第29回 フェブラリーS 予想

フェブラリーS
2012/2/19 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京
  • ダート1600m
    左回り

  • 見込み
コース図
スタートの芝コースを除けば2回しかないコーナーと長い直線。地力がそのまま直結する。前崩れによる後続馬の差し込みがあれば波乱も。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ナイキマドリード 牡6 57.0 戸崎 圭太
1 02   タガノロックオン 牡4 57.0 田辺 裕信
2 03 シルクフォーチュン 牡6 57.0 藤岡 康太
2 04   スマイルジャック 牡7 57.0 丸山 元気
3 05   ヒラボクワイルド 牡6 57.0 幸 英明
3 06   ケイアイテンジン 牡6 57.0 後藤 浩輝
4 07   ヤマニンキングリー 牡7 57.0 デムーロ
4 08   セイクリムズン 牡6 57.0 吉田 隼人
5 09 × エスポワールシチー 牡7 57.0 武 豊
5 10 ワンダーアキュート 牡6 57.0 和田 竜二
6 11 ダノンカモン 牡6 57.0 福永 祐一
6 12   ライブコンサート セン8 57.0 蛯名 正義
7 13   グランプリボス 牡4 57.0 内田 博幸
7 14   トウショウカズン 牡5 57.0 川田 将雅
8 15 トランセンド 牡6 57.0 藤田 伸二
8 16 × テスタマッタ 牡6 57.0 岩田 康誠

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
MH
ミドルハイ
15がハナを切ることができない。番手追走に徹底マーク馬が追う展開。
びっちりと緩むことのないシビアなマイル戦。
信頼度
B
平穏
比較的勝負付けがすんだメンバー構成だけに平穏傾向か。
新興勢力が台頭すれば波乱も。
予想本文 

 昨年の結果を額面通りに評価してよいかはわからないが、日本馬の連覇を賭け再びドバイ挑戦のトランセンド。同じようなメンバーでやや盛り上がりに欠けるが、壮行会としてここで再度地力を見せつけて欲しい。

 とにかく差し馬に分がある中央の舞台で、逃げ切って勝つのだからトランセンドは純粋に圧倒的に地力が違う。今回の相手はすでに勝負付けが終わったメンバーで、まだ誰も成し遂げていないフェブラリーSの連覇は目の前といったところ。
決して敗北を知らない馬ではない。それゆえ過信は禁物だが、敗れても2着までしか許されない。
馬券的には頭固定の勝負もやむなしか。
ただ、やはり距離的が短いだけに、後続馬の差し込みもないとはいえない。
ちょうど、まさにメンバー的にも昨年の南部杯の再戦となる。その際は頭差での勝利だったことは念頭に置かねばならないが、逃げてなお末脚劣らず伸び続けるのがこの馬の強み。
この馬より先行してならともかく、後から差し切るには相当の力が必要だろう。

 今回のレースは2番手となる相手の固定が最大のポイントとなるが、どうひねくれようともやはりワンダーアキュート以外にはない。
出遅れたJCダートでも馬群を割って差し込んで来た自在性と根性は、そのままこれまでの安定した成績につながっている。特に、前走東京大賞典では、スマートファルコンをハナ差まで追い詰め、JCダート2着の実力が本物であることを証明してみせた。
今回はトランセンドも自分の競馬に徹すればいいというものではなく、さすがにこの馬の動向だけは意識せざるをえない。東京コースの実績には乏しいが、むしろより向いている可能性もあり、胸をはって本命馬に挑める存在。

 いつも最後は伸びてきているのがもどかしいレースが続くダノンカモン
どうも折り合いが難しく、安定したレースが出来ていない。前走、根岸Sでは短距離になって折り合いがつくとかなり期待されたが、直線抜け出しに苦労し、結局伸びてはきたが5着止まり。
休養明け初戦のこの内容をどう捉えるかだが、ひとまず上向きはあるはずと見た。
地力ではトップクラスと思える素質馬だけに、ここでの巻き返しに期待。
また敗れたことで人気的な旨味も高く、それだけにあえてここは3番手で高めの評価。

 そのダノンカモンが1番人気で敗れた根岸Sを鮮やかに差しきったのがシルクフォーチュン
展開に左右されるのは否めないが、それでもこれだけ安定して34秒の脚を使えるのはやはり脅威。
今回、トランセンドは番手で進むであろう展開で、有力馬はほとんど先行脚質。
1600mとなると、どうしても距離不安が残るが、仕掛けどころを誤らなければ、長い直線でまとめて差しきることも決して不可能ではないだろう。

 スマートファルコンと3強を担ったエスポワールシチーはやや低めのこの評価。
もちろん、地力はトップクラスではあるが、ここ最近はゴール前の粘りにやや陰りを感じるのは事実。とはいえ、安定した成績は残しており、無論2、3着あたりへの信頼度はむしろ本命馬を除けば随一といっていい。だが、やはり勝ちきるという点では魅力に乏しく、上記の馬たちに印を譲る形になった。

 それ以外ではテスタマッタを挙げておく。
どうにもムラッ気はあるが、現鞍上が上手に乗ってくれている。
そのレース巧者ぶりが怖く、連下にはやはり警戒を怠らないようにしたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:
15=10
→11,03,09,16
(24点)

 芝からの転向組が気にならない訳ではないが、いきなりのダート戦は厳しいことがここ数年の結果から証明されている。
となれば、いつものメンバーによるいつもの結果が濃厚か。
必然、配当は小さくなるので、その絞り込みが難しい。
頭数は上記6頭意外には浮気はしない。
推奨に2頭軸マルチとしたが、飽くまで押さえ程度に。
本線は3連単◎-○の1、2着ながし裏表、1、3着ながし辺りに厚めに勝負。それなりの決め打ちは必要だろう。
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