誰でも「このレースは外れるかな?」という予感はあるでしょう。私は小額でもいいから、出来るだけ馬券を買い、レースを見ることをお薦めしています。それと全く矛盾しますが、他方で無理はしないということも重要な要素の一つであると考えています。
要するに単発のお遊びで競馬をするのでない限り、常に長期的展望に立たなければならないということなのです。
常に馬券を買えというのも、GTレースなどのある一点の勝負レースのために(トライアル戦などは絶対に欠かせませんね。)、常に予想法を磨くといった意味を含んでいます。
お金がないのに当たる可能性の低い、ハンデ戦の条件戦で勝負して外し、肝心のGTレースでお金がないなんてことは愚の骨頂です。
「レースのレベル」の項でも述べましたが、基本的に、レースの格があがるほど、馬の実力がはっきりする分、当たる確率は高いのです。当然、大金を使うのはGTレベルになるでしょう。その目標レースのための訓練的な意味を含むはずの日頃の競馬が、その日の日銭を稼ぐという全く違う意味になってはいけないということなのです。
1年間通して競馬をし、プラス収支で終わるためには、馬券を買うレース、金額の大小などのメリハリが必要なのです。自信があり、当たりやすいだろうと予想できるレースには大きな金額を賭ける。一方で、自信がない、当たりにくい、もしくは馬券を買う意味がない(将来的なメリットがない。下級条件戦など。)場合には馬券を買わない、買っても小額にするということは、長期的展望に立てば重要な戦略となるのです。
競馬はいくらスポーツだといっても、ギャンブルには違いありません。
そこには、きちんとした自己管理も必要だということです。「勝負」と「無謀」は違うということを頭にいれておきましょう。そうでないと…身を滅ぼしますよ。(笑)