第29回 NHKマイルC 予想

2024年
2024/5/5 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 A
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
直線長く、コースも広いマギレの生じにくいコース体系。マイル以上もある程度こなせるスタミナも要求される。脚質は差し馬有利も極端な追い込みは厳しい。また、外差しも決まりにくく、内枠が望ましい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ダノンマッキンリー 牡3 57.0 北村友
1 02 ノーブルロジャー 牡3 57.0 松山
2 03   ディスペランツァ 牡3 57.0 鮫島駿
2 04   イフェイオン 牝3 55.0 西村淳
3 05 ボンドガール 牝3 55.0 武豊
3 06   ロジリオン 牡3 57.0 戸崎圭
4 07   チャンネルトンネル 牡3 57.0 岩田望
4 08   エンヤラヴフェイス 牡3 57.0 菱田
5 09   キャプテンシー 牡3 57.0 Mデムーロ
5 10   ウォーターリヒト 牡3 57.0 菅原明
6 11   アレンジャー 牡3 57.0 横山和
6 12 ゴンバデカーブース 牡3 57.0 モレイラ
7 13 シュトラウス 牡3 57.0 北村宏
7 14 アスコリピチェーノ 牝3 55.0 ルメール
7 15   マスクオールウィン 牝3 55.0 岩田康
8 16 ジャンタルマンタル 牡3 57.0 川田
8 17   ユキノロイヤル 牡3 57.0 石橋脩
8 18   アルセナール 牝3 55.0 横山武

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
押し出され気味に17がハナ。東京コースということもあって、各馬じっくり。ペースとしてはマイルとしてはやや緩めのミドル。
信頼度
C
上位強力
人気馬は実績もしっかりしており、大崩れもないタイプ。穴馬がここに食い込むには3歳戦とはいえ、ハードルは高い。
予想本文
~ 最優秀2歳馬対決 ~
朝日杯FSと阪神JFの牡牝の王者が顔を揃え、好メンバーが揃い、盛り上がりを見せる今年のNHKマイルC。以前は残念ダービーといった側面もあったが、ダービー至上主義はもう過去のものなのかもしれない。ただ、主役はこの2頭だけではない。ゴンバデカーブースやボンドガールらも順当なら同じような立場にいたかもしれない馬。ハイレベルなメンバー構成で見ごたえのある一戦が期待される。
◎ ジャンタルマンタル
若干の危うさを承知の上で、ジャンタルマンタルを本命視。前走、皐月賞では直線完全に抜け出す形で、そのまま押し切りそうに思えたが、最後の最後で、差し馬2頭に屈してしまった。自ら動いて勝負に出たところは評価ができるし、一瞬の加速力は素晴らしいものがある。いさぎよくダービーを捨て、確実にG1タイトルを得るための陣営の本気度は買いたい。皐月賞はレコード決着も、持ち時計的にはそこまで早くはないことと、今年3戦目で激闘のあとでの中2週というローテはやはり疲れが心配。そのため、追い切りも軽めではあったが、これまでの通りの力は出せる状態にはありそう。
◯ アスコリピチェーノ
ここまでの実績、データ的にも、もっとも死角が少ないのがアスコリピチェーノ。ここ2戦のマイル戦での時計は群を抜くもので、牡馬よりも優秀なレースレベル。前走の敗戦は負けて強しの内容。コース取りの差で敗れてしまったが、今回は復帰戦にかけるルメール騎手を鞍上に迎えた。左回りも、むしろ向いていそうではあるし、もちろん動きは絶好調。桜花賞1番人気馬はこのレースへの相性は良く、これといった欠点がない。東京の長い直線も利して、まず確実に差し込んでは来るだろう安定株。
▲ ゴンバデカーブース
ゴンバデカーブースはホープフルSを感冒で取り消し、その後、喉頭蓋エントラップメントの手術を行った上での復帰戦。早くから期待されていた素質馬で、モレイラ騎手がディスペランツァよりも同馬を迷わず選んだほど。ただ、追い切りの内容がもうひとつパッとしない。終始地味に映る内容で、最終追いで変わるかとも思われたが、ラスト一杯に追って12.4。まだ調子は戻っていない可能性があるが、本番での一変と、何と言ってもこの鞍上だけに何とかしそうでもある。
△ ボンドガール
桜花賞の抽選を外れてしまったボンドガールはニュージーTに駒を進め、不向きな右回りの中山で、しっかり2着入線を果たした。こちらも早くからその素質は噂されながら、外傷で出世が遅れてしまったが、ここに来て立て直しができているように思える。特に前走を使ったことが功を奏したのか、目に見えて追い切りの動きが良くなった。生粋のマイラーで、はじめからこのレースが大目標。前走よりは格段に条件のよくなるこの舞台で、遅ればせながらの名乗りを挙げる可能性も十分。
☆ ノーブルロジャー
前走、毎日杯では大きく離れた2着のノーブルロジャー。しかし、重馬場を大得意としたメイショウタバルの独壇場で、内容としては十分地力を示す立派なものだった。2走前のシンザン記念では、このレースを回避した後のニュージーランドTの勝ち馬、エコロブルームに完勝。どんな競馬でも対応できるセンスの良さがあり、適距離に戻って巻き返しに期待したい。戦績の割に人気的旨味があるのも良い。
☆ シュトラウス
シュトラウス は高い能力を持ちながら、どうにも気性的に安定感がなく、近走は力を発揮できないレースが多い。それゆえ、ハマればあっと言わせるだけの地力を秘めている。スタートを含め、とにかく折り合いがすべて。そこまで早い流れは期待できないので、レース前半を鞍上がどう御するかが鍵となる。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸1頭マルチながし:

16
→14,12,05,02,13
(60点)

ダービーやオークスに進んでもおかしくないジャンタルマンタルとアスコリピチェーノ。やはりこの2頭は抜けた存在。どちらかというとアスコリピチェーノの方が死角は少ないが、皐月賞で見せた早い抜け出しに期待してジャンタルマンタルに本命を打つ。荒れることで有名なレースではあるが、今年のメンバーはハイレベルで大きな波乱はないと見る。ヒモも絞って馬券はジャンタルマンタルからの3連単軸一頭マルチながしで勝負したい。

あと、余談ではあるが、私は検定資格持ちの世界遺産好き。今回、奇しくもジャンタルマンタルとゴンバテカーブースの世界遺産の名前が揃った。これに気づいてしまった以上、買わない訳にはいかなくなってしまったことも付け加えておく。

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