第55回 宝塚記念 予想

予想
2014/6/29 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り

  • 見込み
コース図
内回りの中距離戦。直線に坂があるとは言え、やはり先行有利で差し馬勢には苦しい。時計を要する馬場で、京都とは異なるイメージを持つ必要がある。天候は持ちこたえそうで良馬場見込み。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ホッコーブレーヴ 牡6 58.0 戸崎圭
2 02   デニムアンドルビー 牝4 56.0 浜中
3 03   ヴィルシーナ 牝5 56.0 福永
4 04   ヒットザターゲット 牡6 58.0 武豊
5 05   カレンミロティック セ6 58.0 池添
5 06 ジェンティルドンナ 牝5 56.0 川田
6 07 ウインバリアシオン 牡6 58.0 岩田
6 08   トーセンジョーダン 牡8 58.0 内田博
7 09   ヴェルデグリーン 牡6 58.0 田辺
7 10 メイショウマンボ 牝4 56.0 武幸
8 11 ゴールドシップ 牡5 58.0 横山典
8 12   フェイムゲーム 牡4 58.0 北村宏

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
少数頭ゆえ、それなりには流れるはず。 積極策が功を奏した03が再度ハナに立つか。元来逃げ馬ではないため、ある程度は落ち着く。
信頼度
B
ヒモ穴注意
上位陣には一定の信頼は置けそうだが、不安点もそれぞれにある。有力馬の自滅待ちの面も否めぬが、各馬にもチャンスは十分。
予想本文 

~ 上半期総決算 ~
 個人的には散々だった今年の成績。平穏に終わった3歳牝馬戦線以外はすべて不発に終わり、一区切りのここはしっかりとモノにしたいところ。グランプリとしては頭数的には寂しい12頭だが、出るべき有力馬は顔を揃えた。また外国人ジョッキー不在の影響も受け、有力馬の騎手替わりもあって、どのようなレースになるか興味深い一戦。

 ハーツクライ産駒旋風吹き荒れる中、悲願のG1タイトルにまだ手が届かないウインバリアシオン。そういう心情的な部分があることも否定はできない。しかし、付け加えておくと、宝塚記念は比較的そういうタイプの馬が戴冠しやすいレースでもある。2200mという距離はこの馬にとって微妙な長さではあり、脚質的にも先行する2強に後からの競馬でかわしきれるかにも不安はある。ただ、評価したいのはこの馬の大崩れしない安定感。不安要素はあるのは確かだが、しっかりと自分の競馬は全うしてそうで、軸馬としての本命抜擢ともいえる。

 海外レースを制し、今や牝馬ながら、格的には最上位といっていいジェンティルドンナ。オークス以来の川田騎手とのコンビで再始動となる。前走のドバイシーマCは、力でねじ伏せる圧倒ぶりだったとはいえ、右回りでは今ひとつ実績を残せていない。さらに気になるのは、2走前の京都記念での凡走。昨年3着だった状態から、衰えはないのかという懸念も残る。しかし、そんな疑念は不安をみじんも感じさせない追い切り見て解消した。牝馬らしからぬ力強い競馬ぶりには信頼が置けるし、ここで臆するような馬ではないはず。

 春天皇賞を2年連続で期待を裏切り、どうにも確実性に欠けるゴールドシップ。ただ、阪神コースにおいては5戦4勝、2着1回とほぼ完璧な実績。昨年は阪神大賞典を完勝、天皇賞を惨敗のパターンで、圧勝したこのレース。当然ながら前走の結果如何に関わらず、ここでは見直す必要はあるだろう。ただ、人気の面では、昨年と異なり旨味が少ない。一本かぶりというほどではないが、やはり鞍上人気も手伝い1番人気で迎えることだろう。その評価に異論はないし、昨年の再現があればそれはそれで喜ばしいことではあるが、馬券的には一歩引いてみたい。

 天皇賞・春で僅差3着と大いに自信をつけての参戦ホッコーブレーヴ。奥手の血統ようやく開花と思わせる今の充実ぶり。ただ、このレースは先行有利となる可能性が高く、後方一気の競馬では苦しい。一工夫は必要だが、今の状態なら期待感の方が先立つ。

 休養明け初戦なった大阪杯での大敗で暗雲が立ちこめたが、次走のヴィクトリアマイルCでしっかりと変わって見せたメイショウマンボ。阪神コースと、牡馬混合戦に実績がない点は大いに気になるところだが、このメンバーなら上位が乱れれば一角崩しは十分狙える位置。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

07=06
→11,01,10
(18点)
ウインバリアシオン、ジェンティルドンナ、ゴールドシップ。ひとまずこの3強には一目を置かざるを得ない。それぞれ不安要素は抱えているが、その中ではウインバリアシオンを本命視。相手もジェンティルドンナ絞りたい。ゴールドシップは怖いし、3強決着も多分にありえるが、他馬の食い込みも十分見込めるはず。少数頭ゆえ、馬券戦略は難しいところだが、ウインージェンティルでの3連単2頭軸マルチで挑みたい。
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