第85回 オークス 予想

2024年
2024/5/19 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ミアネーロ 牝3 55.0 津村
1 02 クイーンズウォーク 牝3 55.0 川田
2 03   エセルフリーダ 牝3 55.0 武藤
2 04   パレハ 牝3 55.0 田辺
3 05   コガネノソラ 牝3 55.0 石川
3 06   サンセットビュー 牝3 55.0 三浦
4 07 ステレンボッシュ 牝3 55.0 戸崎圭
4 08   ホーエリート 牝3 55.0
5 09   ラヴァンダ 牝3 55.0 岩田望
5 10 アドマイヤベル 牝3 55.0 横山武
6 11   ヴィントシュティレ 牝3 55.0 北村宏
6 12 チェルヴィニア 牝3 55.0 ルメール
7 13 スウィープフィート 牝3 55.0 武豊
7 14 ライトバック 牝3 55.0 坂井
7 15 サフィラ 牝3 55.0 松山
8 16   ショウナンマヌエラ 牝3 55.0 岩田康
8 17 タガノエルピーダ 牝3 55.0 Mデムーロ
8 18   ランスオブクイーン 牝3 55.0 横山和

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
いきなりの距離延長で、各馬温存策でスローになりがちではあるが、牝馬でマイル戦経験者が多いせいか、道中からペースはあがり、意外にも前残りは少ない。
信頼度
C
ヒモ穴注意
桜花賞馬に全幅の信頼を置きすぎるのはやや危なげなムード。大波乱は期待できないが、ヒモ穴には注意が必要。
予想本文
~ 2冠濃厚?! ~
昨年のこのレース、それまでマイル戦しか経験してこなかったリバティアイランドが、その強さを大いに見せつけた。アスコリピチェーノがNHKマイルへ矛先を変えたが、今年も桜花賞組が優位に思えるメンバー構成。当然、桜花賞馬ステレンボッシュは人気を集めるが、果たして…
◎ ライトバック
前走、桜花賞のレースぶりをみて、ライトバックを本命に据える。デビュー当初は口を割りながら、ずいぶん折り合いに難のあるレースをしていた。それが、桜花賞ではしっかり後方で我慢できており、直線は弾けるような鋭い伸び。これなら血統的下地がある以上、距離が伸びても大丈夫だろうと判断。32秒台の末脚は東京コースなら大きな武器になる。2歳時のアルテミスSでは、チェルヴィニア、サフィラに遅れをとったが、当時から特に気性面で大きく成長した。もちろん、追い込み一辺倒では、前を行くであろう桜花賞馬を捉えきれるかはわからないが、左回りで直線長い東京コースなら前走以上に迫れるはず。
◯ チェルヴィニア
予想以上に大敗してしまった前走の桜花賞。だが、不運も重なってしまったチェルヴィニア。なんといっても、主戦のルメール騎手の欠場が大きく、加えて故障明けで、大外枠も痛かった。今回は臨戦態勢が前走よりずいぶん好転する。主戦騎手が戻り、故障明けひと叩きを経て、追い切りも良好。1週前追い切りでは、僚馬にやや遅れたが、過去1の好時計をマーク。実績ある東京コースで、距離も問題ない。桜花賞二桁着順からの巻き返しは至難の業となるが、早くから注目されていた素質馬の能力開花で、その実現は十分可能なはず。
▲ ステレンボッシュ
さすがに1番人気が予想される桜花賞馬のステレンボッシュ 。距離が伸びることは全く問題なく、体型、血統的にもむしろオークス向き。状態面も全く不安はなく、軽めの追い切りながら、1週前はラスト11.1を計測し、万全の体制。折り合いも付き、決め手もあるので、ここもまず大崩れはなさそう。レースレベル的にもずば抜けた存在ではあるが、阪神JFはルメール騎手、桜花賞はモレイラ騎手と、鞍上の手腕が光ったことも事実。幸い、戸崎騎手を迎えることはできたが、1強といわれるほどの抜けた力量差はないかも知れず、人気も背負うことから、今回はやや控えめな評価に留めた。
△ アドマイヤベル
オークスというレースはやはり桜花賞組が強いが、別路線組からならアドマイヤベルを推したい。桜花賞をパスしてフローラステークスの選択は、あえてマイル戦を避けてのもので、このレースを大目標としたローテ。半姉にマイルG1馬のアドマイヤリードがいるが、この馬は距離は長い方よいのだろう。特別切れる末脚を持っているわけではないのだが、高レベルでまとまりのある、完成度が優れたタイプ。折り合いもつき、この舞台でも自身の実力はきっちりと発揮できそう。
△ クイーンズウォーク
クイーンズウォークは前走の桜花賞8着をどう捉えるか。大型馬でもあり、マイル重賞勝ち馬でもあるが、1800mから勝ち上がってきた馬なので、マイルは少々忙しすぎたか。広い東京コースは向くはずで、距離延長も含め、巻き返す余地はある。追い切りも特に悪い点は見当たらず、今回で真価を確かめたい。
☆ スウィープフィート
前走、桜花賞ではライトバックとともに、鋭い追い込みを見せたスウィープフィート。もう少し仕掛けが早ければ、わからないところだったので、非常に惜しい競馬だった。スイープトウショウの血を引く、スワーヴリチャード産駒。血統的にこの距離は望むところ。脚質的にもこのレースに向く。引き続き。
☆ タガノエルピーダ
抽選漏れがその理由とはいえ、果敢に朝日杯FSで牡馬に挑んだタガノエルピーダ 。そこでのジャンタルマンタルの3着は誇れる結果も、続くチューリップ賞でまさかの敗戦。桜花賞の権利すらとれなかったが、前走忘れな草賞を勝利して、再び立て直してきた。折り合いに不安なく、スタミナも豊富。ゴール前で混戦になれば、好位からのしぶとさも活きてくる。
☆ サフィラ
良血サフィラがまだ捨てきれない。どうにも内容がついてこない上、調教ももう一つではあるのだが、一旦、間隔を空けての立て直し、加えて距離延長での変わり身に期待。前走こそ、期待外れの結果に終わったが、2歳時は重賞を勝ち負けしていた素質馬で、地力はある。当日の馬体減と精神面での変化が伴えば、もう少し良い結果が出せるはず。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連複
軸1頭ながし:

14
→12,07,10,02,13,17,15
(21点)
やはり、基本ラインは桜花賞の再戦の構図。桜花賞馬ステレンボッシュがクローズアップされるものの、騎手の乗り替わりは存外大きな要素となる可能性も。少なくとも桜花賞で勝負付はまだ終わっておらず、着順がそのまま反映してくるとは限らない。そこで比較的旨味のあるライトバックを本命に。強烈な決め手は直線楽しませてくれそう。馬券はこの馬を軸に3連複で、ヒモ荒れも期待して、やや手広く流していきたい。
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