第70回 有馬記念 予想

予想
2025/12/28 3歳以上オープン 定量 指定 国際
施行コース
  • 11R
    中山 A
  • 芝2500m
    内・右回り

  • 見込み
スタートはいきなりコーナーからで、内回りのコーナー6回、直線短く、急坂があるという、G1レースの中ではもっともトリッキーなコース設定。外枠不利は言うまでもなく、内枠の先行馬が有利。ただ、1番人気の信頼感は意外に高い傾向がある。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   エキサイトバイオ 牡3 56.0 荻野極
1 02   シンエンペラー 牡4 58.0 坂井
2 03 ジャスティンパレス 牡6 58.0 団野
2 04 ミュージアムマイル 牡3 56.0 Cデムーロ
3 05 レガレイラ 牝4 56.0 ルメール
3 06 メイショウタバル 牡4 58.0 武豊
4 07   サンライズジパング 牡4 58.0 鮫島駿
4 08   シュヴァリエローズ 牡7 58.0 北村友
5 09 ダノンデサイル 牡4 58.0 戸崎圭
5 10 コスモキュランダ 牡4 58.0 横山武
6 11   ミステリーウェイ セ7 58.0 松本
6 12   マイネルエンペラー 牡5 58.0 丹内
7 13 アドマイヤテラ 牡4 58.0 川田
7 14   アラタ 牡8 58.0 大野
8 15   エルトンバローズ 牡5 58.0 西村淳
8 16 タスティエーラ 牡5 58.0 松山

*◎:本命 ○:対抗 ▲:単穴 △:穴 ☆:注意
は騎手乗り替わり

予想ペース
H
ハイ
逃げる15を大外から軽量の17が主張。先行勢も揃い、このレースにしては早めの流れ。 それでも内回りであることを考えれば、持久力ある先行馬が向きそう。
信頼度
C
ヒモ穴注意
一連のG1戦とは一線を画す舞台設定。過去にも思わぬ波乱が起きたこともあり、格下馬の激走にも注意を払っておきたい。
予想本文
~ ルールはルール? ~
ドラマやゲームの影響で普段競馬に興味のない人にも大注目となった今年の有馬記念。一方で、藤岡佑介騎手最後の有馬記念となるはずだったライラックが出場できないかったことについて、各方面で話題になっている。競馬には確かにドラマがあるが、経済活動であることも事実。このあたりはあくまでルールに遵守すべきだし、問題があるなら、ルールを是正が必要となるのだろう。
◎ ダノンデサイル
注目された戸﨑ジョッキーの選択は、昨年のこのレースの勝ち馬、レガレイラではなく、同馬に敗れた「ベリベリホース」、 ダノンデサイル だった。確かにカランダガンに勝ったドバイターフでの勝利や、リベンジされたとはいえ、JCでの好走は、この馬が世界ナンバーワンホースと近い地力があると証明したと言えるだろう。昨年はこのレースでの敗戦も、果敢にハナを切ってのもの。今回は本来の自身のスタイルで臨めるし、鞍上もレガレイラだけには負けたくもないだろう。追い切りでは飛び抜けた動きこそないものの、充実一途といった安心感の持てる内容。自身の競馬はきっちりしてくれるだろう。
◯ レガレイラ
勝てば牝馬による連覇となる大偉業となる レガレイラ には勝てなかった冬の時代がある。ただ、それは牡馬への挑戦であったことと、その後方一辺倒の脚質にあった。大人になってある程度前で競馬できるようになって安定した競馬ができるようになったが、反面、切れる脚を引き換えにした形。それでも柔軟性を得たことは大きく、今回のメンバーなら連覇も十分見込める。とはいえ、前走ではゲート不安が顔をのぞかせていた。今回、スタートの失敗は致命傷になりかねないので、多少のリスクは抱える。

▲ ジャスティンパレス
長らく、G1戦線を盛り上げてくれた ジャスティンパレス もついにラストラン。勝ち切ることこそ少なかったが、どんな局面でも大崩れしないという頭の下がる馬。ただ、どちらかというと有馬記念は苦手な舞台か。年齢的にも全盛期ほどではないという見方が大勢を占めているが、前走のJCでは、1コーナーでの不利など、スムーズならもう少し上の順位もあったかもしれない内容。レコードが出たJCのレースレベルは相当に高く、このメンバーならまだまだ主力を張れるはず。

△ ミュージアムマイル
ミュージアムマイル は、馬名の「マイル」というイメージだけでなく、父リオンディーズ、朝日杯FS、菊花賞回避組と、どうしてもこの距離に対する不安は拭えない。ただ、この中山という舞台なら存外どうにかなるのではないかと思われる。加えて、内枠を引けたのも大きい。そして何より、調教では1週前の動きが6F 78.5-ラスト1F 11.4と抜群の動き。マスカレードボール、クロワデュノールら、現3歳の力は周知の通り。距離の壁さえクリアできれば、上位争い必至。
△ メイショウタバル
やはり、中山内周り2500mは逃げることができるなら展開的に望ましく、 メイショウタバル にはグランプリ連覇の期待は高まる。もう一つ勲章を得るなら、このレースであることを、陣営も理解しているように究極ともいえる仕上げ。追い切りでは鬼気迫る動きを見せている。名手を背に気分よく自身でペースを作ることができれば、ここではかなり怖い存在となろう。ただ、他に逃げる馬がいない訳ではなく、いかんせん展開頼みである点は否めない。
☆ アドマイヤテラ
レコード決着のJCの前を走った世紀のカラ馬、 アドマイヤテラ 。無事にここで仕切り直すことができたのは行幸。菊花賞3着馬が今年になって着実に力をつけてきた印象。ただ、良くも悪くも、前走で注目を浴びてしまった。多少の過剰人気はあるとしても、長距離で常に好走してきた実績は確かなもので、混戦のこのレース向き。
☆ タスティエーラ
大外枠がなんとも痛い タスティエーラ 。ただ、前走のJCについてはカラ馬の影響を受けてまともに競馬ができていない。休養明けとはいえ、2走前の天皇賞・秋の大敗は気になるが、まだ見限ることはできない。ダービーと昨年の天皇賞・秋の好走で東京向きのイメージが強いが、中山実績も悪くない。
☆ コスモキュランダ
穴っぽいところで、 コスモキュランダ 。中山で好走実績が多く、今回はブリンカーを着用しての初戦。陣営も色気を出しており、追い切りでも機敏な動き。問題は2500mの距離だが、そのあたりが馬具によって解消されるなら、一発があっても驚けない。
馬券と総評
推奨馬券 総評
3連複
軸1頭ながし:

09
→05,03,04,06,13,18,10
(21点)
基本的に近一連のG1ではジャパンカップのレベルがもっとも高いと見て、その最先着馬である、ダノンデサイルを素直に信頼。他馬もJC組を重く見た。ただ、中山の内周り2500mは競馬の質が相当変わってくる。また、斤量が軽い3歳世代も有力ではあろう。上位陣の実力差は均衡しており、穴馬台頭の可能性も高い。総合的な観点からダノンデサイルの3連複ながし馬券をメインに勝負したい。
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