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 ■ 第141回 天皇賞(春) 結果

2010年5月2日(日) / 京都 3200m 芝・右 外 / 晴・良
サラ系4歳以上 / (国際)(指定) / オープン / 定量

 ■レース結果
着 枠 馬番 印  馬名               性齢 斤 騎手    着差      人気
1[6] 12  ○ Bジャガーメイル   牡6 58 ウィリ  3:15.7     2
2[8] 16  X Bマイネルキッツ   牡7 58 松 岡  3/4        4
3[2] 4     Bメイショウドンタク 牡4 58 武 幸  5         16
4[4] 7      ナムラクレセント  牡5 58 小 牧  1.1/2      7
5[1] 2      エアジパング    セ7 58 岩 田  2.1/2      12
6[2] 3  ◎  フォゲッタブル   牡4 58 内 田  1/2        1
7[7] 13  ▲  ジャミール     牡4 58 安藤勝  3/4        3
8[3] 5      フィールドベアー  牡7 58 秋 山  1/2        17
9[3] 6      トウカイトリック  牡8 58 藤 田  1/2        6
10[7] 14  X  メイショウベルーガ 牝5 56 福 永  1/2        5
11[5] 10  △  テイエムアンコール 牡6 58 浜 中  クビ+1.3/4 8
12[5] 9      メインストリーム  牡5 58 川 田  2.1/2      13
13[8] 17      ゴールデンメイン  セ10 58 太 宰  1/2        18
14[6] 11      ミッキーペトラ   牡4 58 池 添  1.1/4      11
15[8] 18     Bベルウッドローツェ 牡4 58 的 場  2         14
16[1] 1      カネトシソレイユ  牡6 58  幸   5         15
17[7] 15      エアシェイディ   牡9 58 戸 崎  2         9
18[4] 8  X  トーセンクラウン  牡6 58 江田照  11位降着   10
払戻金 単勝 12 590円
    複勝 12 230円 / 16 300円 / 4 2860円
    枠連 6−8 2170円
    馬連 12−16 2320円 / 馬単 12−16 4190円
    3連複 4−12−16 208890円 / 3連単 12−16−4 911660円
    ワイド 12−16 960円 / 4−12 18280円 / 4−16 19880円		

 感想と言い訳?! 

 マイネルキッツが連覇と思われた直線抜けだしをジャガーメイルが待ったをかけました。
いつかG1ホースになると信じてはいましたが、何故か東京2400mという印象が強かったので、天皇賞・春は振り返れば意外です。
一方でマイネルキッツももうステイヤーといってもいいのではというくらいの好走でした。
昨年の勝ちは伊達ではありませんでした。
波乱を呼んだのがメイショウドンタク。
ブリンカーの効果があったのか見事な変わり身でした。

 期待したフォゲッタブルはどうしたのでしょうか。
本質的にはステイヤーでないのは承知していましたが、道中で手応えがなくなり早々に脱落してしまいました。
3着以内には絶対という妙な自信があったので、今回は大敗です。
G1レースの連勝も彼のせい(?!)でストップしてしまいました。



 ■ 第141回 天皇賞(春) 予想

2010/5/1 4歳以上オープン 定量 指定 国際

馬名 性齢 斤量 騎手
1 01   カネトシソレイユ 牡6 58.0 幸 英明
1 02   エアジパング セン7 58.0 岩田 康誠
2 03 フォゲッタブル 牡4 58.0 内田 博幸
2 04   メイショウドンタク 牡4 58.0 武 幸四郎
3 05   フィールドベアー 牡7 58.0 秋山 真一郎
3 06   トウカイトリック 牡8 58.0 藤田 伸二
4 07   ナムラクレセント 牡5 58.0 小牧 太
4 08 × トーセンクラウン 牡6 58.0 江田 照男
5 09   メインストリーム 牡5 58.0 川田 将雅
5 10 テイエムアンコール 牡6 58.0 浜中 俊
6 11   ミッキーペトラ 牡4 58.0 池添 謙一
6 12 ジャガーメイル 牡6 58.0 C.ウィリアムズ
7 13 ジャミール 牡4 58.0 安藤 勝己
7 14 × メイショウベルーガ 牝5 56.0 福永 祐一
7 15   エアシェイディ 牡9 58.0 戸崎 圭太
8 16 × マイネルキッツ 牡7 58.0 松岡 正海
8 17   ゴールデンメイン セン10 58.0 太宰 啓介
8 18   ベルウッドローツェ 牡4 58.0 的場 勇人
*騎手の赤字は乗り替わり

*間違いがあるかも知れませんので、馬券購入の際などは、
主催者側の発表にてご確認下さい。

施行コース
京都 外3200m 芝・良見込み
距離が伸びる上に東京コース。超スローだった皐月賞とは別の展開が考えられる。

予想ペース
スローペース
この距離特有である超スローペース。とにかく折り合いがすべて。

信頼度
【C】 軸馬不在
真空地帯気味の本命馬不在のレース。波乱要素も高い。

推奨馬券
3連単 
軸2頭マルチ:
03=12→13,10,16,14,08
(30点)
03=13→12,10,16,14,08
(30点)

 予想本文 

 従来は数あるG1の中でも、もっとも格を要求される王道中の王道のレース天皇賞・春。
しかし、あまりのロングディスタンスのため、ステイヤー不在の昨今では回避する馬もみられるようになってきた。
特に昨年〜今年は牝馬が主役だったため一層その傾向は強く、今年の天皇賞は重賞級のレースと言われても仕方ない構成になった。
従来は「格」が問われるレースではあるが、今年に限ってはそもそも問われる「格」がない。
思わぬ馬による波乱の可能性も多分にあり得る。
ただ、長距離レースが荒れるパターンは、予想以上にハイペースになりスタミナレースになった場合。
スローペース必至の今回はやはり上がりの勝負が濃厚で一応、力通りに決まる公算は高い。
つまりは単純に地力の見極めがポイントとなりそう。

 天皇賞というG1を勝利する「格」のある馬は、私は今回2頭だけしかいないと勝手に独断している。
そのうちの1頭がフォゲッタブル
単純に血統的な背景もそうだが、クラシックディスタンスを中心に大レースで順調に好走できていることが大きなポイント。
3歳秋口から花開き、菊花賞、有馬記念の好走はここで勝利するにふさわしいローテーション。
過去の傾向からも菊花賞、もしくは有馬記念を経た明け4歳馬が、連動するのは周知の通り。
ただ、通常は菊花賞馬の話で、この馬は菊花賞は2着。
あくまでも比較的楽なこのメンバーだからという点はある。
後、なにぶん、後ろから差す馬なので、スローペースで前も止まらないことも若干憂慮しておく必要がある。

 もう1頭の勝利しそうな馬がジャガーメイル
本来ならとうにG1を勝っていてもおかしくない馬。
逆に言うと、玄人受けするタイプの馬で、昨年は圧倒的1人気ながら、京都大賞典、アルゼンチン共和国杯を連敗。
もうダメかと思わせたところで、立て直しの京都記念では、有馬記念の1、2着馬に割って入る好走。
昨年もこのレース5着で、一応のこのレースへの対応下地は見せており、加えて昨年より順調度は遙かに上。
本命馬に印を譲ったのは、ムラ駆けがあることと、名手とはいえ、騎手の手替わり。
長距離は騎手で買えと言われるように、騎手の力量のウェイトが高い。
世界的な名手とはいえ、日本の3200mをいきなり御せるものなのかと一抹の不安が残った。

 ジャミールはスローの長距離レースでも、絶対に揺るがない気性の安定感が信頼できる。
連軸には打ってつけで、本来なら対抗格に扱わねばならないだろう。
ただ、今年の阪神大賞典のレベルに若干疑問が残る。
だとするならば、前走以外は条件戦だったこの馬の地力はやや疑ってかかるべきか。
とはいえ、前走がそうだったように鞍上が信頼できるため、そう大きな大敗も考えにくい。

 テイエムアンコールが穴っぽく、なかなか面白い存在。
父オペラハウスというステイヤー血統に加え、前走、大阪杯でグランプリホースを降し、中距離でのキレをも披露した。
鞍上も好調の浜中騎手。
G2を2着、1着と乗っているところに、距離がグンと伸びるこのレースでさらに晩成の血が開眼する可能性は十分にある。

 今回唯一のG1ホースで昨年の覇者、マイネルキッツはもっと評価を高くしてもいいのだが、人気をやや嫌った感。
昨年と同じローテで、加えて相手は弱化。
折り合いには不安なく、当然地力的には最上位の存在。
ただこのレースを連覇したのは、メジロマックイーンとテイエムオペラオーのみ。
この2頭に肩を並べるかといわれると疑問も残り、外枠だったことも考慮すると押さえまでの評価が妥当か。

 唯一の牝馬メイショウベルーガも大きくはヒケをとらない。
ただ、前走は3着だったとはいえ、牝馬ゆえの距離的な限界も感じたのも事実。
前々走の日経新春杯でみせた脚は凄まじく、また鞍上が変わったことによる新味が怖いため、切るまでには至らなかった。

 穴の域を出ないが、トーセンクラウンも望みがないわけではない。
これもステイヤー血統を背景に持ち、近走が好調。
得てして波乱を起こすのはこのタイプ。

【馬券と総評】
とにかく、フォゲッタブルとジャガーメイル。
今回はこの2頭に注目したい。
今後、天皇賞・春が廃れてしまう懸念があるメンバー構成。
私情も交じるが、この2頭のいずれかにG1ホースになってほしいところ。
フォゲッタブルの方に安定感を感じたため、こちらを軸筆頭。
相手はもちろんジャガーメイルだが、万一を考え、ジャミール相手も持っておきたい。
というわけで、3連単フォゲッタブル-ジャガーメイルの2頭軸マルチ。
押さえで3連単フォゲッタブル-ジャミールの2頭軸マルチ。
エアシェイディや、トウカイトリックなども怖いがオッズを考えると、相手も絞りたいところ。


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