れ込み、そこから外に出してからの猛追。多少の距離ロスがあったが、こちらが正解だったと思われる内容でした。最後よく追い上げましたが、相手が強かったですね。

 できればダノンに勝ってほしかったが、なんとか予想どおりにこの2頭が絡んでくれて、後はヒモ穴を願いましたが、3着にも人気馬のレイベリング。こちらも内容は素晴らしく、先着した2頭にはキャリアの差で譲ったものの、噂に違わぬ高い素質を見せつけました。ダノンタッチダウンもそうですが、まだまだ伸びしろを感じます。今回はドルチェモアに軍配が上がりましたが、まだ勝負付けは済んでおらず、来年の争いが楽しみになってきました。

 結局、1~3番人気で決まり、3連単でも45倍ほどという恐ろしくガチガチの結果。何もここまで堅く決まることないのに…。かといって、4着はキョウエイブリッサでしたので、これはこれでゾッとしました。笑

2022/12/18 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り
  • 稍重
    見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   キョウエイブリッサ 牡2 55.0 川須
1 02 ドルチェモア 牡2 55.0 坂井
2 03 オールパルフェ 牡2 55.0 大野
2 04   ドンデンガエシ 牡2 55.0 横山典
3 05   バグラダス 牡2 55.0 吉田隼
3 06   ミシェラドラータ 牡2 55.0 酒井
4 07 オオバンブルマイ 牡2 55.0 ルメール
4 08   グラニット 牡2 55.0 松山
5 09   ニシノベストワン 牡2 55.0 藤岡佑
5 10   ウメムスビ 牡2 55.0 角田河
6 11 ティニア 牡2 55.0 福永
6 12 ダノンタッチダウン 牡2 55.0 川田
7 13 スズカダブル 牡2 55.0 鮫島駿
7 14 レイベリング 牡2 55.0 横山武
8 15   フロムダスク 牡2 55.0 武豊
8 16 コーパスクリスティ 牡2 55.0 イーガン
8 17   エンファサイズ 牡2 55.0 藤岡康
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
H
ハイ
大逃げの08に加え、つつく先行勢も揃った。位置取り争い激しく、相応の早い流れが濃厚。
信頼度
C
混戦
雨上がりでやや渋味の残る馬場。展開も読みにくく、波乱含み。
予想本文 

~ 復権する朝日杯FS ~
 別途、中距離のホープルフルSができたことで、レースとしての価値が薄まりつつあった当レースだが、ドウデュース、セリフォス、ダノンスコーピオン、ジオグリフと後のG1馬が4頭も揃っていた昨年で大きく見直された。昨年に比べるとやや小粒な印象を受けるメンバー構成だが、来年には評価は大きく変わっているかもしれない。

 ダノン、川田騎手、2歳G1とくれば、もうお決まりのパターンになってきた。ダノンザキッドの半弟、ダノンタッチダウンがいかにもな本命。ここ2戦でみせた上がりメンバー最速の末脚は、やはり阪神外回りコースだと頼もしい。ただ確実に差し込んでくる信頼度は高いが、外差し一辺倒でも前走のように、簡単には勝ちきれない。その意味では前走敗戦の糧は大きいはずで、今回は逃げ馬が揃い、ある程度のハイペースが予想される点も救い。大型馬でムラもあり、完成度という点で現時点ではまだまだ物足りないが、纏うスケール感はこのメンバーでは群を抜く。奇しくも当日は学生アメフトの甲子園ボウル。少しだけ験担ぎもしておこう。

 一方、ドルチェモアは本命馬に比べ、完成度高く、隙がない印象。母は桜花賞馬で、父からは持続力ある底力を受け継ぎ、大舞台にも臆しない。大逃げを打ったグラニッドを慌てることなく、捉えきった前走は高く評価したい。33.4の最速の上がりを繰り出し、走破タイムも優秀なもの。右回りや輸送も経験済み。迫力という点で本命馬に一歩譲ったものの、今回乗り替わりとなった鞍上が従来の持ち味をいかんなく発揮させれば、ここは好勝負必至の舞台だろう。

 今の荒れ果てた阪神の馬場を考えれば、やはりバゴ産駒のスズカダブルは気になる存在。ここ2戦、1800mで逃げ潰れているものの、大きくは負けておらず、それなりに粘りを見せている。そして、ここで1ハロン短縮の適距離に戻り、前に馬を置いて、早い流れで折り合いながら競馬ができるとなれば、穴っぽい匂いも漂ってくる。確かに一気の相手強化にはなるが、少しここは注目して見てみたい。

 引退控える福永ジョッキーを背に、堅実駆けをみせる素質馬ティニア。マイルは未経験も、早い仕上がりをみせるフランケル産駒で、走った2戦はいずれも3ハロンメンバー最速。本格化はまだ先のようだが、持てるセンスは良く、鞍上の意のままに動く操縦性もよさそう。多数頭と、1ハロン延長がどう出るかという懸念は残るものの、人気を踏まえれば旨味ある一頭。

 レイベリングは1勝馬ながら、東京マイルの新馬戦の勝ちっぷりが素晴らしい。上がり最速を記録し、3馬身以上の着差をつける快勝。人気が薄いようなら、是非狙いたい一頭だったのだが、そう甘くはなく、大物の噂はあっという間に広がり、かなりの人気になってしまった。そうなると、逆に手を出しづらく、1勝馬でまだ早い時計も記録していない以上、少し割り引かざるを得なかった。ただ、持てる素質はかなり高いのは間違いなく、あっさりがあっても驚けない。

 一発秘める2戦2勝馬コーパスクリスティ。エピファネイア産駒らしく乗り難しい面を抱えるが、そこを新コンビのイーガン騎手がどう御していくかがポイントになりそう。気性的な面で1ハロンの延長は気にはなるが、血統的には問題なくこなせそう。比較的、展開面では融通が効き、決め手も持っているので、ここは警戒が必要。

 オールパルフェは前走で本命馬を完封する逃げ切り勝ち。今回、同型馬が多いため、評価は下げたが、高いレベルの完成度を誇っている。必ずしも逃げる必要はなく、控える競馬もできるという陣営の弁。すでに同条件で重賞制覇している点にも敬意を払いたい。

 気性に勝るタイプで、この1ハロン延長は必ずしも歓迎とはいえないオオバンブルマイではあるが、追い切りでの動きがいい。線の細い馬ゆえにできればプラス体重での出走が望ましく、それが叶ったのであれば、その成長分は期待してもよさそう。当代一の鞍上を得た点も大きい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

12=02
→13,11,14,16,03,07
(36点)

人気の2頭ではあるが、末脚強力なダノンタッチダウンと、どんな展開でも対応できそうな高い完成度を誇るドルチェモアは頭一つ抜けている印象。人気を考えれば、この2頭を買うのであれば3連単マルチのみで勝負せざるを得ない。ただ、ここはまだ実績乏しい2歳戦。それだけにどの馬も可能性を秘めており、ヒモは手広く押さえておきたい。
2021年12月19日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
2歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[5] 9  △  ドウデュース    牡2 55  武   1:33.5  3
2[3] 4  ○  セリフォス     牡2 55 Cデム  1/2     1
3[4] 7  ◎  ダノンスコーピオン 牡2 55 松 山  1/2     4
4[2] 3  ☆  アルナシーム    牡2 55 池 添  1.3/4   8
5[7] 13  ▲  ジオグリフ     牡2 55 ルメー  ハナ    2
6[7] 12      トウシンマカオ   牡2 55 戸 崎  ハナ    9
7[6] 11  △  ドーブネ      牡2 55 吉田隼  3      5
8[5] 8     Bプルパレイ     牡2 55 デムー  1/2     6
9[8] 14      トゥードジボン   牡2 55 藤岡佑  1/2     13
10[6] 10  ☆  スプリットザシー  牝2 54 和田竜  クビ    12
11[3] 5      ヴィアドロローサ  牡2 55 鮫島克  1.3/4   10
12[4] 6  ☆  オタルエバー    牡2 55  幸   クビ    7
13[2] 2      セッカチケーン   牡2 55 団 野  クビ    14
14[1] 1      カジュフェイス   牡2 55 秋山真  1.1/2   11
15[8] 15      シンリミテス    牡2 55 国分優  大差    15
  
払戻金  [単 勝]  9 780円
        [複 勝]  9 200円/ 4 120円/ 7 230円
        [枠 連]  3-5 690円
        [馬 連]  4-9 1060円
        [ワイド]  4-9 420円 / 7-9 1070円 / 4-7 410円
        [馬 単]  9-4 3000円
        [3連複]  4-7-9 2350円
        [3連単]  9-4-7 14840円
  

感想と言い訳?!

 過去2戦に続き、この舞台でも横綱相撲で差し切りをみせたドウデュース。ハーツクライ産駒で早熟ということはないだろうし、マイル以上の距離でも楽しみがもてる新星誕生ですね。武豊騎手にも待望のG1勝利!それも、最後まで残っていたこのレースの戴冠にはただただ感動するばかりです。それにしてもホープフルSの新設がもう少し遅ければ、全G1制覇だったのが口惜しいですが、サクッと来週もとっちゃうかもですね。

 全体的には概ね波乱のない結果。1人気セリフォスも力のあるところをみせましたし、何より本命にしたダノンスコーピオンが頑張ってくれました。ちょっと直線窮屈なところがありましたが、ジリジリと伸びるこの馬の良さが出たように思います。ジオグリフは後方に位置したことと、大外回ったロスが響きましたが、上がりは最速タイ。次走も楽しみです。

 それにしても、今年のG1は固いレースが続きましたねー。おかげで勝率は良いのですが、なかなか厳しいです。かといって大波乱も困りますけど 笑

2021/12/19 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カジュフェイス 牡2 55.0 秋山真
2 02   セッカチケーン 牡2 55.0 団野
2 03 アルナシーム 牡2 55.0 池添
3 04 セリフォス 牡2 55.0 Cデムーロ
3 05   ヴィアドロローサ 牡2 55.0 鮫島駿
4 06 オタルエバー 牡2 55.0
4 07 ダノンスコーピオン 牡2 55.0 松山
5 08   プルパレイ 牡2 55.0 Mデムーロ
5 09 ドウデュース 牡2 55.0 武豊
6 10 スプリットザシー 牝2 54.0 和田竜
6 11 ドーブネ 牡2 55.0 吉田隼
7 12   トウシンマカオ 牡2 55.0 戸崎圭
7 13 ジオグリフ 牡2 55.0 ルメール
8 14   トゥードジボン 牡2 55.0 藤岡佑
8 15   シンリミテス 牡2 55.0 国分優
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
MS
ミドルスロー
広く、坂もあるコースのため、ゆったりと構えがち。マイル戦としてはスロー傾向。
信頼度
B
軸馬信頼
本命馬の安定感には一定の信頼。脇も有力馬が固め、波乱は考えにくいがヒモ穴の突っ込みは要警戒。
予想本文 

~ 伝説の新馬戦 ~
 昨今は調教技術の進化も伴い、競走馬のデビューがどんどん早くなってきている。ダービーまでに完成度を高めるため、そして、お披露目的な意味合いもあって、6月の新馬戦に素質馬が集中することがある。今年も6/20 阪神5Rの新馬戦は評判馬がずらりと揃い、後に「伝説の新馬戦」になるかも…と注目を集めていた。そこを勝ったのはダノンスコーピオン。だが、その新馬戦組の他馬のその後は今ひとつ。順調に連勝を重ねた同馬のG1戦での走りに注目したい。

 過去2戦はいずれも接戦のダノンスコーピオン。ただ、芯ある強さを感じさせる内容で、スパッと切れるタイプではないが、追って、しっかりと最後まで伸びてくる。それでいて、33~34秒台でまとめる上がりはメンバー最速。総じて真面目な優等生タイプの印象だが、前走ではやや行きたがる素振りも。走り慣れた阪神コースで、今回のレース展開には合致するはず。主戦騎手乗り替わりとなり、時計実績ももう一歩のところがあるが、レースレベルが上がれば、それに応じた時計で対応してくるとみての本命抜擢。

 セリフォスは2走前の新潟2歳Sが秀逸。時計的にもこの時期の2歳馬らしからぬもの。続く前走のデイリー杯では、力を信じての大外ぶん回しでの競馬。ただ、2着馬の思わぬ抵抗に辛勝ではあった。手前が逆になっていたので、もしかすると右回りは苦手かもしれない。それでも、きっちり重賞2連勝を果たし、世代トップをアピール。まだまだ荒削りなところも目立つ馬だが、現時点での地力はやはり抜けているように思える。

 前走、小回り札幌で出遅れながら、道中捲くって外差し完勝のジオグリフ。札幌で弱めのメンバーが相手だけに額面通りに受け取れないが、4馬身差の完勝で強い競馬をしてみせた。デビュー戦でのメンバーもなかなかハイレベル。未知の部分があるとはいえ、地力的に劣っているということはないだろう。血統的には距離短縮もプラスに働くはず。

 初戦は出遅れて追い込み勝ちを決めたかと思いきや、2戦目は逃げてそのまま押し切ったドーブネ。自在性と奥深さがあるディープインパクト産駒。母系からは距離的にやや不安な面はあるが、新馬戦の内容が素晴らしく、この大舞台でも気後れなく力を発揮してきそう。気性面でまだ幼さが残っているが、それゆえに伸びしろも多く見込める一頭。

 2戦2勝の無敗馬ドウデュース。いずれもクビ差の勝利ではあるが、着差以上に中身のある内容。完成度の高い、よくまとまった上手な競馬で、まだ余力があるかのようにも感じさせた。一方で現時点ではややスケール感には乏しく、小さくまとまってしまっている印象もあるので、秘めた能力の開放による、さらなるスケールアップを期待したい。

 アルナシームの巻き返しも面白そう。新馬戦の内容は楽に抜け出す好内容での完勝。続く東スポ杯では、6着に敗れたが、休養明けと20キロの馬体増があり、レースも折り合いがつかないバラバラの内容。もともと非常に小柄な馬だけに、さらなる馬体増は歓迎できるが、気性面での成長がほしい。それが叶えば一発も。

 オタルエバーの逃げ残りもないとは言えない。今回は同型が多く、ハナを切るかどうかまでは断定できないが、前でしぶとく粘れる上にスピードも兼ね備えるタイプ。今年は京都代替えの影響もあり、芝の傷みが激しい阪神コースは差し馬有利の傾向が顕著。しかし、このレースは本来、先行馬有利で、そこを踏まえると一考の価値はある。

 阪神JF除外となり、こちらに回った牝馬のスプリットザシー。牝馬限定新馬戦の1戦だけでは何とも言えないが、その時計は優秀で、このメンバー相手でも無下に一蹴できない。またこの時点でG1に挑む陣営の強気姿勢も買いたい。先行有利とされる中、無欲の差しが功を奏する展開となる可能性も十分。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

07=04
→13,11,09,03,06,10
(36点)

07=13
→04,11,09,03,06,10
(36点)
単純にここまで披露された内容での判断なら、やはりセリフォスが抜けていると感じるが、いかんせん、まだ底の見えない2歳馬戦。それもホープフルSとの分化で、マイル色が強くなった同レースなら、何が起きるかわからない要素も多い。それゆえ、すでに阪神で2勝の実績があり、堅実さを買ってダノンスコーピオンを軸に据えたい。相手はやはりセリフォス。底を見せていないジオグリフも絡めて3連単マルチながしで手広く押さえたい。
2020年12月20日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
2歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[1] 2  ☆ グレナディアガーズ 牡2 55 川  田  1:32.3  7
2[4] 7  △ ステラヴェローチェ 牡2 55 横山典  3/4     2
3[4] 8  ◎ レッドベルオーブ   牡2 55 福  永  1.1/2   1
4[6] 11     バスラットレオン   牡2 55 坂  井  1/2     8
5[3] 6     ブルースピリット   牡2 55 藤岡佑  クビ    13
6[8] 15     ロードマックス     牡2 55 岩田望  クビ    11
7[3] 5  ☆ ドゥラモンド       牡2 55   武    1/2     5
8[1] 1     カイザーノヴァ     牡2 55 池  添  クビ    14
9[7] 13  ▲ ホウオウアマゾン   牡2 55 松  山  クビ    3
10[7] 14  ○ モントライゼ       牡2 55 ルメー  クビ    4
11[8] 16  ☆ スーパーホープ     牡2 55 デムー  1.1/4   9
12[6] 12     ジュンブルースカイ 牡2 55 岩田康  クビ    12
13[2] 4  △ ショックアクション 牡2 55 戸  崎  3.1/2   6
14[5] 10     アスコルターレ     牡2 55 北村友  3      10
15[2] 3     ビゾンテノブファロ 牡2 55 山  田  1/2     16
16[5] 9     テーオーダヴィンチ 牡2 55 浜  中  5      15
  
払戻金 単勝 2 1750円
    複勝 2 320円 / 7 170円 / 8 130円
    枠連 1-4 1520円
    馬連 2-7 5000円 / 馬単 2-7 14610円
    3連複 2-7-8 4150円 / 3連単 2-7-8 51360円
    ワイド 2-7 1280円 / 2-8 670円 / 7-8 380円
  

感想と言い訳?!

 まさかのルメール騎手騎乗のモントライゼが大逃げを打つ展開。大方の予想外のハイペースとなり、7番人気だったグレナディアガーズが鮮やかに抜け出して勝利しました。ちょっと人気がないような気がしていたので、この勝利にそれほど驚きはありません。ただ、やっぱりフランケル産駒ってよくわかりませんね。笑

 2、3着に人気どころのステラヴェローチェ、レッドベルオーブ。さすがに力のあるところを見せてくれました。それだけにグレナディアガーズの勝利が際立ちますね。

2020/12/20 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カイザーノヴァ 牡2 55.0 池添
1 02 グレナディアガーズ 牡2 55.0 川田
2 03   ビゾンテノブファロ 牡2 55.0 山田
2 04 ショックアクション 牡2 55.0 戸崎圭
3 05 ドゥラモンド 牡2 55.0 武豊
3 06   ブルースピリット 牡2 55.0 藤岡佑
4 07 ステラヴェローチェ 牡2 55.0 横山典
4 08 レッドベルオーブ 牡2 55.0 福永
5 09   テーオーダヴィンチ 牡2 55.0 浜中
5 10   アスコルターレ 牡2 55.0 北村友
6 11   バスラットレオン 牡2 55.0 坂井
6 12   ジュンブルースカイ 牡2 55.0 岩田康
7 13 ホウオウアマゾン 牡2 55.0 松山
7 14 モントライゼ 牡2 55.0 ルメール
8 15   ロードマックス 牡2 55.0 岩田望
8 16 スーパーホープ 牡2 55.0 Mデムーロ
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
どうしてもハナ主張する馬もおらず、阪神マイル戦であれば、ペースは落ち着くはず。
信頼度
D
混戦
キャリア少ない2歳馬のレース。飛び抜けたほどの実績ある馬も不在で、絞り込むのは難しい。
予想本文 

~ 堅い?荒れる? ~
 朝日杯フューチュリティSが中山から阪神に以降されてからもう7年目となる。阪神マイルだと硬く収まりそうなものだが、結構荒れた結果が多い。一方、堅く収まるときは異常に堅い結果となる。また1番人気が馬券にからまなかったのは過去6回のうち、一度だけ。紐穴に注意したほうがよさそうだ。

 レッドベルオーブを本命とする。今回のメンバーが5頭も揃い、同コース同距離で行われたデイリー杯を勝利しているのはやはり大きな説得力がある。それも道中、ずっと口を割るような未熟なレースぶりでありながらのレコード勝利。ポテンシャルの高さはいうまでもない。兄レッドベルジュールは昨年のこのレースを最後に無念の引退となったが、前弟のこの馬の雪辱に期待したい。

 この距離は初距離となるモントライゼ。ダイワメジャー産駒らしく、長くいい脚が使えるので、案外阪神マイルは合うかもしれない。もっとも力のいる阪神コース。本来マイルどころか中距離をこなせるスタミナも要求される。短いところを意識して使われてきた同馬がこなせるかは未知数。

 前走、最後はレッドベルオーブに屈した形になったホウオウアマゾンだが、すごい粘り腰を見せた。残した時計は優秀で、ここはさらなる上積みで、逆転があっても驚けない。今の時計の出る阪神コースなら前残りも十分見込める。

 間隔は空いたがショックアクションの前走は特筆すべきもの。新潟のマイル戦で中団前目からの理想的な差し切り勝ち。時計も優秀で、気になるのは久々であることだけだったが、あの調教内容なら十分すぎるほどの合格点。力は出せるはず。

 ステラヴェローチェの前走は完勝だった。後ろでドンとかまえて直線力強く抜け出す文句ないマイル戦の勝ち方。東京コースであの勝ち方ができるなら、阪神での対応も問題なさそう。強いて言えば、前走2着のインフォナイトは阪神JFでは振るわなかっただけに、良馬場での対応が少し気がかり。

 地味な勝ち方ながら2戦2勝のドゥラモンド。比較的自在性が見込め、完成度は高いタイプか。良馬場でどこまでやれるか期待感がある。

 1勝馬ながら、グレイナディアガーズにも高い素質を感じる。フランケル産駒はどうにもわかりにくいところがあるが、前走の勝ちっぷりは極めて優秀。

 スーパーホープは未勝利脱出に時間を要したが、ハイレベルの前走での3着は立派。使いながら状態を上げてきている感じで、今回もさらなる上積みがありそう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

08=14
→13,04,07,05,02,16
(36点)

08=13
→14,04,07,05,02,16
(36点)
2歳戦らしく、実力差が不明のなかなか難しいレース。まだ危なっかしいところはあるが、レッドベルオーブのこれまでみせた能力なら、本命に応えてくれよう。2番手候補にはかなりの迷いがあったが、人気的にも手頃なモントライゼ、ホウオウアマゾンを相手に3連単マルチながし。
2019年12月15日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系2歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[3] 6  ◎ サリオス           牡2 55 ムーア  1:33.0  1
2[4] 8     タイセイビジョン   牡2 55   武    2.1/2   2
3[5] 9     グランレイ         牡2 55 池  添  1.1/4   14
4[7] 14     タガノビューティー 牡2 55 和  田  クビ    9
5[7] 13     プリンスリターン   牡2 55 原  田  1.1/4   15
6[1] 1     ジュンライトボルト 牡2 55 岩田康  クビ    10
7[1] 2  ☆ ビアンフェ         牡2 55 藤岡佑  アタマ  5
8[8] 16  ○ ラウダシオン       牡2 55 ルメー  1/2     6
9[4] 7  △ ウイングレイテスト 牡2 55 松  岡  2      8
10[6] 12  ▲ レッドベルジュール 牡2 55 スミヨ  ハナ    3
11[2] 4  ☆ トリプルエース     牡2 55 ビュイ  クビ    7
12[6] 11     カリニート         牡2 55   幸    3      16
13[3] 5  ☆ マイネルグリット   牡2 55 国分優  5      13
14[5] 10     エグレムニ         牡2 55 福  永  クビ    12
15[8] 15     メイショウチタン   牡2 55 松  山  4      11
16[2] 3     ペールエール       牡2 55 マーフ  3      4
  
払戻金 単勝 6 200円
    複勝 6 120円 / 8 190円 / 9 2360円
    枠連 3-4 530円
    馬連 6-8 660円 / 馬単 6-8 950円
    3連複 6-8-9 38080円 / 3連単 6-8-9 90260円
    ワイド 6-8 310円 / 6-9 6240円 / 8-9 13830円
  

感想と言い訳?!

 実はこのレースはオンタイムで観戦できず、サリオスが勝ったという結果だけ聞いてました。ならば、多分当たってるかなぁ…と後でみたらびっくり(笑)前につけたサリオスは貫禄の勝利ではあったものの、2番人気を嫌った初距離のタイセイビジョンはしっかり2着だし、3着にはなんとグランレイ。それ以降もびっくりの着順で、やっぱり2歳戦は難しいことを痛感しました。

2019/12/15 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ジュンライトボルト 牡2 55.0 岩田康
1 02 ビアンフェ 牡2 55.0 藤岡佑
2 03 ペールエール 牡2 55.0 マーフィー
2 04 トリプルエース 牡2 55.0 ビュイック
3 05 マイネルグリット 牡2 55.0 国分優
3 06 サリオス 牡2 55.0 ムーア
4 07 ウイングレイテスト 牡2 55.0 松岡
4 08   タイセイビジョン 牡2 55.0 武豊
5 09   グランレイ 牡2 55.0 池添
5 10   エグレムニ 牡2 55.0 福永
6 11   カリニート 牡2 55.0
6 12 レッドベルジュール 牡2 55.0 スミヨン
7 13   プリンスリターン 牡2 55.0 原田和
7 14   タガノビューティー 牡2 55.0 和田
8 15   メイショウチタン 牡2 55.0 松山
8 16 ラウダシオン 牡2 55.0 ルメール
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
S
スロー
逃げる02はペースは落としたい。単騎でもありそうなので、スローペースか。
信頼度
C
相手探し
本命馬の地力は強力。大きな崩れはなさそう。ただ、相手には混戦模様で絞り込みは難しい。
予想本文 

~ 1600mと2000m ~
2歳牡馬のレースはマイルの朝日杯FSと2000mのホープフルSに分かれてしまった。東西別という意味ではあるのだろうが、距離的な差はあまりないので、少し無意味な分散化のようにも思える。いっそこのレースはスプリント戦にしたらどうだろうか。

 圧倒的人気でもサリオスには逆らわないでおく。時計的にはかなり優秀でこのメンバーでは群を抜くレベル。前走で負かしたクラヴァシュドールの先週の好走でも、信頼度は増す。もちろん初の長距離輸送に右回りと、油断できない不安要素はあるが、普通に走れば、まず大丈夫だろう。

 外枠でもラウダシオンは、距離が伸びることで良さが出てきそう。自在世のあるセンスを感じるレースぶりで、調子もかなり良さそう。加えて名手を屋根に迎え、ここは勝負が打てる状態に仕上がっている。

 本来なら、レッドベルジュールを対抗格に据えたかったが、いかんせん本命馬が人気なだけに、ちょっとここは一歩譲ってもらった。言わずもがなの阪神マイルのディープ産駒。33秒台の末脚はここでは必須の武器。できれば前で競馬をしてほしいところ。

 割と条件の異なるレースをすべて好走しているウイングレイテスト。この舞台でも卒なくこなしそうで、当然複勝圏内には怖い存在。休養明けひと叩きで、さらなる上積みも見込める。

 マイル重賞で2着、3着と着実な成績を残しているペールエールも引き続き。どの位置からでも競馬ができそうで、マイル戦での信頼感は高い。阪神の坂を克服できれば大崩れはなさそう。

 先週、同条件でレシステンシアがレコード逃げ切りをされては、やはり気になる逃げ馬ビアンフェ。確かに距離不安はあるが、大幅な馬体増の2走目に注目したい。

 前走大敗のマイネルグリッドはここで、ぐっと人気を落としているだけに旨味が十分。前走は入れ込みでまともに競馬をしていないだけに、まだ見限るのは早計。

 実績的には物足りないが、トリプルエースも押さえておきたい。阪神コースも、マイル戦も経験があり、それなりの上がり時計もある。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

06=16
→12,07,03,02,05,04
(36点)

06=12
→16,07,03,02,05,04
(36点)
評判通りサリオスの力は抜けていると見る。キャリア少ない2歳戦だけに不確定要素も多いがここは負けられないレースとなる。ここはどうやら相手探しのレースとなりそうだが、それがちょっと難しい。混戦模様ではあるが、相手にはラウダシオンを抜擢。レッドベルジュールは保険として、両馬からの3連単、2頭軸マルチながし。
2018年12月16日(日) / 阪神 1600m 芝・右 外 / 小雨・良
サラ系2歳 / 牡・牝(国際)(指定) / オープン / 馬齢
レース結果
着 枠 馬番 印 馬名               性齢 斤 騎手    着差   人気
1[4] 6  ▲ アドマイヤマーズ  牡2 55 デムー  1:33.9  2
2[1] 1  △ クリノガウディー  牡2 55 藤岡佑  2      9
3[2] 2  ◎ グランアレグリア  牝2 54 ルメー  1/2     1
4[8] 14  △ ファンタジスト   牡2 55  武   1.1/2   3
5[5] 8     ディープダイバー  牡2 55 川 田  1.1/4   11
6[8] 15  ☆ エメラルファイト  牡2 55 ビュイ  2.1/2   7
7[2] 3  ☆ アスターペガサス  牡2 55 福 永  1.1/2   8
8[6] 10     ヒラソール     牡2 55 岩 田  1/2     14
9[5] 9     イッツクール    牡2 55 松 田  1/2     12
10[3] 5  ☆ マイネルサーパス  牡2 55 丹 内  3/4     5
11[7] 12     コパノマーティン  牡2 55 坂 井  1.1/4   15
12[3] 4     ドゴール      牡2 55 津 村  クビ    6
13[6] 11  ○ ケイデンスコール  牡2 55 Cデム  ハナ    4
14[4] 7     ソルトイブキ    牡2 55 四 位  2.1/2   13
15[7] 13     ニホンピロヘンソン 牡2 55 浜 中  1.1/4   10
  
払戻金 単勝 6 460円
    複勝 6 130円 / 1 490円 / 2 110円
    枠連 1-4 10060円
    馬連 1-6 9710円 / 馬単 6-1 14240円
    3連複 1-2-6 3340円 / 3連単 6-1-2 45180円
    ワイド 1-6 1560円 / 2-6 180円 / 1-2 1080円
  

感想と言い訳?!

 注目を集めた牝馬グランアレグリアは3着に敗れました。スタートが良すぎたか思わず前に行く形。さらに少しかかり気味でした。アドマイヤマーズはこれをマークする最高の形。最後は直線で競り落としました。ただ、グランアレグリアも完全に潰れる形から差し返しをみせるところは強さを感じる内容でした。穴狙いで注目していたクリノガウディーがうまく2着に入ってくれて、1、2番人気が絡んだ割には配当はついた方でしたね。

2018/12/16 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 クリノガウディー 牡2 55.0 藤岡佑
2 02 グランアレグリア 牝2 54.0 ルメール
2 03 アスターペガサス 牡2 55.0 福永
3 04   ドゴール 牡2 55.0 津村
3 05 マイネルサーパス 牡2 55.0 丹内
4 06 アドマイヤマーズ 牡2 55.0 Mデムーロ
4 07   ソルトイブキ 牡2 55.0 四位
5 08   ディープダイバー 牡2 55.0 川田
5 09   イッツクール 牡2 55.0 松田
6 10   ヒラソール 牡2 55.0 岩田
6 11 ケイデンスコール 牡2 55.0 Cデムーロ
7 12   コパノマーティン 牡2 55.0 坂井
7 13   ニホンピロヘンソン 牡2 55.0 浜中
8 14 ファンタジスト 牡2 55.0 武豊
8 15 エメラルファイト 牡2 55.0 ビュイック
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり
予想ペース
M
ミドル
差し馬有力のコース設定だけに、ペースが緩む可能性があるが、2歳馬ゆえにそうコントロール利かないだろう。
信頼度
C
軸馬信頼
不安定さはあるが、本命馬の能力は信頼できそう。3連単の場合、問題となるのは2番軸探し
予想本文 

~ ルメールの都合 ~
 牝馬が強い!と言われるようになってから久しいが、今年はアーモンドアイの出現など、さらにその傾向が顕著。今週も牝馬グランアレグリアが大本命として出走する。しかし、さすがに阪神JFという同条件のレースが連続する中で、こちらへの出走には理由がある。その理由は鞍上、香港で不在だったルメール騎手の都合だろう。そこまでこの鞍上への信頼が高く、裏を返せば、その他の騎手では不安だということ。やはりこのままではいけないと考えさせられる一戦。

 先週、完勝で2歳女王に輝いたダノンファンタジーを新馬戦でまったく寄せ付けなかったグランアレグリア。後続にも大差をつける内容だっただけに、その内容が十分の説得力を持つ。加えて次走のサウジアラビアRCでは、出遅れや折り合い難を見せながら圧勝。未完の部分が逆にこの馬のスケールの大きさを感じさせた。牡馬との対戦など、重箱の隅にすぎないレベルだが、それよりもやはり輸送や折り合いなど、自身の内にある問題だろう。

 休養明けでもケイデンスコールの末脚は、阪神外回りのマイル戦ではやはり魅力的。新潟でのレースが中心だが、その上がりタイムは強烈。マイルでの切れ味は申し分なく、現状のデキも悪くなさそう。間隔が空いてる点のみが気になるところだが、そこは当日気配でチェックしておきたい。

 実績もさることながら、こと完成度と安定感なら、アドマイヤマーズはこのメンバーでは最上位の存在。取り立てて目立つ欠点もなく、ほとんど死角のない優等生タイプ。ただ、逆に言えば強烈なインパクトがなく、3戦全勝馬としては少し物足らない感も否めない。また、先行脚質であることと、かなり高い人気も考えると、一歩控えめの評価とした。

 ファンタジストはこの距離は初距離となるが、折り合いがつくタイプであり、距離延長は何ら問題はないだろう。ある程度前の位置につけることが予想されるが、控えた競馬をするようなら面白くなる。坂路で圧巻の調教過程を披露しており、非常に怖い存在。

 前走で一頓挫あったクリノガウディーをここで少し狙ってみたい。前走の敗戦が不可解となるほど、スケールの大きさを感じさせる迫力ある追い切り内容。未知の魅力にあふれており、内枠を上手く活かせれば、波乱演出も。

 切れ味ならマイネルサーパスも。前走、着差は僅かながらもその内容はなかなかのハイレベル。このメンバーでも通用の可能性は十分。

 大外枠でも、1勝馬でも、エメラルファイトを穴で一考したい。ここまでの足跡のレベルはなかなかのもので、そう軽視できるものではない。距離短縮がプラスになる可能性もあり、穴で一考。

 もう一頭、短距離での実績のみだがアスターペガサスの変わり身にも警戒。一叩きで、折り合いが多少なりとも改善されるなら距離はこなすかも。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=11
→06,14,01,05,15,03
(36点)

02=06
→11,14,01,05,15,03
(36点)
単に能力的にはグランアレグリアが抜けている印象。牝馬での朝日杯制覇はありえるかもしれない。ただ、精神的には不安要素があることは否めない。それでも複勝圏内の軸としては、やはりこの馬。問題は2番軸。差し馬を中心に考え、ケイデンスコールを相手とする。安定感あるアドマイヤマーズも押さえとして、2頭軸3連単マルチながし。ヒモについても各馬それほど差はなく、視野は広げておきたいところだ。

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bakusuinobitaです。
一応、「小心無用」がポータルページになっております。

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中央競馬のG1レースのみを限定して適当な予想を書いております。

2010年より、本ブログスタイルに移行しましたが、それ以前のものは「PakaPakaParadise」においてあります。
もっと前のは公開してません。もう色々めんどくさくてあきらめました。

後、定番のご注意ですが、適当にやってる以上、色々間違いはきっとあるので、馬券購入の際などは主催者側の発表にてご確認下さい。

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