第29回 秋華賞 予想

2024年
2024/10/13 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタート後の1コーナーがカギ。小回りの内回りコースゆえ、基本的には内枠有利も包まれると厄介。直線短くコーナーでの仕掛けを要するが、外の差し馬も極端な不利はない。とにかく器用さが要求されるコース。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ホーエリート 牝3 55.0 北村友
2 02 ミアネーロ 牝3 55.0 津村
2 03 クイーンズウォーク 牝3 55.0 川田
3 04   タガノエルピーダ 牝3 55.0 団野
3 05 チェルヴィニア 牝3 55.0 ルメール
4 06   ラビットアイ 牝3 55.0 横山典
4 07   チルカーノ 牝3 55.0 鮫島駿
5 08   コガネノソラ 牝3 55.0 丹内
5 09   アドマイヤベル 牝3 55.0 横山武
6 10 ボンドガール 牝3 55.0 武豊
6 11 ランスオブクイーン 牝3 55.0 松山
7 12   ラヴァンダ 牝3 55.0 岩田望
7 13 クリスマスパレード 牝3 55.0 石川
8 14 ステレンボッシュ 牝3 55.0 戸崎圭
8 15 セキトバイースト 牝3 55.0 藤岡佑

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
外からでも前走好結果の15が引っ張る。比較的隊列は長くなるも、下り坂を利してコーナーは凝縮。結局は平均ペースか。
信頼度
C
上位決着
春の実績馬が力を出せればやはり上位争い。他路線も極端な穴馬の台頭は考えにくい。
予想本文
~ 初の定員割れ ~
いくらクラシックではないとはいえ、その分登録料が不要な秋華賞において、フルゲート割れの15頭という事態が発生した。未勝利戦勝ちのみの1勝馬、ラビットアイでも出場可能となり、G1レースとしては少々寂しい。レガレイラやアスコリピチェーノも不在で、焦点は必然的に桜花賞馬とオークス馬と一騎打ちに集まる。
◎ チェルヴィニア
いまや定番となったぶっつけローテとはいえ、やはり仕上がりが気になるオークス馬、 チェルヴィニア 。今回は美浦に残っての追い切りとなったが、長めを十分に乗り込まれ、ラスト11秒台を連発で、ひとまず仕上がり面の不安は一掃してみせた。桜花賞が不器用さを見せて大敗したこともあり、内回りの京都2000mへの対応は確かに難しいところはあるが、そこは勝ち方を熟知する鞍上に任せたい。長く使える末脚もあるので、舞台に合わせたロングスパートは可能なはずで、やはり軸馬はこの馬を選びたい。
◯ クイーンズウォーク
今年の3歳牝馬戦線は関東馬が圧倒している中、関西馬のエース格が クイーンズウォーク 。春はもうひとつ期待に応えることができなかったが、オークスに関しては同情の余地ある敗戦。その意味で、トライアルを快勝できた点は、その成長度も踏まえて、大きな信頼材料になった。ただ、その分、人気的には旨味が少なくなったが、それでも2強に比べると配当的には開きはある。鉄砲が効きそうなタイプで、前走からの上積みがどこまで見込めるかだが、ここは春の雪辱を期待してみたい。
▲ ステレンボッシュ
阪神JF、桜花賞、オークスのG13連戦をを2、1、2着でまとめた ステレンボッシュ は本命馬をも凌ぐ安定感と実績を持つ。それゆえ2強の一角を担うのは当然ではあるが、追い切り内容に少々不安を覚え、評価を下げた。早くから活躍してきたエピファネイア産駒だけに、成長力の点でも一抹の不安がある。距離の面では確かにオークスはやや長いようにも感じたが、落鉄の影響もあったかもしれない。しかし、今回の2000mなら十分守備範囲。これだけ安定した実績を残してきた馬だけに、少々状態が悪くても勝ち負けできるだけの器でもある。
△ ボンドガール
いわゆる伝説の新馬戦で、チェルヴィニアを下した実績のある ボンドガール 。気性的、血統的にもマイル以下が適距離だとは思うが、前走の紫苑Sでみせた内容には、ある程度安心を得ることができた。追い込みにかける戦法も随分板についてきて、折り合い面での不安も遠のいた。持っているポテンシャルはG1馬2頭に負けていない。脚質的に勝ち切るまでは難しいかもしれないが、連下に突っ込んでくる姿はやはり脳裏によぎる。
△ ミアネーロ
ミアネーロ は追い切りの内容が秀逸。強めに追う桜花賞馬ステレンボッシュを馬なり圧倒してみせた姿はさすがに目を引いた。前走、紫苑Sもレコード決着の2着だったが、直線でのその脚色は勝ち馬よりも目立っていた。あいにく、内目の枠になったことは残念だが、その器用さと、瞬発力はこの舞台でも活きそうで、ドゥラメンテ産駒はやはりその底力が恐ろしい。オークスでの着順を額面どおりに受け取ってはいけないかもしれない。
☆ ランスオブクイーン
オークス5着の内容がよく、ここで穴人気しているのが ランスオブクイーン 。オークス後も古馬相手に好成績を残したことも人気に反映されているように思えるが、斤量に恵まれていた点も否めず、鵜呑みにはできない側面はある。ただ、それでもオークスは大外枠だったことを踏まえれば着順以上の評価であり、侮ってはいけない存在には違いない。追い切りは僚馬に遅れをとっており、状態面はいまひとつかも。
☆ クリスマスパレード
一時期、ダート路線も歩んだ クリスマスパレード は、再び芝に戻った紫苑Sでレコード勝ち。絶好馬場の影響もあって、タイムそのものはそれほど優位性はないが、中山内回りを器用にこなせた点は高く評価できる。近年は紫苑Sからのステップは本番との連動性が高く、ここで無視してよい存在ではない。
☆ セキトバイースト
単騎逃げ確定の セキトバイーストの前残りもないとは言えない。前走の大逃げ同様、今回も貯め逃げをするようなことはしないだろう。その点、大外枠の不利は帳消しになる。開幕したばかりの京都の高速馬場に対応できるかは疑問があるが、追い切りを見る限り、1票投じるだけのデキにはある。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連複
軸1頭ながし:

05
→03,14,10,02,11,13,15
(21点)
基本的に固く収まる傾向の強いレースであり、やはり、桜花賞馬、オークス馬の2強ムードは否めないが、鍵を握るのは紫苑Sか?ただ、今回はローズS組のクイーンズウォークを2強に割り込ませた。それだけ前走は期待感をもたせる好内容だったと判断する。2強のうちでは桜花賞での大敗があるものの、内目の枠を引いたチェルヴィニアに信を置く。馬券は同馬から3連複軸一頭ながしを基本線に勝負したい。
タイトルとURLをコピーしました