第57回 スプリンターズS 予想

スプリンターズS 2023年
2023/10/1 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 C
  • 芝1200m
    外・右回り

  • 見込み
常にコーナーとなるため、外枠は不利。テンからの早いペースについていき、直線の急坂でも耐えることができる先行馬が理想。差し馬は直線前には捉える必要がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ナムラクレア 牝4 56.0 浜中 俊
1 02   テイエムスパーダ 牝4 56.0 富田 暁
2 03 ピクシーナイト 牡5 58.0 戸崎 圭太
2 04   ナランフレグ 牡7 58.0 丸田 恭介
3 05   ウインマーベル 牡4 58.0 松山 弘平
3 06 ママコチャ 牝4 56.0 川田 将雅
4 07   オールアットワンス 牝5 56.0 石川 裕紀人
4 08   メイケイエール 牝5 56.0 池添 謙一
5 09 アグリ 牡4 58.0 横山 典弘
5 10 マッドクール 牡4 58.0 坂井 瑠星
6 11   ジュビリーヘッド 牡6 58.0 北村 友一
6 12   ドルチェモア 牡3 56.0 西村 淳也
7 13 ジャスパークローネ 牡4 58.0 団野 大成
7 14 エイシンスポッター 牡4 58.0 角田 大河
8 15   キミワクイーン 牝4 56.0 横山 武史
8 16   モズメイメイ 牝3 54.0 武 豊

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
H
ハイ
逃げ切りは難しいことはわかっていても、下りで始まるコース形態でテンに速く、簡単には止まらない。
信頼度
C
上位拮抗
本命馬もそれほど抜けた存在ではなく、スプリント戦らしく、展開一つの混戦模様
予想本文
~ 世代交代迫る短距離界 ~
若さがものを言いそうな短距離レース界だが、昨年のこのレース、そして春の高松宮記念も、勝利したのはなんと7歳馬。世代的な力関係もあったのだろう。だが、この夏あたりから情勢は変わってきた。特に現4歳勢の勢いが目覚ましく、サマースプリントではこの世代がほぼ総なめ状態となった。勢いそのままに、総仕上げとなるこのスプリントG1においても、4歳勢の争いとなりそうなムードが漂っている。
◎ ナムラクレア
その勢いある4歳勢の筆頭格となる ナムラクレア 。最内枠は脚質的に諸刃の剣の部分もあるが、外を回らされた昨年のことを思えば、御の字か。春の高松宮記念を含む、近2走が重馬場だったことは少々気になるところだが、もちろん良馬場でも時計的な裏付けを持っている。スプリント戦で大崩れする姿がちょっと想像しづらく、強力な4歳馬が揃ったといっても、やはり安定感では一枚上。一方で、早くから有力候補を担ってきただけに、勢いという面では少々地味に映る。それだけに人馬とも、このG1の勲章はモノにしたいところ。その意気込みを感じさせるケチのつけようがない追い切りも見事。
◯ マッドクール
前走、1番人気に応えていれば、ここでの扱いはかなり変わったであろう、 マッドクール 。最初に行ききれなかったことも響いたか、ゴール前で早々と一杯になってしまった。敗因のひとつに重い斤量もあっただろう。お陰で今回かなり人気を落としたが、今回の臨戦にあたり、状態がかなり上昇ムード。前週のウッドチップでラスト2Fを11.0-11.1と目イチの追いでの仕上がり絶好。3走前のシルクロードSでは逃げてナムラクレアの小差の3着。前走だけで、その評価を落としてはいけない。控えることができる馬だが、やはり前目の競馬が望みとはなるだろう。
▲ ママコチャ
何故か鹿毛ではあるが、ソダシの全妹となる ママコチャ 。姉に比べると、気性的に、より短いところの方が向いているようだ。この馬が一躍注目を浴びたのは2走前の安土城S。1F縮めた1400m戦で3馬身差の完勝。マイルを含めたレコードホルダーでもあり、そのスピード能力は姉にヒケを取らぬもの。前走が初のスプリント戦となったが、そのペースに戸惑う素振りも見られず、この舞台への目処は十分についた。頼れる鞍上も背にして、実績こそやや見劣るものの、それだけに可能性を大いに感じさせる魅力的な一頭。
△ アグリ
上記3頭にも地力的に互角と言える アグリ 。4連勝で挑んだ高松宮記念こそG1の壁に阻まれたが、その後、海外競馬も経験し、前走セントウルSでは、大いに変貌を遂げた。これまでの一本調子の先行脚質から、まさかの追い込み策。直線で3F 32.4の末脚を繰り出し、見事な脚質転換を成し遂げた。引き続き同じ鞍上である以上、今回も後方からの競馬が濃厚。前半ラップが速くなりやすいコース体系だけに、この差し脚は大きな武器になる。ある程度、展開頼みとはなるが、外強襲があるならこの馬か。
☆ ピクシーナイト
一昨年のこのレースの覇者、 ピクシーナイト 。復帰後思わしくない成績が続くが、血統的にもまだ衰えるような年齢でもない。ただ、気性的に少し大人になってしまっているようで、今回のブリンカー装着により、一変の余地はありそう。状態も上向きで、やはりモーリス産駒の底力は侮れない。
☆ エイシンスポッター
不気味なのが エイシンスポッター 。追い込み一手で、本来、状況としては苦しいところだが、G1の早い流れで、前が総崩れとなった場合に、外に位置するこの馬に出番が回るかもしれない。もちろん、ここは大幅に相手強化された舞台ではあるのだが、中山で重賞3着の実績もあり、持ち時計的にもそう軽視はできない。
☆ キミワクイーン
外枠を引いてしまった キミワクイーン 。しかし、追い切りの乗り込みは入念で、仕上がり絶好。前走は道悪も影響し、振るわぬ結果も、重賞をはじめ、ここでの有力馬とも差のない競馬を続けている。時計的に限界が有るタイプだが、中山コースに実績があるのは救い。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
2頭軸マルチ:

01=10
→06,09,03,14,15
(30点)

01=06
→10,09,03,14,15
(30点)
やはり4歳馬、特にナムラクレア、マコチャ、アグリの3強に注目が集まる。ただ、ここに前走だけで底割れと判断しづらいマッドクールを抜擢したい。とはいえ、最内のナムラクレアは人気でもやはり本軸。馬券はこの2頭からの3連単マルチ馬券。2番軸をママコチャに変えた馬券も押さえておきたい。

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