第9回 ヴィクトリアマイル 予想

予想
2014/5/18 4歳以上牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝1600m
    外・左回り

  • 見込み
コース図
今週からBコースを使用。前半ペースがカギとなり、ある程度緩むようであれば、内先行の押し切りも不可能ではない。枠順の有利不利はあまり考慮しなくてよさそう。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ストレイトガール 牝5 55.0 岩田
1 02   クロフネサプライズ 牝4 55.0 柴山
2 03 デニムアンドルビー 牝4 55.0 浜中
2 04 メイショウマンボ 牝4 55.0 武幸
3 05   プリンセスメモリー 牝7 55.0 北村宏
3 06 ラキシス 牝4 55.0 川田
4 07   レイカーラ 牝5 55.0 石橋脩
4 08 スマートレイアー 牝4 55.0 武豊
5 09 ホエールキャプチャ 牝6 55.0 蛯名
5 10   キャトルフィーユ 牝5 55.0 ウィリア
6 11   エバーブロッサム 牝4 55.0 田中勝
6 12   ゴールデンナンバー 牝5 55.0 三浦
7 13   ケイアイエレガント 牝5 55.0 吉田豊
7 14   ヴィルシーナ 牝5 55.0 内田博
7 15 エクセラントカーヴ 牝5 55.0 戸崎圭
8 16   ローブティサージュ 牝4 55.0 横山典
8 17 フーラブライド 牝5 55.0 酒井
8 18 ウリウリ 牝4 55.0 福永

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
02の動向一つではあるが、極端にペースが緩むことはなさそう。
とはいえ、追い込み一辺倒では苦しい展開くらいは落ち着く可能性も。
信頼度
C
混戦
粒揃いの好メンバーが揃って、良い意味での混戦。力関係の比較も難しく、人気薄の台頭もありえそう。
予想本文 

~復活と躍進~
 牝馬限定の世代混合戦としては秋のエリザベス女王杯がある。だが、近年の3歳馬の活躍で、3冠レース+1の4冠レースの印象が強くなってしまった。クラシック戦線から実績を落とした女傑の復活戦としては、こちらのヴィクトリアマイルの方が強いかも知れない。だが、ここはマイル戦。新興勢力も十分太刀打ちできる舞台設定であり、やはり混戦模様は否めない。

 このメンバーならスマートレイアーは比較的自信を持っての本命。左回りの愛知杯での大敗は気になるところではあるが、やはりこの馬のキレは東京コースに向くと言えよう。前走は1400m戦での痛恨の出遅れたありながら、きっちりと差しきったあたりにも頼もしさを感じる。愛知杯の敗戦のショックもこの一戦で取り戻すことができた。いくら東京マイル戦とはいえ、やはり出遅れると致命的。スタートは慎重にいきたいところだが、そこさえ上手くいけば、見せ場を作ってくれるはず。

 海外大敗後のデニムアンドルビー。大きく期待された訳ではなかったが、やはりトーンの下がってしまう敗戦だった。しかし、牝馬限定戦ではこういう現地力の計れないタイプの馬がもっとも怖く、もっとも旨味がある。前走の敗戦は、末脚自慢のこの馬がハナを切る形で逃げ潰れての大敗ではあるし、なんといっても海外競馬。今回どこまで立て直しているかはポイントにはなるが、地力は4歳世代屈指の実力馬。実績ある東京コースでの復活は十分ありえるだろう。

 切れ味勝負のマイル戦ならウリウリも負けていない。秋華賞こそ大敗に終わったが、ここ3戦は33秒台の上がりを連発。特に前走は素晴らしく、ある程度早い流れの中、馬群を器用に割っての2着で、地味ながら勝ち馬スマートレイアーより評価してもいい内容といえる。これで大舞台でも力を発揮できるメドがたった。大外枠を逆に上手く活かせば大きな飛躍も見込めそう。

 どちらかといえば、ホエールキャプチャは人気的にも敬遠したいところではあるのだが、東京コースでの無類の強さをみると、さすがに有力馬に加えざるを得ない。少し期間が開いた事が気になるが、最近では差す自在性も身につけており、安定したレースが期待できそう。ただ、その割には大敗も多いので、歴戦の貫禄は認めるも不安も常にまとわりつく。

 休養明け復帰戦とはいえ、大阪杯であまりにもひどい負け方をしてしまったメイショウマンボ。敗因は環境の変化とフケがあったと語られてはいるが、それにしても先行き不安な内容だった。ローズSから秋華賞で巻き返した実績もあるので、ただの1戦で、G1 3勝馬への評価はまだ揺るがない。しかし、それを度外視したとしても、マイル戦への対応力となると、阪神JF、桜花賞が想起され、やはり躊躇せざるを得ないところも。

 東京コースと一叩きでガラッと変わって来そうなエクセラントカーヴ。骨折休養は痛かったが、元はかなりの期待のあった逸材。注目の復帰戦は、窮屈な中山だったとはいえ良い内容とはいえない。従来の状態にどこまで戻っているかだが、条件戦時代から時計的には十分な水準をクリアしており、G1の舞台でも一躍主役を張る力は秘めている。

 下位の印に甘んじたがラキシスも有力馬の一角。中距離以上で実績を残す馬でマイル戦への不安は残すが、そう問題ではなさそう。ただ、跳びが大きなタイプゆえ、上がり勝負となるとやや分が悪いか。好調続きで、まだまだこれからが見込める今の勢いは買い。

 フーラブライトは血統的にも長めのパワー型か?と思われ、マイル戦には不向きとみるが、この馬も好調持続の昇り馬。さしたる欠点もなく、警戒は必要。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

08=03
→18,09,04,15,06,17
(36点)

08=18
→03,09,04,15,06,17
(36点)

 昨秋のエリザベス女王杯の結果からもやはり4歳勢が中心とみる。それも、意識した訳ではないがディープインパクト産駒が多勢を占めた。魅力ある馬が揃い、なかなか取捨に迷う好メンバーだが、中心にはスマートレイアー。地力的にまだ足りない面もあるが、やはりこの末脚は魅力的だ。続いての3連単の相手軸となる対抗格が難しい。海外帰りで未知の部分があるが、デニムアンドルビーを相手筆頭し、本命馬と互角の勝負をしたウリウリも押さえとする。それぞれの3連単2頭軸マルチで。
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