第40回 フェブラリーS 予想

2023年
2023/2/19 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京
  • ダート
    左回り

  • 見込み
スタートの斜めの芝コースが大きな特徴。芝適性があれば外枠有利。前半ラップは35秒台が通常で比較的早めに流れる。最後の直線も広くて長く、ダート戦では唯一といっていい差し馬でも勝負になるコース形態。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ジャスパープリンス 牡8 58.0 田中勝
1 02 シャールズスパイト 牡6 58.0 モレイラ
2 03   ケンシンコウ 牡6 58.0 バシュロ
2 04 ドライスタウト 牡4 58.0 戸崎圭
3 05   オーヴェルニュ 牡7 58.0 福永
3 06 メイショウハリオ 牡6 58.0 浜中
4 07 レモンポップ 牡5 58.0 坂井
4 08   アドマイヤルプス セ6 58.0 内田博
5 09   ショウナンナデシコ 牝6 56.0 横山武
5 10 テイエムサウスダン 牡6 58.0 ルメール
6 11 ソリストサンダー 牡8 58.0 菅原明
6 12   セキフウ 牡4 58.0 Mデムーロ
7 13 スピーディキック 牝4 56.0 御神本
7 14   ヘリオス セ7 58.0 武豊
8 15 レッドルゼル 牡7 58.0 川田
8 16   ケイアイターコイズ 牡7 58.0 横山和

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
14の単騎逃げとはいかず、それなりに先行勢も前に。先行押し切り情勢も、後続勢にも出番はありそう。
信頼度
C
波乱含み
上位時陣の地力は確か。だが、舞台代わりによる波乱要素には警戒が必要。
予想本文 

~ 未練はファンにあり ~
 まだ早いという声が聞こえる中、騎手引退と調教師転身を決めた福永祐一がついに鞭を置く。プリモディーネの桜花賞は今でも色褪せず、キングヘイロー、シーザリオ、エピファネイア、ワグネリアン…そして3冠馬コントレイル。数々の名馬が彼とともに歴史に残り、感慨深いものがある。国内最後となるが、まだサウジアラビアでの騎乗が残っている。奇しくもこのレースの昨年度覇者カフェファラオ、チャンピオンズC馬ジュンライトボルトのダート王者も同行。王者不在となったこのレースは、最後のひと花のチャンスもあながち…な情勢となった。

 ドライスタウトは敗れた前走の内容が秀逸だった。コーナーで包まれたことが結果的に脚が貯まることになり、届きはしなかったが力強い伸びを見せた。ここで無理をしなかったことと、ゆとりあるローテで、かなりいい状態で東京マイルに挑めそうだが、マイルは川崎の2歳G1のみの実績しかなく、そのキャリアの点では不安は残る。ただ、伸びしろの見込める高い素質があり、いきなりの中央G1の舞台でも、勝利を期待してもよさそうだ。

 比較的、短距離色の濃いメンバーだけに、中距離実績豊富なメイショウハリオにとっては大きな強みになりそう。大きなコーナーが一つだけの中央の舞台も、この馬には競馬がしやすい。しっかりとした末脚があるので、いくら先行有利傾向があるレースであっても、長い東京の直線を利して差し込んでくれそう。1着争いとなると疑問符もつくが、複勝圏内には食い込んでくれそうだ。

 全戦2着以下なし、東京コースも8戦7勝2着1回と、戦績的には群を抜くレモンポップ。この馬の取捨が今回難しいところ。1400mの圧勝ぶりに対し、マイルでは苦しいところみせているが、武蔵野Sでの内容をみれば、所詮あら探しのレベル。先行脚質でどうしても目標にされがちなところはあるが、近年のこのレースはこのタイプが押し切る例が多い、そういう意味では相当の堅軸候補ではあるのだが、前走が激闘だっただけに、タイトなローテでの消耗が気になる。実力的には圧勝の可能性もあるが、1番人気を考慮すれば、一歩引いた評価が妥当か。

 2年連続で人気を裏切ったレッドルゼルも随分惑わせてくれる。マイルは長いと見る向きもあるが、歳を重ねた今なら、ゆるい流れにも対応できそうだ。そもそも過去2年のこのレースは敗れたとはいえ、いずれも明確な展開要因があり、言い訳が効くもの。もう7歳馬だが、今回のメンバー相手なら、2度あることは…よりも、3度めの正直がありそうに思える

 近2走の成績がひどいが、それだけにいきなりの復調の目も残るテイエムサウスダン。どこまで立て直せるかが鍵となるが、前年2着時の状態を取り戻せば、昨年より弱体化していると思える今年のメンバー相手で一発も…。

 中央の舞台ではちょっと荷が重い気もする地方牝馬のスピーディーキック。ただ、地方では負け知らずの勢いは怖い。前走も完勝で東京の舞台でどんな競馬をするか、楽しみの持てる1頭。

 8歳馬ながらまだ衰えの感じないソリストサンダー。昨年はこのレース4着と好走し、ドバイでも善戦。高齢馬だけに休養明けはマイナス材料だが、実績的にはあなどれない。

 正直わからない海外参戦馬のシャールズスパイトだが、米国での実績はなかなかのもの。日本だとダートより芝向きな感もあるが、モレイラ騎手が鞍上だけに、無視もできない。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

04=06
→07,15,10,13,11,02
(36点)

04=07
→06,15,10,13,11,02
(36点)

レモンポップの強さは認めつつも、ここでモロさを露呈する可能性もあり、ここは逆らってみる。ならば…となると、やはりドライスタウトの前走で見せた末脚が脳裏から離れない。実績としてはまだ足りないが、ここは将来性に期待して軸とする。相手は堅実に上位に顔を出してくれそうなメイショウハリオ。あとやはり地力的にはレモンポップは外せない。この2頭を相手に3連単マルチながし。正直、格下馬は出番はなさそうで、流す相手は限定してもよさそう。
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