第18回 秋華賞 予想

予想
2013/10/13 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りであることと、直線が短いことが最大の特徴。当然内枠先行馬が有利。ただ、包まれるリスクも高い。G1レースともなると、流れも早くなるため、一概に有利不利は論じにくい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 スマートレイアー 牝3 55.0 武 豊
1 02   シャトーブランシュ 牝3 55.0 北村 友一
2 03 × ティアーモ 牝3 55.0 川田 将雅
2 04   コレクターアイテム 牝3 55.0 秋山 真一郎
3 05   セキショウ 牝3 55.0 吉田 豊
3 06   ウリウリ 牝3 55.0 浜中 俊
4 07 × トーセンソレイユ 牝3 55.0 メンディザ
4 08   マコトブリジャール 牝3 55.0 柴田 大知
5 09   ノボリディアーナ 牝3 55.0 幸 英明
5 10   サクラプレジール 牝3 55.0 福永 祐一
6 11   リボントリコロール 牝3 55.0 横山 典弘
6 12 エバーブロッサム 牝3 55.0 戸崎 圭太
7 13   リラコサージュ 牝3 55.0 池添 謙一
7 14 デニムアンドルビー 牝3 55.0 内田 博幸
7 15   ビーナストリック 牝3 55.0 津村 明秀
8 16 メイショウマンボ 牝3 55.0 武 幸四郎
8 17 × ローブティサージュ 牝3 55.0 岩田 康誠
8 18   セレブリティモデル 牝3 55.0 松山 弘平

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
MH
ミドルハイ
内回りを意識されてか、例年、このレースはペースが早めの傾向。今回も先行勢はそれなりに揃っており、淀みなく流れそう。
信頼度
D
波乱内在
トライアルレースが極端な展開になったため、連動性に疑問。加えて各馬の実力差も接近しており、波乱の可能性も。
予想本文 

 期待の日本馬2頭が参戦した凱旋門賞は、残念な結果に終わった。だが、叶えば夢は夢でなくなってしまう。引き続き目標があるということは日本の競馬界にとっては、意義あることなのかもしれない。一方、国内秋G1は3歳牝馬の3冠目、秋華賞。今年のこの世代の牝馬は中心馬不在といっていい。空洞の世代か、否か。それが問われる一戦となりそうだ。

 ぎりぎり間に合ったスマートレイアー。この馬を格下扱いにできない事は述べるまでもない。残してきた走破時計は現実績馬をはるかに上回る。無論、時計がすべてではないのが競馬とはいえ、そのレースを見た者には十分期待感を抱かせるレースぶりだった。有力馬より前に位置しながら、速い脚を繰り出せるのはこのメンバーなら大きな武器になる。加えて内枠となれば、包まれるリスクは名手に補ってもらうことで、その利を最大限に活かせる。やはり本命とせざるを得ない。

 前走、道悪と大外枠を考慮すれば、休養明け初戦としてはまずまずの結果のメイショウマンボ。デニムアンドルビーには差し比べで破れたとはいえ、展開面も考慮すれば仕方ない面もあり、それほど見劣りするものではなかった。追い込み脚質に近い差し馬だが、ある程度の器用さは備えており、得意の京都で巻き返しに期待したい。ここはオークス馬の意地がみたいところだ。

 なんだかんだいっても、ローズS組のこのレースにおける連動性はかなり高い。そこでデニムアンドルビーは、14キロ増の馬体重、さらに悪癖の出遅れもありながら、最後方から差し切り、1番人気に応えたことは賞賛に値する。ただ、その豪快なレースぶりは魅力的ではあるものの、やはり京都内回り2000mでは不安の方が先立つ。地力は認めるも、前走と同じような最後方からではおそらくは届かない。もちろんそれは承知の上だろうから、その上でどんな競馬を見せてくれるか。とにかく出負けだけはやはり避けたいところ。

 エバーブロッサムの前走は輸送による馬体減と道悪馬場でまるで競馬にならなかった。秋初戦としては、不安の残る立ち上がりとなったが、一方で人気落ちによる狙いやすさが増した。一叩きを経て、その末脚のキレが戻ってくればやはり怖い存在。少なくとも前走のような無様な負け方はすまいと信じたい。前走が度外視できれば、ここでの好走に頷ける実績がある。

 阪神JF後、どうにもパッとしない成績が続き、よくある早熟馬の流れに陥りつつあるローブティサージュだが、まだ復活要素は残っている。その根拠はやはり前走ローズSにある。一度は勝利もあるかと思わせた直線の抜け出しだったが、最後は後続馬に飲まれてしまった。それでも完全に前崩れのレースの中、先行しての6着は立派。これ以上の距離延長は疑問も、この舞台ならまだ戦える。

 オークスでは7馬身ちぎられたティアーモだが、まだ底を見せた感はない。軽量の上、ローカルではあるが、前走ではハイペースの中、先行してよく踏ん張りをみせていた。ここでも積極策に出れば、面白い結果も期待できる。

 ディープインパクトの妹という注目ばかり集めながら、今のところその重い期待には応え切れていないトーセンソレイユ。しかしここにきて動きはよくなってきており、良血開花の兆しはある。前走大敗からの巻き返しだが大駆けがあっても驚けない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:
01=16
→14,12,17,03,07
(30点)

土砂降りによる重馬場、ハイペースによる前崩れと、非常に異質だったローズSは、今回の連動性には確かに疑問。ただ、オークス上位組であるメイショウマンボ、デニムアンドルビーには一定の信頼は置けそう。ここに新星スマートレイアーが絡む構図だが、傑出馬不在の現状と、内枠を買ってこちらを本命にしたい。相手はやはりこの2頭のどちらかというところになるが、京都内回り2000mならメイショウマンボに分があるとみる。いい加減、武兄弟のG1ワンツーが見てみたいが、3連単マルチながしで。
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