第17回 秋華賞 予想

予想
2012/10/14 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
牝馬には微妙なゴール前からのスタート。
また、内回りで直線が短い。差し馬でも届かないことはないが、4コーナーで仕掛けられる器用さが必要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ヴィルシーナ 牝3 55.0 内田 博幸
1 02 × アロマティコ 牝3 55.0 佐藤 哲三
2 03   ブリッジクライム 牝3 55.0 大野 拓弥
2 04 × ハワイアンウインド 牝3 55.0 ピンナ
3 05 × ラスヴェンチュラス 牝3 55.0 川田 将雅
3 06   チェリーメドゥーサ 牝3 55.0 小牧 太
4 07   トーセンベニザクラ 牝3 55.0 武 豊
4 08   キャトルフィーユ 牝3 55.0 四位 洋文
5 09   ダイワズーム 牝3 55.0 横山 典弘
5 10 × ハナズゴール 牝3 55.0 田辺 裕信
6 11   サンシャイン 牝3 55.0 浜中 俊
6 12   アイスフォーリス 牝3 55.0 松岡 正海
7 13   メイショウスザンナ 牝3 55.0 福永 祐一
7 14 ジェンティルドンナ 牝3 55.0 岩田 康誠
7 15 × ミッドサマーフェア 牝3 55.0 蛯名 正義
8 16   サトノジョリー 牝3 55.0 秋山 真一郎
8 17 アイムユアーズ 牝3 55.0 池添 謙一
8 18   オメガハートランド 牝3 55.0 石橋 脩

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
Ms
ミドルスロー
飛ばす馬が不在。比較的ペースが速くなりがちなこの舞台設定でも落ち着いた流れが予想される。
信頼度
B
本命戦
信頼できる軸に加え、脇を固める対抗馬も堅そう。
穴馬の出番は少なく、からんでも複勝圏に1頭程度か。
予想本文 

 桜花賞前までは確かに混戦ムードだったはずが、気づいてみれば3冠牝馬が誕生しようとしている。
アパパネの時と似たようなムードが漂っているが、今度の本命馬は前哨戦をしっかりと完勝してみせた。当然ながら、3冠達成はより濃厚と人気を一身に集めるが、そんな時こそ落とし穴も潜むものでもある。
果たして今年の秋華賞は・・・。

 やはりどう考えてもジェンティルドンナの本命は致し方ない。当面のライバルであろうと目されるヴィルシーナをはじめ、このレースの出場馬が6頭も出ていた前哨戦のローズSで完勝。またその勝ち方があきらかにここを想定した終始先行しての勝利。この馬につけいる隙があるならば、差し脚質ゆえの京都の内回りだろうと考えていたのだが、死角がなくなってしまった。あのレースぶりが可能なら、阪神外から京都内に移ることは、よりその結果を盤石なものにする。無論、勝負事なので絶対はないが、敗れても2着までではなかろうか。3着はもう波乱の範囲だろう。

 本命馬の3冠を阻むならば、やはりこの馬しかないであろうヴィルシーナ。前走は2着とはいえ大きな差を感じたが、相手の先方は奇襲といっていいものでもあったし、休養明けの18キロ増、コース代わりを踏まえると上々の結果だろう。今回は良くも悪くも最内枠。これを好枠と転じることさえできれば十分逆転も可能。もともと器用なタイプの先行馬だけにこの舞台は願ってもないはず。オークスではまさかの5馬身差をつけられた相手だが、常に2着に甘んじてきた陣営の執念を買う。逆にそれゆえに2着はいらない競馬をされるとリスクも増すのは難点といえば難点。

 至極真っ当だが、3番手もやはりアイムユアーズ。桜花賞、オークスで上記2頭と差の無い競馬。前走では古馬と1戦を交え、軽量の恩恵もあったとはいえ、順当に勝利することができた。すでに春の時点で見せていた高い地力を、一夏超してさらに上回る好調ぶり。枠が外枠になったことは気がかりといえば気がかりだが、上記2頭以外にはそうそう先着を許すこともないだろう。好勝負を期待したい。

 3強とまではいわないが、上記3頭はやはり頭一つ抜けている感がある。一方他馬に目を移すと、この辺りは伯仲模様。

 オークス1番人気だったミッドサマーフェアは、大敗したオークスは度外視したとしても、前走の敗戦は微妙なところ。とはいえ、それなりに地力は見せたし、この一叩きで代わってくる気配も漂う。人気との兼ね合いが難しいが、やはり捨て切れぬ存在には違いない。

 もう少し評価をつけたかった期待馬がラスヴェンチュラス。前走、ローズSでは落鉄しながら本命、対抗馬を追い詰める3着は立派。しかし、この京都内回りではやはりこの馬の魅力は半減してしまう。有力馬はすべて前にいるだけに先行激化してくれれば・・・といったところか。

 毎度毎度、後方からのレースとなるアロマティコだが、その分、末はしっかりしたものを持っている。前走は1番人気を裏切る3着だが、直線届かずの展開で、最後の強襲は地力をみせつける内容だった。このメンバーでどこまで通用するかは未知だが、有力馬と勝負付けの済んでしまった馬より楽しみは持てそうだ。

 展開の助けが必須とはいえ、ハナズゴールはやはり脚質的に油断できない怖い一面がある。
今回、有力馬は軒並み先行勝負するだけに、この馬の無欲の直一気は警戒。
特に、古馬一流どころを相手に、小回りの札幌記念での4着は相当評価していい内容。

 連勝での人気がやや気にくわないものの、ハワイアンウインドの今の勢いも無視できない。デキもよさそうというのもあるが、やはり外国人ジョッキー乗り替わりはどうにも不気味。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

1・2着ながし:

1着:14
2着:01
3着:17,15,05,10,02,04
(6点)

1着:01
2着:14
3着:17,15,05,10,02,04
(6点)

1・3着ながし:
1着:14
2着:17,15,05,10,02,04
3着:01
(6点)

 調教も素晴らしく、付けいる隙の見当たらないジェンティルドンナの3冠達成はかなり濃厚とみるも、それだけに馬券の絞り込みが必要となる。
 本命馬を負かすことができるのはヴィルシーナとして、この2頭の1・2着ながしの裏表で3連単本線。ヴィルシーナ3着というケースはありえそうなので、1-3着ながしも押さえておく。
 印的には相手は6点まで絞ったが、オッズ次第ではもっと手広くいってもいい。
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