第83回 桜花賞 予想

2023年
2023/4/9 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ブトンドール 牝3 55.0 池添
1 02 ライトクオンタム 牝3 55.0 武豊
2 03 リバティアイランド 牝3 55.0 川田
2 04 ドゥアイズ 牝3 55.0 吉田隼
3 05 ハーパー 牝3 55.0 ルメール
3 06   モズメイメイ 牝3 55.0 和田竜
4 07   コンクシェル 牝3 55.0 丸山
4 08   キタウイング 牝3 55.0 杉原
5 09 コナコースト 牝3 55.0 鮫島駿
5 10   エミュー 牝3 55.0 松山
6 11 シンリョクカ 牝3 55.0 吉田豊
6 12   シングザットソング 牝3 55.0 岩田望
7 13 ドゥーラ 牝3 55.0 戸崎圭
7 14   ペリファーニア 牝3 55.0 横山武
7 15   ジューンオレンジ 牝3 55.0 富田
8 16   ムーンプローブ 牝3 55.0 北村友
8 17 ラヴェル 牝3 55.0 坂井
8 18   トーセンローリエ 牝3 55.0 横山和

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
05はマイペース型の逃げ馬で、阪神外回りで外もどっしり構える。例年に比べると落ち着いた流れで推移しそう。
信頼度
C
ヒモ穴注意
軸馬の信頼度は高いが、他は混戦模様。人気に惑わされない選択が必要。
予想本文 

~ ドゥラメンテの名を継ぐもの ~
 昨年のこのレースの覇者で、先週も強い競馬をみせたスターズオンアース。昨年の春天ホース、タイトルホルダー、3歳牡馬ではドゥラエレーレがホープルフルSを制し、目下、ドゥラメンテ産駒が席捲中だ。そして3歳牝馬ではリバティアイランドがいる。今年の始動戦でどんな競馬を見せるか。いよいよクラシック戦線が開幕する。

 やはりこの馬には逆らえそうにないリバティアイランド。新馬戦で破格の時計を出し、次走こそ仕掛け遅れで脚を余したが、本番の阪神JFではウサを晴らすような切れ味を披露。ここは休養明けとなるが、メンバーを見渡しても、まだ当時のこの馬を超えるレベルの馬が見当たらない。とはいえ、まだキャリアの浅い3歳牝馬。末脚勝負の馬だけに、内枠で包まれたり、届かないケースはないとはいえないが、ひとまず軸馬としては不動だろう。

 今年に限ってはチューリップ賞より、クイーンCの方が時計的にもレベルが高い。その中では2着に敗れたドゥアイズを評価したい。1勝馬ではあるが、G1を含む3戦の重賞ですべて3着以内という抜群の安定感。また、ここ2走は明らかにスムーズさを欠いたレースが続いており、力を出し切れてはいない。その分、伸びしろが期待でき、勝ち鞍が少ないだけに人気的にも旨味十分。

 この馬もドゥラメンテ産駒のドゥーラ。阪神JFでは大外で派手に出遅れ。復帰戦の前走、その1番人気に応えていれば、ここでも随分人気だったろう、しかし、直線で挟まれ間を割れず、結局そのまま後方に沈んでしまった。もう3度目は許されない状況で、人気もかなり落としている。本来、実力的には人気上位馬とは大差ないはずで、ここは積極的に狙いたいところ。

 好時計でクイーンCをで制し、一躍ここで主力クラスに躍り出たハーパー。阪神マイル戦にもすでに勝鞍があり、なんといっても強力な鞍上を得た。ただ、馬自身は前走で相当な叩き合いを強いられており、かなりの負荷がかかったように見えた。その反動と、過剰気味の人気を背負うことを懸念してやや控えめの評価とした。

 阪神JFで12番人気ながら、リバティアイランドの2着に好走したシンリョクカ。直行ローテだけに不透明なところはあるが、少なくとも前走の快走を一概にフロックで片付けられず、地力がなければできない芸当。追い切りではさらなる精神的な成長もみせており、引き続き、いい状態をキープしている。 

 シンザン記念からと別路線ローテのライトクオンタム。ラストディープ産駒で、阪神マイル戦は得意中の得意の舞台。実際、前走の切れ味は素晴らしいもの。ただ、そのインパクトゆえに人気も高く、ここも勝ち負けできそうな逸材ではあるが、今回は様子見までとしたい。

 阪神JFでは大外枠の上、派手に出遅れたラヴェル。今回も同じ舞台で、またも外枠ではあるが、桜花賞では外枠もよくからむし、そこまで悲観材料ではない。そもそも折り合い面こそが課題であり、それさえうまくいけば、昨秋の実績からも、好走があっても驚けない。

 今回、チューリップ賞組は判断が難しいが、G前猛追したコナコーストの末脚は魅力的。G1での早い流れの対応が鍵となるが、阪神外マイルの適性はあるはずで相性は良さそう。中団から脚を使える点も信頼度が増す。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

03=04
→13,05,11,02,17,09
(36点)

03=13
→04,05,11,02,17,09
(36点)

やはり本命リバティアイランドが頭一つ抜け出た存在。休み明けだけに慎重さも必要だが、複勝圏までの軸としては、かなりの確度を期待できそう。ただ、それ以外の馬となると、正直、各馬横一線。人気ほどの格差はないというのが見立て。ならば、人気を背負うハーパーやライトクオンタムは対抗格からは外しておきたい。そこで抜擢するのがドゥアイズの堅実性。一方で、不発続きのドゥーラの覚醒。リバティからこの2頭を相手に3連単マルチながし。ヒモにはできるだけ手広く行きたいところ。印は回らなかったが、キタウイング、シングザットソング、ベリファーニアもかなり気になる存在だ。
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