■　第20回　フェブラリーＳ　結果

　意外に落ち着いた流れとなって、逃げ馬をかわした先行馬がそのまま押し切るという普通（？！）の展開になった。こうなればゴールドアリュールはさすがに力上位。鞍上も中山の1800ｍのレースを心がけたレース運びとなった。ビワシンセイキは猛追も、わずかに敗れた。しかし、やはりこの距離での安定感はさすが。イーグルカフェも軽視していたが、さすがにデムーロ騎手。ＪＣダートとは異なる展開でも上位に進出する自在性をみせた。不利がなければもっときわどい勝負に持ち込めたはず。エイシンプレストンは負けすぎ。やはりダート適性はないとみていいだろう。

　■　第20回　フェブラリーＳ　予想

　今年度最初のＧ�Tが始まりました。東京競馬場の改修工事のため、昨年度のJCダートと同じく、このフェブラリーＳも全く同じ舞台の中山1800mで行われます。昨年のJCダートではハイペースに乗じて、本命馬を追い込み馬があっという間に飲み込んで波乱となりました。

　同じ舞台である以上、今回も波乱の要素は無いわけではないが、それでもゴールドアリュールを信頼したい。目下、ダート界の最強馬といって過言はなく、鞍上も最強。よほどのことがない限り、連を外す事は考えにくく、ひとまずこの馬を中心に考えたい。

　それ以外は混戦で伏兵陣も多彩。まして当日は脚抜きの良い不良馬場が予想され、スマートボーイが飛ばすハイペースでも、前残りまで考えられ、一概に逃げ・差しの有利不利は予想しにくい。
比較的予想のしやすい東京の1600mとは違って、なんとも難しいメンバー。その中でビワシンセイキを見直したい。前走でケチがついたものの、自在性のある脚質で短中距離ダートで5連勝した実績は並ではない。くせ者揃いのこのメンバーでこの安定感は信頼したい。

　次いで、アドマイヤドン一時はどうなるかと思ったバタバタの調教も持ち直し、一転好気配を見せた。JCダートでは一番強い競馬を見せていただけにここでも無視するわけにはいかない。このレースがこの馬の真価を問われるレースとなる。

　面白い所ではハギノハイグレイド。速い時計は厳しそうだが、不良馬場に強みを持っているだけに、混戦になれば十分可能性はある。池添騎手の手替わりで新味が出るか。

　混戦という時にはやはりこの人、ペリエ騎手騎乗のノボトゥルー。鞍上の豪腕は直線の攻防で必ずモノをいう。

　JCダートは展開が味方したといえるイーグルカフェ、ダート適性に疑問が残るエイシンプレストンは今回は見送り。