第88回 日本ダービー 予想

予想
2021/5/30 3歳オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 C
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 エフフォーリア 牡3 57.0 横山 武史
1 02   ヴィクティファルス 牡3 57.0 池添 謙一
2 03   タイムトゥヘヴン 牡3 57.0 石橋 脩
2 04   レッドジェネシス 牡3 57.0 横山 典弘
3 05   ディープモンスター 牡3 57.0 武 豊
3 06   バジオウ 牡3 57.0 大野 拓弥
4 07 グラティアス 牡3 57.0 松山 弘平
4 08 ヨーホーレイク 牡3 57.0 川田 将雅
5 09   ラーゴム 牡3 57.0 浜中 俊
5 10 シャフリヤール 牡3 57.0 福永 祐一
6 11   ステラヴェローチェ 牡3 57.0 吉田 隼人
6 12 ワンダフルタウン 牡3 57.0 和田 竜二
7 13   グレートマジシャン 牡3 57.0 戸崎 圭太
7 14 タイトルホルダー 牡3 57.0 田辺 裕信
8 15 アドマイヤハダル 牡3 57.0 M.デムーロ
8 16 サトノレイナス 牝3 55.0 C.ルメール
8 17   バスラットレオン 牡3 57.0 藤岡 佑介

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
14は17を行かせる形をとりそう。ならば平均ペースとなり、例年通り、4角では前に立つダービーポジションをとれる馬に利がある。
信頼度
C
軸馬信頼
本命馬は頭はともかく、軸には信頼してよさそう。ただ、取り巻くメンバーは曲者揃い。
予想本文 

~ ジンクス ~
 日本ダービーは鞍上乗り替わりだと勝てないという。確認してみると確かにここ35年勝っていない。そして30歳以下の騎手も勝っていない。青葉賞組も勝てない。他にもあるが、それぞれ理由付けは可能であり、単なる確率論のようにも思えるが、ジンクスというものはなかなか侮れないものがあることも事実。一方、昨年から続く無敗馬ブームも先週崩れ、今年は初めてフルゲートを割るというダービー。果たして「運が強い馬が勝つ」今年の東京優駿や、いかに。

 皐月賞より、ダービー向き。そう思って前回の皐月賞では評価を控えたエフフォーリア。しかし終わってみれば、こちらが思っていた以上に起用な面を見せての圧勝。そして、満を持してここに臨んでくるとなれば、本命は仕方ないところか。ただ、皐月賞は中山の内をすくった、あまりにも見事な勝ち方だったため、つけた着差ほど力の差はなく、まだ、勝負付けも済んでいない。また、キャリアの浅い騎手には非常に厳しいレースでもあるので、足をすくわれる可能性はないとはいえないが、先行脚質の上、内枠を引いたことで、まず大きく着順を崩すことはないとみる。やや気性的には難しいところもあるので、当日気配は要確認しておきたい。

 前走、毎日杯をレコード勝ちしたシャフリヤール。アルアインの全弟ということを考えれば、一気の3ハロン延長は気にならないわけではないが、非常にバネのある走り方を特徴としており、キャリアの浅さを感じさせない。特に前走では前が塞がりながらも、戦意を失わず、空いたところをしっかりと割ってきたあたりに成長を感じた。激走後だけにその後の反動も気になったが、追い切りではどこ吹く風。本命馬エフフォーリアとはすでに対戦し、敗れてはいるが、今の状態なら巻き返しも可能。

 サトノレイナスがダービーへ。ソダシとの決着がついていないにもかかわらず、ここに歩を進めるはファンとしては、微妙な心情もあるが、ダービーとはそれだけ特別なレースであり、「サトノ」の馬でのダービー制覇の陣営の悲願がかかってのことだろう。ならば、あとは、牝馬がダービーで通用するかというところだが、ウォッカを例に出すまでもなく、今は牡牝の差はほとんどない。加えて2キロの減量があり、ヤネは当代一の鞍上なのだから、当然有力候補。ただ、やはり未対戦である以上、人気ほど信用していいものかは一点の曇りもある。

 何気に前走、皐月賞では一番インパクトのある競馬をしたグラティアス。終始外を回らされ、大きな不利がありながらも差のない6着は立派。地力があることきっちり示し、東京コースに変わってここは間違いなく上昇ムード。何といってもハーツクライ産駒。左回りも距離延長も問題なく、皐月賞の逆転までありえる。

 着順こそパッとしないが、上がりは常に最速のヨーホーレイク。その破壊力ある末脚は、長い直線の東京コースで本領発揮してくるはず。どんな展開でもきっちり差してこれる点は頼もしい。ただ、オークスとは違って、ダービーではなかなか直一気は決まりにくい。ある程度好位につける必要もあるが、そこを新コンビの鞍上がどう御するか。

 弥生賞に続き、皐月賞でも見事な粘り込みをみせたタイトルホルダー。東京に変わる懸念はあるが、実績はあり、長い直線でもそのしぶとさは健在。今回は前に行く馬が他にいるようなので、それがいい方向に向けば、ここでも粘り込みは可能。

 あえて皐月賞を回避し、ここに照準を合わせてきたワンダフルタウン。同舞台である青葉賞をしっかり勝利して、万全の体制を整えた。切れ味勝負となると、やや分が悪そうだが、ルーラーシップ産駒らしい、豊富なスタミナと奥深さに期待したい。

 皐月賞では本命にしたアドマイヤハダルだったが、直線いい感じで追い上げながらも届かずに4着。褒められるべき好走ではあったが、底を露呈した感もあり、実績乏しい東京に変わって、一気に人気を落としている。そこまで内容悪いものでもなく、逆に距離延長がプラスに働くこともありそうで、あえてここは押さえてはおきたい。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=10
→16,07,08,14,12,15
(36点)

01=16
→10,07,08,14,12,15
(36点)

さしあたって、皐月賞で完璧な競馬をみせたエフフォーリアを素直に中心視。ただ、皐月賞組、別路線組とかなりのメンバーが揃って余談は許されない状況。相手には迷うところもあったが、キレありそうなシャフリヤールを抜擢。牝馬参戦、サトノレイナスも無様な競馬はしないだろう。馬券はエフフォーリアからこの2頭を相手の3連単マルチながし。
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