2023/10/22 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
スタンド前からはペースがぐんと落ちる。ここでの折り合いが最重要。長丁場だけに、少しでも内に潜り込み距離を稼く必要がある。そのためにはスタートすぐのコーナーでの位置取りが大きなポイントとなる。当然、内枠はこの点においてかなり有利。
馬柱
枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 01 | トップナイフ | 牡3 | 57.0 | 替横山典 | 追 | |
1 | 02 | ウインオーディン | 牡3 | 57.0 | 三浦 | 追 | |
2 | 03 | シーズンリッチ | 牡3 | 57.0 | 角田河 | 先 | |
2 | 04 | ダノントルネード | 牡3 | 57.0 | 西村淳 | 先 | |
3 | 05 | パクスオトマニカ | 牡3 | 57.0 | 田辺 | 逃 | |
3 | 06 | リビアングラス | 牡3 | 57.0 | 替坂井 | 逃 | |
4 | 07 | ▲ | タスティエーラ | 牡3 | 57.0 | 替モレイラ | 差 |
4 | 08 | ☆ | サヴォーナ | 牡3 | 57.0 | 池添 | 先 |
5 | 09 | ☆ | ノッキングポイント | 牡3 | 57.0 | 北村宏 | 差 |
5 | 10 | マイネルラウレア | 牡3 | 57.0 | 替岩田望 | 追 | |
6 | 11 | ◎ | サトノグランツ | 牡3 | 57.0 | 川田 | 差 |
6 | 12 | ○ | ハーツコンチェルト | 牡3 | 57.0 | 松山 | 差 |
7 | 13 | ナイトインロンドン | 牡3 | 57.0 | 和田竜 | 先 | |
7 | 14 | △ | ソールオリエンス | 牡3 | 57.0 | 横山武 | 差 |
8 | 15 | ☆ | ファントムシーフ | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 先 |
8 | 16 | ショウナンバシット | 牡3 | 57.0 | Mデムーロ | 追 | |
8 | 17 | △ | ドゥレッツァ | 牡3 | 57.0 | 替ルメール | 差 |
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
*替 は騎手乗り替わり
予想ペース
S スロー |
3枠2頭のハナ争いとなるが、長距離レースですぐに落ち着く。各馬折り合いに専念する流れで、スタミナ自慢の馬の不在ゆえ、かかる馬がいなければ、直線での瞬発力勝負。 |
信頼度
C 実力伯仲 |
春の実績馬の評価に迷う戦い。新興勢力にも魅力があり、すんなりとは決まらない展開もありえる情勢。 |
予想本文
~ 2強に不安あり? ~
皐月賞とダービーを1,2着で分け合ったソールオリエンスとタスティエーラが揃って出場する。意外にも皐月賞馬とダービー馬が顔をそろえるのは23年ぶりのこと。両馬を加えたメンバーで最後の1冠を争うことになるが、皐月賞馬は関西初遠征と外枠、ダービー馬はぶっつけのローテ。両馬は連動性のある神戸新聞杯には出ておらず、さらに新興勢力勢には名手がまたがり、一筋縄ではいかない雰囲気も出てきた。 ◎ サトノグランツ
ダービーは11着大敗も、33.1の最速上がりをマークしていた サトノグランツ 。前走、神戸新聞杯では窮屈なところから馬群で我慢し、ゴール前寸前で目を疑うような伸びを見せて、レコード勝ち。もともと秋に期待していた馬ではあったが、その成長ぶりには大いに期待感が増した。秋G1、川田ジョッキーが苦手の長距離で3連勝!?というのもありえるかもしれないと思わせるに十分な内容だった。やや大型な馬ではあるが、胴長でステイヤー資質も高く、サトノダイヤモンド産駒で距離には不安はないだろう。春には差があったダービー馬、皐月賞馬は確かに強いが、付け入る隙はありそう。スローの瞬発力勝負、そして馬群をさばく勝負根性を買ってここは本命視。
ダービーは11着大敗も、33.1の最速上がりをマークしていた サトノグランツ 。前走、神戸新聞杯では窮屈なところから馬群で我慢し、ゴール前寸前で目を疑うような伸びを見せて、レコード勝ち。もともと秋に期待していた馬ではあったが、その成長ぶりには大いに期待感が増した。秋G1、川田ジョッキーが苦手の長距離で3連勝!?というのもありえるかもしれないと思わせるに十分な内容だった。やや大型な馬ではあるが、胴長でステイヤー資質も高く、サトノダイヤモンド産駒で距離には不安はないだろう。春には差があったダービー馬、皐月賞馬は確かに強いが、付け入る隙はありそう。スローの瞬発力勝負、そして馬群をさばく勝負根性を買ってここは本命視。
◯ ハーツコンチェルト
対抗にも神戸新聞杯から ハーツコンチェルト を抜擢。神戸新聞杯では5着とはいえ、混戦の中、レコード勝ち馬にコンマ1秒差。この馬も非常に順調な成長をみせてくれた。関東馬だが、そのまま栗東滞在しており、輸送面の不安はなく、栗東での追い切り内容も、前走からの上積みを感じさせる好内容。前走の5着で人気が落ちるようなら、逆に旨味がある。ハーツクライ産駒で、長距離もどんと来いのタイプ。新馬戦以来、勝ちきれていない点と、右回りの適性には不安は残るが、今の状態ならそう大崩れもなく、上位入線の可能性は高いだろう。
対抗にも神戸新聞杯から ハーツコンチェルト を抜擢。神戸新聞杯では5着とはいえ、混戦の中、レコード勝ち馬にコンマ1秒差。この馬も非常に順調な成長をみせてくれた。関東馬だが、そのまま栗東滞在しており、輸送面の不安はなく、栗東での追い切り内容も、前走からの上積みを感じさせる好内容。前走の5着で人気が落ちるようなら、逆に旨味がある。ハーツクライ産駒で、長距離もどんと来いのタイプ。新馬戦以来、勝ちきれていない点と、右回りの適性には不安は残るが、今の状態ならそう大崩れもなく、上位入線の可能性は高いだろう。
▲ タスティエーラ
ダービー馬、 タスティエーラ は今回、評価は控えめ。調教設備と技術の進化により、ぶっつけローテでもG1は勝てる時代になったが、さすがにいきなりの長距離レース、菊花賞はまだ厳しさも残るはず。ダービーの勝利もレーン騎手の力量によるところもあり、同じく名手のモレイラ騎手が鞍上とはいえ、テン乗りでは不安が残る。そんな疑心暗鬼の中、注目された1週前追い切りでは2頭と併せ、ラスト11.2でまとめあげた。ほんとに休み明けか?と思わせるほどの好内容で、ダービー馬の貫禄をみせた。俄然注目度はあがったが、それでも甘くない3000m。血統的にも距離延長は好ましくなく、不安は僅かながら残っている。
ダービー馬、 タスティエーラ は今回、評価は控えめ。調教設備と技術の進化により、ぶっつけローテでもG1は勝てる時代になったが、さすがにいきなりの長距離レース、菊花賞はまだ厳しさも残るはず。ダービーの勝利もレーン騎手の力量によるところもあり、同じく名手のモレイラ騎手が鞍上とはいえ、テン乗りでは不安が残る。そんな疑心暗鬼の中、注目された1週前追い切りでは2頭と併せ、ラスト11.2でまとめあげた。ほんとに休み明けか?と思わせるほどの好内容で、ダービー馬の貫禄をみせた。俄然注目度はあがったが、それでも甘くない3000m。血統的にも距離延長は好ましくなく、不安は僅かながら残っている。
△ ソールオリエンス
菊花賞には縁遠い関東馬&関東所属騎手の組み合わせとなる ソールオリエンス ではあるが、単純に地力比較ならこの馬が世代No.1なのだろう。大勢の見方も同様で、おそらく単勝1番人気はこの馬。前走こそ2着に敗れたが、敗れた相手はここに出走していれば、人気だったであろうレーベンスティール。内容的にも悲観するほどではなく、ぶっつけで挑むダービー馬より、上積みという点でも利が大きい。ただ、気になったのは、春に見せていたキレが若干失われているように見えたこと。追い切りも素晴らしい内容ではあるのだが、1週前のラスト11.7はこの馬にしては物足らない。初の関西遠征で、追い切りは控えめにした可能性はあるが、もともと馬券旨味が少ないだけに、勝たれれば仕方がないの気持ちで一歩引いておく。
菊花賞には縁遠い関東馬&関東所属騎手の組み合わせとなる ソールオリエンス ではあるが、単純に地力比較ならこの馬が世代No.1なのだろう。大勢の見方も同様で、おそらく単勝1番人気はこの馬。前走こそ2着に敗れたが、敗れた相手はここに出走していれば、人気だったであろうレーベンスティール。内容的にも悲観するほどではなく、ぶっつけで挑むダービー馬より、上積みという点でも利が大きい。ただ、気になったのは、春に見せていたキレが若干失われているように見えたこと。追い切りも素晴らしい内容ではあるのだが、1週前のラスト11.7はこの馬にしては物足らない。初の関西遠征で、追い切りは控えめにした可能性はあるが、もともと馬券旨味が少ないだけに、勝たれれば仕方がないの気持ちで一歩引いておく。
△ ドゥレッツァ
4連勝中の ドゥレッツァ はなんといっても鞍上が強み。馬自身も前走、条件戦とはいえ、スローで前残りの展開の中、古馬を相手に見事に差し切った点は評価したい。典型的な夏の上がり馬で、この4戦はすべて上がり最速。スローの瞬発力勝負なら、台風の目となる末脚を備える。まだ荒削りで、不器用さはあるものの、この距離もこなせる血統背景。後は大外枠の不利をどう補うかがポイント。
4連勝中の ドゥレッツァ はなんといっても鞍上が強み。馬自身も前走、条件戦とはいえ、スローで前残りの展開の中、古馬を相手に見事に差し切った点は評価したい。典型的な夏の上がり馬で、この4戦はすべて上がり最速。スローの瞬発力勝負なら、台風の目となる末脚を備える。まだ荒削りで、不器用さはあるものの、この距離もこなせる血統背景。後は大外枠の不利をどう補うかがポイント。
☆ サヴォーナ
神戸新聞杯2着の サヴォーナ も差はない。キズナ産駒で距離適性に不安はなく、スローの瞬発力勝負も得意。脚質も自在性に富んでおり、どこからでも競馬ができる点は強み。初のG1挑戦となるが、それほど臆する必要はなく、すでに2走前では古馬相手に完勝している。菊花賞で穴をあけるタイプの条件を満たしており、前走に続く再度の大駆けがあっても驚けない。
神戸新聞杯2着の サヴォーナ も差はない。キズナ産駒で距離適性に不安はなく、スローの瞬発力勝負も得意。脚質も自在性に富んでおり、どこからでも競馬ができる点は強み。初のG1挑戦となるが、それほど臆する必要はなく、すでに2走前では古馬相手に完勝している。菊花賞で穴をあけるタイプの条件を満たしており、前走に続く再度の大駆けがあっても驚けない。
☆ ノッキングポイント
モーリス産駒の ノッキングポイント はやはり距離がどうしても気になるところ。母系もスタミナタイプとは言い難く、血統的にはマイル~中距離がベストのように思える。ただ、気性的にかかるタイプではないし、飛びも大きく、走法をみれば、長い距離もこなせそうに見える。ならば、32秒台の上がりも持つこの馬が、瞬発力勝負を利して台頭してくることはありえそう。
モーリス産駒の ノッキングポイント はやはり距離がどうしても気になるところ。母系もスタミナタイプとは言い難く、血統的にはマイル~中距離がベストのように思える。ただ、気性的にかかるタイプではないし、飛びも大きく、走法をみれば、長い距離もこなせそうに見える。ならば、32秒台の上がりも持つこの馬が、瞬発力勝負を利して台頭してくることはありえそう。
☆ ファントムシーフ
皐月賞は落鉄、ダービーは大外周りで力を発揮できなかった ファントムシーフ 。前走の神戸新聞杯では積極的にハナを取り、差のない3着に粘り込めた。今回はハナはとらないだろうが、前目の競馬が予想され、後続がもたつくようならそのまま押し切る末脚もある。長距離レースのペース配分はお任せの鞍上でもあり、軽視禁物。
皐月賞は落鉄、ダービーは大外周りで力を発揮できなかった ファントムシーフ 。前走の神戸新聞杯では積極的にハナを取り、差のない3着に粘り込めた。今回はハナはとらないだろうが、前目の競馬が予想され、後続がもたつくようならそのまま押し切る末脚もある。長距離レースのペース配分はお任せの鞍上でもあり、軽視禁物。
馬券と総評
推奨馬券 | 総評 |
---|---|
3連複 軸1頭ながし: 11 →12,07,14,17,08,09,15 (21点) |
印は落としたとはいえ、皐月賞馬ソールオリエンス、ダービー馬タスティエーラの両馬は、やはりこの世代トップの存在。ただ、今回は両馬とも付け入る隙はあるとみて、その力は重々認めつつも、神戸新聞杯組のサトノグランツとハーツコンチェルトの成長度の方に、あえて期待を賭けてみたい。馬券的には配当次第で、難しいところがあるが、ひとまずサトノグランツを軸にした3連複軸一頭ながし馬券を推奨としたい。 |
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