第49回 エリザベス女王杯 予想

2024年
2024/11/10 3歳以上オープン牝馬 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝2200m
    外・右回り

  • 見込み
コーナーまでの直線が長く、前半はスロー。基本的には先行有利。後方待機馬は早めのスパートが要求される。ここが遅くなると、逃げ馬の逃げ切りを誘発してしまう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ホールネス 牝4 56.0 坂井
1 02 ライラック 牝5 56.0 石川
2 03   ルージュリナージュ 牝5 56.0 池添
2 04   コンクシェル 牝4 56.0 岩田望
3 05   モリアーナ 牝4 56.0 岩田康
3 06   ピースオブザライフ 牝4 56.0 団野
4 07 レガレイラ 牝3 54.0 ルメール
4 08 シンリョクカ 牝4 56.0 木幡初
5 09   キミノナハマリア 牝4 56.0 鮫島駿
5 10   エリカヴィータ 牝5 56.0 藤岡佑
6 11 スタニングローズ 牝5 56.0 Cデムーロ
6 12 シンティレーション 牝5 56.0 マーカンド
7 13 サリエラ 牝5 56.0 ムーア
7 14   ハーパー 牝4 56.0 武豊
8 15   ゴールドエクリプス 牝5 56.0 田口
8 16 ラヴェル 牝4 56.0 川田
8 17   コスタボニータ 牝5 56.0 松山

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
4の単騎逃げ。先行勢がつつくも、京都外回りでは各馬もどっしり。3~4コーナーでの瞬発力勝負が濃厚。
信頼度
D
ヒモ荒れ注
G1戦としては、希薄なメンバー。思わぬ穴馬の台頭にも要警戒。
予想本文
~ 馬優先主義?! ~

別に今に始まったことではなく、仕方のないことでもあるが、昨年のこのレースの覇者で、府中牝馬Sも完勝したブレイディヴェーグはマイルCSに駒を進めることに。理由は推して知るべしで、生産者、厩舎、騎手のそれぞれに独裁勢力がいる状態になってしまい、さらにそれを助長する状況は如何なものか…。今回は3歳秋華賞組の参戦もなく、寂しいメンバー構成になってしまったが、それだけにどの馬にもチャンスが生じ、各陣営も色めき立っていることも否めない。

◎ レガレイラ
そんな手薄な状況下で、何としても勝利せねばならないのが レガレイラ 。今回唯一の3歳馬。古馬との対戦となるが、このメンバー相手に斤量面の恩恵はこの馬には大きすぎる。牡馬クラシック戦線で揉まれた経験はここで活きてくる。デビュー以来、すべてのレースで上がり最速を繰り出す末脚は京都外回りで存分に発揮されるであろうが、一方で、常に届いていないのも事実。特に前走はその顕著な例で、素晴らしい伸びを見せながらもスローの最後方ではどうにもならなかった。今回はある程度前につける可能性は高いがそれが裏目になるというリスクも内在する。それでも馬券圏内ということであれば、やはり堅軸といえる馬だろう。
◯ ホールネス
今回は2番手以降が難しい。多少、ジリ脚のところがあり、内枠は少々不安だが、 ホールネス の勢いを買いたい。2200mも4戦3勝2着1回のもっとも得意な距離。未勝利から一気に重賞で3着、リステッド勝利と進み、G1レース参戦まで上り詰めた。幸い今回のメンバーなら、実績的にもそこまで見劣りするものではなく、ここは大きなチャンスのはず。テン乗りとはなるが、坂井騎手を鞍上に、陣営の本気度も伺える。56キロを背負ってのG1レースの流れについていけるかは、試金石の一面もあるが、期待感の方が大きい。
▲ シンティレーション
前走の内容が秀逸な シンティレーション 。ここに出ていれば間違いなく人気していたであろうブレイディヴェーグと僅差の戦いを演じてみせた。展開が向いた面はあるが、上がり3Fは32.8の時計を計測し、これは本命馬とも遜色ない末脚。2200mは自身の最超距離であり、初のG1挑戦となるが、レガレイラを横目に見ながら同じように上がってくる可能性はかなり高そう。
△ シンリョクカ
古馬になってより力をつけた感のある シンリョクカ 。斤量に恵まれたハンデ戦とはいえ、前走、新潟記念の勝利は今の充実度を裏付ける重みのある勝利だった。事実、1週前追い切りでは6F 81.8の自己ベストを記録。間違いなく状態は良さそうで、末脚にかけるタイプが揃った中で、自在性のある先行力も今回は大きな武器になる。今の状態なら、昨年のようなことはないだろう。
△ スタニングローズ
3歳牝馬路線で活躍しながら、古馬の牡馬混合レースでは成績を残せなかった馬が、このレースで復活することはよくあるケース。ただ、 スタニングローズ は牝馬限定戦も出場しながら、もうひとつ成績が残せていないので、強気になりづらい面がある。ただ今回は1週前追い切りでラスト11.6にまとめ、久々に良い姿を見せた点を評価したい。相手関係的には楽にはなるので、変わり身があっても驚けない。
☆ ラヴェル
2歳時の重賞制覇以降、勝ち星から遠ざかっている ラヴェル 。2桁着順も多いが、オークスでは4着と激走し、今回と同じ舞台の京都記念も5着に検討。近2走も悪い内容ではなく、長めの距離なら、そこそこ安定した成績を残している。今回のメンバーなら外枠から自身の競馬に徹すれば混戦に紛れ込んでくる可能性も。
☆ サリエラ
良血と謳われ続けながら、もうひとつ結果を残せていない サリエラ 。特に近2走の内容は悪く、自慢の末脚が全く出せずに、平凡な先行馬になってしまった。33秒台の末脚の復活が急務ではあるが、ムーア騎手に手替わりがカンフル剤にならないか。
☆ ライラック
近走、全く結果の出ていない ライラック 。しかし、いつか激走しそうな不発感が気になるオルフェーヴル産駒。今回の追い切りはよく見えたし、過去このレースは2着、4着と好走。いくらなんでも前走は負け過ぎの感はあるが、一応は押さえておきたい。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連複
軸1頭ながし:

07
→01,12,08,11,16,13,02
(21点)
3着までの馬券圏内ということを考えれば、やはりレガレイラには抗えない。確実な末脚を持っており、追い切りでも相変わらずの豪脚を披露。なまじ前走の敗戦があるだけに、ここは巻き返しは必至。ただ、勝利となると他馬にも付け入る隙はあるはず。スローを利して、先行から早い脚を出せれば京都外回りといえど、勝機はあるだろう。馬券はレガレイラからの3連複1頭軸ながし。2番手を絞っての手広いながし馬券も重ねておきたい。
タイトルとURLをコピーしました