第75回 朝日杯フューチュリティS 予想

2023年
2023/12/17 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   エコロヴァルツ 牡2 56.0 武豊
1 02   ミルテンベルク 牡2 56.0 ムルザバエ
2 03 ジャンタルマンタル 牡2 56.0 川田
2 04 サトミノキラリ 牡2 56.0 津村
3 05 タガノエルピーダ 牝2 55.0 団野
3 06   セットアップ 牡2 56.0 横山武
4 07 オーサムストローク 牡2 56.0 坂井
4 08 ダノンマッキンリー 牡2 56.0 ルメール
5 09 クリーンエア 牡2 56.0 鮫島駿
5 10   バンドシェル 牡2 56.0 池添
6 11   タイキヴァンクール 牡2 56.0 浜中
6 12   タガノデュード 牡2 56.0 古川吉
7 13 ナムラフッカー 牡2 56.0 松山
7 14   ジューンテイク 牡2 56.0 Mデムーロ
8 15   エンヤラヴフェイス 牡2 56.0
8 16   アスクワンタイム 牡2 56.0 岩田望
8 17 シュトラウス 牡2 56.0 マーカンド

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
H
ハイ
06は極端に引っ張るタイプではないが、つっかけそうな馬が結構目に付き、先行争いはそれなりに激しそう。掛かる馬が出てくるようなら一気に後方待機勢の出番となる。
信頼度
D
ヒモ穴注意
まだ幼さを残す若駒の一戦。有力馬に一定の信頼は置けるが、ヒモ穴による波乱要素内在。
予想本文
~ 遠ざかるクラシックロード ~
一昨年、このレースからダービー馬が出たことで、一時はこのレースの復権も期待したが、やはり棲み分けが進んでいるようで、今年は小粒なメンバー構成、しかもマイラー色が強いものになった。また、関東馬強くなったことも少なからず影響しているかもしれない。とはいえ、阪神のマイル戦はスプリンターでは厳しいレース。翌年のダービーを占う重要な一戦であることも変わりはない。
◎ ジャンタルマンタル
混戦メンバーだが、ジャンタルマンタル を本命に推す。前走のデイリー杯は、内枠を利して、やや展開的に恵まれたのは確か。ただ、先行勢総崩れの中で、踏ん張れたのは立派で、しっかりと脚も使え、阪神コースでもやれる目処がたった。力量的にはもうワンパンチ欲しいところではあるのだが、気性的に課題を残すメンバーが揃った中、やはりこの馬の完成度とレースセンスは1歩抜けたところがある。ここにきての鞍上交代は残念ではあるが、それだけ陣営も万全を期してきたということ。乗り替わった川田騎手としても、当然負けられないところだろう。この馬自身も好調さは調教からはっきりと見受けられ、大崩れはおそらくないだろう。
◯ シュトラウス
新馬戦で大差勝ちを演じ、注目を集めたシュトラウス 。しかし、自走のサウジアラビアRCにおいて、3着に敗れてしまった。ただ、負けた相手は先のホープフルSで人気を集めるであろうコンバデカーブースと、牝馬の注目馬ボンドガール。やはり相手が強かったと言わざるを得ない。事実、続く東スポ杯でしっかり勝利を収め、改めて地力の高さを証明してみせた。今ひとつ切れ味発揮とはいかず、気性的に幼いところもあって、人気ほど強気にもいけないかと思っていたところ、追い切りの内容で評価一変。時計の出ない美浦の坂路で馬なりで50.4の一番時計。外枠と鞍上交代が気になるものの、上位にはしっかり顔を出してくれそうな良い仕上がりにありそうだ。
▲ ダノンマッキンリー
切れ味と破壊力はメンバーで随一に思える ダノンマッキンリー 。前走は出遅れながらも、上がり34.0の脚で単勝1.8倍の人気にしっかり応えた。外をぶん回しての直線一気で、まだ余裕も残した勝ち方。最終追い切りではラスト1F、11.2を叩き出し、鞍上にはルメール騎手。やはり有力馬の一角であろう。ただ、気になるのは1400m戦からの距離延長。ゲート難を抱え、気性的にまだ若さを残しているので、多数頭のG1戦では、その不安定さはやはり割り引いておきたい。
△ オーサムストローク
オーサムストローク が前走で叩き出した上がりは33.3。完全にスローの上がりの競馬であったことは確かだか、先行して押し切った内容だけに価値がある。未勝利脱出までもたついたが、ここに来てグンと成長を感じさせる内容で、メンバー強化であっても、いい勝負ができそう。分の悪い関東馬で、今回が初の関西遠征。馬体重を含め、当日の気配はチェックしておきたい。
△ クリーンエア
夏の新潟2歳Sの3着はともかく、前走のデイリー杯で8着に敗れ、大きく評価を落としてしまった クリーンエア 。とはいえ、前2走とはかなり異質な内容だったため、叩いての巻き返しは見込めそう。事実、追い切りはなかなかの好内容で、1週前、最終追いと、いずれもラストは11秒台でしっかり。前走を考えると、良馬場前提で、前日の雨からどこまで馬場回復してくれるかがカギ。
☆ ナムラフッカー
阪神マイル戦が合いそうなのがナムラフッカー 。前走デイリー杯は3着も、メンバー最速の上がりをマーク。もう一つ勝ちきれないところはあるが、どのレースでも確実に終いは伸びている。追い切りは、直前こそ流す程度だったが、1週前には一杯に追われ、時計も上々。1勝馬だけに人気的には旨味があり、押さえておきたい1頭。
☆ タガノエルピーダ
牝馬ではあるのだが、タガノエルピーダ も1票投じておきたい。もともと先週の阪神JFに登録していたのだが、あえなく抽選漏れ。その後、すぐさま牡馬相手でもこのレースに挑んできた意気込みを買いたい。追い切りの内容は今ひとつで、キャリア1戦では厳しいが、前走でみせた33.5の上がりは可能性を感じさせるもの。大駆け警戒。
☆ サトミノキラリ
父ビックアーサーでスプリンター色が濃いサトミノキラリ 。堅実な成績も残しており、その分、人気を背負うことを考えると、やや狙いにくい。ただ、マイルをこなせる可能性も十分残しており、簡単に捨てきれる存在ではない。追い切りの状態もよく、ラスト11.6でまとめ、全体としても82.3で前走よりも優秀。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

03=17
→08,07,09,13,05,04
(36点)

03=08
→17,07,09,13,05,04
(36点)

トータル能力でジャンタルマンタルを軸。他メンバーとそこまで抜けた能力差は感じないがバランスよくハイレベルで欠点が少ないところ信頼した。これを力でねじ伏せる可能性があるのがシュトラウスとダノンマッキンリー。両馬ともハマった時の強さは感じるが、やや不安定さを残す点を懸念し、本命は譲った。馬券はジャンタルマンタルかシュトラウス、ダノンマッキンリーと相手を変えた3連単マルチながしで勝負したい。

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