第53回 高松宮記念 予想

2023年
2023/3/26 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中京 B
  • 芝1200m
    左回り
  • 不良
    見込み
道中の下りと直線の急坂。ラップは平均傾向でペースの緩急は少ない。先行有利の他場と異なり、差し通用の舞台。差し馬の一変に注意。ただ、複勝圏内なら、逃げ・先行馬に安定感あり。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   トゥラヴェスーラ 牡8 58.0 丹内 祐次
1 02 ウォーターナビレラ 牝4 56.0 吉田 隼人
2 03   キルロード セ8 58.0 和田 竜二
2 04   ダディーズビビッド 牡5 58.0 秋山 真一郎
3 05 メイケイエール 牝5 56.0 池添 謙一
3 06   ナランフレグ 牡7 58.0 丸田 恭介
4 07   ヴェントヴォーチェ 牡6 58.0 西村 淳也
4 08 ロータスランド 牝6 56.0 岩田 康誠
5 09   ディヴィナシオン 牡6 58.0 松本 大輝
5 10   オパールシャルム 牝6 56.0 武藤 雅
6 11 ピクシーナイト 牡5 58.0 戸崎 圭太
6 12 アグリ 牡4 58.0 横山 和生
7 13   ファストフォース 牡7 58.0 団野 大成
7 14 トウシンマカオ 牡4 58.0 鮫島 克駿
7 15 ナムラクレア 牝4 56.0 浜中 俊
8 16   グレナディアガーズ 牡5 58.0 岩田 望来
8 17   ボンボヤージ 牝6 56.0 川須 栄彦
8 18 ウインマーベル 牡4 58.0 松山 弘平

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
短距離特有のスピードで押し切るタイプが不在。馬場悪化で足抜きよく、選考抜け出しが勝ち筋。
信頼度
D
波乱含み
軸馬不在の混戦模様。重馬場への対応と緩めのペースで折り合いも重要。
予想本文 

~ 雨中の電撃戦 ~
 ただでさえ出たとこ勝負で難しいスプリント戦。比較的有力馬ですんなりと決まる傾向のある高松宮記念だが、馬場が荒れると別。混戦模様でこれといって抜けた馬もいない電撃戦。当日の雨予報にさらなる不安な空気が漂う。

 なかなかの混戦メンバーだが、前走でしっかり答えを出したナムラクレアを信用したい。休養明けの前走はもう一つの雰囲気の中、激戦をねじ伏せる非常に強い内容。それだけに反動も心配されたが、順当に上積みを感じる追い切りを見せた。4歳牝馬だけに調整も難しいところがあるが、スプリント戦であればまず信用してもよさそうだ。

 トウシンマカオも魅力あふれる一頭。NHKマイルCを逃げて敗戦後、スプリント戦へと矛先を変え、末脚を活かした競馬っぷりでここまで安定した成績を残した。前走は上位と離れた4着となったが、余裕残しの仕上がりで無理をしなかった印象。やや外目の枠だが、大外続きだったこの馬には少しでも内は歓迎のはず。鮫島騎手のG1初制覇の光景もかなり現実味を帯びてきた。

 昨年で重馬場での対応力も示したが、できれば良馬場で挑みたかったメイケイエール。純スプリンターとして、その能力は常に高く評価されていながらも、どうもG1で噛み合わず、人気に応えることができてない。昨年のこのレースは外枠が響き、秋のスプリンターズSはそもそも中山が合わないよう。それでも、今回と同条件の舞台の3走前のレコード勝ちはやはり圧巻。良枠を引いた「今度こそ!」の想いはやはり強い。

 ウインマーベルは仕上がり不足の上、59キロを背負い、出負けした前走は度外視できる敗戦。それ以外のスプリント戦はG1も含め、9戦すべて3着以内の抜群の安定感を誇る。前走でひと叩きされて、今回は体勢十分。本来は上位評価していいところだが、やはり大外枠は気になる。コーナーをどうさばくかで結果に大きく影響しそうで、ややリスキーな面を嫌った。

 昨年このレース僅差2着のロータスランド。その後、振るわない成績が続いたが、前走は復調を告げる3着。後方から追い込んだもので、今回も同じ戦法とは限らぬが、少なくとも脚質に幅が出たことは大きい。その柔軟性を武器に昨年以来の1200mに戻って、面白みが増す。

 前走の初重賞を危なげなく押し切り、5連勝のかかるアグリをこの評価は少々過小すぎる気もするが、おそらく今回はハナに立たされる。1400m専科で、スプリント戦で目標とされる展開に少々不安を覚え、押さえまでの評価に留めた。

 
一昨年のスプリンターズSの覇者、ピクシーナイト。ここは1年以上ものブランクがあるが、一応の臨戦態勢は整っているように見えた。今回の混戦メンバーなら、地力的に何とかしてしまう可能性もあり、中京巧者でもある。

 穴狙いではウォーターナビレラはどうか。桜花賞以降、2桁着順が続いているが、自身初となるスプリント戦への挑戦。本命に据えたナムラクレアには桜花賞で先着。別路線を歩んだこの馬もあるいはスプリント適性を見せるやもしれない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

15=14
→05,18,08,12,11,02
(36点)

15=05
→05,18,08,12,11,02
(36点)

やはりシルクロードS組が舞台が同条件の中京1200mだけに、安心感がある。そのレースを不安がありながらも完勝してみせたナムラクレアを引き続き、素直に信頼。以下もトウシンマカオ、ウインマーベルが続きそうだが、ぶっつけの実績馬メイケイエールがここに割って入るか。この4頭の取捨は迷うところだが、ナムラクレアから、トウシンマカオ、メイケイエールの2頭軸3連単マルチで臨みたい。
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