第75回 阪神ジュベナイルF 予想

2024年
2024/12/8 2歳牝馬オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 B
  • 芝1600m
    外・右回り

  • 見込み
コーナーまで余裕があり、ペースは緩みがち。だが、その分、後半の流れの緩急が大きく、4コーナーから直線に向けての攻防はシビア。内回りコースとの合流地の広い部分を活かせる差し馬に利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ビップデイジー 牝2 55.0
1 02   テリオスララ 牝2 55.0 Mデムーロ
2 03   ダンツエラン 牝2 55.0 団野
2 04 ジャルディニエ 牝2 55.0 北村友
3 05   ジューンエオス 牝2 55.0 藤岡佑
3 06   モズナナスター 牝2 55.0 田口
4 07 ミストレス 牝2 55.0 坂井
4 08   カワキタマナレア 牝2 55.0 鮫島駿
5 09 ショウナンザナドゥ 牝2 55.0 池添
5 10 ブラウンラチェット 牝2 55.0 ルメール
6 11   クリノメイ 牝2 55.0 荻野琢
6 12 アルマヴェローチェ 牝2 55.0 岩田望
7 13 コートアリシアン 牝2 55.0 戸崎圭
7 14 ランフォーヴァウ 牝2 55.0 松山
7 15   リリーフィールド 牝2 55.0 武豊
8 16   スリールミニョン 牝2 55.0 永島
8 17   メイデイレディ 牝2 55.0 デットーリ
8 18   ミーントゥビー 牝2 55.0 松岡

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
内の02がハナをとりそうだが、06、07あたりも続く。それほど早い流れはなさそうで、阪神に比べると先行馬に利がありそう。ただ2歳牝馬戦ゆえ、もし早くなるようなら、一気に追い込み勢にも出番が来る。
信頼度
D
混戦
まだ対戦が少なく、能力比較が難しい2歳戦。加えて今年は京都開催で、米国参戦馬まで。展開利が大きく影響するとは思えないが、そもそもの実力の判断が困難。
予想本文
~ 米国から私がきた! ~
まさか、日本の2歳G1のレースに海外からの参戦があるとは思わなかった。それも、ブリーダーズカップJFターフの2着馬という大物、メイデイレディ。元騎手、元調教師だった加賀武見氏との縁も多分に影響したかもしれないが、このチャレンジは嬉しく思うし、どんな結果になろうとも敬意を表したい。ただ、馬券的取捨となると、頭を抱えざるを得ない。
◎ ブラウンラチェット
関西への輸送が気になる関東馬の ブラウンラチェット だが、トータル的にマイナス点が少なく、人気でもやはり軸に据えたい。このレースの王道の前哨戦、アルテミスSを好位から危なげなく脚を使っての勝利。非常にセンスのある勝ち方で、鞍上もルメール騎手。輸送で大きく馬体重を減らしてくるようなことがない限り、まず安定した競馬ぶりが期待できるだろう。追い切りも1週前にはラスト11.4と自己ベスト。仕上がりに不安は感じない。
◯ ビップデイジー
荒れた最内枠というのがどうにも気になるが、2戦2勝馬、 ビップデイジー の未知の魅力に賭けてみたい。無敗といえど、その時計はそれほど秀でたものではない。2走目となった前走の紫菊賞は少数頭で超スローの上がり勝負であり、評価は難しいところ。ただ、タイム以前に奥深さを感じさせる競馬っぷりではあった。逆に新馬戦ではハイペースの追い込みを決めており、センスと完成度は高く、全体に時計がかかるようなら、上位進出の目も十分あるとみる。
▲ ミストレス
アルテミスSで果敢にハナを奪い、そのまま33.2の脚で2着に粘った ミストレス 。どうしても逃げにこだわるタイプではないようなので、他に行く馬がいれば譲るだろうが、控える競馬で淀の坂超えをこなせるかがポイントになる。前走では、人気薄の中の隙をついた逃げが決まったため、今回は前走よりハードルが上がるのは確か。しかし、それでもブラウンラチェット、ショウナンザナドゥに挟まれた2着は評価すべきで、今回も先行して速い脚を繰り出せれば、そうそう崩れることはないはず。
△ ショウナンザナドゥ
5馬身ぶっちぎった未勝利戦が印象に残る ショウナンザナドゥ 。前走のアルテミスSでは3着に敗れたが、外を回った差は確かにあった。ほぼ全馬が上がり33秒台という上がりのレースであったため、追い上げるには限界があったことは事実。今度は地元、京都コースに戻る。外回りは初めてとはなるが、この恩恵は思ったより大きい。追い切りの状態もよく、大きな出負けがなければリベンジは十分に可能。
△ コートアリシアン
1番人気で迎えた コートアリシアン の前走、新潟2歳ステークスは、直線勝ったと思ったところで勝ち馬に差し返しをくらっての惜敗。これをどう捉えるかが微妙なところだが、この時期の時計としては非常に優秀で、高いポテンシャルを感じさせる内容だった。今回、休養がいい方向に向いたのか、追い切りでも素晴らしい動きをみせており、新馬戦でみせた末脚がこの舞台の上でも炸裂してくる可能性も秘める。
☆ ランフォーヴァウ
ランフォーヴァウ は、このレースとあまり関連性のないデイリー杯2歳S勝ち馬だが、今年に限っては、京都外回りマイルという点での連動性に期待してみたい。継続開催で馬場も傷んできており、当時ほどの高速決着は期待できないが、このコースでの2勝はそれなりに重みがある。
☆ ジャルディニエ
少々折り合い面に難があるが、人気的には ジャルディニエ は面白い存在。アドマイヤマーズの初年度産駒で、特徴はまだはっきりしていないが、2歳マイル戦となら期待度も大きい。距離はもっと長くても大丈夫そうで、そのあたりも今回の条件に適している。前走の内容は強い内容で、現時点の人気はこの馬の実力に見合ってないように思える。
☆ アルマヴェローチェ
久々となるが、このレースと相性の良い札幌2歳Sの2着馬、 アルマヴェローチェ も侮れない。前走はうまくインに切れ込み、コースロスをなくした恩恵がありながら屈してしまった点はいただけないが、相手も強かった。京都外回りマイル戦に挑むにあたり、1800mでの好走実績があるのは心強い。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連複
軸1頭ながし:

10
→01,07,09,13,14,04,12
(21点)
基本的にはやはり王道ローテのアルテミスS組が中心。ただ、留意しておかねばならないのは、今年は京都開催ということ。2歳馬にとって、京都の坂超えは経験馬でないとわからないところがあり、その点ではファンタジーS組やデイリー杯での実績の方が信頼性はある。一方で今の内が荒れた京都は内枠に厳しく、スタミナも要求され、短距離馬では通用しないだろう。関東馬である点を除いて不安要素の少ないブラウンラチェットを軸。底が割れていないビップデイジーを筆頭に、アルテミスS組を中心に3連複軸1頭ながし。正直評価しようがないメイデイレディは一応は押さえたいが、外枠と人気を嫌って印はうたなかった。
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