第52回 宝塚記念 予想

予想
2011/6/26 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 B
  • 芝2200m
    内・右回り
  • 稍重
    見込み
コース図
G1レースでありながら、内回りコースであることが 特徴。かといって追い込み馬が一概に不利ともいえない。
天候微妙で、加えて坂のあるコースだけにパワーもそれなりに要求される。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ナムラクレセント 牡6 58.0 和田 竜二
1 02 アーネストリー 牡6 58.0 佐藤 哲三
2 03 ルーラーシップ 牡4 58.0 横山 典弘
2 04 × エイシンフラッシュ 牡4 58.0 安藤 勝己
3 05   フォゲッタブル 牡5 58.0 川田 将雅
3 06   アサクサキングス 牡7 58.0 浜中 俊
4 07   ハートビートソング 牡4 58.0 秋山 真一郎
4 08 ブエナビスタ 牝5 56.0 岩田 康誠
5 09 ローズキングダム 牡4 58.0 ウィリアムズ
5 10   ドリームジャーニー 牡7 58.0 池添 謙一
6 11 × ダノンヨーヨー 牡5 58.0 北村 友一
6 12   シンゲン 牡8 58.0 藤田 伸二
7 13   トーセンジョーダン 牡5 58.0 ピンナ
7 14 トゥザグローリー 牡4 58.0 福永 祐一
8 15   トレイルブレイザー 牡4 58.0 小牧 太
8 16   ビートブラック 牡4 58.0 武 豊

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
SM
スローミドル
逃げ、追い込みの極端な脚質は少なく、縦長になりやすいコース形態だが、比較的団子状態で進みそう。
信頼度
C
上位拮抗
それほど荒れるレースでもないので、ある程度、地力上位馬で決まるとみるが、その優劣が明確につけにくい情勢。
予想本文 

 春のG1総決算となるグランプリレース、宝塚記念。
それなりに豪華な顔ぶれではあるが、どちらかといえば期待に応えられなかった馬の雪辱戦の様相を呈している。勝ち抜けされた馬への秋に挑むためにも、ここは盛り上げて欲しいところ。

 前走、勝たなければならないレースを落としたブエナビスタ
ドバイでの大敗とあわせ、やや勢いに陰りがみられる情勢となってきた。だが、前走については、アパパネの先行力を見誤った感もあり、最後方からはしっかり追い上げてはおり、まぁ、仕方がないともいえる結果だったともいえる。
一方、ここのところズブくなってきたのか、あるいはそういう作戦なのか、かなり後方から追い上げるレースが続いているのは少し気に掛かる。昨年このレースで2着した際も先行してのものであるし、内回りである以上、後方から差し込むにはコーナー途中からのまくりが必要。その辺はあまり器用なタイプでもないだけに、先行して力で押し切る正攻法がよさそうに思える。
ただ、なんといっても国内では3着以下を外していない馬。これだけ2着が続くとさすがに勝ちきるまでには自信を持てないが、多少でも人気が落ちてくる今なら絶対的に軸馬筆頭だ。

 天皇賞・春の1番人気に応えられなかったトゥザグローリー。充実一途の今なら折り合い懸念も少ないとみていたが、騎手の手替わり、長距離のスローペースなどが影響したのか、まるでレースにならなかった。ここは巻き返しの一戦となる。逆に後のない一戦ともいえ、一度目は許されてもここで再度大敗するようならしばらくG1の舞台は厳しいかもしれない。だが、京都記念、日経賞の連勝ぶりから、適距離で再び見直したいところ。
今回のメンバー構成なら比較的先行してレースを運べるはずで、その辺は有利に働きそう。

 現4歳馬は高レベルがごろごろいて、このレースでも主勢力となっている。
互いに勝ったり負けたりでドバイを制したヴィクトワールピサを含めてもまだ絶対的な王者は不在と言っていいだろう。実力差が僅かなら当然により人気薄の方が旨味があり、そういう意味では前走好走したエイシンフラッシュよりも、勢い盛んなルーラーシップよりも、ローズキングダムの方が気にかかる。
すでに日本で十分すぎる実績のあるウイリアムズ騎手を鞍上に迎え、逆襲に転じる。
JC馬だが、降着の恩恵に預かったものでもあり、このあたりですっきりとした形での戴冠を目指したいところだ。

 4歳馬以外の古馬ではやはりアーネストリー。この馬も地味ながら本命馬と負けず劣らずの堅実ぶりで大レースでも3着圏内への信頼感は高い。こと中距離での地力は現役屈指で、休養明けの金鯱賞をまずますの3着で終え、叩き2走目の上積みを持って昨年3着のこのレースに再度挑む。
また、今回の場合は、おそらくはハナに立つであろう展開が予想される。逃げる戦法はこの馬にとっては諸刃の剣ともいえる危うさも秘めるが、うまく内枠を利し、レース全体のペースをコントロールできれば流れ込みは十分考えられる。あるいは持ち前の先行力を活かしてそのまま逃げ切ることもないことではない。

 昨年の有馬記念では重い印を打ったルーラーシップ。その時は6着と善戦どまりだったが、国内重賞2連勝。ここに来て一気に主役候補に躍り出てきたわけだが、そうなると逆に買いにくくなるのが、難しいところ。
ドバイでは折り合いがつかず期待に応えること叶わずだったが、その直後の前走で重馬場での致命的な出遅れを挽回しての勝利はまさに良血開花を裏付けするものであった。まだG1タイトルは手にしていないが、そろそろ頃合いという雰囲気が漂う。

 調教で猛アピールのエイシンフラッシュ。現状絶好調であることは誰の目にもわかるところ。
ダービー馬でもあり、十分にその実力は認められたものではあるが、やはり前走、天皇賞・春での好走での人気は大きく。ここに来てグッと注目を集めることになった。無視できない実力馬だが、この人気に加え、後方から差し込むタイプでもあるだけに、敢えて押さえ程度が妥当なところか。

 今回は、極端な波乱はないと見ているが、穴っぽいところでは、ダノンヨーヨー
安田記念で絶対の信頼を寄せて裏切られたわけだが、出遅れたあったとしてもやや負けすぎの感。
今回、距離が伸びるが、実はこのくらいの距離の方がレースがしやすいのではという思いがあり、この路線変更はマイナス面よりも新味が出る可能性もあるとみる。
ほぼ主戦騎手といっていい北村騎手に戻り、その執念も怖いところ。

馬券と総評
推奨馬券 総評

3連単

軸2頭マルチ:
08=14
(30点)

08=09
→14,02,03,04,11
(30点)

年齢的な衰えを加味したドリームジャーニーは外したものの、概ね人気上位馬での決着を予想する。
それゆに絞り込みが必要なため、その順序づけが重要となる。
軸としての安定感ではやはりブエナビスタが群を抜く。この馬を中心に、4歳馬が相手を務めるという構図。
主力馬の実力差はほとんどないといっていいほどの差。ならば人気的に旨味のある天皇賞・春で折り合いを欠いて大敗したトゥザグローリーとローズキングダムにウェイトを置きたい。
馬券はブエナビスタから相手をトゥザグローリー、ローズキングダムで3連単 2頭軸マルチ流し。
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