第43回 高松宮記念 予想

予想
2013/3/24 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中京 A
  • 芝1200m
    左回り

  • 見込み
コース図
G1としては2年目を迎える新コース。なんといっても直線の坂の存在。これで差し馬でも勝負になる。
しかし、それでも先行が以前ほど有利ではなくなったという程度で、もちろん逃げ残りも十分可能。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   アドマイヤセプター 牝5 55.0 池添 謙一
1 02   ミキノバンジョー 牡6 57.0 太宰 啓介
2 03 エピセアローム 牝4 55.0 武 豊
2 04 × スギノエンデバー 牡5 57.0 北村 友一
3 05   シルクフォーチュン 牡7 57.0 デムーロ
3 06   モンストール 牡4 57.0 丸田 恭介
4 07 × ツルマルレオン 牡5 57.0 バルジュー
4 08 × マジンプロスパー 牡6 57.0 福永 祐一
5 09 サンカルロ 牡7 57.0 吉田 豊
5 10   フィフスペトル 牡7 57.0 戸崎 圭太
6 11 ロードカナロア 牡5 57.0 岩田 康誠
6 12 ドリームバレンチノ 牡6 57.0 松山 弘平
7 13   ハクサンムーン 牡4 57.0 酒井 学
7 14   メモリアルイヤー 牝5 55.0 吉田 隼人
8 15 × サクラゴスペル 牡5 57.0 横山 典弘
8 16   アイラブリリ 牝4 55.0 幸 英明
8 17 ダッシャーゴーゴー 牡6 57.0 川田 将雅

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
H
ミドルハイ
短距離特有の早い流れに、引く馬もいる状況。いわゆる「通常通り」のハイペース。
信頼度
C
軸不動
不動の本命馬が存在するとは言え、短距離戦だけに余談も禁物。波乱も十分にありえる。
予想本文 

 早いもので、春のG1戦線がもうそこまで足音が聞こえてきた。一足早く、新装2回目となる中京コースでのスプリントG1、高松宮記念が施行される。
混戦の続いていた短距離界を、ようやくカレンチャンが統一したと思えば、引退を余儀なくされてしまった。代わって香港スプリントの勝利でその座を引き継いだロードカナロアがその座を固めるべく、満を持して参戦してくる。これに待ったをかける馬が果たして台頭するか否かが見どころの一戦となる。

 現短距離界においてのエース、ロードカナロア。全14戦、複勝率パーフェクト。それも3着はたった1回、昨年のこのレースのみ。さすがに今回のこのメンバーではこの馬に逆らう気は失せる。だが、問題は当然背負う圧倒的人気に対し、1着固定で勝負するか否か。前哨戦はクリアしたとはいえ、その着差は僅か。加えて短距離戦である以上、絶対視は危険極まりない。しかし、レベルの高い香港のスプリントG1を勝利したことは相当の重みがある。加えて抜群の調教過程も披露しており、順調度も申し分ない。やはり、現状、常識的にはこの馬の1強状態といえよう。軸としては不動で複勝圏はまず間違いなく、勝利か否かを問われる状況。

 本命馬とはすでに勝負付けが済んでいるという見方もあるが、相手筆頭はドリームバレンチノ。昨秋のスプリンターズSはロードカナロア、カレンチャンに続く3着。休養明けの前走も、しっかりと33秒台の末脚繰り出して勝利してみせた。スプリント戦でのこの馬の地力と信頼は相当高いとみていい結果だった。今回、本命馬ロードカナロアは、その圧倒的人気ゆえ、ある程度先行せざるをえないはず。今の直線坂のある新装中京なら確実に差し馬有利のはずで、この展開を活かし、どこまで追い詰めるか期待は高まる。

 前走の大敗で人気を落としているエピセアロームだが、休養明けだったことよりも1400mが辛かった。適距離に戻れば巻き返しはあって当然。当時は軽量だったとはいえ、本命馬に先着経験も持ち、阪神コースで差し切る芸当を見せた。その実績の割には人気の盲点となっており、明け4歳で伸びシロを踏まえれば、ここは積極的に狙いたいところ。

 サンカルロはやはり常に押さえる必要がある。不発に終わる事も多いが後方でじっと待機し、末にかける戦法はやはりハマると強い。坂のあるコースになり、早い流れもかなり濃厚で、さらにこの馬自身はここ2戦好走続きで好調。今回、条件はかなり整っており、やはりまだまだこの7歳馬は怖い。

 ダッシャーゴーゴーは何度期待をかけても大舞台では今ひとつ。差し馬であるという点を考慮しても、せっかくのいい脚が持続して使えない。前走2走はその典型でどちらも完全に勝ちパターンでありながら最後に失速して差し返されたり、届かなかったり・・・。これが勝ち味の遅さに繋がっているが、その高い地力は誰もが認めるところ。頭には推せなくも、複勝圏なら絶対押さえる必要のある馬。

 人気しすぎの感を嫌って評価下げたサクラゴスペルだが、3連勝の勢いはやはり捨てがたい。実績的にはまだ足らない面もあるが、猛時計の調教を披露し、相当調子もよさそう。ただ、先行脚質のこの馬にとって、今回レースは相当揉まれることが予想される。否応なく後方の差し馬を気にしなければならず、その点がやや不安材料。

 昨年のこのレース5着で、スプリンター上位常連だったマジンプロスパー。しかし、その後はかなりの不調に陥ってしまった。先行して末が持たない競馬が続いていたが、ここ2戦で復調の兆しをみせてきた。特に前走の内容はよく、簡単にはバテることなく持続した頑張りを見せた。ここで再び好走があっても驚けない。

 他ではツルマルレオンスギノエンデバーの突っ込みも一応警戒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:
11=12
→03,09,17,15,08,04,07
(42点)

ロードカナロアを中心に、それに先着経験のある2頭、ドリームバレンチノ、エピセアロームを地力上位とした素直な見方で良しとした。
特にロードカナロアとドリームバレンチノの2軸は相当堅いとみる。推奨ではこの2頭の3連単マルチながしとしたが、この2頭での『1,2着固定ながし(裏表)』、『1着(ロード)-3着(ドリーム)固定ながし』を厚めに重ねておきたい。
タイトルとURLをコピーしました