第76回 菊花賞 予想

予想
2015/10/25 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
バックスタンド前からはペースがぐんと落ちる。ここでの折り合いが最重要。長丁場だけに以下に内に潜り込み距離を稼ぎたい。そのためにスタートすぐのコーナーでの位置取りが大きなポイント。当然内枠はこの点において有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ミコラソン 牡3 57.0 武幸四郎
1 02 サトノラーゼン 牡3 57.0 岩田康誠
2 03 タンタアレグリア 牡3 57.0 蛯名正義
2 04   キタサンブラック 牡3 57.0 北村宏司
3 05 ベルーフ 牡3 57.0 浜中俊
3 06   レッドソロモン 牡3 57.0 武豊
4 07 スティーグリッツ 牡3 57.0 内田博幸
4 08   ミュゼエイリアン 牡3 57.0 横山典弘
5 09   アルバートドック 牡3 57.0 藤岡康太
5 10   ブライトエンブレム 牡3 57.0 田辺裕信
6 11 リアルスティール 牡3 57.0 福永祐一
6 12 ワンダーアツレッタ 牡3 57.0 M.デムーロ
7 13   マサハヤドリーム 牡3 57.0 和田竜二
7 14 マッサビエル 牡3 57.0 戸崎圭太
7 15   ジュンツバサ 牡3 57.0 石橋脩
8 16   タガノエスプレッソ 牡3 57.0 菱田裕二
8 17 リアファル 牡3 57.0 ルメール
8 18   スピリッツミノル 牡3 57.0 酒井学

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
S
スロー
外に逃げ馬が揃い、スタートすぐのコーナー目がけて内へ絞る。ここでペースが上がる可能性はあるが、すぐに落ち着き全体としてはスローとなるはず。
信頼度
D
混戦
近年、再び距離適性も問われる傾向。春の実績馬にはスピードタイプが揃って不安要素あり。思わぬ伏兵台頭も。
予想本文 

~ 無冠決戦 ~
 2冠馬ドゥラメンテ不在となった3冠レース最終戦、菊花賞。「強い馬が勝つ」といわれ久しいレースだが、世代を代表するような抜けた馬がいない場合は非常に難しいレースに変貌する。さらに3000mという距離がそれに一層拍車をかけ、スタミナとスピードの要求バランスは展開次第。ひとつ言えることはスローペース必至のため、距離適性よりも、すべては折り合いが最重要となる。

 本命には迷いもあったが、サトノラーゼンを抜擢。セントライト記念では1番人気に応えられず着順的には大敗。長めの距離を使われてはいるが、3000mともなるとやや不安もある。ただ、前走は着順のほどの負けではなく、挟まれる不利を無理しなかったところもみられた。一連のトライアルのレベルは高いとは言えず、これといった上がり馬もない以上、ダービー2着の実績はここでは大きな意味を持つ。何より、内枠を引き、ある程度の先行力を有している点が、軸に推す根拠となった。

 外枠でなければ、本命も考えたリアファル。ダートからの転向、逃げ馬と、やや異色ではあるが芝向きであることは明らか。逃げにも特に拘るタイプではなく、先行して、かつ速い脚で上がった前走の神戸新聞杯は見事。過去傾向からは圧倒的に神戸新聞杯有利。その舞台で、必勝を期すリアルスティールを寄せ付けなかったレースぶりは注目に値する。外目の枠が気になるが、スタートスムーズにコーナー番手にさえつけれれば死角は少ない。

 スティーグリッツは母系は短距離系も、父系の良さが出たのか、この距離でも安心して臨める安定した気性が売り。折り合い不安がなく長距離レースに実績。加えてある程度先行できる上、スローの上がりのレースにも対応しそう。無論、実績馬との力の差は未知数ではあるが、前走からの上積み見込める好調さで、好勝負は期待しても良さそう。

 2走前の小倉記念で力強い まくりを見せたベルーフ。ただ、外を回してのレースぶりはいかにも荒っぽく、差し一手では菊花賞ではちょっと苦しいかと見ていた。しかし前走、セントライト記念では思った以上に器用な面もみせ、これなら…と思えるレースぶり。この舞台ならディープインパクト産駒より、やはりハービンジャー産駒に食指が動く。

 ダービーでは振るわなかったが、ひと叩きされたタンタアレグリアも怖い。この馬も折り合いには全く不安がないタイプで大崩れは少なそう。差し馬だが、好位からの競馬もでき、距離が伸びれば伸びるほど武器が活きてくる。

 ドゥラメンテは2冠をとったが、ある意味主役はリアルスティールだった。地力、実績はこの中ではひとつ抜けていると思うが、いかんせん距離不安が大きい。人気的にも今回は押さえまで。

 条件馬ながら連勝の勢いが怖いワンダーアツレッタ。時計的には厳しいが、まだ底を見せていない怖さがある。

 穴では、長距離自慢マッサビエルの激走。神戸新聞杯では2番人気に推された馬。叩き2走で一変してくれば、流れ次第で面白い。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

02=17
→07,05,03,11,12,14
(36点)

02=07
→17,05,03,11,12,14
(36点)

確たる軸馬も決めきれない随分難しいレースとなった。少々折り合い懸念が残るが、トータルバランスのいいサトノラーゼンを本命に据えた。春の実績馬には、血統的、あるいは気性的に不安を覚えるものも多く、以下の候補馬には長距離・スローペース耐性を重視した。相手はリアファルを筆頭に3連単マルチながし。スティーグリッツに相手を変えても面白い。
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