2010/5/2 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
- 11R
京都 - 芝3200m
外・右回り - 良
見込み
屈指の難コースだが、最近ではペースはスローで上がりの競馬になりがち。
馬柱
枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 01 | カネトシソレイユ | 牡6 | 58.0 | 幸 英明 | 差 | |
1 | 02 | エアジパング | セン7 | 58.0 | 岩田 康誠 | 追 | |
2 | 03 | ◎ | フォゲッタブル | 牡4 | 58.0 | 内田 博幸 | 差 |
2 | 04 | メイショウドンタク | 牡4 | 58.0 | 武 幸四郎 | 差 | |
3 | 05 | フィールドベアー | 牡7 | 58.0 | 秋山 真一郎 | 先 | |
3 | 06 | トウカイトリック | 牡8 | 58.0 | 藤田 伸二 | 差 | |
4 | 07 | ナムラクレセント | 牡5 | 58.0 | 小牧 太 | 差 | |
4 | 08 | × | トーセンクラウン | 牡6 | 58.0 | 江田 照男 | 差 |
5 | 09 | メインストリーム | 牡5 | 58.0 | 川田 将雅 | 差 | |
5 | 10 | △ | テイエムアンコール | 牡6 | 58.0 | 浜中 俊 | 差 |
6 | 11 | ミッキーペトラ | 牡4 | 58.0 | 池添 謙一 | 逃 | |
6 | 12 | ○ | ジャガーメイル | 牡6 | 58.0 | C.ウィリアム | 差 |
7 | 13 | ▲ | ジャミール | 牡4 | 58.0 | 安藤 勝己 | 差 |
7 | 14 | × | メイショウベルーガ | 牝5 | 56.0 | 福永 祐一 | 差 |
7 | 15 | エアシェイディ | 牡9 | 58.0 | 戸崎 圭太 | 差 | |
8 | 16 | × | マイネルキッツ | 牡7 | 58.0 | 松岡 正海 | 差 |
8 | 17 | ゴールデンメイン | セン10 | 58.0 | 太宰 啓介 | 先 | |
8 | 18 | ベルウッドローツェ | 牡4 | 58.0 | 的場 勇人 | 先 |
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
SS スロースロー |
この距離特有である超スローペース。 とにかく折り合いがすべて。 |
信頼度
C 軸馬不在 |
真空地帯気味の本命馬不在のレース。 波乱要素も高い。 |
予想本文
従来は数あるG1の中でも、もっとも格を要求される王道中の王道のレース天皇賞・春。
しかし、あまりのロングディスタンスのため、ステイヤー不在の昨今では回避する馬もみられるようになってきた。
特に昨年~今年は牝馬が主役だったため一層その傾向は強く、今年の天皇賞は重賞級のレースと言われても仕方ない構成になった。
従来は「格」が問われるレースではあるが、今年に限ってはそもそも問われる「格」がない。
思わぬ馬による波乱の可能性も多分にあり得る。
ただ、長距離レースが荒れるパターンは、予想以上にハイペースになりスタミナレースになった場合。
スローペース必至の今回はやはり上がりの勝負が濃厚で一応、力通りに決まる公算は高い。
つまりは単純に地力の見極めがポイントとなりそう。
天皇賞というG1を勝利する「格」のある馬は、私は今回2頭だけしかいないと勝手に独断している。
そのうちの1頭がフォゲッタブル。
単純に血統的な背景もそうだが、クラシックディスタンスを中心に大レースで順調に好走できていることが大きなポイント。
3歳秋口から花開き、菊花賞、有馬記念の好走はここで勝利するにふさわしいローテーション。
過去の傾向からも菊花賞、もしくは有馬記念を経た明け4歳馬が、連動するのは周知の通り。
ただ、通常は菊花賞馬の話で、この馬は菊花賞は2着。
あくまでも比較的楽なこのメンバーだからという点はある。
後、なにぶん、後ろから差す馬なので、スローペースで前も止まらないことも若干憂慮しておく必要がある。
もう1頭の勝利しそうな馬がジャガーメイル。
本来ならとうにG1を勝っていてもおかしくない馬。
逆に言うと、玄人受けするタイプの馬で、昨年は圧倒的1人気ながら、京都大賞典、アルゼンチン共和国杯を連敗。
もうダメかと思わせたところで、立て直しの京都記念では、有馬記念の1、2着馬に割って入る好走。
昨年もこのレース5着で、一応のこのレースへの対応下地は見せており、加えて昨年より順調度は遙かに上。
本命馬に印を譲ったのは、ムラ駆けがあることと、名手とはいえ、騎手の手替わり。
長距離は騎手で買えと言われるように、騎手の力量のウェイトが高い。
世界的な名手とはいえ、日本の3200mをいきなり御せるものなのかと一抹の不安が残った。
ジャミールはスローの長距離レースでも、絶対に揺るがない気性の安定感が信頼できる。
連軸には打ってつけで、本来なら対抗格に扱わねばならないだろう。
ただ、今年の阪神大賞典のレベルに若干疑問が残る。
だとするならば、前走以外は条件戦だったこの馬の地力はやや疑ってかかるべきか。
とはいえ、前走がそうだったように鞍上が信頼できるため、そう大きな大敗も考えにくい。
テイエムアンコールが穴っぽく、なかなか面白い存在。
父オペラハウスというステイヤー血統に加え、前走、大阪杯でグランプリホースを降し、中距離でのキレをも披露した。
鞍上も好調の浜中騎手。
G2を2着、1着と乗っているところに、距離がグンと伸びるこのレースでさらに晩成の血が開眼する可能性は十分にある。
今回唯一のG1ホースで昨年の覇者、マイネルキッツはもっと評価を高くしてもいいのだが、人気をやや嫌った感。
昨年と同じローテで、加えて相手は弱化。
折り合いには不安なく、当然地力的には最上位の存在。
ただこのレースを連覇したのは、メジロマックイーンとテイエムオペラオーのみ。
この2頭に肩を並べるかといわれると疑問も残り、外枠だったことも考慮すると押さえまでの評価が妥当か。
唯一の牝馬メイショウベルーガも大きくはヒケをとらない。
ただ、前走は3着だったとはいえ、牝馬ゆえの距離的な限界も感じたのも事実。
前々走の日経新春杯でみせた脚は凄まじく、また鞍上が変わったことによる新味が怖いため、切るまでには至らなかった。
穴の域を出ないが、トーセンクラウンも望みがないわけではない。
これもステイヤー血統を背景に持ち、近走が好調。
得てして波乱を起こすのはこのタイプ。
馬券と総評
推奨馬券 | 総評 |
---|---|
3連単 03=12→13,10,16,14,08 (30点) 03=13→12,10,16,14,08 (30点) |
とにかく、フォゲッタブルとジャガーメイル。 今回はこの2頭に注目したい。 今後、天皇賞・春が廃れてしまう懸念があるメンバー構成。 私情も交じるが、この2頭のいずれかにG1ホースになってほしいところ。 フォゲッタブルの方に安定感を感じたため、こちらを軸筆頭。 相手はもちろんジャガーメイルだが、万一を考え、ジャミール相手も持っておきたい。 というわけで、3連単フォゲッタブル-ジャガーメイルの2頭軸マルチ。 押さえで3連単フォゲッタブル-ジャミールの2頭軸マルチ。 エアシェイディや、トウカイトリックなども怖いがオッズを考えると、相手も絞りたいところ。 |