2010/6/6 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
- 11R
東京 - 芝1600m
左回り - 良
見込み
馬柱
枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 01 | × | リーチザクラウン | 牡4 | 58.0 | 安藤 勝己 | 先 |
1 | 02 | ◎ | スマイルジャック | 牡5 | 58.0 | 三浦 皇成 | 差 |
2 | 03 | アブソリュート | 牡6 | 58.0 | 田中 勝春 | 差 | |
2 | 04 | フェローシップ | セン8 | 58.0 | Z.パート | 差 | |
3 | 05 | サイトウィナー | セン7 | 58.0 | C.ウィリ | 先 | |
3 | 06 | △ | ファリダット | 牡5 | 58.0 | 蛯名 正義 | 追 |
4 | 07 | グロリアスノア | 牡4 | 58.0 | 小林 慎一郎 | 差 | |
4 | 08 | ○ | キャプテントゥーレ | 牡5 | 58.0 | 横山 典弘 | 先 |
5 | 09 | スーパーホーネット | 牡7 | 58.0 | 藤岡 佑介 | 差 | |
5 | 10 | × | ビューティー フラッシュ |
セン5 | 58.0 | F.コーツ | 先 |
6 | 11 | マルカシェンク | 牡7 | 58.0 | 柴山 雄一 | 追 | |
6 | 12 | ライブコンサート | セン6 | 58.0 | 和田 竜二 | 差 | |
7 | 13 | マイネルファルケ | 牡5 | 58.0 | 松岡 正海 | 逃 | |
7 | 14 | マルカフェニックス | 牡6 | 58.0 | 福永 祐一 | 差 | |
7 | 15 | ▲ | トライアンフマーチ | 牡4 | 58.0 | 内田 博幸 | 差 |
8 | 16 | サンカルロ | 牡4 | 58.0 | 吉田 豊 | 差 | |
8 | 17 | × | ショウワモダン | 牡6 | 58.0 | 後藤 浩輝 | 先 |
8 | 18 | △ | エーシンフォワード | 牡5 | 58.0 | 岩田 康誠 | 先 |
*騎手の赤字は乗り替わり
予想ペース
M ミドル |
逃げ馬が少ないが、有力馬には先行馬揃い。 極端に早くも遅くもなる可能性がある。外国馬の動向も含め、展開判断は微妙。 |
信頼度
D 混戦 |
外国馬の参戦もあり、絶対軸も不在。人気どころだけで決着というのは想像しにくい。 |
予想本文
グレードⅠの格付け取得もあって、実はここまでのG1戦で国際レースはかなりあった。
しかし、海外馬の参戦はなく、アジアマイルチャレンジ最終戦であるこの安田記念でようやく香港勢が揃い、華が増えた。
にも関わらず、今度は日本勢がやや寂しいメンバー。
やはりウォッカの存在は大きく、マイル戦線は今後再び王者無き争いと化すかもしれない。
今回のメンバーの主力級が揃ったトライアルのマイラーズC。
私はこのレースで先行馬の出番なしとみて、差し・追い込み馬中心で馬券を買った。
しかし、レースは典型的なスローペースに陥り、見事に先行馬にやられてしまった。
その時の1番人気馬はスマイルジャック。
前々走、六甲Sの目の覚めるような復活劇を受けてのものだったが結果は5着。
だが、スローで前が止まらない中でみせたその差し脚は、六甲Sのレースぶりが気まぐれのものではないことを感じた。
東京に替わって、ペースも前走よりは必ず上がるはず。
ならば、人気となっているリーチザクラウンやキャプテントゥーレなどの当時の上位入線馬より、こちらの方が俄然旨味は増す。
今回も逃げ・先行は避けたいと思っているが、この馬だけは外せないのがキャプテントゥーレ。
前走では相当の不利を受けながら、しっかりと差し脚を伸ばし、馬群を割っての3着は相当な価値。
鞍上の手替わりには必要性を感じなかったが、今乗っている騎手に替わることも決して損ではあるまい。
スキーパラダイスにトニービンの仔、エアトゥーレにアグネスタキオン。
姉にアルティマトゥーレという良血に裏打ちされた勝負根性は並ではない。
とにかく、マイル~2000mで、先行しての粘りは相当なもの。
今の東京コースでも十分に期待できそう。
母キョウエイマーチは先行馬だったが、その父ダンシングブレーヴの特徴を引き継いだのか、どちらかというと追い込み一手のトライアンフマーチ。
その脚質ゆえ印を少し下げたとはいえ、追い込み馬ながらマイルでの安定感はなかなのもの。
前々走のダービー卿CTでは大敗だったが、あれだけスローペースなら仕方のない敗戦だったたかもしれない。
先行残る東京コースもようやく外差しが届くようになってきた。
もちろん場合によっては、マイラーズC並みのスローペースもありえるケースだが、それよりさらに遅くなることはまずないだろう。
ならば、あの不向きな流れでも、内の好位から2着をとったこの馬の注目は大きい。
母はビリーヴ。それゆえスプリントホースの印象が強いが、母より距離はこなせそうなファリダット。
なんといっても、昨年のこのレースでウォッカ、ディープスカイの3着だった点は大きい。
昨年より明らかに弱体化したこのメンバーなら、当然主力圏内。
ここのところは調子も今ひとつだが、展開に恵まれていないのは確か。
距離延長の不安点よりも、展開、ペース、コースという条件のプラス面の方が大きいと見る。
大外枠は気になったが、エーシンフォワードもオッズ以上に怖い存在。
最近は1200~1400m戦が多かったが、マイルは守備範囲。
展開に左右されず、決して大崩れしない真面目さはこういう混戦メンバーでは怖い。
3着圏内を考慮した際、外しにくい存在。
今回最大のポイントが、1番人気リーチザクラウンの取捨。
前走の勝利で一気にマイル戦線の主役に躍り出た。
元々、その気性からマイル向きと言われていたところでの復活劇なので当然だろう。
確かに持っている力はここでは抜けてはいるのだが、まだ信じて良いものか判断に迷う面がある。
この馬が力がありながら未だG1がとれないのは、折り合いのつかない幼さゆえなのだが、もっと突っ込めばそれゆえの先行脚質にある。
つまりスローペースで好走する典型的なトライアルホースの懸念があるということ。
ここは押さえに留め、もしここを勝利するようなら、以降マイルでは信頼できる馬と認めて良いだろう。
その場合の理想は、ダイワメジャー、ダイワスカーレット兄妹がイメージしやすい。
ショウワモダンはこのレースメンバーとの対戦が少ないので、実力差が不明。
さすがにG1だと実績的に見劣りするが、ここ2戦の内容はなかなか秀逸で、そう捨てたものではない。
たた、現時点の単勝4番人気というのはさすがに見込まれすぎであると思うが、ヒモ候補には加えておきたい一頭。
香港勢の外国馬からは、ビューティフラッシュを選択する。
今年の日本メンバーはレベルが低いというのが、大勢の見方。
それだけに外国馬へ票が流れるため、逆にあまり積極的に買いたくない。
実績断然は無論フェローシップだが、どうも遠征競馬に対応できるか不安が残る。
サイトウィナーも力不足の感が否めず、消去法的ではあるが、陣営の強気も手伝った。
やや最近成績を落としているが、それでもマイルでの安定感は素晴らしい。
馬券と総評
推奨馬券 | 総評 |
---|---|
3連単
軸2頭マルチ: 02=08 →15,06,18,01,17,10 (36点) |
本来、安田記念は荒れるレース。 とはいえ、1番人気の勝率は悪い訳ではないので、リーチザクラウンの取捨が非常に迷うところ。 現時点の単勝4倍をどうとるかがポイント。 無論、あっさり圧勝の可能性は十分高いことは承知の上で、今回はどちらかというと見送り。 ただ、3連単ヒモ候補としては残しておく。 本来、当てに行くなら、◎~△までのBOXも欲しいところだが、今回は馬券はかなり困難で、深入りはお勧めしない。 |