第72回 菊花賞 予想

予想
2011/10/23 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
スタート後、すぐに1度目の3コーナー。やはり好位先行できる内枠の馬が有利といわざるを得ない。
折り合いも重要な要素。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   トーセンラー 牡3 57.0 蛯名 正義
1 02   ルイーザシアター 牡3 57.0 岡部 誠
2 03   スーサングレート 牡3 57.0 和田 竜二
2 04   ユニバーサルバンク 牡3 57.0 田辺 裕信
3 05 × フェイトフルウォー 牡3 57.0 柴田 善臣
3 06   シゲルリジチョウ 牡3 57.0 藤田 伸二
4 07   ゴットマスタング 牡3 57.0 国分 恭介
4 08 ベルシャザール 牡3 57.0 後藤 浩輝
5 09   ダノンミル 牡3 57.0 浜中 俊
5 10   ロッカヴェラーノ 牡3 57.0 川田 将雅
6 11 サダムパテック 牡3 57.0 岩田 康誠
6 12   ハーバーコマンド 牡3 57.0 木村 健
7 13 ウインバリアシオン 牡3 57.0 安藤 勝己
7 14 オルフェーヴル 牡3 57.0 池添 謙一
7 15   サンビーム 牡3 57.0 秋山 真一郎
8 16 × ダノンマックイン 牡3 57.0 小牧 太
8 17 フレールジャック 牡3 57.0 福永 祐一
8 18 × ショウナンマイティ 牡3 57.0 武 豊

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
S
スロー
長距離ゆえのスローペース直線で並びさえすれば、後は決め手勝負の公算高。
信頼度
B
3冠濃厚
14の地力上位は明らか。波乱があるならクラシック不出走の夏の上がり馬か。
予想本文 

 セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト…。
先日、皇帝シンボルルドルフが逝ったが、この史上6頭の3冠馬に比肩すべくオルフェーブルが王手をかけた。
オルフェーブルはデビュー直後は敗戦も多く、どちらかといえば最初から地力で圧倒していた歴代3冠馬とはちょっと印象が異なる。
強いて言えばクラシックまでは叩き上げだったナリタブライアンが近いといえば近いだろうか。
豪脚を持つものの、どうにも不器用という印象だった馬が完全な強さを手に入れ、いよいよ偉業に挑む。

 上述の通り、オルフェーブルは菊花賞は少し難しいのではという予感が強かった。
印象論でしかないが、過去の3冠馬と比べて、どうにも3冠を制するという想像が困難だったことや、後方一気の差し馬は長距離スローペースは向いてないことがその要因だったかもしれない。
そんな不安を払拭する前走の完勝劇。馬体が一回り大きくなり、スローの中しっかりと折り合い、5番手から競馬を進めて上がりは32秒台。
恐れ入ったと言わざるを得ない強さを見せつけた。
加えて晴雨不問でもあり、今回の相手とはすでに勝負付けは済んでいる感。
全く非のつけようがなく、アクシデントがない限りは偉業達成はかなり濃厚といわざるを得ない。

 絶対の本命馬がいる以上、問題は対抗格を努める相手となるが、ペルシャザールを抜擢。
ダービー3着馬の秋初戦は案外といえば案外の結果。思ったよりハイペースで直線で失速し、フェイトフルウォーやトーセンラーに差されての4着。本来であれば本番のここでここまで強く押せる成績ではないが、今回はスロー必至の菊花賞だ。となれば、一叩きされた先行脚質のこの馬の巻き返しは十分ありえるのではないだろうか。。
正直、本命馬以外は実力差は接近しており、乗り方や展開ひとつで変わってくる状況。
敗戦しているだけに人気的な旨味も大きく、ここは思い切って狙ってみたい。

 オルフェーブルに完敗とはいえ、ダービー2着の体裁は保った形のウインバリアシオン
当日の馬場がどこまで戻るかはわからないが、重馬場で著しく着順が乱れたダービーでの2着は相当の重み。前走においても、オルフェーブルに完敗とはいえ、最後はよく追い詰めていた。
実績的な部分を考慮しても、2番手候補の人気に異論はない。
ただ、本命馬に3連敗している以上、その人気を考慮すればやや魅力に乏しいことも否めない。

 外枠は痛いところだが、フレールジャックは前走3着だが恥ずべき内容ではない。
格下の身でありながら、ダービー1、2着馬相手に十分健闘した。
阪神から京都に舞台を移し、さらなる距離延長。すでに、ある程度の地力は証明されているので、プラスマイナスはともかく、未知の魅力に溢れる。

 サダムパテックもまだ捨てきれない。
重馬場のダービー以外は安定した成績で、地力上位であることは疑いの余地はない。
ただ、最近は随分マシになったとはいえ、折り合い難を抱える馬だけに、長距離レースではどうしても不安は残ってしまう。それゆえに大きくは推しがたいが、連下には注意が必要。

 稀代のステイヤー、メジロマックイーンとは何の関係もないダノンマックインだが、この馬はいかにもな夏の上がり馬。スタミナ、長距離線の折り合いには自信があるタイプで、いわゆる菊花賞で波乱を起こす穴馬の典型的なタイプ。少々穴人気したとしてもやはり外せない1頭。

 ショウナンマイティは地味ながら、上位人気馬と遜色ない地力を有する。
大外枠を嫌って評価は落としたが、長距離レースではやはり名手が手綱を取る馬は怖いところ。

 このレースと連動性が薄いセントライト記念馬の取捨にはかなり迷ったが、フェイトフルウォーも最後に加えておく。本命馬とかなり似た血統だが、どちらかといえば、こちらの方がステイヤー色が強い。距離伸びてさらに伸びる要素に1票を投じたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

1着2着ながし:
1着:14
2着:08
→13,17,11,16,18,05
(6点)

1着3着ながし:
1着:14
3着:08
→13,17,11,16,18,05
(6点)

 大波乱の可能性も無きにしも非ずながら、ガチガチの本命馬券で決まる公算も非常に高く、馬券的な割り切りは非常に難しい。
神戸新聞杯でさらなる成長と凄みをみせたオルフェーブル。あのレースを見せられてはさすがに逆らう気は失せる。
複勝圏内は絶対視してよいだろう。ただ、3冠達成までは楽観視してよい状況でもない。

 それでも皐月賞、ダービーとこれまで比較的推してきた馬でもあるし、祝儀の意味と素直に応援したいという意図で臨みたい。
つまりは、オルフェーブルの1着固定。相手が難しいところだが、ペルシャザールの決め打ちで勝負する。
3連単、1着2着ながしと1着3着ながし。
私情を挟むのはあまり良い結果を生まない事は承知している。
またオッズ的な期待もないが、ここまで絞り込めば益も期待できるはず。

 ただ、軸を絞りこんだ分、後は出来るだけ手広くいきたい。
穴馬が紛れる要素も十分あるので、特にヒモは100円全流しも押さえたいところ。

タイトルとURLをコピーしました