第62回 安田記念 予想

予想
2012/6/3 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
外差しが決まらない今の東京コース。今回はペースもはやく、そろそろ・・・という感もないが、それでも直線一気は難しそう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ダノンヨーヨー 牡6 58.0 北村 友一
1 02 ガルボ 牡5 58.0 石橋 脩
2 03   グランプリボス 牡4 58.0 内田 博幸
2 04 ストロングリターン 牡6 58.0 福永 祐一
3 05 ラッキーナイン セン5 58.0 プレブル
3 06   スマイルジャック 牡7 58.0 丸山 元気
4 07 × サダムパテック 牡4 58.0 ウィリアムズ
4 08 コスモセンサー 牡5 58.0 松岡 正海
5 09   フィフスペトル 牡6 58.0 横山 典弘
5 10   アパパネ 牝5 56.0 蛯名 正義
6 11 × エイシンアポロン 牡5 58.0 池添 謙一
6 12   ドナウブルー 牝4 56.0 川田 将雅
7 13   シルポート 牡7 58.0 小牧 太
7 14 グロリアスデイズ セン5 58.0 ホワイト
7 15   リアルインパクト 牡4 58.0 岩田 康誠
8 16   ローズキングダム 牡5 58.0 武 豊
8 17 × マルセリーナ 牝4 56.0 田辺 裕信
8 18   ペルーサ 牡5 58.0 安藤 勝己

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
Hs
ハイスロー
13の出方次第とはいえ、極端なハイペースまではなさそう。
例年並のハイペースか。
信頼度
D
混戦
ペース予想すら困難な混戦模様。新興勢力の台頭、実績馬の復活、いずれの可能性も入り乱れる。
予想本文 

 1番人気がどの馬になるかはわからないが、おそらく7~8倍台の単勝オッズで、他も10~20倍台で並ぶ横一線のメンバー構成。これまでの実績馬が振るわない中、これといった新星台頭もないため、混沌の大混戦となった今年の安田記念。
言葉は悪いが頭数だけは賑やかで、当てるのは至難の業。
大波乱は期待できないものの、的中さえすれば中波乱は必至の馬券的には面白いレース。

 さすがに本命は頭を抱えたが、現状の調子の良さを買ってのガルボで行く。実績的にもう一つであることは否めないが、調子と勢いは申し分ない。先行馬であることに加え、なにより内枠を引いたことは大きい。早い時計の裏付けもあり、G1クラスで通用する下地はあるはず。
前走は辛勝ではあったが、トップハンデを背負って堂々たる競馬っぷりで、それなりの風格も伴ってきた。いくつかのポカもあるが、1400m戦でのもので、マイルでの近走の安定ぶりに信頼を置きたい。

 コスモセンサーを対抗格に抜擢。今回のメンバーでは最多を占めるマイラーズC組。やはりここでの成績はある信頼してもよさそう。実際にレースを勝利したのはシルポートな訳だが、いくら先行有利とはいえ、東京マイル戦を逃げ切ることはできないとみる。ならば、内枠を引き、2番手を楽に追走できる同馬の目があるはず。ここ5戦ずっとマイル戦を経験し、安定感も抜群。東京コース未勝利が気になるが、致命的な欠点ともいえない。人気も薄く、今の前が残る東京コースなら一つ狙ってみたい。

 かなりの人気馬であるため、少し評価を下げたが、ストロングリターンの実績と安定感もこれだけの混戦となるとすがりたくなる。なんといっても昨年のこのレースの2着馬で、人馬ともマイル戦での信頼感はかなり高い。骨折後の復帰戦では2番人気には応えられなかったが、4着の内容は上々の結果。33.2の上がりも繰り出し、骨折後も従来の切れ味健在をアピール。ただ、後からの競馬をする馬はことごとく報われないのが今の状況であるため、末脚不発の懸念はないが、届かないという可能性はどうしても残ってしまう。

 今回香港からは2頭が参戦。しかし、これもまた実績がほぼ同じ程度ときている。
今回のメンバーなら2頭とも警戒対象だが、ラッキーナインを一応上位評価とする。実績からはどうみてもスプリンターで、中距離適性の要求される府中のマイルは厳しい面もあるが、海外参戦馬は人気薄を狙うべきという視点では、こちらだろうし、日本での実績がある点はかなり心強く、確実に自分の競馬はできる点で信頼は高い。内枠をうまく利せれば、距離の不安も相殺できるのではないかと思える。

 ほぼ同等実績のグロリアスデイズももちろん要警戒。マイル実績という点では、むしろラッキーナインよりも信頼は高い。過去8戦オール連対という堅実味は素晴らしい実績。軒並み不調の日本の実績馬を尻目に頭までありえる可能性を秘めている。ただ、なんといっても初の海外遠征。日本の馬場への適性も含め、完全に未知数であるため、過信は禁物。

 ヴィクトリアマイル組は牝馬だからというよりも、各馬のピークが前走にあるという点でやはり割引きとなるが、その中でもマルセリーナは評価したい。前走ではメンバー中、最速の上がりを繰り出し、マイル戦ではさすがの実力を示した。前が残る東京コースであの内容はかなり評価していい。今度は一転大外枠になるが、ここは引き続き警戒したい。

 大変身とまでいくかとなると疑問も残るが、エイシンアポロンの変わり身にも注意。前走はあんまりな大敗を喫したが、その分、度外視要素もある。馬体重が余裕残しであったため、ここで絞れてくれば、実績的にも怖い存在。また、この馬以外にも不調の実績馬は多いのだが、どの馬もどうもこれといった強調材料に乏しい。ガラッと変わってこれそうなのはこの馬くらいでは・・・という若干、後ろ向きな理由でもあることは否めない。

 サダムパテックは前走だけであまりに人気しすぎの感。本来ならばっさり切り捨てたいところだが、引き続きウィリアムズ騎手が手綱をとるとなると、やはり押さえないわけにはいかない。前走は後すぎず、前すぎずの絶好位から、鮮やかな末脚での復活劇。もともとは世代を代表する馬で地力的にはかなりの上位。1400mの前走より今回の方が競馬はしやすいはず。人気もここまで割れていれば、極端に避ける理由もなく、ここはヒモに一考。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:
02=08
→04,05,14,17,11,07
(36点)

02=04
→08,05,14,17,11,07
(36点)

今回は絞り込む事はほぼ不可能といっていい横一線。ならば、やはりアパパネやサダムパテックといった人気馬は敬遠したくなる。
外国馬も過信したくはないのだが、このメンバーだと、必然的に上位評価になってしまう。ただ、不安材料も高く、軸馬候補としては難しい。そのような情勢での中、やや押し出され気味であることは否めないがガルボを軸筆頭に据える。
対抗格も難しいが、攻めのコスモセンサー、守りのストロングリターンと、ガルボからそれぞれ相手を変えた2頭軸マルチながしで勝負したい。
ヒモは相当手広く行かねばならないが、的中できればリターンで十分ペイできるだろう。
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