第41回 ホープフルS 予想

2024年
2024/12/28 2歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2000m
    内・右回り

  • 見込み
スタートとゴール前の2度の坂越えがあるタフなコース。スローペースになりやすく、内回りゆえ多数頭なら差し馬は捌くのに苦労することもあり、器用さと力のある先行馬が圧倒的に有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ジョバンニ 牡2 56.0 松山弘平
1 02   ショウナンマクベス 牡2 56.0 池添謙一
2 03   ジェットマグナム 牡2 56.0 丹内祐次
2 04 クラウディアイ 牡2 56.0 西村淳也
3 05   レーヴドロペラ 牝2 55.0 大野拓弥
3 06 クロワデュノール 牡2 56.0 北村友一
4 07   ヤマニンブークリエ 牡2 56.0 武豊
4 08   デルアヴァー 牡2 56.0 三浦皇成
5 09   アリオーンスマイル 牡2 56.0 木幡巧也
5 10   アスクシュタイン 牡2 56.0 横山武史
6 11   ファウストラーゼン 牡2 56.0 杉原誠人
6 12 マジックサンズ 牡2 56.0 佐々木大輔
7 13   ジュンアサヒソラ 牡2 56.0 横山和生
7 14   リアライズオーラム 牡2 56.0 菅原明良
7 15 ピコチャンブラック 牡2 56.0 川田将雅
8 16 ジュタ 牡2 56.0 坂井瑠星
8 17 アマキヒ 牡2 56.0 C.ルメール
8 18 マスカレードボール 牡2 56.0 戸崎圭太

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
10がハナ。特に折り合いがつかない馬が出てこない限り、例年どおりの緩めの平均ペース。コース形態からもやはり先行馬は有利。
信頼度
C
ヒモ穴注意
実践数、コース、距離ともにまだキャリアの浅い2歳戦。舞台替わりが功を奏して思わぬ穴馬の激走に注意。
予想本文
~ 年末最終戦 ~
まだ、本当の最後には東京大賞典が控えているが、中央開催競馬としてはこれが今年最後のG1となるホープフルS。有馬記念で勝った人は勝ち金を、負けた人は取り返すための有り金を、ついつい注ぎ込んでしまうという点ではうまく考えたものだと思うが、年末ギリギリまで楽しめるという点はやはりうれしいといえばうれしい。
◎ クロワデュノール
初めての中山、それもフルゲートの内回りというリスクはあるが、地力的、ローテーション的にも中心視される クロワデュノール 。父譲りのパワーと先行力があり、中山は苦にしないと思われるし、特段気性に問題があるようにはみえない。前走の東スポ杯は勝ったものの、そこまで秀逸という内容ではないが、休養明けで絞れていないのは明らかだった。新馬戦は当時の評判馬アルレッキーノを下しており、地力は確かといえる。ひと叩きを経て、今回は馬体が絞れ、追い切りの動きも終い11秒前半を連発で格段に良化。ここはさらなる伸びしろを期待できる器があるとみて本命。
◯ マジックサンズ
相手も順当に マジックサンズ を指名。前走の札幌2歳Sで任したアルマヴェローチェがG1を勝利していることで、注目を浴びている。実際、この勝利は小回りコースの外を回しての勝利で、その地力の高さは相当なものといっていいだろう。ただ、函館、札幌の洋芝しか経験していないだけに未知数の部分も多い。少なくとも、中山の内回りコースへの対応は問題はない。あとは久々となるぶっつけローテと、中山の高速馬場への適性があるかどうかがポイントとなる。
▲ ピコチャンブラック
新馬戦で7馬身ぶっちぎった後、1番人気で迎えた ピコチャンブラック の前走、アイビーSは2着に終わった。いい感じで直線を迎えたが、勝ち馬に比べると少しフラフラした動きが気になった。とはいえ、これで身が入ったのか、最終追い切りではグンと良くなった姿を披露。鞍上がこのレースに相性のいい川田騎手に替わるのも強みで、先行できるスタートセンスとテンの速さにも今回の展開的に安心感がある。
△ ジョバンニ
最内枠を活かせるだけの器用さを持つ ジョバンニ にも注意したい。戦績的には2着続きも、敗れたのはいずれもエリキングが相手で、今回、同馬は不在。走るたびに時計も詰めてきており、少々揉まれてもしっかりと伸びてくる末脚は脅威。先行有利の流れにはなるだろうが、それでも割ってくるのではと思わせる期待感がある。比較的人気も薄く、旨味もある。
△ マスカレードボール
2戦2勝の無敗馬、 マスカレードボール は大外枠がなんとも痛い。ただ、前走の内容は素晴らしく、人気馬のピコチャンブラックとの競り合いを制した点も高く評価できる。新馬戦もそうだったが、スパッと切れる印象こそないものの、早めの仕掛けから、ずっと我慢していい脚を使えるのが特徴で、上がり3Fは2戦ともメンバー最速を記録。それが中山向きか?と問われると疑問符がつくが、最後まで脚色が衰えない点は混戦で強みになるはず。
☆ クラウディアイ
前走の京都2歳Sでは3着に敗れた クラウディアイ 。ただ序盤に良い位置がとれず、後ろに下げた展開面の不利があった。道中もよい位置がなかなかキープできない流れで、それでも狭いところを抜けてきた。その点で混戦での勝負根性には期待ができそう。スローのほぼ直線だけの競馬しかしていない展開だっただけに、今回の舞台との噛み合わせはわからないが、ハマれば一発は秘めている。
☆ ジュタ
ジュタ は1戦1勝馬で、おそらくもっと先の視点で期待されている馬。だが、1週前の追い切りにインパクトがあった。一杯に追われ、6Fタイムは、80.3、終いも11.2-11.0とメイチの仕上げ。その分最終追いが軽めではあったが、状態はよさそう。新馬戦の時計も決して悪くなく、ここでも好位置をキープできる展開になれば、あっと言わせるだけの素質は秘めてそう。
☆ アマキヒ
アパパネの仔で、アカイトリノムスメの半妹、 アマキヒ は確かに超良血馬ではあるが、なにぶんまだ1勝馬の身。ただ、デビュー戦の時計としては上々で、陣営がすぐにここに照準を合わせてきた自信も気になる。鞍上も怖く、逆にその人気は敬遠材料ではあるのだが、やはり、ここは押さえてはおきたい。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連複
軸1頭ながし:

06
→12,15,01,18,04,16,17
(21点)
先に行われた牡牝の2歳マイルG1が荒れたように、やはり実力差が明確になっていない2歳戦は、額面通りに決まる公算は低くなる。ただ、2000mの中距離戦になると多少判断はしやすく、実際、このレースの1番人気馬の勝率は高い。人気を集めるクロワデュノールは初コースの懸念点こそあるものの、総合的にはその人気にふさわしい実力馬。軸としては信頼できるとみて、本命視。推奨馬券としては同馬からの3連複ながしとしたが、ヒモ荒れ要素は強いので、相手も限定しての手広いながし馬券も面白い。
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