第151回 天皇賞(春) 予想

予想
2015/5/3 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝3200m
    外・右回り

  • 見込み
京都の坂越えが2回。上がりの競馬になりやすく、差し馬は勝負所ではある程度前につける必要もある。また、長距離コースゆえ、内の経済コースを回る必要があり、その点において外枠はやはり不利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ゴールドシップ 牡6 58.0 横山典弘
1 02 カレンミロティック セ7 58.0 蛯名正義
2 03   ネオブラックダイヤ 牡7 58.0 秋山真一
2 04 ラストインパクト 牡5 58.0 川田将雅
3 05   タマモベストプレイ 牡5 58.0 津村明秀
3 06   ホッコーブレーヴ 牡7 58.0 幸英明
4 07   トーセンアルニカ 牝5 56.0 池添謙一
4 08   スズカデヴィアス 牡4 58.0 藤岡佑介
5 09 クリールカイザー 牡6 58.0 田辺裕信
5 10   ラブリーデイ 牡5 58.0 ルメール
6 11   フーラブライド 牝6 56.0 酒井学
6 12 デニムアンドルビー 牝5 56.0 浜中俊
7 13 キズナ 牡5 58.0 武豊
7 14   フェイムゲーム 牡5 58.0 北村宏司
8 15   サウンズオブアース 牡4 58.0 内田博幸
8 16 ウインバリアシオン 牡7 58.0 福永祐一
8 17 アドマイヤデウス 牡4 58.0 岩田康誠

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
S
スロー
半ば当然のスローペース。後半の坂の上り下りで乱ペースになる。瞬発力勝負必至で、差し馬は前次第。
信頼度
C
波乱内在
有力馬は絞られているものの、既成勢力は昨年敗戦の過去を持つ。傾向・コース設定からも伏兵馬にも警戒が必要。
予想本文 

※おことわり
5月1日~3日は不在でブログ更新することができないため、早めのアップとなりました。
そのため、オッズ・調教チェック等は行っておりませんので、ご了承ください。

~ 雪辱を果たす者 ~
 昨年、このレースで敗れてしまった1番人気、2番人気のキズナとゴールドシップが揃って再チャレンジしてくる。両馬とも共通しての敗因ははっきりはしている。今回、それぞれがこのあたりにどう対応してくるだろうか。一方2連覇を果たしたフェノーメノも、前哨戦の前走は大敗した。雪辱を果たすものは誰か。やはりまた1番人気は敗れてしまうのか、やはり今年も難しいレースとなりそうだ。

 こと天皇賞・春については過去2度も期待を裏切り続けたゴールドシップ。祖父メジロマックイーンの名を何度も出して、むしろこのレースこそ勝ってほしいのに、なんというもどかしさ。かたや阪神大賞典は3連覇を成し遂げており、決して長距離適性がないということではない。今回は最内枠を引いた。前が壁になるリスクは伴うが、経済コースを回れる点は大きい。逆に置かれること嫌って好位付けすることができれば、勝ちパターンにも持ち込めるはず。今回は岩田騎手とともに相性の良い横山騎手に替わる。3度目の正直となるか、2度あることは・・・となるかは鞍上次第の側面も。

 昨年このレースで敗戦後、どうも煮え切らない成績のキズナ。長期休養明けの京都記念こそ、馬体重+22キロでは仕方ないものの、前走は勝たねばならぬレースだった。ただ、ルメールにやられたとも言えなくもないので、ひとまず2着には入ったことは評価したい。おそらく体調面ではここは万全に望めるのだが、やはりいくつか気になる点はある。前走では末脚は最後止まっていた。この馬は凄い切れ味があるものの、その使える時間は短い。先行有利な天皇賞・春というレースにおいては好位から長く持続力ある脚が理想で、その点では追い込み脚質もネック。後方からなら、ある程度マクる競馬が必要となり、この馬にはその戦法は難しいだろう。地力、順調度といった総合力では筆頭格も、距離と脚質不安は残る。

 切れ味ならラストインパクトもヒケをとらない。前走、阪神大賞典ではやや物足りない内容だったが、休み明けとしては一定の結果を出したと言えよう。有馬記念は敗れたとはいえ、33秒台の末脚は見せており、豪華メンバーの中での7着は悲観する内容ではない。そろそろG1の舞台でも気後れしない実績も伴ってきたといってよいだろう。前走からの上積みがどこまであるかという点にも左右されるが、ここが飛躍のレースとなる可能性もあり、楽しみな存在。

 古豪ウインバリアシオンはなんといってもこのレースに実績があることが頼もしい。フェノーメノの回避で、その実績がよりクローズアップされてくる。前走はアドマイヤデウスには敗れはしたが、大敗続きの後としては上々の結果。むしろ人気的には旨味が増し、あえてこちらを上位評価とした。もちろん年齢的な上積みが期待できないことや、外目の枠も気になるところではあるが、このレースならまだ見限ることはできない。

 日経新春杯、日経賞と充実の重賞連勝で臨むアドマイヤデウス。皐月賞、ダービーとクラシックでは振るわなかったが、1年経て大きく成長したところを見せてくれた。スローからの上がりの競馬は得意とするところで、このレースには向くはず。後は実績馬との力関係だが、ここで壁にぶつかる可能性はあるものの、やはり底が割れていない点の方が魅力的。鞍上継続も心強い。ただ、大外枠がなんとも痛いところで、その点で少し評価を下げた。

 勝ち鞍少なく地味な成績ながらも、宝塚記念2着の実績が光るカレンミロティック。どのレースでも先行して渋といところを見せており、このレースには向いているタイプ。有力馬が後方でもたつくようなら、チャンスはある。

 一連のG1レース続きで成績もずっと芳しくなかったデニムアンドルビーが、前走でまだまだ力のあるところを見せてくれた。展開頼みの側面はあるが嵌まれば強い。ここも引き続き警戒。

 前走こそ大敗したものの、重賞戦線で安定した成績残すクリールカイザー。G1となると今一歩の感もあるが、天皇賞・春では得てして好走するのはこのタイプ。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=13
→04,16,17,02,12,09
(36点)

01=04
→13,16,17,02,12,09
(36点)

正直狙い所の馬が軒並み外枠に行ってしまって、なんとも買いづらいレースとなった。早期予想で絞り込めないという点もあるが、もう一度、昨年の本命候補2頭、ゴールドシップとキズナで勝負したい。面白くないところだが、正直なところ、この2頭を外した場合は他候補が多すぎて絞り込めなくなる。この2頭の優劣もつけがたいが、大敗のリスクを負っても内枠と距離適性でゴールドシップを上位評価とした。

馬券は基本的にこの2頭からの3連単2頭軸マルチながし。1番人気を争う両馬だが、昨年よりは票が割れることも期待したい。オッズ次第でもあるが、Gシップから相手をラストインパクトに変えても是非遊んでみたいところ。

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