第83回 菊花賞 予想

予想
2022/10/23 3歳オープン 馬齢 指定 国際
施行コース
  • 11R
    阪神 A
  • 芝3000m
    内・左回り

  • 見込み
京都競馬場改修による代替の阪神開催。内回りコースである点に注意。長距離ゆえにスローに陥りがちで、直線の短さを考えても、追い込みは至難の業。瞬発力勝負に対応できるパワー型先行馬に利がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 ガイアフォース 牡3 57.0 松山
1 02   シェルビーズアイ 牡3 57.0 松田
2 03 プラダリア 牡3 57.0 池添
2 04   ボルドグフーシュ 牡3 57.0 吉田隼
3 05   ヤマニンゼスト 牡3 57.0 武豊
3 06   ビーアストニッシド 牡3 57.0 岩田康
4 07   アスクワイルドモア 牡3 57.0 岩田望
4 08   マイネルトルファン 牡3 57.0 丹内
5 09   シホノスペランツァ 牡3 57.0 浜中
5 10   セイウンハーデス 牡3 57.0
6 11 ドゥラドーレス 牡3 57.0 横山武
6 12 ヴェローナシチー 牡3 57.0 川田
7 13   ディナースタ 牡3 57.0 横山和
7 14 アスクビクターモア 牡3 57.0 田辺
7 15   ポッドボレット 牡3 57.0 坂井
8 16   フェーングロッテン 牡3 57.0 松若
8 17 ジャスティンパレス 牡3 57.0 鮫島駿
8 18 セレシオン 牡3 57.0 福永

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
S
スロー
例年通り、ゆったりとした流れが想定されるが、まくり戦法の13の出方がカギ。一気にペースが早まる持久力勝負の可能性も。
信頼度
C
ヒモ穴注
展開ひとつの混戦模様。地力上位馬に信頼感はある程度あるが、穴馬台頭の余地は十分。
予想本文 

~ 防衛王者なきラスト3冠 ~
 ダービー馬、ドウデュースは凱旋門賞に参戦し、皐月賞馬のジオグリフ、両レース2着のイクイノックスはともに秋の天皇賞に矛先を向けた。年々三冠レースの中では弱体化が囁かれてるが、やはりここを勝った馬は古馬になっての活躍が大いに期待できる。ダービー馬と鎬を削り、遜色ない実績馬が揃った。見応えは十分。

 新馬戦でドウデュースに敗れ、その後の骨折で出世が遅れたガイアフォースが満を持して参戦。前々走ではなんでこんなとこを走っているんだと思われつつ、圧巻のレコード勝ち。前走では現メンバー最上位の実績馬アスクビクターモアを競り落とし、復活をアピール。父キタサンブラックと同じローテで、そして最内枠。否が応でも再現を意識してしまう。そして、やはりキタサンブラックといえば、種牡馬になっても気になるのがその血統。同父のイクイノックスはこのレースは回避し、母系もクロフネがいる短距離型ゆえ不安がない訳では無いが、この馬自体に折り合い不安はないので、父同様、距離は全く気にしなくてもよいかもしれない。

 そのガイアフォースに前走で差し返されたアスクビクターモアも、敗れたとはいえ、非常に強い内容だった。休養明けを感じさせない横綱相撲の競馬で、直線も一旦は差し返す気概もみせた。先行脚質で血統的にも長距離舞台は望むところ。ただ、行きたがる気性面では多少不安があり、道中の折り合いには気をつけたい。正直なところ、この馬が勝ってしまうと、皐月賞、ダービー上位組不在がますますクローズアップされてしまうのだが、仮にいたとしても…と思わせるだけの走りが期待できるほどのデキにある。

 久々の前走を5着に敗れたヴェローナシチーは、出だしで後手を踏んでしまい、後方からの競馬が響いた。しかし、上がりの競馬で前が止まらない中、直線では際立つ伸びを見せており、どんなレースでも堅実に走るレースぶりは健在。長距離対応には未知の部分もあるが、血統的には下地はある。大一番での鞍上強化にも好感が持てる。

 春は気性面で思うように成績の残せなかったセレシオン。いかにもなステイヤー体型でこの距離は得意の舞台のはず。阿賀野川特別からのローテも菊花賞の好走パターン。大外枠からの競馬になるが、そこさえ乗り切って流れに乗れれば、このメンバー相手でも楽しみが持てる条件が揃った。

 ドゥラドーレスは前走の内容が強いのひとこと。メンバーに恵まれた点もあるとはいえ、ごちゃつく馬群を躊躇なく突き抜けてくる様は、素質の高さが伺えた。それ以前は終始口を割ったり、精神的に幼い面を見せていたが、前走の成長が本物で、折り合いがつけば一発もありそう。

 前走では全くいいところがなかったプラダリアだが、ここに来て叩いた効果か、気配が一変。陣営のトーンもあがっており、改めてその地力を再評価する必要がありそう。折り合いはつくタイプで、この距離にも臆するとこはない。

 最近では珍しい大まくり戦法を得意とするディナースタ。3コーナーあたりから一気に先頭に出るスタイルは、良くも悪くもこのレースの展開を握りそう。スタミナにはめっぽう自信があるだけに、この極端な戦法がハマれば非常に怖い存在。

 休み明けの前走、神戸新聞杯を圧勝して、春のうっぷんを晴らしたジャスティンパレス。ホープフルS 2着の輝きを取り戻す復活をみせた。一介の早熟馬ではなく、中距離なら今後も十分やれる力は示した。後は3000m戦への対応力次第。

馬券と総評
推奨馬券 総評
3連単
軸2頭マルチ:

01=14
→12,18,11,03,13,17
(36点)
今年の前哨戦ではセントライト記念が最もレベルが高いように思われる。そこでの1、2着を素直にここでも中心視。ただ、どちらを本命にするかは若干迷いもあったが、好枠と期待感を込めてガイアフォースを選択。アスクビクターモアも前向きな気性が悪い方向に出なければ大崩れは考えにくく、人気でも、この2頭を軸に3連単マルチながしで勝負したい。
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