第65回 有馬記念 予想

予想
2020/12/27 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
スタートはいきなりコーナーからで、内回りのコーナー5回、直線短く、急坂があるという、G1レースの中ではもっともトリッキーなコース設定。外枠不利は言うまでもなく、内枠の先行馬が有利。ただ、1番人気の信頼感は意外に高い傾向がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   バビット 牡3 55.0 内田博
1 02   ブラストワンピース 牡5 57.0 横山武
2 03   クレッシェンドラヴ 牡6 57.0 坂井
2 04 ラヴズオンリーユー 牝4 55.0 Mデムーロ
3 05 ワールドプレミア 牡4 57.0 武豊
3 06 キセキ 牡6 57.0 浜中
4 07 ラッキーライラック 牝5 55.0 福永
4 08   ペルシアンナイト 牡6 57.0 大野
5 09 クロノジェネシス 牝4 55.0 北村友
5 10 カレンブーケドール 牝4 55.0 池添
6 11   モズベッロ 牡4 57.0 田辺
6 12 オーソリティ 牡3 55.0 川田
7 13 フィエールマン 牡5 57.0 ルメール
7 14   サラキア 牝5 55.0 松山
8 15   オセアグレイト 牡4 57.0 横山典
8 16   ユーキャンスマイル 牡5 57.0 岩田康

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
最内を引いた01がハナを叩く展開。06の動向にもよるが、コーナーの位置取り争いから、ある程度ペースは早まるはず。
信頼度
C
実力伯仲
粒ぞろいの好メンバー。トリッキーなコース形態だけにマギレも生じやすく、レースの流れに乗った者にチャンスが訪れる。
予想本文 

~ 3強不在 ~
 伝説的なレースを演出した3冠馬3強はそろって不在の有馬記念。それだけ前走がタフなレースだったことを物語っており、激闘後のこのレースへの回避はなんら責められるところではない。また彼らが不在の情勢でも、これだけの豪華メンバーが揃うことに感慨を覚える。良くも悪くも激動といえる2020年の締めくくりをしっかりと見届けたい。

 ここは思い切ってカレンブーケドールを本命視。クロノジェネシスの影に隠れずっと、陽の目をみることができなかったG1タイトルをここで奪取できるチャンスと見る。ジャパンカップの好走で東京コースのイメージが強いが、中山では3戦着外なし。そして前走では、あの3強を相手にあわやの4着。その反動が心配されたが、追い切りではすこぶる好調さをアピール。ここでの鞍上変更がどう転ぶかわからないが、プラスに働けばこの相手でもぐっと楽しみが増す。

 フィエールマンのここまで残した足跡はすごい。凱旋門賞を除けば、馬券対象外となったのは、昨年のこのレースのみ。それも僅差の4着。そして、そのほとんどにおいて、上がり最速を叩き出しているのだから恐れ入る。ただ、今回は外枠がなんとも致命的。決して望みがないわけではないが、コーナー5回の内回り中山コースにおいて、外が不利であることははっきりしている。それでもその高いポテンシャルと鞍上の技術でどうにかしてきそうで、この評価とした。

 クロノジェネシスは宝塚記念を圧勝しており、前走こそ差しに回ったが、本来は先行脚質。それゆえ有馬記念の中山内回りはマッチするはず。それでも、やはり初コースの上、最長経験距離というのはどうしても気にかかる。しかし、馬券圏内を外したのは生涯1度だけ、とりわけ今年は牡馬と混じってG1 2勝。3着に敗れた天皇賞・秋ですら、アーモンドアイを追い詰める、敗れて強い内容。どんな展開になっても大崩れしない信頼感はさすが。

 やはりワールドプレミアは格的にも無視できない。久々だったいきなりのジャパンカップでの6着は大健闘といってよく、叩いての上積みを考慮すれば昨年以上のパフォーマンスを発揮する背景にはある。昨年はハイペースのおかげで、差し脚が光った。今年は展開的に昨年のようにはいかないが、有力馬に先行馬が揃っており、案外、昨年同様に後方待機の方が良い結果が期待できるかも知れない。

 大阪杯にエリザベス女王杯の連覇と、完全に一皮剥けたラッキーライラック。豪快なフォームが自慢の馬だけに、この馬には中山コースは少々窮屈そうだが、緩めのペースからの瞬発力勝負は得意としており、自在性も備えている。このレースなら、やや前に位置しながら、直線抜け出しが理想。レース展開にフィットできればチャンスも大きく、鞍上の手腕に委ねられるところが多い。

 キセキには今回かなり好条件が揃っている。比較的内目の3枠で、他に引く馬がいる。今の中山はこの馬向きの時計の要する馬場。勝利こそ遠ざかっているが、まだ衰えを感じるほどではなく、依然、いつ好走があっても驚けない。

 骨折でダービーを棒に振り、ようやくの復帰戦を見事に勝利してみせたオーソリティには遅れてきた大物感の雰囲気が漂う。母系、父系とも実に重厚な血統で、大舞台での底力はあるはず。前走から適度に間隔も空いて、ローテーション的にも好感が持てる。

 前走、エリザベス女王杯で復活の兆しを見せたラヴズオンリーユー。時々の大敗のせいで、やや信頼度には欠けるが、今は状態もよさそう。内枠は喜ばしいが、包まれるとどうしようもなので、位置取りは重要なポイント。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

10=13
→09,05,07,06,12,04
(36点)

10=09
→13,05,07,06,12,04
(36点)

やはり総合力ではフィエールマン、クロノジェネシスの2頭がリードしている感もあるしかし、ここはカレンブーケドールの一発に期待したい。前走の激走の反動が気になるが、ここは悲願成就の大きなチャンス。馬券はカレンブーケドールから、フィエールマン、クロノジェネシスを相手に3連単、2頭軸マルチながしで勝負。
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