第71回 オークス 予想

予想
2010/5/23 3歳牝馬オープン 55キロ 指定 国際
施行コース
  • 11R
    東京
  • 芝2400m
    左回り

  • 見込み
コース図
依然として高速馬場。
波乱があるなら内枠先行馬。
差しは大丈夫だが、重馬場だとやはり極端な直線一気は難しい。
馬柱
馬名 性齢 斤量 騎手
1 01 コスモネモシン 牝3 55.0 石橋 脩
1 02   アグネスワルツ 牝3 55.0 柴田 善臣
2 03 アプリコットフィズ 牝3 55.0 四位 洋文
2 04 ショウリュウムーン 牝3 55.0 内田 博幸
3 05   ギンザボナンザ 牝3 55.0 池添 謙一
3 06 オウケンサクラ 牝3 55.0 安藤 勝己
4 07   ニーマルオトメ 牝3 55.0 北村 宏司
4 08   プリンセスメモリー 牝3 55.0 勝浦 正樹
5 09 × モーニングフェイス 牝3 55.0 藤岡 佑介
5 10   タガノエリザベート 牝3 55.0 川田 将雅
6 11   ブルーミングアレー 牝3 55.0 松岡 正海
6 12   トレノエンジェル 牝3 55.0 戸崎 圭太
7 13   アニメイトバイオ 牝3 55.0 後藤 浩輝
7 14 × シンメイフジ 牝3 55.0 岩田 康誠
7 15 エーシンリターンズ 牝3 55.0 福永 祐一
8 16   ステラリード 牝3 55.0 三浦 皇成
8 17   アパパネ 牝3 55.0 蛯名 正義
8 18   サンテミリオン 牝3 55.0 横山 典弘

*騎手の赤字は乗り替わり

予想ペース
MS
ミドルスロー
各馬未知の距離不安のある中でのレース。ほとんどスローに近いミドルペースか。
信頼度
D
実力接近
決してアパパネの独裁ではない。
各馬との実力差は僅か。
展開ひとつ。
予想本文 

 ウォッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタにレッドディザイア。
とにかく牝馬が勢いがある中において今年クラシック世代の牝馬はこれまでアパパネの一人勝ちが続いている。完成度が高い印象はあるものの、何故か上記4頭に及ぶような強いインパクトは感じない。
圧倒的な強さを見せていないことが理由だが、それは果たして周囲の同世代牝馬のレベルが低いのか、あるいは逆に高レベルでの争いなのか。
その答えは秋以降に持ち越しとはなるが、このオークスである程度は計ることができるはずだ。
オークスは桜花賞から一気に距離が伸びるが、桜花賞と連動する。
これはもう、歴然たる事実ではあるが、今年は距離よりも左周りの東京コースに変わることがポイントとなりそう。
あいにく天気は下り坂。もう一つのポイントはやはり重馬場適性になるだろう。

 思わぬ形で今年すでに5戦を消化するハメになったオウケンサクラ
その要因はチューリップ賞での敗北な訳だが、あれは重馬場というよりも位置取りが悪かったことが大きい。
強行軍が心配された前走桜花賞だったが、阪神のマイル戦をあわや逃げ切りかという2着で、好走を見せた。
勝ち馬アパパネにはあの展開では敗れても仕方のないところ。
折り合いがつき、母はリアルシャダイ産駒のランフォザドリーム。
距離は問題なさそうで、よほどハイペースに巻き込まれない限り、上位は安泰か。
不安点は前走同様、先行脚質のため目標にされやすい事だが、今の東京コースならむしろ番手から競馬を進める方がよさそうだ。

 父ジャングルポケットの資質をよく受け継いでいるのか東京コース2戦2勝のアプリコットフィズ
とにかく極端なくらいの左周り巧者っぷり。
にも関わらず、前走桜花賞でも2馬身差5着なら上出来で、今回の変わり身は怖い。
前走桜花賞では2番人気。前走の敗戦と鞍上変更で逆に買いの要素が大きくなった。
内目の枠もよく、うまく先行できれば本命馬との行った行ったの展開も。
直線が長いため、後続に飲み込まれる危険性もあり、なかなかに至難の業ではあるが、今の東京コースなら不可能ではない。
ただ、問題は馬場で、パワータイプではないため、極端な重馬場についてはやや不安も残る。

 前走桜花賞では無印にしていたショウリュウムーンの猛追には正直、肝を冷やした。
スローペースであれだけの猛追と、なにより重馬場のチューリップ賞でアパパネに勝利している点が大きく、現時点で単勝1番人気。
やや見込まれすぎの感もあるが、鞍上が変わって魅力が増したのは事実。
母父ダンスインザダークで血統的には問題なくとも、デビュー2戦は1400mで1800m以上は未経験という点は気になる。
上位を賑わす存在には違いないが、中心視に据えるまでには至らなかった。

 桜花賞では馬券を面白くした立役者のエイシンリターンズ
重馬場チューリップ賞で34秒台の脚を出したことは忘れてはならず、馬場が悪くてもいい脚が使えることは大きな強み。
やはり、チューリップ賞、桜花賞組の地力は上位とみている今回、連続3着の実績は重みを持つ。
地味な印象だが、3着以下は1度だけで常に善戦している。
混戦になるほどしぶとさを発揮するタイプで引き続き注意が必要。

 桜花賞大敗のコスモネモシンだが、フラワーCでは本命オウケンサクラの2着の実績。
シングスピールにゼンノロブロイというこれも東京2400mしかイメージできないような血統で距離延長で見直しの手。
条件が好転する今回、前走だけの敗戦だけではまだ見限ることはできない。

 シンコウラブリィにフジキセキ。いかにもマイラーという血統ではあるが、シンメイフジは折り合いがよい。桜花賞最速の上がりは脅威で、加えて左回りで見直しも必要。
強烈な末脚を持っているだけに東京コースで前が乱れれば、一気に飲み込む可能性がある。

 もし好走すればまた「伝説の新馬戦」と騒がれそうだが、別路線組ではモーニングフェイスも怖い。
スローで折り合える気性が武器で、しぶといタイプ。
重馬場がこなせるなら、時計がかればチャンス。

 穴の域を出ないが、屋根変更で新味が出そうなアニメイトバイオ、オークス馬、アドラーブルの孫、ギンザボナンザも不気味。
可能ならこの当たりまでヒモ候補には加えてたいところ。

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