第83回 オークス 予想

予想
2022/5/22 3歳牝馬オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京 B
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
スピード、スタミナの総合力を問われるコース設定。やや内枠有利も、基本的にはフロックのない地力勝負となる。スタンド前スタートで折り合いも重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   ウォーターナビレラ 牝3 55.0 武豊
1 02   スタニングローズ 牝3 55.0 レーン
2 03 アートハウス 牝3 55.0 川田
2 04 ルージュエヴァイユ 牝3 55.0 池添
3 05   サウンドビバーチェ 牝3 55.0 石橋脩
3 06 サークルオブライフ 牝3 55.0 Mデムーロ
4 07   ホウオウバニラ 牝3 55.0 横山典
4 08 ナミュール 牝3 55.0 横山武
5 09 エリカヴィータ 牝3 55.0 福永
5 10   ラブパイロー 牝3 55.0 野中
6 11   ベルクレスタ 牝3 55.0 吉田隼
6 12   ライラック 牝3 55.0 横山和
7 13 パーソナルハイ 牝3 55.0 吉田豊
7 14   シーグラス 牝3 55.0 松岡
7 15   ピンハイ 牝3 55.0 高倉
8 16 プレサージュリフト 牝3 55.0 戸崎圭
8 17   ニシノラブウインク 牝3 55.0 三浦
8 18 スターズオンアース 牝3 55.0 ルメール

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
M
ミドル
逃げて結果を出した13と10が引く。それなりに流れる展開で、逃げ切りは厳しく、先行馬も相当の貯金が必要。
信頼度
D
混戦
抜けた馬がいない上、大きな舞台替わりで、一筋縄には行かなさそう。どの馬にもチャンスがある。
予想本文 

~ 1番人気の行方 ~
 平地G1で1番人気が9連敗しており、今年はまだ1頭も勝利できておらず、いよいよ深刻な事態になってきた。一方で、このオークスに限っては、昨年こそ、ソダシが大敗したものの、1番人気馬は過去10年で5勝2着2回で連対率は7割もある。果たして負の連鎖は続くのか、混戦のメンバー構成がさらに迷いを生じさせる。

 桜花賞で述べたとおり、スターズオンアースはオークス向きと判断していたのだが、なんと桜花賞を勝利。ならば、ここは絶対視!と思っていたところが、まさかの大外枠を引く不運。このところの1番人気馬の不振には、この大外枠も多分に影響しており、ここもとてつもなく不安に襲われる。ただ、ここまで6戦3着以下なしの安定感は軸馬としては信頼できるものだし、血統的にも東京2400mは申し子レベル。外枠が影響してか、桜花賞馬としては案外人気的旨味もあり、鞍上の手腕に託し、大外克服はあると見る。

 とにかく出遅れだけは!のプレサージュリフトを思い切って対抗格に抜擢。桜花賞では致命的な出遅れで競馬にならなかった。2戦負けなし、それも本命スターズオンアースの差し切り勝ちもある東京の舞台で再度見直し。しかし、直線長く、追い込みでも勝負できる舞台設定でも、G1はそう甘くはない。やはりスタートはなんとか決めてほしい。逆にそれが叶えば、桜花賞からの大逆転は十分狙えるはず。

 桜花賞では外枠に泣いた2歳女王サークルオブライフ。最後は見せた猛追、メンバー最速の33.3の上がりタイムは東京コースでは大きな武器。エピファネイア産駒で距離が長いということもないだろうし、おそらくの一番人気にも納得。現状、さしたる欠点も見当たらない有力馬だが、今回は横一線のメンバーゆえ、逆にその人気を嫌って少し評価を下げた。とはいえ、前走と同じ脚を使われれば、やはり上位入線は濃厚。

 スタニングローズとともにキングカメハメハ最後の産駒となるエリカヴィータ。桜花賞組との力関係は未知数だが、前走のレースぶりはなかなか好感の持てる内容だった。3ヶ月ぶりの実戦ながら、東京の2000mにおいて、やや窮屈な場面からしっかり伸びてきた。血統的に長い距離に不安があったが、この内容なら十分やれそうだ。

 同じくフローラS組からはルージュエヴァイユも。前走は5着と敗れはしたが、ごちゃつきを抜けてからの末脚はさすがと唸らせるもの。ここ3戦、すべて最速の上がり時計で、この切れ味はやはり東京コースでは恐い。まだ本格化は先のようにも思えるが、決め手という点では、このメンバーでも現時点で見劣りはなく、一発を狙える資格は十分。

 桜花賞馬を捨てたジョッキーが選んだアートハウス。今回の乗り替わりには様々な理由があり、一概に能力で選んだ訳ではないが、それでも相応の素質は見込んでのことではあろう。このレースと相性のよい、忘れな草賞組でもあり、纏う雰囲気は大物感にあふれる。時計的には今ひとつ物足らないため、この評価に留めたが、どこまでやれるかは楽しみ。

 前走桜花賞で本命にしたナミュールはまさかの大敗を喫してしまった。さらに距離が伸びる今回はますます厳しくなるが、それでも東京コースなら、まだ見限れぬ。末は確実なタイプだけにペースが早まれば一閃を描く可能性も。

 今回、逃げ馬は苦しいとみているものの、楽逃げされると怖いのがパーソナルハイ。東京コースでの2戦は、今回の有力馬相手にいずれも2着に粘っており、侮れないディープ産駒。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連複
軸1頭ながし:

18
→16,06,09,04,03,08,13
(35点)
とにかく桜花賞が僅差の大接戦だっただけに、各馬横一線。素直に桜花賞馬を信用するには危険が伴うが、勝ち負けに関わらず、オークスではこの馬と思っていただけに、ここは心中したい。ただ、軸は決めても、他馬の取捨が本当に難しく総流しをしたいほど。馬券的には非常に難しく、当日の馬体重や気配でも変わりそうだが、現時点ではスターズオンアースを軸に3連複ながし馬券を推奨としておく。
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