第74回 菊花賞 予想

予想
2013/10/20 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 A
  • 芝3000m
    外・右回り

  • 見込み
コース図
2度の坂越えの長丁場。やはりスローなりがちで、上がりの競馬になりやすい。最後方からの直線勝負はかなり厳しいだろう。先行、まくり型に有利。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ケイアイチョウサン 牡3 57.0 横山 典弘
1 02   ネコタイショウ 牡3 57.0 池添 謙一
2 03 エピファネイア 牡3 57.0 福永 祐一
2 04 フルーキー 牡3 57.0 浜中 俊
3 05 × テイエムイナズマ 牡3 57.0 幸 英明
3 06   ヤマイチパートナー 牡3 57.0 武 幸四郎
4 07   アクションスター 牡3 57.0 秋山 真一郎
4 08 × タマモベストプレイ 牡3 57.0 和田 竜二
5 09 × インパラトール 牡3 57.0 リスポリ
5 10   バンデ 牡3 57.0 松田 大作
6 11   ヒラボクディープ 牡3 57.0 蛯名 正義
6 12   ナリタパイレーツ 牡3 57.0 小牧 太
7 13 ダービーフィズ 牡3 57.0 田中 勝春
7 14 サトノノブレス 牡3 57.0 岩田 康誠
7 15   ユールシンギング 牡3 57.0 北村 宏司
8 16   アドマイヤスピカ 牡3 57.0 戸崎 圭太
8 17 × ラストインパクト 牡3 57.0 川田 将雅
8 18 マジェスティハーツ 牡3 57.0 武 豊

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
Ms
ミドルスロー
10がなにがなんでも行く構え。内枠02が引かねば、ペースは例年以上に早まる。それでも、距離を踏まえると、それなりには落ち着きそう。
信頼度
C
軸不動
抜けた実力の本命馬に対して、他馬がどこまで食い下がるか。実力未知の存在も多く、不確定要素は高い。
予想本文 

 ダービー馬、キズナが凱旋門賞を選択し、皐月賞馬、ロゴタイプは不在。3冠最終関門としてはいささか寂しい構成ではあるが、やはり菊花賞というレースは暮れのグランプリや翌年以降の動向を占う上で、最も注視しておくべきレースではあろう。

 人馬とももはや2着でも許されぬ。そんな状況にまで追い込まれたエピファネイア。春2冠は主役と思われたが、いずれも2着の辛酸をなめた。リベンジを果たす相手は不在で、これといったライバル馬もいない。前走の神戸新聞杯では長距離レースで最大の懸念事項となる折り合いに進境を見せることができた。もちろんレースも完勝の2馬身差で、体勢に何ら不安はない。全く死角ない1強独裁体制だが、それゆえに逆に言いようのない不安感がつきまとう。もともとこの菊花賞は夏の上がり馬が台頭するケースも多く、どこから大駆けがあるかわからない状況。当然マークも厳しくなる状況で、それでも勝利しなければならない状況は思うより簡単なことではない。もちろん軸として本命は譲らない。だが、頭固定までとなるとやや不安が残る。

 1強体勢で残りのメンバーは横一線。ここからの比較は難しいが、大崩れない安定感と鞍上からサトノノブレスを相手筆頭に据える。春からの安定勢力でもあり、その足跡から大きく崩れそうな不安は少ない。一方、とりたてて大きな武器がないという点が魅力に乏しいか。前走の3着は立派だが、鞍上の叱咤激励に応えた形で、一杯の状況ではあった。しかし、その一叩きがよかったのか、現在、調教ではいい動きを見せており、人気的にも手頃なところで、地味ながら対抗格としてはうってつけの存在といえよう。

 期待感という意味では、フルーキーに大物感が漂う。条件戦からの上がり馬だが、ここ2走でみせた決め手は素晴らしいものがあり、相手強化のここでも十分に太刀打ちできそう。問題はやはり距離。マイル~中距離路線を使われてきたように、血統背景からも決して得意とはいえない。スローからの瞬発力勝負が理想だが、となれば、今度は折り合いの懸念が生じる。だがそれでも、他馬を見渡せばかなり魅力的な1頭だ。

 マジェスティハーツの前走の追い込みには目を見はるものがあった。スタートの拙さゆえの追い込みのレースが続くが、本来は中団からでも競馬ができる馬。フルーキーと同じくこの馬も末脚のキレに魅力がある。スローからの瞬発力勝負にも慣れており、長距離レースならお任せの名手を得た。大外枠と距離が気になるところでもあるし、思ったよりも人気もしてるので、やや評価を落としたが、上位争いは期待できそう。

 基本的に今年はセントライト記念組は軽視しているが、ダービーフィズは候補に含めたい。いかにもこのレース向きの血統背景と、現在の好調さもその理由ではあるが、それ以上に前走のレースぶりに一発がありそうな雰囲気を感じた。勝ち馬の強襲に屈したとはいえ、すっと抜け出したあたりにセンスの良さを感じた。

 以下は取捨選択に迷うところ。手広く押さえておきたいという意図で4頭を挙げる。

 距離的にはしんどいところだが、タマモベストプレイはまだ捨てきれない。混戦向きの地力に期待したい。うまく流れに乗れればその渋とさは春に証明済み。前走で調子の面でも問題ないところを見せた。

 パシフィカスの仔にディープインパクトという、その血統背景がやはり気になるラストインパクト。前走大敗も出遅れがあったものだし、それまでの成績の安定感も評価できる。ちょっと人気を背負いすぎている感もあるが、自分の形に持ち込めれば簡単には下がらないだろう。

 穴の域を出ないがインパラトールは未知のおもしろさがある。前走は破れたとはいえ、好走の部類ではあるし外国人ジョッキーを得て、その激しい追いに応える力強さを備えている。

 春上位好走していたテイエムイナズマも前走だけで見限ってしまうのはまだ早計かもしれない。スピード血統だがスタミナ面の不安はない。このメンバーなら好走も。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単

軸2頭マルチ:
03=14
→04,18,13,08,17,09,05
(42点)

エピファネイアの軸は文句なしに不動。ただ、先述したように頭固定で勝負できるほど楽観的ではない。元本割れも覚悟でマルチ馬券勝負としたい。
幸か不幸か、本命馬以外は大混戦の模様。1本かぶりでも、それなりにオッズは割れてくるだろう。とにかく相手さえ決まれば比較的迷い無く勝負しやすい。問題はその相手を誰にするかに頭を抱えるところだが、やや無難の嫌いがあるもサトノノブレスを指名。馬券はこの2頭からの3連単マルチながし。可能であれば相手をフルーキーに代えての押さえも一考。
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