第67回 安田記念 予想

予想
2017/6/4 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
直線長く、コースも広いマギレの生じにくいコース体系。マイル以上もある程度こなせるスタミナも要求される。脚質は差し馬有利も極端な追い込みは厳しい。また、外差しも決まりにくく、内枠が望ましい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   トーキングドラム 牡7 58.0 石橋脩
1 02   ディサイファ 牡8 58.0 四位洋文
2 03   サンライズメジャー 牡8 58.0 池添謙一
2 04 アンビシャス 牡5 58.0 横山典弘
3 05 コンテントメント セ7 58.0 モレイラ
3 06 レッドファルクス 牡6 58.0 M.デムーロ
4 07   グレーターロンドン 牡5 58.0 福永祐一
4 08 エアスピネル 牡4 58.0 武豊
5 09   ロンギングダンサー 牡8 58.0 横山和生
5 10   クラレント 牡8 58.0 岩田康誠
6 11   ブラックスピネル 牡4 58.0 松山弘平
6 12 ビューティーオンリー セ6 58.0 パートン
7 13   ロジチャリス 牡5 58.0 内田博幸
7 14 サトノアラジン 牡6 58.0 川田将雅
7 15 イスラボニータ 牡6 58.0 ルメール
8 16   ロゴタイプ 牡7 58.0 田辺裕信
8 17   ヤングマンパワー 牡5 58.0 松岡正海
8 18 ステファノス 牡6 58.0 戸崎圭太

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
Ms
ミドルスロー
G1戦らしく、ある程度流れると見るが、積極的に出る馬がなく、超スローの可能性もあり、時計的に劣る馬でも通用する展開も。
信頼度
D
波乱内在
抜けた本命馬の不在の上、海外参戦組も加わり、混戦模様。過去の傾向からも荒れる傾向。
予想本文 

~ 4週連続G1勝利?! ~
 過去、幾多の名手と呼ばれるジョッキーがいても、4週連続でG1勝利した例は皆無。気がつけばG1 3連勝を成し遂げたルメール騎手。1番人気が予想されるイスラボニータ騎乗で大記録に挑む。

 しかし、本命にはエアスピネルを推す。昨年のクラシック3冠をいずれも好走してみせたが、気性的にもやはりマイル戦が最も信頼できる。事実この距離では3着以下なしの実績。前走でイスラボニータとの競り合いには敗れたが、上がり32秒台の脚で自身の状態に問題はない。連軸としての意味合いも強いが、東京マイル戦なら、その安定感は最も高いはず。世代が違えばここまでG1未勝利ということもなかっただろう。同世代のライバルがいないこの舞台で勲章を得てほしい。

 そのエアスピネルに前哨戦で競り落としたイスラボニータがやはり当面の相手。G1連勝記録のかかる鞍上だが、その実現の可能性を濃厚にする実力馬。昨年のこのレースでは折り合いも欠き、今ひとつの結果に終わったが、その後順調なステップを踏み、一回り成長を見せてのリベンジ。特に前走はスローペースの中、しっかりと相手を見定めて競り落とした点は好感が持てる内容。脚質的にも安定した競馬ができるはずだ。

 モーリスや、キタサンブラックなど名だたる強豪と差のない勝負をしてきたステファノス。この馬もG1未勝利であることは疑問に思えるほどの地力の持ち主。持続力ある末脚が使え、脚質的な自在性も持つ。前走大阪杯ではキタサンブラックの2着で、2走前の金鯱賞大敗の不安も一掃。ここでの再度期待を抱かせる好内容だった。

 東京マイル戦は中距離馬でないと難しいと言われていたが、近年のこのレースではスプリンターが活躍。その傾向を汲めば、スプリントG1覇者であるレッドファルクスは大きくクローズアップされてくる。香港で大敗後、一応の面目を保った高松宮記念の3着だったが、京王杯を制したことで、すっかり調子も取り戻した感。逆に使い詰めの点が気になるが、今回のマイル戦は不安より、どんなレースをするかの楽しみの方が大きい。

 香港からはビューティオンリー。モーリスが抜けた現日本馬勢のレベルがはっきりしていないだけに、やはり海外参戦馬はマークが必要。逆に中心視してしまう危険性もあるため、この評価どまりとしたが、日本の芝や早い流れにも対応できそうで、決して侮れぬ存在だろう。左回りが初となるが、それほど気にする必要もなさそうだ。

 アンビシャスはここのところは後ろからの競馬が続いている。脚を余しての敗戦もあり、着順を鵜呑みにもできない。今回はある程度前で競馬をしてほしい。G1上位の地力馬だけにこのメンバーならチャンスは十分。

 香港マイルの看板をもつビューティーオンリーが人気だが、コンテントメントは前走で同馬に土を着けた。こちらは日本競馬の対応に未知の部分は多いが、混戦向きで一応は押さえておきたい。

 この辺りはどの馬も取捨に迷うが、最後の1頭はサトノアラジン。前走は1番人気を裏切る散々な結果も、休養明け一叩きの復調に望みを託したい。昨年のこのレースも脚を余し気味の4着で、力は十分に備えている。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

08=15
→18,06,12,04,05,14
(36点)

08=18
→15,06,12,04,05,14
(36点)

モーリスが抜け、やや空洞化した感もあるマイル戦線。それゆえに海外参戦組が怖い所があるが、とにかくマイル戦ならエアスピネルを信頼したい。アタマまでは強気になれないが、馬券対象から外れる可能性は低いとみて、この馬を軸とした馬券戦略を組みたい。ただ、軸一頭で勝負できるほど、相手の絞り込むことは難しく、何頭か相手を替えての3連単2頭軸マルチ流しで手広くいくのが妥当なところか。
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