第30回 マイルCS 予想

予想
2013/11/17 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 C
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
Cコースに代わって、内枠有利がやや顕著な傾向。平坦コースだけに、内先行馬に利があるといえる。だが、外差しが決まらないほどではなく、ペース次第でどうにかなる。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   コパノリチャード 牡3 56.0 浜中 俊
1 02   サダムパテック 牡5 57.0 和田 竜二
2 03   レッドオーヴァル 牝3 54.0 M.デムーロ
2 04 ダイワマッジョーレ 牡4 57.0 蛯名 正義
3 05 トーセンラー 牡5 57.0 武 豊
3 06   ガルボ 牡6 57.0 石橋 脩
4 07   サンレイレーザー 牡4 57.0 藤岡 康太
4 08 × カレンブラックヒル 牡4 57.0 岩田 康誠
5 09   ダノンヨーヨー 牡7 57.0 幸 英明
5 10 × ドナウブルー 牝5 55.0 W.ビュイッ
6 11   サクラゴスペル 牡5 57.0 横山 典弘
6 12 クラレント 牡4 57.0 川田 将雅
7 13 ダノンシャーク 牡5 57.0 福永 祐一
7 14   リルダヴァル 牡6 57.0 M.バルザロ
7 15 ダークシャドウ 牡6 57.0 R.ムーア
8 16   グランプリボス 牡5 57.0 C.ルメール
8 17   マイネイサベル 牝5 55.0 松岡 正海
8 18   リアルインパクト 牡5 57.0 戸崎 圭太

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
最内引いた1の逃げ。 これに喧嘩する他馬はなく、ひとまず落ち着いた流れ。外回りでも直線一気は困難か。
信頼度
C
ヒモ穴注意
上位陣は実績的に安定しており、大きく荒れる要素に乏しい。とはいえ、力関係は拮抗しており、伏兵の入り込む余地はある。
予想本文 

 長い間、いわゆる絶対王者的中心ホース不在の状態が続く短距離界だが、もっとも空洞化が顕著なのはマイル組。スプリンターや中距離タイプの馬に良いようにやられている状態で、混沌とした情勢の中で開催となる今年のマイルCS。

 それでも本命にはマイル専化ダノンシャークを据える。前走では勝利したとはいえ、当然のメンバーでの接戦勝ちは手放しでは喜べない。ここまで2戦使ったことも良かったのかどうか。大幅な馬体減もあったため、なおさら気になるところではある。しかし、ここまでの戦績を見ると、やはり、この馬がもっとも安定感があると断じざるを得ない。中団からの安定した差し脚にはやはり信頼が置け、大きく着順を落とすことはなさそうで軸として最適か。

 ダークシャドウが地味に怖い。大レースを無難な結果にまとめている堅実さに加え、年齢的な衰えの一方、円熟味増すレースセンス。天皇賞・秋を回避してのここへの参戦だが、むしろマイル戦の方がメンバー的に期待できそう。一叩きの変わり味を考慮すれば、人気的にはかなり狙い目であり、ここは勝負の対抗格。

 ハイレベルの毎日王冠の3着馬、クラレント。スローペースを先行したものであるため、展開が変わるこのレースにおいて額面通りに受け入れ難いが、地力上位であることは確か。スタート失敗があったとはいえ、マイラーズCの大敗はやはり京都コースだけに気になる。しかし、京都コースに実績がないわけではないし、今の充実ぶりなら期待の方が先立つ。先行して速い脚が使える点も大きい。

 本来、このレースの1番の前哨戦であるスワンS。レベル的には疑問の余地があるものの、このレース2着のダイワマッジョーレには、一皮剥けた印象を抱いた。これまで直線一気のイメージが強く、東京コース向きと思っていたが、スローとはいえ、1400m戦を好位づけで展開しラストは33秒台で上がってきたレースぶりには考えを改めさせられた。

 路線変更し、マイルに目を向けてきたトーセンラー。通用しないとまでは思わないまでも、やはり天皇賞・春2着馬のこのレースの参戦に違和感を感じない訳にはいかない。スピード競馬への対応に懸念を残すが、それを相殺するほどの状態の良さ。このメンバー相手なら地力的には一段上の存在。最後方に置かれると厳しいが、中団についていけることができれば、圧勝もありえる。

 妹には随分水を空けられてしまったが、ドナウブルーもここまでG1勝ちがあってもおかしくはない器の持ち主。牡馬一線級とのレースとなると地力的に一枚落ちは認めつつ、マイル戦なら期待も持てそう。

 大敗後、休養を挟んでの復帰戦。注目の調教だったが、期待に反する動きが報じられたカレンブラックヒル。見送りも考えたが地力で複勝圏には一考。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:

13=15
→12,04,05,10,08
(30点)

13=12
→15,04,05,10,08
(30点)

マイル重賞でどれだけ安定していても、他路線組が混じってくるG1レースで大敗するシーンを近年は何度も見せられてきた。そのため、純マイラーには懐疑的にならざるを得ないのだが、それでも春の安田記念では踏ん張ってくれたダノンシャークを信頼したい。相手には頭を抱えるところだが、やや人気の盲点をついてダークシャドウを抜擢。この2頭からのマルチながし。点数的には厳しくなるが、副軸をクラレントに変えてもできれば押さえておきたい。
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