第17回 NHKマイルC 予想

予想
2012/5/6 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 A
  • 芝1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
馬場は良好でAコース使用。高速決着になりやすいコース設定で、マイル戦とはいえ、距離以上にスタミナも要求されるのが通常。
ただ今年はペースは遅めであることがどう影響するか。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   メジャーアスリート 牡3 57.0 池添 謙一
1 02   ネオヴァンクル 牡3 57.0 北村 友一
2 03 レオアクティブ 牡3 57.0 蛯名 正義
2 04   モンストール 牡3 57.0 柴田 善臣
3 05 カレンブラックヒル 牡3 57.0 秋山 真一郎
3 06   シゲルスダチ 牡3 57.0 後藤 浩輝
4 07 × ハナズゴール 牝3 55.0 田辺 裕信
4 08 マウントシャスタ 牡3 57.0 岩田 康誠
5 09 セイクレットレーヴ 牡3 57.0 横山 典弘
5 10   ブライトライン 牡3 57.0 安藤 勝己
6 11   マイネルロブスト 牡3 57.0 松岡 正海
6 12   クラレント 牡3 57.0 小牧 太
7 13 × オリービン 牡3 57.0 川田 将雅
7 14 ジャスタウェイ 牡3 57.0 福永 祐一
7 15   サドンストーム 牡3 57.0 勝浦 正樹
8 16 × ガンジス 牡3 57.0 藤岡 佑介
8 17 × アルフレード 牡3 57.0 ウィリアムズ
8 18   レオンビスティー 牡3 57.0 内田 博幸

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
SH
スローハイ
差し、追い込み馬がズラリと揃い、ペースはゆるやかになりそう。
信頼度
D
横一線
まだ地力が確定していない混戦状況で現勢力図が定まっていない。また展開も多分に左右されそう。
予想本文 

 開設当初はマル外ダービーなどといわれたNHKマイルCももう17回目を迎える。今は内国産馬のレベルが向上してすっかりその区別はなくなり、看板通り3歳マイル王決定戦となった。
昨年の朝日杯FS組が軒並み不調の滑り出しで、各馬の地力が計りづらい。ハイレベルの皐月賞~ダービーのクラシック戦線と比べると、小粒ではあるが馬券的には面白いレース。

 本命には末脚の安定性を買ってジャスタウェイ。マイル戦では連を外しておらず、1ハロン伸びた1800m戦でも大きく負けていない。昨年の東スポ杯は着順以上の敗戦だが、まぁ馬場がよくなかったとの言い訳がある。きっちりとした切れる末脚があり、いかにも東京マイル向き。前走の出走取消は感冒によるもの。調教過程も良好であるし、大きなマイナス材料ではないと言えよう。気になるのはやはりレース展開。前走を勝利している以上、今回も最後方からの追い込みに賭ける戦法になるはず。しかし、今回のメンバーは前に行く馬が少なく、速いペースが見込めそうにない。いくら東京コースといえど今回は、最後方からの差し込みが届くかどうかには不安は残る。どちらかというと、3着までには届くだろうという連軸の意味での本命の要素が強い。

 前走、毎日杯ではヒストリカルの豪脚に屈したマウントシャスタだが、ここまで 1、1、2着とうまく成績をまとめてきている。好位抜け出しから接戦で大きく崩れないレース振りには好感が持てる。1800m専科だが、むしろそのくらいの距離をこなせるようでないと、このレースでは通用しない。その点でマイルに代わってどんなレースをするか、不安より期待の方が大きい。
ただ、スタートはうまくない。気性的な問題でもないようだが、今回はその出遅れが致命的にもなりかねないので留意しておきたい。
ちなみに騎手の乗り替わりが起きているが、これは予定通りのもの。

 意外に人気がないのがレオアクティブ。1400mを2戦経験しての距離延長で折り合い面には不安が残るが、朝日杯で3着で実績はある。
ただ、この馬も後方からの馬で本命馬と脚質がややかぶる。だが、今の東京は内がいいので、枠順を活かし内から差し込む形になれば勝機も見込めるだろう。マイルでどこまで切れる脚を繰り出せるかには、やや不明なところもあるが、それなりに安定して差せそうで人気的にも狙い目。

 カレンブラックヒルは前走NZTで、ハイペースで差し馬有利の展開の中、堂々の先行押し切りで3連勝。そのいずれもハイレベルな内容で、十分裏付けのある3連勝といえる。
また何より今回のメンバーは先行馬が少なく、主導権をとれる点はかなり大きなアドバンテージ。
中山から東京に変わることで連動性が疑われるNZT組ではあるが、なんだかんだで相性もいい。
ただ、勝ち馬自体は成績がよくないことと、やはり無敗馬であるゆえ、かなり人気にもなるので、その点を嫌ってこの評価に留めた。

 セイクレッドレーヴは差し馬揃いのメンバーの中でも比較的好位から進めることができそう。
それでいて、早い上がりを持っているので、うまく流れに乗れれば、理想的な好位抜け出しが計れるはず。ただ、2着とはいえ、前走NZTでは勝ち馬と大きく離されてしまっているだけに、どうしても別路線組に目がいってしまうのは仕方がないところか。

 2歳チャンプのアルフレードは前走がまさかの大敗。ただ、あまりの大敗ぶりに逆に巻き返しが怖い。特に朝日杯では、内をうまく利したとはいえ、かなり高レベルな内容だっただけに復調あればもちろん勝ち負け。ただ、もう少し落ちるかと思っていたが、それなりに人気もしてるので、押さえあたりまでが妥当か。

 他では人気有力馬より、比較的ヒモ穴をピックアップしたい。
牝馬ながら1頓挫でここにまわったハナズゴール。マイル戦なら牡牝の差はまだ少なく、加えて牝馬が強い情勢が後押しする。切れる脚を持っており、出場していれば桜花賞でも人気になっただろう馬。ここでも通用する下地はある。

 距離とこのメンバーではやや荷が重い感もあるが、ガンジスも面白い。
前走、橘Sではうまく立ち回って、1番人気のレオアクティブを押さえ込んだ。
間隔が詰まっての出走だが、調子は悪くなさそう。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:
14=08
→03,05,09,17,07,16
(36点)

今回は横一線の大混戦ではあるが、比較的軸2頭はすんなりと決まった。ここはジャスタウェイとマウントシャスタの人馬ともの力量に期待する。
この2頭からの3連単マルチながしで勝負したい。
ただ、相手となるヒモは相当手広く行く必要がある。
一応、推奨としては印をつけた馬までとしたが、人気を嫌って印を外したモンストール、ブライトライン、オリービンあたりのケアも必要と思われる。
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