2021/5/23 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
馬柱
枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚 |
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1 | 01 | ククナ | 牝3 | 55.0 | 替横山武 | 追 | |
1 | 02 | スルーセブンシーズ | 牝3 | 55.0 | 替戸崎圭 | 差 | |
2 | 03 | パープルレディー | 牝3 | 55.0 | 田辺 | 追 | |
2 | 04 | タガノパッション | 牝3 | 55.0 | 替岩田康 | 差 | |
3 | 05 | クールキャット | 牝3 | 55.0 | 替武豊 | 先 | |
3 | 06 | ウインアグライア | 牝3 | 55.0 | 和田竜 | 差 | |
4 | 07 | ▲ | アカイトリノムスメ | 牝3 | 55.0 | 替ルメール | 先 |
4 | 08 | ハギノピリナ | 牝3 | 55.0 | 藤懸 | 先 | |
5 | 09 | ○ | ユーバーレーベン | 牝3 | 55.0 | Mデムーロ | 差 |
5 | 10 | エンスージアズム | 牝3 | 55.0 | 岩田望 | 差 | |
6 | 11 | ◎ | ソダシ | 牝3 | 55.0 | 吉田隼 | 逃 |
6 | 12 | ミヤビハイディ | 牝3 | 55.0 | 吉田豊 | 差 | |
7 | 13 | △ | ファインルージュ | 牝3 | 55.0 | 福永 | 差 |
7 | 14 | ストライプ | 牝3 | 55.0 | 替柴田善 | 追 | |
7 | 15 | △ | アールドヴィーヴル | 牝3 | 55.0 | 替松山 | 差 |
8 | 16 | ☆ | ニーナドレス | 牝3 | 55.0 | 替藤岡康 | 先 |
8 | 17 | ☆ | スライリー | 牝3 | 55.0 | 石川 | 先 |
8 | 18 | ☆ | ステラリア | 牝3 | 55.0 | 替川田 | 差 |
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
*替 は騎手乗り替わり
予想ペース
S スロー |
逃げ馬不在。場合によっては、1人気、11がハナを先導する可能性もある。スローは間違いなく、直線の瞬発力と位置取りが重要。 |
信頼度
C ヒモ穴注意 |
本命馬以外は横一線。距離延長の要素より、桜花賞組と別路線の力関係次第か。 |
予想本文
~ 白女王が臨む高み ~
白毛馬が無敗で桜花賞を制し、さらなる高みを目指す。囁かれるは距離の壁。後押しするは昨年から続く無敗馬の勢い。最大のライバルは別路線に進み、勝ち負けうんぬんより、この馬がどんな競馬をするかが注目。
確かにクロフネ産駒は2000m以上には分が悪い。桜花賞をレコード勝ちしたソダシを懐疑的にならざるを得ないのはその距離の壁。前走では、桜花賞では白毛人気を嫌って、評価を下げたが、それをあざ笑う見事な勝利。阪神JFぶっつけながら、早い時計に対応し、2秒縮めてみせた。デビューから、函館、札幌の1800mを経験し、かなり様々なロケーションを経験しながら常に結果を出した。ハナ、クビの地味な勝ち方ながらも、その適応力と勝負根性は世代随一。そもそも白毛馬がG1を勝つこと自体が奇跡に近く、いまさら距離の壁など、ささいな問題。確かにアタマは危ういかもしれないが、軸馬としてはこのメンバー相手なら不動。
一方、ヒモ相手には頭を抱えたが、ユーバーレーベンを抜擢。別路線組ではあるが、この馬のさらなる上昇余地に魅力を感じた。ゴールドシップ産駒ながらも、ここまで短い距離でよく戦ってきた。ソダシには3度敗れるも、うち2戦はG1も含め、接戦を演じており、その地力は桜花賞組に遅れをとらない。前走の3着も、直線利して追い上げながら届かずのもの。ここでの東京2400mの舞台は飛躍の場となりそう。
ソダシのライバルと目されたサトノレイナスがダービーへ。そして同厩舎のアカイトリノムスメはルメール騎手の手に渡った。やや節操がない感もするが、この馬にとってはこの上ない鞍上を得た。母アパパネはオークスのイメージが強烈だが、どちらかというとマイラー気質。しかし、この馬は気性的にも落ち着きがあり、長い距離の方が向きそう。加えて3戦3勝の東京コース。条件は整っており、死角もない。ただ、上がりの競馬になりがちなこのレースではあるが、今年はメンバー的にちょっと読めないところもあり、より上手な立ち回りも要求される。
桜花賞3着のファインルージュは、久々だったことを思えば大健闘。それまで短距離を意識したローテだった上、いかんせん、キズナ産駒ゆえ、距離延長には良し悪しの部分もあるが、存外、折り合いもつくタイプで、むしろ距離はこなせそうに思える。であれば、この舞台向きの切れる脚もあり、上位食い込みは濃厚になってくる。
1勝馬でもアールドヴィーヴルの再浮上も怖い。前走は後方に位置取りながらのキレ負けで、時計勝負では、上位陣にはまだ分が悪い。ただ、やや湿り気を帯びた力のいる馬場となった今の東京コースと、血統的に歓迎の距離延長がうまく絡めば、前走から一変の姿を見せても驚けない。
時計的にはかなり物足りないが、2戦2勝で底は見えていないニーナドレス。ただ、前走の末脚には見るべきものがあり、現在の仕上がり状態もかなり良さそう。無敗馬だけに、ある程度人気を背負ってしまうが、それでも抑えておきたい一頭。
大外のステラリア。1800m以上でしか勝っていないことから、距離延長には問題はなく、むしろより歓迎材料のはず。このレースに相性の良い、忘れな草組という点も好感が持てる。東京コースも経験済みで、それなりに切れる脚もある。
正直、ソダシを除けば横一線の状況下ではどの馬がきてもおかしくはなく、ならば人気薄でスライリーはどうか。母系にディープインパクト、父オルフェーヴルと血統的にはこの舞台は最適。前走の先行策に光明。
馬券と総評
推奨馬券 | 総評 |
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3連単 軸2頭マルチ: 11=09 →07,12,15,16,18,17 (36点) 11=07 |
ソダシで外したなら仕方がない。そう思わせるだけの競馬を見せてくれた。展開的に一気に馬群に飲み込まれる可能性もないわけではないが、ここは人気でも、軸として任せたい。ただ、そうすると相手が人気どころだと少々困る。もともとオークスは1番人気が5年連続勝利しているものの、ヒモ荒れ傾向が顕著。ヒモは印がまわらなかった馬も含め、手広く抑えておきたい。相手には別路線組だが、ユーバーレーベンを筆頭とし、桜花賞組からは安定株アカイトリノムスメから3連単2頭軸マルチ。 |