第65回 宝塚記念 予想

2024年
2024/6/23 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    京都 D
  • 芝2200m
    外・右回り

  • 見込み
今年は京都開催となり、外回りDコースを使用。コーナーまでの直線が長く、前半はスロー。基本的には先行有利。後方待機馬は早めのスパートが要求されるが直線は長いのでタイミングが重要。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 シュトルーヴェ セ5 58.0 D.レーン
2 02 ジャスティンパレス 牡5 58.0 C.ルメール
3 03 ベラジオオペラ 牡4 58.0 横山和生
4 04 ドウデュース 牡5 58.0 武豊
4 05   ディープボンド 牡7 58.0 幸英明
5 06   ヒートオンビート 牡7 58.0 坂井瑠星
5 07 プラダリア 牡5 58.0 池添謙一
6 08   カラテ 牡8 58.0 岩田望来
6 09   ソールオリエンス 牡4 58.0 横山武史
7 10 ローシャムパーク 牡5 58.0 戸崎圭太
7 11   ヤマニンサンパ 牡6 58.0 団野大成
8 12 ブローザホーン 牡5 58.0 菅原明良
8 13 ルージュエヴァイユ 牝5 56.0 川田将雅

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
S
スロー
02が押し出されてのハナ。外回りコースということもあり、各馬じっくり。直線上がりの勝負で、重馬場の巧拙の影響も大きそう。
信頼度
C
ヒモ穴注意
比較的穴馬がからむ傾向のあるこのレース。極端な波乱は考えにくいが、小数頭でもヒモ穴には軽快が必要。
予想本文
~ グランプリ・宝塚記念? ~
もう日本ではこの時期は暑すぎるのか、競走馬にとっては過酷な時期。毎度のことではあるが、やはりグランプリレースとしては、頭数的に寂しいメンバーになった。それだけに、現役獲得賞金ランキング1位のドウデュースの参戦は喜ばしく、G1ホースも4頭とそれなりに顔も揃った。しかし、そうなると、ただでさえ馬券的に難しい少数頭レースが、より一層、難解になってくる。
◎ ジャスティンパレス
海外帰り緒戦ではあるが、やはりルメール騎手に鞍上が戻るとなると、見直しを要するのが ジャスティンパレス 。この人が乗ると4戦無敗。有馬記念ではドウデュースに屈しているが、相手は武騎手のロングスパートの好騎乗が光ったレースでもあり、最後はこの馬が一番いい脚色を見せていた。長くいい脚を使うタイプで、この京都外回りの舞台も望むところ。ただ、追い切りでは併走遅れもあり、時計のかかる重馬場対応にも他馬以上に不安点はある。それでも鞍上がうまく捌けば、大崩れはないとみての本命。すでにG1ホースであり、若駒時から活躍している同馬だが、そろそろ、このあたりで2つ目の看板がほしいところ。
◯ ドウデュース
このメンバーならさすがに最上格のドウデュース 。ダービー以降、ちぐはぐな結果には終わっているが、昨年の京都記念と有馬記念のレースぶりはやはり能力の違いを感じさせるもの。後方からでも、早めにまくって最後まで脚を伸ばす競馬ができるようになってからは、信頼度も増した。阪神ではなく、京都外回りの開催はこの馬にはありがたいはず。今後の予定は凱旋門賞。前走ドバイでの敗戦は、馬っ気騒ぎなどもあったが、進路が塞がれて少々気の毒な展開でもあった。国内に戻れば、恥ずかしい競馬はできない。できれば時計は早い方が、紛れも少なくなって好都合なのだが、当日の天候次第は雨模様。ただ、本人は重馬場は苦にしないタイプ。
▲ ルージュエヴァイユ
案外牝馬が活躍するのがこの宝塚記念というレース。少数頭ゆえ、大外枠はかえって好ましく思える ルージュエヴァイユ 。2走前の京都記念では人気を集めながらも、プラダリア、ベラジオオペラに大敗の8着。休み明けでかかり気味だったこともあるが、ここまで負けるのは予想外で、同じ舞台となるここは、多少なり不安要素に映る。ただ、続く大阪杯では3着と、しっかり巻き返し、その内容も最も目を引く末脚をみせてのもの。今回もしまいに徹する形となるだろうが、やはり一発の末のキレは脅威。重馬場対応には不安も、調教も素晴らしい動きをみせており、人気的にも旨味が大きい。
△ ブローザホーン
天皇賞・春の2着馬、ブローザホーン 。宝塚記念での春天組の好走データに加え、この馬の場合は4戦3連対の京都コースの強さと、重馬場の適性が強力な後押し材料となる。このメンバーに入ると、さすがに実績的に一歩劣るが、少なくとも条件面での優位性を武器に戦えるだけの地力はある。相変わらず、時計は出てはいないが、追い切りの動きもこの馬としては上々と言っていい。前走の天皇賞・春ではかなり後方に位置したが、本来はもう少し前での競馬もできる。
△ シュトルーヴェ
3連勝中の シュトルーヴェ はレーン騎手が跨る。これだけで十分心強いが、前走の目黒記念での内容が秀逸。東京コースで上がり32秒台の脚を繰り出し、外回りの京都コースでは、前走に引き続きその脚に期待が持てる。ただ、一瞬のキレで勝負するタイプだけに、スローのままの上がり勝負ならともかく、ドウデュースあたりがロングスパートをかけてくるようだと、少々やりにくいかも。
☆ プラダリア
グランプリ男、池添騎手が駆るプラダリア も怖い。昨年のこのレースの6着馬で、京都コース、重馬場にも実績がある。大阪杯も6着に敗れてしまったが、その差はコンマ4秒差で、着順ほどの差はない。事実、今回と同じ舞台の京都記念を制し、ベラジオオペラに先着の実績もある。ただ、追い切りの動きが少々地味で、当てにできない面もあるが、2戦負けなしの京都コースなら、ここは勝負駆けのレースであろう。
☆ ローシャムパーク
ローシャムパーク は香港こそ大敗したものの、国内ではほぼ隙のない安定ぶりで、まだ底が割れてない魅力がある。前走の大阪杯ではペースが遅いとみるや、一気にまくっていった鞍上の好騎乗もあったが、それにしっかり応え、最後まで走り抜けることができたのは地力の証明。引き続き、戸崎騎手とのコンビ継続で、前走のような競馬ができるのであれば、初となる京都コースでも対応できそう。
☆ ベラジオオペラ
大阪杯を自ら動いて押し切ってみせたベラジオオペラ。クラシックこそ今ひとつの結果も、以降は実に安定した競馬ぶり。展開不問で、重馬場もこなすとあらば当然の人気。自在性ある馬だが、今回はハナに立たされる可能性が高い。重馬場を利せば、前走同様押し切ってしまえる力は有するが、正直、大阪杯組の力量差は僅かなものと見ているので、人気的には今回は押さえまでに留めておきたい。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連複
軸1頭ながし:

02
→04,13,12,01,07,10,03
(21点)
少数頭ながら、悩ませられるメンバー構成。実績、力量的にはドウデュースが抜けているが、少々旨味に乏しい。対の人気馬であるが、ここはジャスティンパレスで勝負したい。ドウデュースよりも重馬場対応に不安があることは承知の上で、鞍上の手腕に頼りたい。ヒモ相手はやはり、天皇賞・春、大阪杯組が中心となるが、実力差は互角とみて、人気差のあるところを中心に狙っていきたい。馬券はジャスティンパレスからの3連複軸1頭ながし。個人的にはルージュエヴァイユのワイドながし馬券も買ってみたい。
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