第84回 桜花賞 予想

2024年
2024/4/7 3歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
スタートもゴール前も十分な長さの直線で、外枠からの差しがセオリー。ただ、ゆったりと仕掛けられるが故に短距離戦ながらスローになりやすく、一概に先行馬が不利とも言えない。基本的は有利不利が少ない地力勝負。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ワイドラトゥール 牝3 55.0 北村友
1 02 クイーンズウォーク 牝3 55.0 川田
2 03   イフェイオン 牝3 55.0 西村淳
2 04   キャットファイト 牝3 55.0 松山
3 05   シカゴスティング 牝3 55.0 浜中
3 06   ハワイアンティアレ 牝3 55.0 池添
4 07 スウィープフィート 牝3 55.0 武豊
4 08 コラソンビート 牝3 55.0 横山武
5 09 アスコリピチェーノ 牝3 55.0 北村宏
5 10 セキトバイースト 牝3 55.0 藤岡佑
6 11 ライトバック 牝3 55.0 坂井
6 12 ステレンボッシュ 牝3 55.0 モレイラ
7 13   テウメッサ 牝3 55.0 岩田望
7 14   ショウナンマヌエラ 牝3 55.0 岩田康
7 15   エトヴプレ 牝3 55.0 藤岡康
8 16   セシリエプラージュ 牝3 55.0 Mデムーロ
8 17   マスクオールウィン 牝3 55.0 津村
8 18 チェルヴィニア 牝3 55.0 ムルザバエ

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MH
ミドルハイ
5と14のハナ争いで、テンから流れるも、外回りの直線を意識して、道中から落ち着くか。 3コーナーから後続馬が仕掛けてくるなら、G前は逃げ差し混戦。
信頼度
C
上位混戦
2歳以来の有力馬とトライアル組との力関係はまだ顕在化しておらず、不透明な部分も多い。
予想本文
~ 西の壁崩壊? ~
阪神JFといい、桜花賞といい、阪神マイルでの牝馬限定戦は関西馬の方が圧倒していた。それだけ、若駒の牝馬の遠征調整の難しさを物語っていたのだが、近年はメンタルコントロールの技術向上に加え、関東馬が早め入厩することで対応してきており、そこまで西高東低ではなくなってしまった。今年の桜花賞も関東の有力馬が大挙参戦。今や、東西にこだわる時代ではなくなったが、そういう視点での観戦も一興。
◎ クイーンズウォーク
やはりその点で、関西馬には多少の情が乗ってしまう。G1の早い流れの対応に不安はあるが、過去3戦すべて33秒前半の末脚を繰り出してきた クイーンズウォーク を本命に据えたい。陣営からはオークス向きの声があり、マイル戦は本来得手するところではない。そして、阪神JF組など、既存勢力との力関係もまだわからず、前走だけでは鵜呑みにできない部分は確かにある。ただ、追い切りは非常に期待感をもたせる好内容で、併走相手に先着を許していたものの、余裕残しながらのラスト11.2。これなら、その末脚は信頼して良さそうで、極端に外を回らない限り、確実に上位に食い込んでくれそう。
◯ ステレンボッシュ
暮れの阪神JFのレースレベルは非常に高く、ぶっつけでもトライアル勢を凌駕してくる可能性は高い。今回はそこでの勝ち馬より、2着に惜敗したステレンボッシュの方を上位に評価したい。勝ったアスコリピチェーノの強さも秀逸だったが、直線、斜めに走る距離ロスがありながらクビ差2着に詰め寄った同馬の迫力も相当なポテンシャルを感じた。ただ残念ながら、今回は主戦のルメール騎手からの乗り替わり。モレイラ騎手が代役を務めるとはいえ、多少の割引は必要。追い切りも目立った動きではないため、ある程度の本番での変わり身は必要となりそう。当日気配には注視したい。
▲ アスコリピチェーノ
無敗の3戦3勝馬ゆえ、人気を嫌って少々印は譲ったものの、さしたる欠点も見当たらずやはり有力馬の一角であるアスコリピチェーノ。現時点では、思ったよりも抜けた人気でもないようで、その点にも心動かされる。前走、阪神JFは決して圧倒的な差ではなかったが、非常にハイレベルの混戦を制したことは評価すべき。またその背負った看板に負けない充実した追い切り内容も見せた。前走と同じく早めの栗東入りして体制は十分。混戦に強い勝負根性も備え、まず大崩れはないであろう信頼はある。後は久しぶりのレース勘と、トライアル勢との力関係のみ。
△ スイープフィート
武豊騎手乗り替わりとなった前走のチューリップ賞で、目の覚めるような追い込みをみせたスイープフィート。その切れは祖母スイープトウショウを彷彿させるものだった。阪神JFこそ7着に敗れてはいるが、スタート後手を踏んでのもので、上位馬との決着はまだついていない。当レースと連動性の高いチューリップ賞を制しており、ここも流れひとつだろう。追い切りの動きが今ひとつではあるが、いつもこんな感じなので、むしろ、気にかけるのはスタートの方か。
△ コラソンビート
前走阪神JFでは、1,2着馬に切れ味の点でやや水を空けられた印象のあるコラソンビート。事実、続くフィリーズレビューにおいては1.8倍の1番人気ながら、前を捉えきることができなかった。とはいえ、一定の結果は残すことができたし、阪神JFからぶっつけで臨む1,2着馬より、叩いた分の上積みと安心感はある。また前走から関西滞在しているため、輸送の不安もないことも強み。すでに6戦しており、ある程度地力が判明している反面、その安定感は信頼度のおけるものともなっている。
☆ ライトバック
ちょっと折り合い面に難があるタイプだが、ハマれば怖そうなのがライトバック。前走から引き続き坂井騎手が跨ることも心強い。1週前追いきりでは自己ベストの時計をマークし、調子は良さそう。阪神マイルへの適性は未知数だが、一発を狙えるポジションには位置している。
☆ セキトバイースト
セキトバイーストは、前走のチューリップ賞で果敢に逃げて粘り込み、新味をみせた。鞍上がトライアルのフィリーズレビューを制したエトウブレより、こちらを選んだこともポイント。ただ、切れるタイプではないので、時計がかかった混戦になった際に、その器用さが活きてくるだろう。
☆ チェルヴィニア
昨秋以来の実戦となるが、順調であれば、チェルヴィニアは重い印を打ったであろう好素質馬。しかし、その後休養を余儀なくされてしまい、ここは久々の実戦でしかも大外枠。加えて主戦のルメール騎手から乗り替わりとなれば、強くは出れない。未知の魅力にあふれるが、思ったより人気もしており、ここは押さえまでに留めたい。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連複
軸1頭ながし:

02
→12,09,07,08,11,10,18
(21点)
基本的には阪神JF組が力上位とみており、その再戦ムードか。ただ、それでもクイーンズウォークを本命とした。マイル適性には不安が残るが、混戦だけに頼れる鞍上と、確実な末脚の武器がある点を評価し、馬券圏内へは期待度の高い軸馬と言えよう。同馬を軸に、3連複の1頭軸ながしで勝負したい。
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