第41回 高松宮記念 予想

予想
2011/3/27 4歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝1200m
    内・左回り

  • 見込み
コース図
今年は阪神開催。
だらだら下って最後に急坂。
一見、差し馬有利もAコースで直線も短く、逃げ先行馬の方が好成績。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 レッドスパーダ 牡5 57.0 横山 典弘
1 02   ショウナンアルバ 牡6 57.0 蛯名 正義
2 03   サンダルフォン 牡8 57.0 武 豊
2 04 キンシャサノキセキ 牡8 57.0 U.リスポリ
3 05 ジョーカプチーノ 牡5 57.0 藤岡 康太
3 06   アーバニティ 牡7 57.0 四位 洋文
4 07   スプリングソング 牡6 57.0 池添 謙一
4 08   サンカルロ 牡5 57.0 吉田 豊
5 09   ヘッドライナー セン7 57.0 幸 英明
5 10 × サマーウインド 牡6 57.0 福永 祐一
6 11   シンボリグラン 牡9 57.0 北村 宏司
6 12   ビービーガルダン 牡7 57.0 佐藤 哲三
7 13 ダッシャーゴーゴー 牡4 57.0 川田 将雅
7 14 × エーシンフォワード 牡6 57.0 岩田 康誠
8 15 × ワンカラット 牝5 55.0 藤岡 佑介
8 16   ウエスタンビーナス 牝8 55.0 柴田 善臣

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
HM
ハイミドル
スタートから当然のハイペース。
トップスピードを持続できる先行馬に利。
信頼度
C
展開注意
上位陣へは一定の信頼は置けるが、短距離レースでは常にマギレは生じやすい。
予想本文 

 東日本大震災での傷はまだまだ深まるばかりだが、それでも競馬はどうにか開催している。
日常を取り戻すことも、また、ひとつの前進として捉えたい。
今週は高松宮記念。
今年は中京コースが工事中のため、阪神開催となっており、これが大きなポイントとなりそう。
また余談だが、例年このレースはドバイWCと重なるため、どうしても気になってしまう。
ヴィクトワールピサ、ブエナビスタ、トランセンドからきっともたらされる吉報とともに負けずに盛り上げて欲しい。

 本命にはジョーカプチーノ
前走、スタートで後手を踏み、まさかの出遅れ。
だが、後方から32秒台の脚を繰り出して直線を追い上げ、あっという間に差し切り勝ちを決めた。
比較的、弱いメンバーだったとはいえ、レースはスローだっただけに凄みがある。
思わぬ形で自在性があるところを見せたが、さすがに今回は正攻法の先行で臨むとみられる。
母父フサイチコンコルド、父マンハッタンカフェと、とてもスプリンターという血統ではないが、その十分なスタミナに裏付けされた持続力あるスピードは本命に値する地力があると見たい。
4戦4勝の距離だが、骨っぽい相手揃っており、直接対決も久しぶりとなる。
諸刃の剣的な危うさも秘めているので、過信はできないが、ここを勝てばNHKマイルCはフロックではないことを十分に証明できるだろう。

 奇しくもそのNHKマイルCで2着だったレッドスパーダ
その後の足跡は本命馬よりも堅実なもので、こと短距離では十分な地位を築いた。
ただ、キンサシャノキセキやダッシャーゴーゴーに敗れたことで、いかんせん善戦マンの印象も強くしてしまった。
また、本質的にはマイルくらいの距離が向いているのかもしれない。
だが、その分、人気が落ちているという点が見逃せない。
他の有力馬に決して大きくは負けておらず、先行脚質ゆえ、目標にされてしまった感も強い。
地力は互角。ならば後は展開だが、今回は先行馬が残るのではないかと考えている。
最内枠という点がやや気になるが、うまく内枠利して本命馬との「行った行った」の展開が理想。

 スプリンターズSでは実に悔しい降着となったダッシャーゴーゴー
一番強いレースをしただけに次走、京阪杯では注目されたが、期待を裏切る大敗。
その一頓挫の復帰戦となった前走で、馬体を大きく増やしながらも、キンシャサノキセキとレッドスパーダに勝利してみせた。
さらに一叩きで良化の見込める今回、俄然注目の的となっている。
時々のポカがあるものの、まともに走れば33秒の末脚があるだけにやはり脅威。
阪神コースであることも大きく主力候補の一頭だろう。

 初G1がようやくの遅咲きだったキンシャサノキセキももう8歳。
それでもまだまだ連覇を狙えるに十分な地力がある。
相変わらずかかり癖はまだ残っているので、マイル戦では苦しいものの、ことスプリント戦なら安定感は抜群。
特に前走ではダッシャーゴーゴーに敗れたとはいえ、とても届かないと思われた位置からの急追。
「老兵未だ死なず」を十分に感じされる一戦だった。
4番手の評価に留めたが、ここでも大敗は考えられず、実は軸としては最も信頼できるのかもしれない。

 今回は上記4強の戦いと見ているが、連下につけ込めそうな馬はまだたくさんいる。
その中でもやはりG1ホース、エーシンフォワード
マイルCSを勝ったとはいえ本来はスプリントホースとして戦ってきた。
香港でも4着と検討し、それ以来の実戦となる。
鉄砲実績はないが、調教も動いており、決して軽視できない。

 ワンカラットは前走こそ今ひとつだったが、叩いた効果に期待。
牝馬ながら短距離での安定感はなかなかのもの。
好位から34秒台の脚で抜け出しができるので展開一つで連下には食い込める。

 ドバイ出走予定を見送り、ここへ矛先を向けたサマーウィンド
決して芝がこなせない訳ではないのだろうが、やや本気度が希薄ではある。
ただ、ダートでのスプリント能力は素晴らしいものを持っており、このメンバーだったら思わぬ好走もありえそうで一応押さえておきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
(24点)
 阪神開催という不確定要素があるものの、おおよそ地力通りの公算が高い。
特に上記◎~△の4頭の地力はほとんど互角で甲乙つけがたいといえよう。
ならば人気薄を狙うが得策で、あとは展開を考慮。
今回はどちらかというとハナを奪い合うレースにならない可能性が高く、先行馬で決まると判断した。
それゆえ、ジョーカプチーノとレッドスパーダを軸として推奨する。
ジョーカプチーノはやや危なっかしさの残る1番人気馬だが、レッドスパーダはオッズ的には旨味がある。
馬券はこの2頭を軸とした3連単マルチ。
あまり高配は期待できないが、4頭のBOX馬券も押さえとしたい。
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