第153回 天皇賞(春) 予想

予想
2016/5/1 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝3200m
    外・右回り

  • 見込み
京都の坂越えが2回。上がりの競馬になりやすく、差し馬は勝負所ではある程度前につける必要もある。また、長距離コースゆえ、内の経済コースを回る必要があり、その点において外枠はやはり不利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 キタサンブラック 牡4 58.0 武豊
1 02 トゥインクル 牡5 58.0 勝浦正樹
2 03   カレンミロティック セ8 58.0 池添謙一
2 04   トーセンレーヴ 牡8 58.0 武幸四郎
3 05 フェイムゲーム 牡6 58.0 ボウマン
3 06   アドマイヤデウス 牡5 58.0 岩田康誠
4 07   ファタモルガーナ セ8 58.0 内田博幸
4 08 シュヴァルグラン 牡4 58.0 福永祐一
5 09   トーホウジャッカル 牡5 58.0 酒井学
5 10 アルバート 牡5 58.0 ルメール
6 11   タンタアレグリア 牡4 58.0 蛯名正義
6 12   ヤマニンボワラクテ セ5 58.0 丸山元気
7 13   マイネルメダリスト 牡8 58.0 柴田大知
7 14 サトノノブレス 牡6 58.0 和田竜二
7 15 サウンズオブアース 牡5 58.0 藤岡佑介
8 16   ファントムライト 牡7 58.0 三浦皇成
8 17 ゴールドアクター 牡5 58.0 吉田隼人
8 18   レーヴミストラル 牡4 58.0 川田将雅

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
SS
超スロー
逃げ馬はいるにはいるが、果敢に引いていくタイプではない。スローペースは必至で、後方待機馬はまくりができないと苦しいか。
信頼度
D
展開次第
とにかく1番人気が敗れてしまう荒れるレースとして定着。今年のメンバーも実力差は僅か。隠れた長距離適性のある馬の見極めがポイント。
予想本文 

~ 演歌歌手 VS 野球選手?! ~
 有名芸能人で馬主の方が多くいますが、G1ホース所有者となるとかなり少なくなる。それゆえにG1を獲る難しさを痛感させられたものだが、今レースは2頭の有力馬主にその名がある。両名ともすでにG1勝利済みではあるが、競馬外ではそのあたりも一興。

 長距離レースゆえ、当然、前年の注目すべき菊花賞馬のキタサンブラック。どうみても短距離血統ゆえ、まだ躊躇は残るが、近年の天皇賞・春は菊花賞より長い距離にも関わらず、スローによる上がりの競馬がより色濃く、むしろ中距離馬に利がある傾向。ここでの1ハロン延長は特に問題ないと見る。なんといっても鞍上は「平成の盾男」。このメンバーなら、かなりのスローに落としてくるはずで、かかる馬が出て乱ペースにでもならない限り、自分のレースに持ち込めるだろう。その点では最内枠を引いたことはかなり大きい。

  有馬記念を挟んで5連勝。休養明け初戦も快勝とあらば、当然主役のゴールドアクター。前走をしっかり勝利した点はかなり高く評価したい。先行脚質でもあり、まず間違いなく上位には顔を出すだろう。ただ、フルゲートの外枠を引いた点はやはりかなり気になるところ。また、とにかく1番人気が勝てないこのレース。やはり多少は疑ってかかるべき。もし、ここもあっさり勝って連勝が続くようなら、今年はこの馬が中心となっていくだろう。

 ミルコが鞍上だったら…という思いもないわけではないが、サウンズオブアースの絶好調ぶりに心奪われる。昨年のこのレースは大敗しているが、その後の足跡は見事で、高いレベルで揉まれた経験は信用に足るもの。特にその思いが強まったのが前走で、ゴールドアクターに敗れはしたが僅差の内容。展開の影響も多分にあり、勝負付け済んだとは言いがたい。ここも引き続き勝ち負けできる存在。

 シュバルグランは前走、阪神大賞典を圧勝。連動性の高い前哨戦をあの勝ちっぷりなら、当然の警戒対象だが、前走から3キロ増加の斤量がどうか。その点では実績的には足らないが、末脚はしっかりしており、このレースに高実績を誇るハーツクライの産駒。前走同様、早めにまくる競馬ができれば面白い。

 ステイヤーズS完勝の実績があり、長距離レースには不安のないアルバート。有馬記念で大敗後の立て直しの前走は4着ではあったが収穫もあった。これまでの末一手の競馬から、比較的前で競馬を試み、それなりに形になっていた。ここも後方一気では勝負にならないと予想されるだけに、前走の競馬ができるなら期待も大きくなる。

 昨年のこのレース2着馬のフェイムゲーム。豪州遠征を経て、復帰戦も上々の結果。ゴールドシップをクビ差まで追い詰めた底力はやはり脅威。

 そのフェイムゲームを4馬身差完勝してみせたトゥインクルも穴で一考。前々走の万葉Sの敗退は気に入らないが、概ね長距離での安定した地力を評価。

 長距離実績なら少々格下もサトノノブレスも面白い。ここ4戦は常に34秒前半の上がりを残しており、安定した成績を残している。目下の好調を裏付けるかのような追いきりで、要一発警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=17
→15,08,10,05,02,14
(36点)

01=15
→17,08,10,05,02,14
(36点)

近年荒れているレースということもあって、票が割れるであろう多種多様なメンバー構成。レースとしてはスローで進んで上がりの競馬となる。やはり紛れは生じやすいが、基本的には先行馬を中心に考えたい。内枠を引いた先行馬という点を重視し、キタサンブラックを連軸としての意味での本命視。相手はやはり実績的にもゴールドアクターということになるが、サウンズオブアース、シュバルグラン、アルバートあたりも差はないだろう。
推奨馬券としては、キタサンから、ゴールド、サウンズの2頭をそれぞれ3連単 2頭軸マルチながしとしておく。
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