2020/11/22 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
馬柱
枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 脚 |
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1 | 01 | ベステンダンク | 牡8 | 57.0 | 替藤岡佑 | 差 | |
1 | 02 | ▲ | レシステンシア | 牝3 | 54.0 | 替北村友 | 逃 |
2 | 03 | ケイアイノーテック | 牡5 | 57.0 | 津村 | 差 | |
2 | 04 | ○ | グランアレグリア | 牝4 | 55.0 | ルメール | 差 |
3 | 05 | メイケイダイハード | 牡5 | 57.0 | 酒井 | 差 | |
3 | 06 | ☆ | ラウダシオン | 牡3 | 56.0 | 替武豊 | 先 |
4 | 07 | ☆ | アドマイヤマーズ | 牡4 | 57.0 | 川田 | 先 |
4 | 08 | △ | インディチャンプ | 牡5 | 57.0 | 福永 | 先 |
5 | 09 | カツジ | 牡5 | 57.0 | 替池添 | 先 | |
5 | 10 | ブラックムーン | 牡8 | 57.0 | 替幸 | 追 | |
6 | 11 | スカーレットカラー | 牝5 | 55.0 | 岩田康 | 差 | |
6 | 12 | アウィルアウェイ | 牝4 | 55.0 | 替藤岡康 | 差 | |
7 | 13 | タイセイビジョン | 牡3 | 56.0 | 石橋脩 | 先 | |
7 | 14 | サウンドキアラ | 牝5 | 55.0 | 松山 | 先 | |
8 | 15 | ペルシアンナイト | 牡6 | 57.0 | 大野 | 差 | |
8 | 16 | ヴァンドギャルド | 牡4 | 57.0 | 替戸崎圭 | 差 | |
8 | 17 | ◎ | サリオス | 牡3 | 56.0 | 替Mデムーロ | 先 |
*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
*替 は騎手乗り替わり
予想ペース
MS ミドルスロー |
差し馬がゆったり勝負できるゆえ、ペースは比較的緩みがちだが、先行強力馬も揃うため、それなりには早まるか。 |
信頼度
B 本命戦 |
有力馬のレベルが高く、伏兵馬の介在は難しそう。実力馬が上位を占める可能性が高い。 |
予想本文
~ 豪華絢爛1 ~
グランアレグリアとサリオスの激突。他馬も決して2強とは呼ばせないG1馬8頭参戦の強力ラインナップ。来週にも豪華絢爛なジャパンカップが控えるが、マイル戦のここも負けず劣らずの豪華絢爛ぶり。入場制限が惜しまれる歴史的レースが目白押し。
グランアレグリアの完璧さを認めつつ、それをさらに上回るという期待感をもって臨みたい3歳馬、サリオス。生憎大外となってしまったが、阪神外回りならそれほど大きなマイナス材料ではないだろう。この馬は本質的にはマイラーであることは間違いない。それでもダービーでのコントレイルに引け取らぬ内容は。初の古馬との対戦の前走も、多少もの足りない相手とはいえ、完勝し、輸送も経験済み。気になるのはやはり今の阪神コースで、グランアレグリアを背にしてマークを受けること。本来脚質的には自在なので、むしろ後ろからの競馬も面白いが、リスクも伴う。そのあたり手替わりとなった鞍上がどう捌くのかも見もの。
グランアレグリアの安田記念でアーモンドアイをねじ伏せた実力は疑いようのないもの。加えて前走での一頭次元の違う差し脚。持てる能力は間違いなく短距離界トップだろう。ただ、この馬がいつも懸念されるのが、やはり気性的な難しさ。そういう意味では前走のスプリント戦はこの馬にとってはやりやい面もあった。だが、一方で最初ついていけなかったように、距離適性としてはやはりマイルが向いているとも思えた。過去の取りこぼしは前で競馬をしてリズムを壊したもの。差す競馬が定着し、大人になった今なら不安点は少ない。むしろ、時計早く、瞬発力勝負の差し有利な今の阪神コースは絶好の舞台といえよう。
その脚質からどうしても目標にされがちだが、レシステンシアもマイルなら相当に強い馬であることは間違いない。ここは骨折明けで相手が揃いすぎたここは少々苦しい。しかし、まだ成長途上の3歳牝馬。こちらもデアリングタクトというとんでもない馬に隠れてしまっているが、逃げながら最速な脚を繰り出す、破格の能力の持ち主。もちろん阪神マイルは得意の舞台。マイルの持ち時計もサリオス以上。休養明け克服が絶対条件とはなるが、このメンバーに対し、この評価でも違和感はない。
昨年の覇者インディチャンプはぶっつけでここに挑むことになったのは痛いところ。叩き良化型の戦績だけに、いきなりでフルの力を出しきれるかにはさすがに不安が残る。加えて、このメンバーだとなおさらだ。とはいえ、実績はもちろんトップクラス。特に時計の早くなる大舞台のG1でこそ、その良さが出るタイプ。先日の出走回避も筋肉痛によるもので、現在は状態そのものには不安はない。当然、主力の一角を担うことは間違いない。
アドマイヤマーズは海外含むマイルG1を3勝と、その派手な実績に比べると、やや地味な印象がある。やはりややジリ脚であることが災いしてか、ここ2走が今ひとつだったことがその原因だろう。しかし、この馬はグランアレグリアには2度土をつけている無敗の3歳チャンプ。力のいる阪神コースは極端に瞬発力勝負にさえならなければ、存外、向いているコースかもしれない。ここは真価をはかりたいところ。
NHKマイルC馬、ラウダシオン。朝日杯FSこそサリオスに完敗したものの、この馬のマイルでの力も相当なもの。NHKマイルでは逃げるレシステンシアを追い落とし、古馬と初対戦となった前走も余裕の残しの状態で2着とまずまずの結果。やはり3歳馬はひと叩きされていると信頼感もぐっと増す。
馬券と総評
推奨馬券 | 総評 |
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3連単 軸2頭マルチ: 17=04 →02,08,07,06 (24点) |
結局はルメール騎手の選んだ馬が本命となってしまうのが、ここ一連の流れだが、それでもここはサリオスに本命を打つ。コントレイルというライバルさえいなければ、相当の成績を残した大器。一方、グランアレグリアもちょっと負ける姿が想像できないほどの充実度と完成度。かなりのメンバーが揃っているものの、ちょっとこの2頭は、複勝圏内を外すということを想像できない。1、2番人気から流すのは不本意ではあるものの、ここは逆らわずこの2頭軸での3連単マルチながしとする。便宜上、マルチながしとはしたが、賭ける金額にはメリハリをつけたい。 |